時々新聞社

慌ただしい日々の合い間を縫って、感じたことを時々報告したいと思います

日銀が2009年の成長率を修正

2009年01月24日 | 経済問題
日銀は、昨年10月末に示した2010年度までの「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」の中間評価を公表した。その結果、経済成長率は、2008年度がマイナス1.8%(従来予想プラス0.1%)、2009年度がマイナス2.0%(同プラス0.6%)に大幅に下方修正した。いずれも過去最悪となった1998年度(マイナス1.5%)を下回るマイナス幅となる。
消費者物価指数(CPI、生鮮食品を除く)も2009年度がマイナス1.1%(同0.0%)、10年度がマイナス0.4%(同0.3%)を見込んでおり、日本経済はデフレ的状況に陥る可能性が高まってきた。
白川総裁は、「10月末以降、新興国を含めた海外経済が大幅に減速し、日本経済を取り巻く情勢に大きな変化があった」と、前回予想から3カ月足らずで大幅な下方修正に至った理由を説明したという。
振り返って見ると、バブル期には多くの国民が高価な物に群がり、消費に狂った。バブル崩壊後は、物価は安くなったが、国民は極端に消費を控えた。
こう見てくると、世間の動きと反対に行動していると、「うまい汁」が吸えるのかもしれないという気がしてきた。
物価が高騰していたバブルの頃にはあまり消費をせず、しっかりお金を溜め込んでおき、バブル崩壊で価格が暴落した土地や美術品などを買い込んでおけばよかったのかもしれない。
ここ数年間ブームになった外貨購入、為替投資も無視して、今の円高の時を待って購入すれば良かったのかもしれない。
世間がこぞって、貯蓄をしている今こそ、安くなった物を買い、投資を行うのがよさそうである。外貨を買うのも今だ。
日銀の予測によれば、これから物価は下がるという。とするならば、確実に収入のある人は、いままで欲しくても高くて買えなかった物などをこの機会に入手しておくのがよいだろう。
人が消費を控えている今こそ、消費に走るのがこの時期に取るべき行動であろう。
そうは言っても、これから収入が減るかもしれない、リストラに会うかもしれないといった漠然とした不安があって、消費に走れないのが実情だろう。
しかし、生活に困らないほどの大金を持っている人たちにとっては絶好の大量消費のチャンスであることは間違いない。日本の景気の牽引車として、しっかり消費して欲しいと思っている。
さて、読者の皆さんは、これからどう行動されますか?