時々新聞社

慌ただしい日々の合い間を縫って、感じたことを時々報告したいと思います

麻生内閣の支持率、まだ20%以上

2008年12月08日 | 政治問題
朝日新聞による全国世論調査(電話)によると、麻生内閣の支持率は22%で、前回調査(11月)の37%から急落したという。麻生首相と民主党の小沢代表のどちらが首相にふさわしいかの質問でも、麻生氏を挙げる人は30%(前回49%)に大きく下がり、小沢氏の35%(同23%)が初めて上回った。「選挙の顔」としての首相の優位性は完全に失われ、発足2カ月余りですでに政権末期の様相と報じられている。
内閣支持率は、福田内閣末期とほぼ同じ水準にまで一気に下がった。不支持率は64%(前回41%)。その理由では「政策の面」が63%に達する。自民支持層でも内閣を支持する人は54%(同72%)にとどまり、「麻生離れ」が進んだ。
定額給付金を含む追加の補正予算案の提出を来年1月の通常国会に先送りしたことについては、「納得できる」23%を「納得できない」60%が上回った。
毎日新聞の世論調査でも、麻生内閣への支持率は21%と同様の結果が得られており、定額給付金については、支持しないが70%を超えている。
失言やKY(漢字読めない)という無能ぶりなどが明らかになって、支持率が急落したということだろうが、編集長に言わせれば、まだ20%以上の国民がこの内閣を支持しているのか、と驚くばかりである。
年末に向かって、これだけ経済指標が悪化しており、失業者の増大や中小企業の資金繰りなどが連日のようにテレビなどで騒がれているのに、具体的な手立ては何もなし。国民が怒るのももっともなことである。
結局、具体的な景気対策(内容は、低額給付金をはじめ、お粗末なものばかりであるが)は、年明けに先送りしてしまった。国民の失望は当然であるが、未だにこの内閣を支持している国民が2割も存在するとは、何と平和な国民であろうか。もう少し、政治や経済の実態に目を向けて、来るべき総選挙では、間違いのない選択をして欲しいと思っている。


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