柏市に西光院というお寺があって、どうやらこの連休中が牡丹の花の見ごろらしいと知ったので、訪ねてみることにしました。
地図を見ると、最寄り駅は東武野田線の豊四季(とよしき)ですが、そこから二十分ほども歩かねばならないようです。
豊四季駅なら我が庵から歩けない距離でもないし、一度だけですが、現実に歩いたこともあります。いっそのこと、行きは歩いて行くことにして、帰りは電車、と決めて庵を出ました。
途中まで坂川を遡って行きます。
野々下水辺公園にある坂川の放流口です。我が庵を出てからここまで三十分。
連休中で、まあまあの天気だというのに、公園にはほとんど人影がありませんでした。
坂川の噴き出し口です。印西市付近で取り入れられた利根川の水が延長28・5キロの導水路を通って、ここで再び日の目を見るのです。
我が庵を出てから四十五分で豊四季駅に着きました。改札は線路の向こう側にしかないので、電車に乗るためにはこの自由通路で線路を跨がなければなりません。野田・大宮方面に行きたいときは、改札を入ってもう一度跨線橋で線路を跨がなければなりません。
自由通路を渡って駅前に出ると、家並みの向こうに正満寺のこの大きな甍が見えます。
浄土真宗本願寺派のお寺です。一昨年の十月、諏訪神社を訪ねたときは前を通過しただけだったし、風鐸(ふうたく)が見えたので境内に入らせてもらいました。
正保三年(1646年)の創建。創建の地は江戸とされていますが、江戸のどこであったのかは不明。明治九年にこの地に移転とされていますが、なにゆえに移転したのか、これまたいまのところは不明です。
正満寺の風鐸(ふうたく)。飛鳥型の変型です。
正満寺のあと、成顕寺(じょうけんじ)に寄って行くことにしました。豊四季駅からは歩いて十三分ぐらいです。
去年の十一月、流山七福神巡りをせんものと、このお寺に祀られている弁財天にお参りにきて以来二度目です。日蓮宗のお寺なのに、二度も訪ねようという気にさせるのは参道に趣があるからです。
創建は大同年間(806年-09年)という非常に古いお寺で、当初は真言宗だったと伝えられています。
流山七福神の一つ・弁財天が祀られています。
成顕寺に到る直前に渡った大堀川まで戻り、しばらく川べりの遊歩道を歩きます。この川は行く行くは手賀沼に注ぎます。
このあと、目的の西光院を訪れるのですが、牡丹の花の画像をたくさん添付したい(大層な画像ではないのですが)ので、ブログを二分割して、西光院とそのあとに寄った聖徳寺は明日に廻すことにします。
↓我が庵を出て、羽中橋で富士川を渡るところから、帰りの電車に乗った豊四季駅まで。
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