時々新聞社

慌ただしい日々の合い間を縫って、感じたことを時々報告したいと思います

教員の不正採用の内部告発50件以上

2008年12月06日 | 教育
大分県の教員採用をめぐる汚職事件を受け、政府の規制改革会議が設けた「教育目安箱」に、現職教員らから「自分の県にも口利きがある」などという告発が50件以上寄せられたことがわかったという。
目安箱は教育関係者から採用や人事面での不満や改善策を聞くため、8月13日から1カ月間設置。インターネットでの投稿か手紙で受け付けた。計238人から意見が寄せられ、このうち4割が教員や元教員から。意見は延べ357件で、口利きに関する54件も含めて採用の問題点を指摘する内容が3割を占めた。
なかには「就職氷河期には議員のコネのある人や、親が校長、教育委員会幹部の人が多数採用された」(愛知県の教員)、「県議から介入を受ける場合がある」(香川県の教員)など具体的な内容もあるという。
ただし、規制改革会議は告発を受けた実態調査は行わず、大分県以外の県には問題を広げたくないという考えのようだ。何のための「目安箱」だったのだろう。
この機会に、各都道府県にある不正採用を徹底して調査し、膿を出し切るべきであろう。
不正採用の陰には、夢を持ちながら教員になれなかった若者がたくさん存在する。こういう人たちを今からでも救済することが大切ではなかろうか。

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