時々新聞社

慌ただしい日々の合い間を縫って、感じたことを時々報告したいと思います

石原都知事の税金での飲み食い

2007年02月04日 | 政治問題
ウンザリするような報道に接した。石原都知事による都税による飲み食い報道である。
この間、都税を湯水のように使った豪華海外視察、四男や知人を重用しての都税の無駄使いなど、想像に絶する都政私物化が明らかにされてきたが、今回は、一流料亭やレストランでの飲み食い疑惑である。
都の交際費の支出基準では、支出の内容が社会通念上妥当であり、必要最小限の金額であること、さらに、議員を含む公務員を相手に飲み食いすることは禁じられている。
にもかかわらず、1回当たりの飲食費が40-50万円は当たり前、在任中の7年間の飲食費の総額は、わかっているだけでも1千万円を超えるという。
また、飲食の相手には、自民、公明所属の国会議員や知事の長男である石原伸晃氏まで含まれている。
石原都知事は、東京都の赤字を理由に、「福祉はぜいたくだ」として、高齢者や障害者、乳幼児などへの数々の福祉予算を削りながら、その一方で一晩で数十万円の会食を頻繁に行っていたわけで、都政の最高責任者の行動としてけっして許されるものではない。
削られた福祉施策の中には、年間わずか60数万円の盲導犬のエサ代の補助なども含まれている。石原都知事なら一晩で飲み食いしてしまうくらいの、このようなわずかな福祉予算を削る一方で、政治家たちとの会食をたびたび行っていたわけである。
選挙では、石原軍団の派手な応援を受け、マスコミや都民からも何かやってくれるのではないかという期待を抱かせて当選したわけだ。しかし、フタを開けてみると、この2期8年間の都政の実態は、都庁の中では猛烈なワンマンぶりを発揮し、都民施策では徹底した弱い者いじめに終始してきただけである。マスコミや議会に対しては恫喝を繰り返し、言論さえ圧迫してきたため、その実態が広く都民、国民に知らされることはなかったが、こうして都政の私物化が明らかになった以上、一刻も早く都庁から退場してもらわなければならないと思っている。
都政の異常な実態をただす責任と権利は、都民に与えられている。来たるべき都知事選挙で石原慎太郎に対する都民の審判が下ることを心から願っている。