桔梗おぢのブラブラJournal

突然やる気を起こしたり、なくしたり。桔梗の花をこよなく愛する「おぢ」の見たまま、聞いたまま、感じたままの徒然草です。

2019年八月の薬師詣で・さいたま市北区~大宮区

2019年08月08日 23時24分23秒 | 薬師詣で

 猛暑です。我が地方の気温は午前八時台にはすでに30度を超えていました。
 夜中も暑かったせいか、寝不足です。
 前夜は十時に眠りに就きましたが、二時に目を覚ましてしまいました。夜中の二時、三時に目を覚ますのはよくあることです。しかし、四
時間~五時間という睡眠時間では眠りが足りません。再び眠りに就いたのは、しばらく時間を置いたあとだったので、目覚めたのは八時過ぎ。
 従って、出発が遅くなりました。遅くなったので、足早に巡ることのできる場所を捜し、埼玉県の大宮にある二か寺だけに参拝することにしました。
 いつもの薬師詣でであれば、お薬師さんにお参りするだけではなく、行程の途上にお寺があれば、極力足を延ばすことにしていますが、今回は猛暑の中、幸いといったらいいのかどうか、途中にお寺がありません。



 出発前に地元の慶林寺に参拝して行きます。



 北小金から新松戸~南浦和~大宮と乗り継いで、高崎線の宮原駅で降りました。



 いまは埼玉県道・鴻巣桶川さいたま線。旧中山道です。



 宮原駅から歩くこと十分で、最初の目的地・吉祥院に着きました。真言宗智山派の寺院です。
 現在得られる資料(新編武蔵風土記稿)には、「上加村(現在のさいたま市北区日進町)満福寺末、雙樹山大惠寺と號す、開山詳ならず、中興開山を榮秀と云、宝永三年(1706年)八月二十五日寂せり、薬師を本尊となす」と記されています。



 お盆も近い時期ですが、境内には人影もなく、物音もしませんでした。



 スマートフォンに温度計をインストールしておいたので、一体何度か? と思って、山門横に置いてみました。
 屋外でこの温度なら涼しいほうです。



 吉祥院から次の目的地・光福寺までは旧中山道を南下します。
 途中、こんな名のバーがありました。「めすねこ」と読ませるのでしょうか。バーに「婆ァ」と当てるセンスも面白いと思い、時間が時間なら是非寄ってみるべし、と思いましたが、真っ昼間では開いていませんでした。




 遠くに若草色の橋梁が見えました。こんなところに川が? と訝りながら近づいて行けば、川ではなく、つい先ほど乗ってきたばかりの高崎線を越える跨線橋でした。



 今日は薬師如来だけお参りし、ほかには寄らないつもりでしたが、光福寺が近づいてきたころ、タブレットで開いた地図に普門院観音堂とあるのが目に入ったので、寄り道することにしました。
 普門院そのものは七年も前の七月の薬師詣でのときに参拝したことがあります。普門院には
ホームページがありますが、この観音堂のことは載っていません。本院がある場所は、ここから歩くと三十分弱と少し離れています。

 再び旧中山道に戻ると、大きな伽藍の背中が見えました。光福寺で、吉祥院と同じく真言宗智山派の寺院です。創建年代は未詳のようで、「新編武蔵風土記稿」には「薬王山と號す、新義眞言宗、上加村萬福寺末、本尊薬師を安置す」と記されています。本寺は萬福寺となっていますが、先の吉祥院と同じ満福寺です。



 墓域が本堂の真ん前まで迫っているので、こんなふうな写真しか撮れませんでした。



 精一杯下がってみても、広角レンズのないコンパクトデジカメでは本堂の全容を撮すことは叶いませんでした。しかし、今日の薬師詣ではこれにて満願です。
 帰りは大宮駅まで歩くしかないのですが、三十分近くかかります。



 大宮駅西口のテラスです。
 カメラを構えている私の背後にはDOMというショッピングセンターの入る地下三階地上七階建ての大宮共同ビルがあります。DOMとは、テナントで入っているダイエーの「D」、マルイの「M」、そして大宮の「O」をとって名づけたらしく、「ドン」と読ませるのだそうです。
 館内は冷房が効いていて、大宮駅はまだかまだかと気息奄々の状態で光福寺から辿り着いた私にはまさに地獄で仏でしたが、やんぬるかな、ところどころに置いてある休憩用ベンチには空きがない!
 東急ハンズが入っていて、いつもなら覗いて見ずには置かないところですが、高崎線の一駅ぶん以上を歩いてきているので、そのようなのんきな気分ではありません。
 しかし、DOMを出た風通しのよいところにベンチがあり、しばしそこで憩うことができて、なんとか
息を吹き返すことができました。

この日、歩いたところ


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