桔梗おぢのブラブラJournal

突然やる気を起こしたり、なくしたり。桔梗の花をこよなく愛する「おぢ」の見たまま、聞いたまま、感じたままの徒然草です。

春がきたよと猫殿が鳴く

2011年01月29日 18時37分06秒 | 地域猫

 昨日は朝から家の周りで「ウヮーォウヮーォ」という♂猫殿の呼び声。
 まだまだ寒さはつづいていても、自然界では春が近づいているのだなと、嘘寒い両肩を抱いて寒さをこらえながらも、ほんのりとうれしい気持ちになっています。

 獣医先生の話だと、猫殿の発情は日照時間によってコントロールされているそうです。日照時間が長くなると、発情が誘発され、日照時間が短くなると終結するのだとか。つまり、「ウヮーォウヮーォ」という鳴き声は猫殿が春を感じとっている証拠なのです。
 群れをなして生活している猫殿は、一匹が発情すると、発情の同期化という現象が起きて、初めはバラバラだった周期が徐々に同時期になってくるのだそうです。どうやら発情した猫殿の臭いを嗅ぎとることによって、そういうことが起きるらしい。

「ウヮーォウヮーォ」という鳴き声に誘われたのか、いつもなら我が庭に出没する前の家の飼い猫しか見ないのに、周辺で見慣れぬ猫殿を四匹も見ました。
 発情は二週間から三週間つづくらしいので、姿を現わせば食事を提供しようと待っていたのですが、独特の鳴き声は昨日一日で終わってしまいました。それとともに見慣れぬ猫殿も姿を消してしまったみたいです。



 猫殿がウロチョロしていた間、我が庭に飛んでくることのなかった鳩がやってきました。いつ買ったものだかわからない押し麦を庭に撒いています。



 ホワイトアスパラのように見えますが、まだなんの芽かわかりません。富士川べりで見つけました。



 うさ伎のいる近くで、道路を猫殿が走っているのを見かけました。
 遠くで見たときは、すわうさ伎か、と思ったのですが、一段高くなった栗畑に逃げ込んでから私のほうを振り向いたところを見ると、全然違う猫殿でした。
 私はどちらかというと面喰いなのですが、美形の猫殿にはなかなかお目にかかれません。

 うさ伎を見かけなくなって、いつの間にか一か月以上経ってしまいました。



 前ヶ崎の香取神社には二日間顔を見せなかった小春がいました。
 餌を食べ終える瞬間を、せっかちな私としては気長に待ちつづけ、初めて前からの撮影に成功しました。
 へのへのもへじのような顔をしていて、お世辞にも美形とはいえません。しかし、私を見つけるやいなやニャーニャー鳴きながら走り寄ってくるあたりは限りなく愛おしいものです。



 小春におやつを与えていた間に、鳴きながら走り寄ってきた新参の猫殿。この猫殿
も初めて見ました。
 小春のほうはおやつしか眼中にないようですが、こちらは小春を気にしながら食べています。仲良し、という関係ではなさそうです。

 香取神社から国道6号線に出て、信号のないところを横断。
 上り下りとも車の流れの絶えることがないような国道ですが、ときおりエアポケットのような瞬間ができます。近道を辿ってまず行念寺へ。



 前にこの近道を行ったときには気づかなかったのですが、ずいぶんモダンな家があるもんだと思ったら、この地区の自治会館のようでした。



 旧水戸街道沿いに在る行念寺。今日は境内に入らせてもらって、当山開山・經譽愚底(きょうよ・ぐてい)さんのお墓にお参りしました。
 ブロック塀越しに見える黄色と青色の建物はマツモトキヨシ流山中新宿店。その角を曲がって富士浅間神社へ。



 この神社は少林寺と萬福寺を訪ねたときに初めて知りましたが、先を急いでいたので、ほとんど通り過ぎただけでした。
 改めて参詣、というより、前回見かけた美形の猫殿がいないかと思って寄ってみたのですが……。



 かたわらに建てられた説明板には、建立の年代ははっきりしないが、五百年以上の歴史がある、と記されています。
 里の伝えによると、この地にあった朽ちた大杉を発掘したところ、金の像を得たので、それをご神体として祀り、地形が富士に似ていたので、富士浅間神社として祀った、とありました。ただ金の像がいかなる像なのか、説明はありません。
 小山になった林に張りつくようにしてある小さな社、と思っていたら、林全体が境内で、敷地は千三百坪もあるそうです。社殿右には集会場のような建物と専用駐車場もありました。

 ここから坂道を少し上って
下ると、富士川の水源(大清水湧水)探索に初めてチャレンジした去年の夏、支流を本流だと勘違いして迷い出たところです。
 そのまま道を進んでも、麗澤大学の前に出るだけで、今日はその先に目指すところとてないので、夏は川沿いに上ってきた径を下って行くことにしました。



 川の名前はあるのかないのか。橋があっても、短過ぎるからか、橋の名もありません。民家の軒先をかすめながら流れています。



 落ち葉が沈んで、夏とはすっかり趣の異なる流れです。
 水源はどこなのかわかりませんが、地図で見る限り、麗澤大学の敷地内のようです。湧き水でもあるのか、透き通ったきれいな水です。



 川の左岸は廣池学園(麗澤大・高・中)の広大なゴルフコースです。

 このあと再び旧水戸街道へ出て、ちょっと胸をわくわくさせながら北小金駅北口の慶林寺を目指しました。



 胸を躍らせたのは、もしかしたら慶林寺門前の河津桜がほころんでいるのではないか、と期待したからですが、連日陽射しはあっても冷気が厳しく、夜の気温は氷点下というのでは、どうやら今月中にほころびることはなさそうでした。


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