時々新聞社

慌ただしい日々の合い間を縫って、感じたことを時々報告したいと思います

セブン-イレブンが値引き販売の店主に嫌がらせ

2009年08月19日 | 社会問題
コンビニエンスストア最大手のセブン―イレブン・ジャパンが、弁当などの値引き販売をしている東京都内の加盟店主に対し、フランチャイズ契約の解除を通知したそうだ。
セブン側は「値引きが理由ではない」としているが、契約を解除されたこの店主は、値引き販売をする店主らでつくる組織の中心人物の一人であり、嫌がらせであることは見え見えである。
この店主は、不服だとして、近く東京地裁に地位保全を求める仮処分を申請する方針という。
しかし、ひどい話である。
言うことを聞かない店主には商品を卸さないという今回の措置は、嫌がらせ以外の何物でもない。
セブン側にすれば、これが裁判沙汰になって、仮に敗訴しても大したことはない。
三審制の下で、徹底的にやれば、少なくとも4~5年はかかる。
その間に、セブンに都合の悪い店主らの勢いを止めてしまえばそれでいいのである。
今回のフランチャイズ契約の解除で、値引き販売を促進しようとしている他の店主たちの足も止まるだろう。セブンにとってはそれでいいのである。
5年も経てば、世間もこんなことには見向きもしなくなり、店としてのイメージダウンにもならない。その間に、儲けるだけ儲けてしまえば、裁判費用なども大した金額ではない。
今回、契約を解除された店主ばかりでなく、セブンの理不尽な対応に異議のある店主は、是非、この店主とともに、セブンの理不尽さを追及してほしいと思っている。
長いものには巻かれろ、では生きていけない世の中である。
声をあげ、行動してこそ、現状を打開できると思われる。