昨日は立冬でもあり、恒例の薬師詣での日でもありました。
市川市の下総国分寺へ行ってきました。
下総国分寺は去年八月に訪問しています。しかし、当時は薬師詣でをしようという考えはなかったので、このお寺の本尊が薬師如来だとは知りませんでした。
ふと全国にある(あった)国分寺の本尊はどんな感じなのであろうと思って調べたところ、薬師如来を本尊としている寺が圧倒的に多いことがわかりました。
国府台(こうのだい)公園の中にある下総総社の跡。
総社跡から坂を下り、また坂を上って徒歩九分。国分尼寺跡に着きました。
公園になっていますが、公園、というより草がきれいに刈り取られた空き地という風情です。
国分寺の裏手では考古博物館の発掘調査が行なわれていました。
国分尼寺跡から七分で国分寺に着きました。天平十三年(741年)の建立。
境内に掲げられた見取り図です。
国分寺本堂です。
細い径を挟んで国分寺の東隣にある宝珠院(真言宗豊山派)。元和七年(1621年)の創建。ここも本尊は薬師如来です。
子育て地蔵。
前回きたときも、どのようないわれでこの大きな薬缶があるのかと思いましたが、寺の人らしき人影がないので、知りようがありません。
中央の黒っぽい水の中で眠っているのはオオガハス(大賀蓮)だそうです。
龍珠院(真言宗豊山派)。享保三年(1718年)の創建。前回参拝しているので、今回は山門から写真を撮っただけで門前を通過。
臨済宗大徳寺派竺園寺。長享二年(1488年)の開基。
いったん国府台の台地を降りて真間川を見に行きました。
再び台地を上って帰路に就きました。下ると蓴菜(じゅんさい)池があります。
根本寺(真言宗豊山派)。寛延三年(1750年)の開創。
即随寺(浄土真宗大谷派)。寛永三年(1626年)の創建。昭和三、年浅草北清島町から現在地に移転。
浄土宗西棲院。元禄八年(1688年)、浅草に創建、本郷への移転を経て墨田区太平へ移転。関東大震災で被災し、昭和三年、現在地へ移転。
中原寺(浄土真宗本願寺派)。古くは天台宗で、甲斐国山梨郡牛奥村に一寺を建立したことに始まります。昭和二十二年、現在地に移転。
帰りは松戸街道に出て、松戸駅西口行のバスに乗りました。