桔梗おぢのブラブラJournal

突然やる気を起こしたり、なくしたり。桔梗の花をこよなく愛する「おぢ」の見たまま、聞いたまま、感じたままの徒然草です。

2021年三月の薬師詣で・松戸市

2021年03月08日 21時17分46秒 | 薬師詣で

 朝から雨です。天気予報では雨は昼ごろまでつづくみたいです。
 今日は薬師如来の縁日。先月は行けなかった埼玉県草加市の三覚院へ行こうと考えていましたが、傘を差しながら知らないところを歩きたくないと思うので、ときおり窓の外を眺めながら様子見をしていました。
 雨が十一時過ぎに熄むか、降っていても、熄みそうな気配があれば出発。そうでなければ地元の慶林寺へ参拝に出かけて、今月の薬師詣ではそれでおしまい、ということに決めました。

 十一時を過ぎましたが、依然細かい雨が降っていました。草加行はとりやめ、と決断して、慶林寺参拝に出かけることにしました。



 慶林寺の河津桜はいずれも満開期を過ぎました。



 参道中ほどの河津桜です。



 参道に花びらの絨毯が敷かれるのはもうすぐでしょうか。
 折角散っても、石畳やアスファルト舗装の道ばかりでは、
「年々や 桜を肥やす 花の塵」(芭蕉)
 とはなりません。


 微雨とはいっても、雨は雨なのに、たくさんのメジロ(目白)が河津桜の蜜を吸いにきていました。雨を突いてやってくるというのは、今年の河津桜にありつけるのは最後が近いと知っているのか、あるいは酒やワインと同じように、咲いたばかりではなく、熟成された花のほうが満開期より美味しいのでしょうか。

 メジロは動きが疾いので、カメラに収めようとしても、なかなか意のままにはなりません。三脚でも立てて辛抱強く待てば撮れるのでしょうが、こちらにはもとよりそこまでする
気はないので、撮れません。



 境内の河津桜は葉っぱのほうが目立つようになってきました。



 本堂に掲げられたこの日の標語。確かにあれもこれもと願うことは、一つ叶えばもう一つ、と右肩上がりになって行くばかりで際限がありません。



 雨で観音様もまだら模様です。

 大酒呑みがなぜか突然断酒を試みる気になりました。
 五日前、三月三日の雛祭りの夜、最後の一滴を呑み干して、十時ごろに眠りに就きました。このときは、これでアルコールはヤメ! と決心をしていたわけではありません。
 目覚めたのは翌四日の朝五時半。薄暗がりの中だったので、まだ四時半か、と時計の針を見誤りました。四時半だと少し眠り足りないので、もう一眠りしようと思う時刻です。これまでであれば、もう一眠りするために、黒烏龍茶か鳩麦茶で割った焼酎か缶酎ハイを呑むところです。五時半なら、眠りは不充分ながら、まあまあ離床してもいいか、という時刻です。さしもの大酒呑みも、そろそろ起き上がろうという時刻にはアルコールに手は出しません。
 一方、これまでの慣習でいうと、もう一眠りというときは、枕許に置いてある缶酎ハイに、ごくごく自然に手が伸びます。呑んで眠れば、目覚めたときはいわゆる宿酔の状態なので、迎え酒にまた缶酎ハイ。

 高血圧と狭心症などで通っている病院の主治医から週に二日の休肝日を、といわれたことがあります。
 そことは別の病院(精神科です)に通うようになって、、それまでの自分は結構飲兵衛で、アルコール依存の気味がある、と考えていました。病院へ行こうと思ったのも、このまま呑みつづけてはいずれ手遅れ、ということになるかも知れないので、ちょっとずつ減らして行こうと考えたからでした。
 ところが診察を受けてみると、のべつ幕なしに呑んできた自分はいわゆる大酒呑みで、アルコール依存症どころか、立派なアルコール中毒、それも肝臓の数値だけ(γ-GDP)でいうと、普通は死んでいる、生きていたとしても、肝硬変とか肝臓癌になっていないのが不思議、という診断でした。
 この手の病院の考えには酒量を減らす、いわゆる節酒という考えはまったくなく、酒を断つ、ということしかありません。私自身は確かにたくさん呑むけれども、どこか具合が悪くなることもなく、手が震えることもなく過ごしてきたので、アル中! という診断は心底心外でした。
 それでやめようと思ったわけではありません。

 初診のあと、医師に紹介されたケアマネージャーから、いわゆる断酒会に誘われました。
 何人もの仲間がいて、毎日病院に行っては散策をしたり、話し合いをしたりして、一日を過ごす。仲間がいれば酒を断とうという意志も貫徹できるというわけです。
「ふ~む」と思ったときに、毎日何をするかという今月の予定を見せられました。
「うむ?」と目を疑ったのは、日程が日曜日を除いて毎日埋まっていたことです。しかも時間は毎日朝の九時から午後三時まで。
 我が庵からその病院までは電車の乗り換えが二度あり、最寄り駅からは送迎バスという行程なので、電車やバスに乗っている時間はわずかですが、待ち時間のほうが長いので一時間近くかかります。九時に間に合うためには八時には庵を出なければならない。八時といえばまだラッシュアワーです。週休二日が当たり前のいまどきなのに、こちとらは土曜日も出勤しなければならぬ。
 とんでもない! と思いました。これが仕事で、賃金をもらえるとしても、週休一日では働く気にはなれない。まして仕事ではなく、昼食が用意されているといっても、それはタダではない。こんなところへ通うくらいならアルコールをやめたほうがいい。
  ― まあ、断酒のきっかけはそんなに単純なことではないのですが、概略はこんな感じ。
 で、一日アルコールを断っても、喉を掻きむしるようなこともない。二日経っても、格別異変はない。と、今日で五日目を迎えているわけです。

 草加行は十二日の縁日に日延べしようと考えましたが、どうやら十二日も雨のようです。今月の薬師詣ではまた慶林寺だけでおしまいということになるかもしれません。


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