そろそろだろうか、と終息を期待していた新型コロナ禍。治まるどころか、我が地元でも感染者数は増加するばかりです。
薬師詣での日がやってきましたが、電車やバスの混み具合、県を跨ぐ移動の是非……いろいろ頭を悩ませた挙げ句、今月の薬師詣でも地元の慶林寺しかないということになりました。これで五月から四か月つづけて遠出は自粛です。
全国各地で猛暑日が頻発している中、我が地方は今日まで辛うじて猛暑日に到らずに済んでいます。が、30度を超せば、猛暑日だろうとなかろうと、なんの違いもありません。
三年前、本土寺裏に藪茗荷(ヤブミョウガ)が咲いているのに気付き、同時にそういう花があることを識りました。昨日、そういえば、今年の花の状況はどうだろうかと思い立って散策の足を延ばしたら、咲いていましたが、三年前に見たところから数メートル離れたところでした。すでに満開期は過ぎていましたが、その少し先には臭木(クサギ)も花を咲かせているのに、初めて気付きました。
普段の散歩で持つカメラといえば、パナソニックのコンパクトデジカメとスマートフォンのカメラだけなので、藪茗荷を撮そうと、この日はソニーのサイバーショットを持って出かけました。
今日は香炉後ろにある、この小鐘を撞いてお賽銭をあげます。
観音像前の水盆では連日蓮(ハス)の花の開花がつづいています。
観音像前には蒲(ガマ)もあります。湿地帯の植物です。プランターに植えられているので、水が絶えることはないだろうかと気がかりです。
慶林寺へのお勤めを済ませたあと、「6」の字を描くように歩いて、本土寺裏の藪茗荷(ヤブミョウガ)と臭木(クサギ)を見に行きます。
慶林寺から1キロ弱、十分少々歩いて本土寺仁王門前に出ました。
前の画像の仁王門に突き当たって右へ……。左手に本土寺の森を見ながら、寺域の外を巡る細い径を歩きます。
本土寺の仁王門前から250メートルほど歩いたところで、本土寺があり、我が庵もある平賀中台という台地が終わります。その先は急な下り坂か石段。
それぞれ下から眺めた画像。
急坂を下った少し先に藪茗荷(ヤブミョウガ)の花が咲いています。
さらにその先には臭木(クサギ)。
秋海棠(シュウカイドウ)も咲き始めていました。
そういえば昨日が立秋。
とはいっても、それは暦の上だけ、というのが常套句になっていますが、不思議なことに毎年毎年暑かろうが涼しかろうが、立秋の日に秋海棠が花を咲かせます。
暑さは衰えを見せませんが、ふと気づくと、蜻蛉(トンボ)が飛んだりしています。