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●《自民党右派…政界の右派のみならず、それを支える日本最大の右派改憲団体、日本会議など》も統一協会と《「蜜月」関係を築いてきた》??

2022年08月29日 00時00分44秒 | Weblog

[※ 「自民党と旧統一教会の闇」(週刊金曜日 1386号、2022年07月22日) ↑]


(2022年08月20日[土])
本来は支持者こそが提言しなければならない善後策であるはずだ》(斎藤貴男さん)。アベ様大々大々支持の日本会議の皆さんは、我先に、統一協会批判を展開すべきなのでは?
 ブログ主は、なぜに真の右翼や真の保守の人たちが統一協会に文句の一つも発さないのか?、…を理解できません。「反共」? 《日本人信者を食い物にした資金が、旧統一教会から北朝鮮の現体制に流れていた構図がある》、統一協会のどこが「反共」なのですかね? 《旧統一教会問題が再燃して以来、日本会議系の右派文化人らは総じて口を閉ざしているそうした沈黙自体が旧統一教会による右派工作の産物の一つといえそうだ》、まぁ、所詮は「ウヨク」「ウハモドキ」なんでしょうね。真の右翼、真の極右とは違う訳だ。

 室井佑月さん《安倍元首相が、旧統一教会の天敵だった? ふぁっ、飲んでるお茶を噴いてしまったぜ。教会のダミー団体の人を、安倍さん主催の『桜を見る会』に招待していたじゃん。教団の大会に、嬉々としてお祝いメッセージ出してたじゃん。最近の報道では、安倍さんの了解がなければ、選挙の時、教団に応援を頼めなかった、ということまでわかっている。他の番組出演者も、なぜそのことを指摘しない? 情弱か?》、また、《「岸田さん突然目覚めて検察動かしてくれないかな」(中野昌宏・青山学院大学教授)…あれほど韓国に拳を振り上げていた清和会の人たちが、韓国の宗教、旧統一とズブズブだった。宗教というか、宗教を隠れ蓑にし、日本人を騙して、国民の財産や女性を強奪している犯罪集団な。そして、その教えも反日だ。サタンの国の日本人は、過去の罪の清算をしろという。つまり、清和会の政治家たちも、自分らの支持者を騙してたってわけよ。そりゃあ、反社の詐欺集団とも気が合うべ。このことは、知ってる人は知っていた。もちろん、中野先生も、メディア業界にいるあたしも知っていた。しかし、清和会の圧力なのか、そのことがメディアで取り扱われることはほぼなかった。そして、中野先生がTwitterでついその真実をつぶやくと、清和会のゲッベルスとあだ名される世耕参議院幹事長が、速攻で訴えてきた嫌がらせだな。さすが、ゲッベルス(あ、褒めてません)! こんな恐ろしい恫喝を見せられたら、みんな萎縮するじゃん。お仲間には地上波の「電波を止める」と恫喝する美女(怖いから、褒めときます)もおるんだし。そんな人らとおれば、岸田さんはまともに見える。ちょっと夢見てしまうんだよな。》

 さて、田原牧論説委員による、東京新聞の記事【旧統一教会と日本会議、「野合」の運動史…歴史認識が対立しても「とりあえず共闘」の打算】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/196569?fbclid=IwAR062OaE_BFjyD7L_JCamI14QyEHMcRMwEb5AhJOZDMsM1q6fR6iBJ0yhOU&fs=e&s=cl)によると、《原理講論は、旧統一教会の会員向けホームページで読める。それによれば、「日本はサタン側の国家」で「あらゆる民族はこの祖国語(韓国語)を使用せざるを得なくなる」のだという。こんな教団側と共闘してきた右派が、他者を「反日」だと攻撃する資格は全くないと思うのだが。》…うぅ~ん、それでも理解できないです。要は、カネ? 《しかし、教会側にも利用する意図がある。相手が議員の場合、官憲からの組織防衛とともに、政策面への影響も狙ってきた…活動方針の一つとして「議員教育の推進」を掲げている》…自民党の闇は深い。ニッポンはホントにこのままでいいのだろうか? 《「こちら特報部」が指摘したように、少なくとも自民党の改憲たたき台案(18年)は、その前年に勝共連合が公開した改憲案と内容がほぼ一致している》、あぁぁ…。

   『●「統一協会、暴力団、日本会議に神道議員連盟…どうするの」と
     ヤジり返して、アベ様にそれらの真偽を確認してもらうべきだった
   『●あとの祭り…《故人の過大評価、美化・神格化…「安倍元首相の悲願は
        憲法改正」「憲法改正が安倍元首相の夢だった」》の垂れ流し…
   『●《二〇二一年時点で民主主義国は八十九で、権威主義国は九十。世界人口
       の七割の約五十四億人が権威主義下で暮ら》す…91国目に堕ちる?
   『●《私は意見を言いません、強いものの近くにいたいのです、という宣言
      に、音楽業界の偉い人がすり寄っているという光景は、あまりに…》
   『●前川喜平さん《「暴力と言論」…言論の衰退と暴力の増長の悪循環を
     止めるには言論を立て直すしかない。だから今言論が委縮してはいけない》
   『●《メディアコントロール》という置き土産 … 《新聞・テレビはこの
      宗教団体の名前を報じていないが、ネット上では「統一教会」…》
   『●《彼のしたこと、しようとしてきたことはただただカネ儲け、戦争が
     できる国への道づくりだった》…それを支持する「1/4」と「2/4」
   『●《「民主主義への挑戦・冒涜」という点で言えば、それこそ安倍政権の
        8年とは、まさに民主主義への挑戦と冒涜、否定の連続であった》
   『●《元首相の死によってすべての疑惑を闇に葬り去るどころか、安倍氏を
     神格化しようとしている》…「民主主義を断固として〝破壊〟する決意」
   『●「不気味な兆候」は既に現実になっている…《まさに言論の砦たる
        メディアとメディア人の役割が問われています》(青木理さん)
   『●《少数意見を尊重し、歩調を合わせようと努めて議論を重ね、成り
     立ってきた戦後民主主義ではないか。それを「聞かない」とは。…》
   『●《メディアコントロール》は続いている…《だからといって、政治》と
     統一協会の《関係について徹底追及がおこなわれているわけではない》
   『●武田砂鉄さん《繰り返し問題視されてきた団体…付き合いが深い議員…。
      再発防止のためにも、宗教と政治の関係を洗い出すのが必要不可欠》
   『●つまり、アベ様は《堂々と、司法の場でも違法性が指摘されている》
     統一協会の《実質トップの名前を自ら挙げ、敬意を表したのである》
   『●キシダメ首相は「民主主義を断固守る」ために国葬を行うというが、
     (政界地獄耳)《よほど民主主義を逸脱し独裁的ではないのか》?
   『●統一協会名称変更問題…《実体が変わらないのに、名称を変えることは
         できない》はずなのに、《あり得ない》ことがなぜ可能になったの?
   『●元文科相からして、統一協会とズブズブだったのではないのか? 反面
      教師として、文科省道徳教育教材『わたしたちの道徳』に載せては?
   『●伊達忠一前参議院議長が元総理に統一協会票を依頼したと驚きの証言…
     《今回…安倍さんは…。『井上(義行氏)をアレ(支援)するんだ』…》
   『●汚染責任者アベ様という壺の蓋が割れた瞬間に、自民党“統一協会汚染”
      物質が壺から噴出…衆参院議長、防衛相、文科相、国家公安委員長…
   『●《暴力、威力と詐欺的手法を駆使して経済的利益を追求する集団または
     個人》=統一協会…《自民党が大っぴらに反社とつながっていることに》
   『●茂木敏充幹事長、統一協会と「党としては一切関係がない」…《その
     爛れた関係が岸信夫防衛相や二之湯智国家公安委員長、末松信介文科相…》
   『●《法外な寄付を集め、家庭を崩壊させるような活動が問題に…次々と関与が
       判明する自民党こそ、教団との関係を国会の場で丁寧に説明すべき》
   『●《このように安倍氏の一存で統一教会の組織票の差配が決まっていたと
     すれば…》…もはや開いた口が塞がらないよ。どこまでズブズブだったの?
   『●安田菜津紀さん《安倍政権とは何だったのか…「強きにすり寄り、
      弱きをへし折る政権」…「引き継がれた『膿』を出し切るのはこれから」》
   『●統一協会汚染議員一掃…《支持者こそが提言しなければならない善後策
      …あれだけ奉り続けた…元首相が、彼らのせいで殺されたのだから》
   『●斎藤貴男さん《安倍政治の最大の罪は、民主主義を完全に形骸化し、
     日本社会を根底から腐らせたこと…》《ネポティズム》《冷笑主義の蔓延》
   『●《〈関連団体とは存じ上げませんでした〉…「統一教会の何が問題
     なのか正確に承知していません」…しらじらしいにも程がある》お維
   『●悍ましい構図…さらには、アベ様が票の差配までするほどズブズブ
       ヅボヅボだった訳ですが、そんな自民党に投票するとはねぇ…
   『●統一協会…《自民党の政策決定や政権運営にどのような影響があった
     のか、真相を解明して再発防止策を講じる》べきなのに、全くその気無し
   『●憲法53条…《本来国会は開かなければならないが、安倍内閣では
     その要求を無視し続けていたことがある。岸田政権も応じる気がない》

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https://www.tokyo-np.co.jp/article/196569?fbclid=IwAR062OaE_BFjyD7L_JCamI14QyEHMcRMwEb5AhJOZDMsM1q6fR6iBJ0yhOU&fs=e&s=cl

旧統一教会と日本会議、「野合」の運動史…歴史認識が対立しても「とりあえず共闘」の打算
2022年8月18日 16時00分

 自民党右派を中心とする政界に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)が浸透していた問題では、一つの素朴な疑問が浮かぶ。政界の右派のみならず、それを支える日本最大の右派改憲団体、日本会議なども同教会と「蜜月関係を築いてきたことだ。日本の右派と同教会は戦前の日本のアジア侵略をめぐる歴史認識では全く相いれない立場だ。「反共」が共通項とはいえ、なぜ数十年にわたって協調してきたのか。(論説委員・田原牧


◆「ジェンダー・フリー」を標的に

 蜜月の象徴的な場面があった。2000年代前半に全国で吹き荒れた「ジェンダーフリー・バッシング」だ。ジェンダー概念や性教育などが標的とされた。

 鹿児島県議会でも03年7月、「ジェンダー・フリー教育を行わないよう求める陳情」が採択された。

 提出団体の代表は歴史教科書批判の右派団体の事務局長で、陳情の紹介者は自民党の県議だった。

 この県議は当時、取材に1冊の冊子を示して「この内容に沿って県議会で質問した」と明かした。

 「これがジェンダー・フリーの正体だ」と題された冊子の発行元は、日本会議のシンクタンク的存在である日本政策研究センター

 冒頭に「暴力革命は不可能になった代わりに、共産主義者は別の方法で必ず日本解体を目指す(略)ジェンダー・フリーによる性別秩序の解体という事態とは、まさしくこの『暴力革命』を代替する『別の手段』の一つなのです」と記されていた。


◆酷似した論理展開

 旧統一教会も当時、バッシングに狂奔していた。関連団体「国際勝共連合勝共連合)」の同年の運動方針「内外情勢の展望」には「共産主義者は青少年の堕落を誘うべく過激な性教育論を学校に持ち込んで(略)」とあった。

 右派は復古的な家父長制の尊重、同教会は教義に沿った「純潔教育」が主張の根底にあったが、その論理の展開は酷似していた。

 当時、国会でバッシングの急先鋒だった山谷えり子氏(現・自民党参院議員)も旧統一教会の関連新聞「世界日報」の紙面に再三登場する一方、事務所のニュースレターには日本会議系団体が推奨する性教育批判の論文を紹介しており、双方に「配慮」していた

 しかし、不可解なのは歴史認識では対立するはずの両者の協調関係だ

     (1978年10月、日の丸はち巻姿で「元号法制化実現総決起
      国民大会」に参加した人たち=日本武道館で)


◆不可解な協調関係

 日本会議は右派団体の連合体だが、天皇主義の宗教団体「生長の家」の元信者らが中枢を担ってきた。生長の家は1983年以降に自民党と距離を置くようになったが、元信者らの現役時代には「靖国神社の国家護持」を掲げ、「自虐史観の克服」を訴えていた。

 一方、韓国が本拠である旧統一教会は、戦前の日本のアジア侵略に対し「日本の国家的悔い改めが必要」「日本という国の存在が人類全体にとってプラスなのか?マイナスなのか?」(関連団体「全国大学連合原理研究会」の青少年問題研究報告書2005)という立場だ。

 にもかかわらず、両者の協調は長い。日本会議は97年に設立されたが、その準備過程ともいえる70年代後半の元号法制化運動では、熊本県で生長の家政治連合(生政連)と勝共連合などが協力し、法制化推進のための県民会議を結成している。

 生政連が支援母体で、総務庁長官を務めた自民党議員、玉置和郎氏は勝共連合の顧問でもあった

 この協調関係は右派系文化人らの動きからも明らかだ。日本会議と関係する大学教授らは同教会系の団体「世界戦略総合研究所」でしばしば講演していた。彼らは同教会の関連団体「世界平和教授アカデミー」の機関誌にも執筆している


◆右翼陣営の一部を激怒させた「事件」

 では、日本の右派や民族派はこぞって、こうした旧統一教会側との関係を持っていたのだろうか。必ずしもそうではない。

 勝共連合設立に向け、旧統一教会創立者の文鮮明氏と笹川良一氏、白井為雄氏(児玉誉士夫氏の代理)、畑時夫氏ら右翼の実力者らは67年、山梨県本栖湖畔で会合を開いたが、赤尾敏氏(大日本愛国党総裁)らは呼ばれなかった。

 赤尾氏はその後、週刊誌で「あんなの(勝共連合)反動的ブルジョア反共運動だ。(略)現体制の擁護じゃないか」と批判した。

 さらに右翼陣営の一部を激怒させる事件が起きた。世界日報元編集長の副島嘉和氏と元幹部の井上博明氏が月刊「文芸春秋」84年7月号に執筆した旧統一教会の内部告発である。副島氏らは編集方針の違いから解任され、同教会からも脱会していた。

     (旧統一教会の関連団体「勝共連合」の活発な活動ぶり
      =1970年、東京・赤坂の勝共連合事務所で)

 記事の中で、副島氏らは旧統一教会には文鮮明氏と家族を前に主要国の元首たちがひざまずく儀式があり、天皇陛下の役を日本の旧統一教会会長が担っていると暴露した。この記事が出版される直前、副島氏は何者かに刃物で襲われ、重体に陥っている。

 事件後、民族派団体「一水会」の代表だった鈴木邦男氏は「『彼らは反共だから味方ではないか』と言っていた右翼の人々も、これを読んだら、とてもそんなことはいえないはずだ。実際、『許せない』『こんな反日集団は敵だ』と激高していた人が多くいた。僕としても前から、その性格は漠然と知っていたが(略)愕然とする思いだった」と週刊誌に寄稿している。


◆カネと動員力の「血盟」

 だが、そうした批判が後に日本会議を設立する人びとに響くことはなかった

 それはなぜなのか。

 ある右翼関係者は「日本会議を切り回す生長の家の元信者と原理研は『戦友』だから」と説明した。

 60年代末に学園闘争が盛んだった時代、長崎大などで民族派学生運動を担っていた元信者らと旧統一教会の学生(原理研)らは全共闘系の学生らとの衝突で、ともに闘った間柄だった。その「血盟」が続いているという解釈だ。

 一方、一水会の現代表である木村三浩氏は「勝共はカネも動員力もある。そして『反左翼』でとりあえず共闘する。同床異夢でも、安倍政権を支えることで一致していた」と話す。いわば、打算による野合だ

 加えて「勝共の初代会長は立正佼成会出身の人物。『日本の統一教会と韓国のそれとは違う』と説明した可能性がある」と語る。

 実益のための利用だとすれば、自民党などの一部議員たちが、選挙などに無償で提供される労働力ほしさから、旧統一教会と関係を結んだことと大差はない


◆協調関係をどう正当化? 沈黙する右派文化人

 しかし、教会側にも利用する意図がある。相手が議員の場合、官憲からの組織防衛とともに、政策面への影響も狙ってきた。旧統一教会の月刊誌「世界家庭」(2017年3月号)には関連団体の総会長が活動方針の一つとして「議員教育の推進」を掲げている。

 「こちら特報部」が指摘したように、少なくとも自民党の改憲たたき台案(18年)は、その前年に勝共連合が公開した改憲案と内容がほぼ一致している

 日本人信者を食い物にした資金が、旧統一教会から北朝鮮の現体制に流れていた構図がある。旧統一教会の教典「原理講論」では、朝鮮半島における日本帝国主義の「虐殺」「殺戮さつりく」が説かれている。反共で一致するにせよ、旧統一教会との協調を日本会議などはどう正当化するのか

 旧統一教会問題が再燃して以来、日本会議系の右派文化人らは総じて口を閉ざしているそうした沈黙自体が旧統一教会による右派工作の産物の一つといえそうだ


◆デスクメモ

 原理講論は、旧統一教会の会員向けホームページで読める。それによれば、「日本はサタン側の国家」で「あらゆる民族はこの祖国語(韓国語)を使用せざるを得なくなる」のだという。こんな教団側と共闘してきた右派が、他者を「反日」だと攻撃する資格は全くないと思うのだが。(歩)

【関連記事】旧統一教会系と歩んだ安倍氏「3代」…スパイ防止法を巡る歴史から闇を読み解く
【関連記事】旧統一教会と岸一族と北朝鮮 この奇妙な三角関係をどう考えるべきか
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●《地元テレビはヒレ伏しヨイショの連続》…一方、ある記者は《「こんな状態でも、ひるんじゃダメよ」――。橋下市長より大人だ》った

2022年06月02日 00時00分05秒 | Weblog

[↑ 誰がメディアを殺すのか 毎日放送ディレクター・斉加尚代さん (朝日新聞、2022年5月19日)]


(2022年05月21日[土])
アサヒコムの記事【(インタビュー)萎縮するメディア 毎日放送ディレクター・斉加尚代さん】(https://www.asahi.com/articles/ASQ5L31LFQ5HPTIL01B.html)。

 《政治家の記者会見で、激しいやりとりが減ったと感じる。そんな中、著書「何が記者を殺すのか」を出し、上映中のドキュメンタリー映画「教育と愛国」で監督を務めた毎日放送(MBS)ディレクターの斉加尚代さん。「萎縮するメディア」の背景には何があるのか。足を使って現場を回り続ける記者の先輩に、話を聞いた》。

   『●斉加尚代監督『教育と愛国』:《教育への政治支配が続けば、日本の
     学校は…政府プロパガンダを信じ込ませる場に堕す》(前川喜平さん)
   『●『教育と愛国』《危うさに気づいた…。監督で毎日放送の斉加尚代さんは、
         ゆがむ教育現場のリアルを伝え「教科書は誰のものか」を問う》

  斉加尚代監督『教育と愛国』――― 前川喜平さん《『教育と愛国』(斉加尚代監督)の試写を見た。従軍慰安婦、集団自決、強制連行を巡る教科書検定などへの政治的圧力、教育右傾化をえぐり出したドキュメンタリー》《教育への政治支配が進めば、日本の学校はロシアや中国のように政府プロパガンダを信じ込ませる場に堕すだろう》。また、《「主戦場」を見た人には「教育と愛国」を見ることもおすすめします》とも。

   『●映画『主戦場』で、〝否定派〟の論客の皆さん《杉田水脈衆院議員や
     ケント・ギルバート氏…藤岡信勝氏、テキサス親父…櫻井よしこ氏》は…

 お維・橋下徹初代大阪「ト」知事と戦った記者…【橋下氏、女性記者を“罵倒”つるし上げ!君が代条例の波紋】。斉加尚代MBS記者と、《地元テレビはヒレ伏しヨイショの連続》《ハシズム》で当時絶好調の橋本徹元大阪「ト」知事・当時大阪市長とのやり取りが秀逸。

   『●対橋下元〝ト〟知事、どうすべきか?

 どんなやり取りだったのか?
 《大阪市の橋下徹市長(42)が、8日の登庁時に記者団のぶら下がり取材を受け、民放の女性記者と20分以上にわたって舌戦を展開した。大阪府が施行した「君が代起立条例」についての記者の質問に、「質問に答えなければ回答はしない」「あまりにも勉強不足」などと激怒。「不細工な取材するな」と集中砲火を浴びせた》《…などと面罵した。その後も、女性記者から「市長、ちょっと落ち着いて…」と言われると、橋下市長は「君のほうこそ落ち着け!」「(質問から)逃げてますよね?」「逃げてないよ!」などとやり返し、売り言葉に買い言葉状態。君が代の必要性を改めて主張したうえで、橋下市長は「社歌はあるんですか? ない? だからこんな記者になるんだ」と記者の姿勢を批判した》。

 さらに、後日談。【橋下を激怒させた毎日放送女性記者 後日談】。
 《人の弱点を見つけたら、その一点を突破口に徹底的に叩く橋下のやり口弁護士時代そのものだが、逆に反撃されるとムキになってやり返す。まさに子供のケンカだが、こんなやりとりを橋下はなんと30分近くも続けたのだから、呆れるこんな男が次の総理候補? 冗談か寝言でしかない。ちなみに、市長に食い下がった女性記者は番記者と違う。MBSが特番として制作した「君が代条例」への取材と、春採用の新人記者研修の一環として市長の囲み取材に加わったそうだ。市長との舌戦後、新人記者たちにこんなアドバイスをしていたという。

   「こんな状態でも、ひるんじゃダメよ」――。

 橋下市長より大人だ》。

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https://www.asahi.com/articles/ASQ5L31LFQ5HPTIL01B.html

誰がメディアを殺すのか 「反日」と叩かれた私が見た萎縮の現場
聞き手・宮崎亮 
2022年5月19日 11時00分

     (映画「教育と愛国」のポスターの前に立つMBSの
      斉加尚代さん=2022年5月18日午後、大阪市淀川区
      十三本町1丁目、西畑志朗撮影)

 政治家の記者会見で、激しいやりとりが減ったと感じる。そんな中、著書「何が記者を殺すのか」を出し、上映中のドキュメンタリー映画「教育と愛国」で監督を務めた毎日放送(MBS)ディレクターの斉加尚代さん。「萎縮するメディア」の背景には何があるのか。足を使って現場を回り続ける記者の先輩に、話を聞いた。

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毎日放送ディレクター 斉加尚代さん

 1987年に毎日放送入社。報道記者を経て2015年から現職。テレビ版「教育と愛国」でギャラクシー賞テレビ部門大賞。
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 ――映画「教育と愛国」では、政治の力で変化させられていく教育現場が描かれていますね。

 「この映画は、2017年に放送したドキュメンタリーを元に追加取材を加えたものです。私は大阪で長く教育現場を取材してきましたが、10年に大阪維新の会ができて以降、政治主導の教育改革が進みました。その変化が思いのほか速いなと感じていたころ、国が道徳を教科化することになった。そして戦後初めて作られた小学校の道徳教科書で、『パン屋』を『和菓子屋』に書き換える、ということが起きました」

 「一見、滑稽な書き換えです。文部科学省の教科書検定を受け、教科書会社が修正したものでしたが、06年度の高校日本史の教科書検定を受け、沖縄戦の集団自決について『軍の強制』との記述が削られた問題とつながっていると私は感じました(その後、『軍の関与』などとする記述が復活)。それで教科書会社へ取材を申し込みました」

 ――どのような反応でしたか?

 「ほとんどの社から『教育と愛国というテーマでは難しい』などと断られました。ある社の編集者が受けてくれたのですが、それも放送前にストップがかかりました。その方の話で印象的だったのが、文科省から『スタンダードな授業ができるように』と要請されたという話でした。スタンダードとは、発問からまとめまでどの授業でも同じように進める、という意味です。これまで取材してきた先生たちの『授業は生き物。クラスが違えば授業も違う』という実践とは、かなりズレがあるなと感じました」

 「そんな中、自虐史観の克服を掲げる『新しい歴史教科書をつくる会』系の育鵬社で歴史教科書の代表執筆者を務める歴史学者・伊藤隆さんが取材を受けてくれました。話が熱を帯びてきたところで、育鵬社の教科書が目指すものを尋ねると、伊藤さんは『ちゃんとした日本人を作ること』とおっしゃいました」

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「教育と愛国」は、ドキュメンタリー映画に好意的な映画館からも上映を断られたといいます。大阪市長時代の橋下徹さんへの取材では一時、「反日記者」とネットで叩かれたこともある斉加尚代さん。記事後半では、政治や経済との関係を踏まえ、メディアが萎縮する構図をさらに解き明かしていきます。
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 ――ちゃんとした、ですか。

 「『左翼ではない』と断言さ………
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●《人材の宝庫》…《安倍政権史上、過去最高の“お友だち=極右”内閣…背筋が凍るような極右議員が勢揃い》(リテラ)

2019年09月15日 00時00分22秒 | Weblog

[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]



永松英一郎記者による、西日本新聞のコラム【デスク日記/「西日本新聞の記者にしては、品がいい顔をしていると思った」】(https://www.nishinippon.co.jp/item/n/541897.amp/?__twitter_impression=true)。
リテラの記事【安倍が文科相に抜擢した萩生田光一こそ問題だらけのタマネギ男だ! 加計問題で圧力、教育勅語礼賛、テレビ局に圧力文書…】(https://lite-ra.com/2019/09/post-4960.html)。

 《放言を繰り返しても、財務省で前代未聞の不祥事が続いても、政権ナンバー2であり続ける麻生氏。今春の福岡県知事選では擁立候補が惨敗し不人気ぶりが示されたが、今月11日の内閣改造でも再任される方向という。顔触れの品格こそが、問われそうである》。
 《安倍政権史上、過去最高の“お友だち=極右”内閣が誕生しようとしている。…内閣改造と自民党役員人事に先駆け、すでにメディアが入閣情報を報道しているが、その面子は背筋が凍るような極右議員が勢揃い。しかし、そんななかでも飛び抜けて多くの人びとの度肝を抜いたのが、萩生田光一氏の初入閣、しかもよりにもよって文科大臣で登用されるというニュースだ》。

 まずは、品格》・下品・下劣なウルトラ差別主義者によるいつもながらの放言に呆れる。アタマの中の回路は大丈夫なのか? 《不人気ぶり》が本当であるならば、衆院選で叩き落さなければ、選挙区の恥。

   『●(政界地獄耳)《麻生に一貫して流れているスピリッツは
       弱者をさげすみ、バカにする体質》…選んだ人々の責任

 《さげすむ、ばかにする…》ニッポン国の醜悪な副総理。

 さて、千葉県を中心とした台風災害のさなかの酷過ぎる、無残な改造組閣人事・自民党役員人事。
 週刊朝日の組閣予想記事【小泉進次郎三原じゅん子の命運は? 内閣改造で安倍4選の野望】(https://dot.asahi.com/wa/2019090900083.html)によると、

 《第1次安倍内閣(2006年9月)「美しい国づくり内閣」
  第2次安倍内閣(12年12月)「危機突破内閣」
  第3次安倍改造内閣(17年8月)「仕事人内閣
  第4次安倍改造内閣(18年10月)「全員野球内閣」》

 続・大惨事アベ様内閣を越える悲惨さ。

   『●「中身が何もない」のは所信表明演説だけではない
      …アベ様自身に議員、いや、人として「中身が何もない」

 いつも辛辣なリテラ、《安倍政権史上、過去最高の“お友だち=極右”内閣が誕生背筋が凍るような極右議員が勢揃い》と予測。三原じゅん子《八紘一宇》議員の除けば、予想通り、いや、予想以上かもしれない。最も強烈なのが、《そんななかでも飛び抜けて多くの人びとの度肝を抜いたのが、萩生田光一氏の初入閣、しかもよりにもよって文科大臣で登用されるというニュース》。教育行政を大きく歪めた加計問題の主役の一人が、よりによって、文科相とはね! 一体どんな発想なの? しかも、《彼の議員会館の…には、教育勅語の大きな掛軸が掛けてあった》…正気とは思えない新文科相。《萩生田氏は安倍首相が血道を上げる戦前回帰と“偏向”教科書批判に同調し、一体となって教科書制度の改悪を進めてきた歴史修正主義者なのだ》…歴史修正主義者がニッポン国のリーダーというのも相当にすごいが、文科相ですぜ…。《教科書改悪の尖兵》。

   『●アベ様のオトモダチへの依怙贔屓…呆れるほどの
      「屁理屈」も辞さずの「異例の「滅公奉私」」(東京新聞)
    「日刊ゲンダイの記事【入学者定員割れ 加計学園系「千葉科学大」に漂う
     経営不安】…によると、《加計学園の系列校として2004年に
     開学した「千葉科学大学」…安倍首相に近い萩生田光一幹事長代行は
     09年の衆院選の落選後、千葉科学大で名誉客員教授を務めていた。
     また、現在学長を務める木曽功氏は元内閣参与。文科省事務次官だった
     前川喜平氏に「獣医学部の新設よろしくと働きかけたと報じられた
     人物だ》。「ぼくたちの友情は潔白などとよくもまあ言えたものだ」。
     ズブズブでダークなオトモダチとの友情を取り巻き連中が必死に隠蔽」

 挙げればきりがないのだけれど、《“ゲス議員”のひとり》。
 リテラの記事【安倍首相が内閣改造で菅原一秀を経産相にするトンデモ 愛人に「女は25歳以下」「子供を産んだら女じゃない」のモラハラ男】(https://lite-ra.com/2019/09/post-4962.html)によると、《嫌韓扇動がまんまと当たり支持率アップで完全に図に乗ったのか、それとも、小泉進次郎の入閣に紛れて順番待ちの不良議員を国民に押し付けようという腹なのか。マスコミが先行報道している大臣に指名されるメンツが、どいつもこいつもヒドすぎるのだ。…なかでも唖然としたのが、菅原一秀が経産相に内定したという報道だ。菅原は、自民党のネットステマ部隊自民党ネットサポーターズクラブJ-NSC 以下ネトサポ)を率いていた極右思想の持ち主として知られるが、2016年には、「週刊文春」で元愛人からモラハラ被害を告発された》。

   『●質問主意書ゼロ件なのに、あんなに質問したがっていた
         自民党議員の皆さん達、実際に質問したことは?
    《「子どもを産んだら女じゃない」の菅原一秀・自民議員が安倍擁護質問を展開


 で、甘~い利を得た人も復権? アベ様の「政」で〝唯一うまく行っている〟メディアコントロールが効きすぎでしょう?
 日刊ゲンダイン記事【“日本のタマネギ男”甘利明氏の復権にメディアは完黙なのか】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/261597)によると、《内閣改造・自民党役員人事で、安倍首相が甘利明選対委員長を党の要職で処遇するという。「税制調査会長」への起用案が挙がっているが、甘利氏は疑惑から逃げまくる「日本のタマネギ男」。そんな人物に平気で要職を担わせ、着々と復権させるとは、いい度胸だ》。

   『●甘~い利を得た人が「私の件は決着した」!?:
      「冗談」や「馬鹿」も「休み休み」言われたのではね…

 以下は、〝つぶやき〟から:

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[https://twitter.com/brahmslover/status/1171313253944741888]

前川喜平(右傾化を深く憂慮する一市民)
@brahmslover

萩生田新文科大臣には、加計学園問題への関与をしっかり質すべきだ。特に、2017年6月20日に文科省がその存在を認めた2016年10月21日の日付入り文書「10/21萩生田副長官ご発言概要」の記載内容については、本人から納得のいく説明を求めるべきだ。
午後3:43 · 2019年9月10日

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[https://twitter.com/ISOKO_MOCHIZUKI/status/1171678904173514753]

望月衣塑子
@ISOKO_MOCHIZUKI

#加計 疑惑でかつて文科省が公表した文書には #萩生田 新文科大臣 が「 #官邸 は絶対やると言っている」「 #総理 は『平成30年4月開学』とおしり切っていた」と首相の意向とされる文言が記され、本人否定も疑惑は晴れてない。この萩生田氏が教育行政のトップに。ありえない

  文科相に萩生田氏、農水相江藤氏で調整 衛藤氏も入閣か:朝日新聞デジタル
   安倍晋三首相(自民党総裁)は11日に行う内閣改造と党役員人事で、
   萩生田光一・党幹事長代行と衛藤晟一・首相補佐官を初入閣させる方向で
   調整に入った。萩生田氏は文部科学相での起用を検討している。農林水産相…
   asahi.com
午後3:56 · 2019年9月11日
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   『●《福島県での相談が最も多かった》…福島を食い物にする
          ゲス・ヒトデナシぶり、それに手を貸すアベ様ら

 トドメはこれかな。あぁ滅茶苦茶…〈ジャパンライフのビジネスモデルは、1億総活躍社会を先取りしています〉。
 リテラの記事【安倍内閣はタマネギだらけ! マルチ広告塔、ハレンチ疑惑、パワハラ、カジノ脱法献金…チョ・グクに騒ぐマスコミはなぜ追及しない】(https://lite-ra.com/2019/09/post-4967.html)によると、《「人材の宝庫」って……(苦笑)。この新内閣の実態は、どう見てもお友だちの不良品一掃内閣」「極右不正政治家集結内閣だろう。…厚労相に返り咲いた加藤勝信氏…は、マルチ商法としてたびたび社会問題化し、昨年経営破綻したジャパンライフの“広告塔”を務めてきた人物。ジャパンライフは史上最大の消費者被害を出した安愚楽牧場に次ぐ被害規模として現在、捜査が進められているが、そんななかで“広告塔”としての責任を問うことなく大臣に再任するなど、まったくもってありえない》。

 最後に、鈴木耕さんの〝つぶやき〟。台風による甚大な被害、そっちのけ。鈴木耕さんに同感。韓国の法相で騒いでいる場合か? 内閣改造や自民党人事でバカ騒ぎしている場合なの?

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[https://twitter.com/kou_1970/status/1171613071149694976]

鈴木耕
@kou_1970

千葉県の停電が長引いている。この強烈な暑さの中で、かなりの病人が出るのは間違いない。そんなときに「内閣改造」で大騒ぎしている安倍首相って、住民のことなどまるで考えちゃいないのだ。まずこちらを片付けてから「改造」にとりかかるのが、フツーの政治家だろうが、やはり安倍はフツーじゃない
午前11:34 · 2019年9月11日
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https://www.nishinippon.co.jp/item/n/541897.amp/?__twitter_impression=true

デスク日記
「西日本新聞の記者にしては、品がいい顔をしていると思った」
2019/9/10 6:00

 「西日本新聞の記者にしては、品がいい顔をしていると思った」。麻生太郎副総理兼財務相が先月の記者会見でこう言い放つ一幕があった。どういうわけか、質問した経済紙記者を本紙記者と勘違い。本紙の報道姿勢への不満めいた発言を繰り返した末に勘違いだと指摘され、とっさにそう切り返した。

 麻生氏にとって本紙記者は下品なイメージなのだろう。誰の顔を思い浮かべたのか定かではない。ちなみに経済紙記者の隣には私が座っていた。本紙に好ましからぬ感情を持っているのは知っていたが、公の場での唐突な“悪口”にあきれるしかなかった

 放言を繰り返しても、財務省で前代未聞の不祥事が続いても、政権ナンバー2であり続ける麻生氏。今春の福岡県知事選では擁立候補が惨敗し不人気ぶりが示されたが、今月11日の内閣改造でも再任される方向という。顔触れの品格こそが、問われそうである。(永松英一郎)
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https://lite-ra.com/2019/09/post-4960.html

安倍が文科相に抜擢した萩生田光一こそ問題だらけのタマネギ男だ! 加計問題で圧力、教育勅語礼賛、テレビ局に圧力文書…
2019.09.10 08:09

     (オフィシャルwebsiteには安倍首相とのツーショット写真も!)

 安倍政権史上、過去最高の“お友だち=極右”内閣が誕生しようとしている。明日の内閣改造と自民党役員人事に先駆け、すでにメディアが入閣情報を報道しているが、その面子は背筋が凍るような極右議員が勢揃い。しかし、そんななかでも飛び抜けて多くの人びとの度肝を抜いたのが、萩生田光一氏の初入閣、しかもよりにもよって文科大臣で登用されるというニュースだ。

 いわずもがな、萩生田氏といえば安倍首相の“側近中の側近”であり、そして、加計学園問題キーパーソンだ。

 あらためておさらいすると、萩生田氏は加計学園の獣医学部新設をめぐって大きな役割を演じてきた。たとえば、文科省が公開したメール文書では、「広域的に」「限り」の文言を加えるという事実上の京都産業大学外しを内閣府に指示していたと名指しされており、NHKがスクープした文部省の内部文書「10/21萩生田副長官ご発言概要」でも、萩生田氏が文科省に対し官邸は絶対やると言っている」「総理は「平成30年4月開学」とおしりを切っていた」などと“総理案件であることを伝えていたことが明らかになっている。

 こうした関与を本人は厚顔にも完全否定したが、萩生田氏は加計学園が経営する千葉科学大学の客員教授を務め、報酬を得ていたこともある上、自らのブログに安倍首相、加計孝太郎理事長と3人仲良くバーベキューに興じる写真を掲載していたことも発覚。ところが驚いたことに、萩生田氏は安倍首相と加計氏の友人関係すら知らなかったと強弁するなど、誰にでもわかる嘘を平気な顔で吐いてきた

 にもかかわらず、安倍首相の側近として文科省に圧力をかけた疑惑の中心人物を、あろうことか安倍首相は文部大臣に抜擢したのである。これほど国民をコケにした人事があるだろうか

 だが、萩生田氏を文科大臣に登用したことには、さらに大きな問題がある。それを象徴するのが、前川喜平・元文科事務次官がきょう投稿したツイートだ。

〈やっぱり萩生田文部科学大臣か。ひどいことになるだろう。彼の議員会館の事務職には、教育勅語の大きな掛軸が掛けてあった。〉(原文ママ)

 教育勅語の掛け軸をかけていた──。このエピソードからもわかるとおり、萩生田氏は安倍首相が血道を上げる戦前回帰と“偏向”教科書批判に同調し、一体となって教科書制度の改悪を進めてきた歴史修正主義者なのだ。

 たとえば、2013年には、安倍首相の「(現行の教科書検定基準には)伝統、文化の尊重や愛国心、郷土愛について書き込んだ改正教育基本法の精神が生かされていない」と発言したことを受けて、萩生田氏は総裁特別補佐として自民党「教育再生実行本部」の「教科書検定の在り方特別部会」の主査に。同部会は教科書検定でアジア諸国への配慮を義務づけた近隣諸国条項」の見直しを打ち出し、「自虐史観に立つなど、多くの教科書に問題となる記述がある」と教科書批判を展開。

 そして、同部会では教科書会社の社長や編集責任者を呼び出し、〈南京事件や慰安婦問題、竹島などの領土問題、原発稼働の是非などに関する教科書の記述〉について聞き取りをおこない、議員らが「経緯の説明が足りない」「偏っている」などと意見(朝日新聞2013年6月4日付)。ようするに圧力行動に出たのだ。


■安倍首相の手先として教科書に圧力、ワイルドな憲法審査、テレビ局に圧力文書

 これには教科書会社の関係者からも「戦争への反省の視点を薄めようとしているのは明らか」などと危惧の声が上がっていたが、対する萩生田氏は「日本ってとんでもない国だという、そういう洗脳教育みたいなのは、もうやめてもらいたい」などと発言(琉球新報2013年8月4日付)。結局、安倍政権は〈学習指導要領の解説改定や検定基準の厳格化によって教科書の記述を変えさせる〉ことで「近隣諸国条項」を骨抜きにしたのだが、萩生田氏はこの教科書改革について「もう、近隣諸国条項の使命は終わった」と語っている(朝日新聞2014年3月2日付)。

 このように教科書改悪の尖兵として役割を果たしてきた萩生田氏が、安倍首相によって文科大臣に引き上げられた──。これによって、さらに教育現場において歴史修正主義が押し付けられ、蔓延することは間違いない。

 いや、問題はそれだけではない。萩生田氏は「日本会議国会議員懇談会」が設置した「新憲法制定促進委員会準備会」の事務局長を務め、この準備会が2007年に「新憲法大綱案」を公表したように、安倍首相と一丸となって憲法改正を推し進めようとしてきた人物だ。

 実際、今年に入ってからもフェイクデマ拡散ネトウヨ番組『真相深入り!虎ノ門ニュース』(DHCテレビ)に出演して「ワイルドな憲法審査を自民党は進めていかなければならない」などと述べ、さらに参院選後にはやはり極右ネット放送局「言論テレビ」の番組『櫻LIVE』に出演し、衆院議長だった大島理森氏をめぐって「いまのメンバーでなかなか動かないとすれば、有力な方を議長に置いて、憲法改正シフトを国会がおこなっていくことは極めて大事だ」と発言。

 野党との合意形成もなく「ワイルドな憲法審査」などと言い、改憲シフトのためには衆院議長の首も挿げ替えるべきと主張する「暴言を連発してきた萩生田氏を、このタイミングで文科大臣にする意味──。それは、改憲の必要性を学校でも叩き込もうというための布石ではないのか。

 しかも、萩生田氏といえば、報道機関に対し率先して“圧力”“恫喝”を繰り広げてきた人物でもある。たとえば、2014年末の解散総選挙直前、安倍首相が生出演した『NEWS23』(TBS)で流した街頭インタビューでアベノミクスについて否定的な意見が多かったことに対して、安倍首相は「厳しい意見を意図的に選んでいる」と陰謀論まがいの主張をまくしたててブチ切れ。放送から2日後には、在京キー局に向けて当時自民党筆副頭幹事長の萩生田氏は選挙時期における報道の公平中立ならびに公正の確保についてのお願い〉なる恫喝文書を送りつけた。これが放送局の萎縮と忖度を加速させたことはあきらかだが、このように安倍首相に仕え、尻尾を振りつづけてきたのが萩生田氏なのだ。

 安倍首相の言うなりに動き、時に安倍首相の本音を代弁して観測気球を上げてきた萩生田氏の入閣。新たな“極右お友だち内閣”でも、この男の動きには要注意が必要だろう。

(編集部)
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コメント
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●《極右のタニマチ》達の悍ましさ…アノ「安晋会」副会長・アパホテル元谷外志雄代表とアベ様の深~い関係

2018年05月17日 00時00分21秒 | Weblog

[※ 自公選挙公約「子育て…」小躍りするアベ様日刊ゲンダイ(2017年12月19日)↑]



リテラの記事【内閣府がアパグループの歴史修正主義活動を「公益目的事業」に認定! 森友加計と同様、安倍首相のサポーターに忖度か】(http://lite-ra.com/2018/05/post-3986.html)。

 《〈…この目的の実現を推し進めるため、内閣府より公益目的事業の認定を受け、「アパ日本再興大賞」顕彰制度を実施いたします〉…なんと、歴史修正や差別的デマを振りまいてきた財団の顕彰制度を、内閣府は公益目的事業として認定したというのである》。

 《極右のタニマチ》達の悍ましさ…《日本の保守のオピニオンリーダーのお一人であり安倍首相のビッグサポーター》(by片山さつき氏)な、アノ「安晋会」副会長・アパホテル 元谷外志雄代表とアベ様の只ならぬ深~い関係…。ウンザリする。そして、内閣府がアベ様とこの悍ましき《極右のタニマチ》との関係に忖度。ヘイトな活動が《公益目的》って、唖然とします。アベ様独裁政権ならではの、悍ましき認定。酷すぎる。
 そして、これもリテラの記事で、先日来、つぶやき上で話題になっていた件。これまた、悍ましき《極右のタニマチ》の影響でしょうか? 記事【内閣府がヘイトスピーチや在日特権デマを「国民の声」として政府のウェブサイトに大量公開!】(http://lite-ra.com/2018/05/post-3987.html)によると、《内閣府の「国政モニター」のウェブページに、在日韓国・朝鮮人や中国人に対するヘイトスピーチや、ヘイトクライムを招く差別デマが大量に掲載…政府のウェブサイト。同サイトによれば、〈国の重要施策に関して、国民の皆さまからご意見、ご要望などを聴取し、国の行政施策の企画、立案及び実施のための参考とすることを目的〉として、集めた意見を2014年からウェブ上で公開してきた。また、〈全てのご意見は、内閣府が関係する府省庁に毎月、行政施策の企画、立案及び実施のための参考にするよう送付〉しているという…まるでネット右翼御用達の掲示板と見間違うほど。控えめに言っても8割がヘイトコメントだった。…在日特権デマや在日韓国人・中国人を「工作員」「テロリスト」扱い…ヘイトスピーチの掲載を判断した内閣府の説明は矛盾だらけ…このまま、安倍政権を放置しておいたら、日本中がグロテスクな思想におおいつくされてしまうだろう》…。この政権は、根幹から腐っている

   『●「S」で「D」なアベ様と麻生副首相は「政治資金」で 
       夜な夜な一体何をしているのか? それでも支持??
    《安倍首相の資金管理団体「晋和会」の10~12年分の収支報告書を
     みると、「行事費」という名目で多額の飲食代を計上。その規模は
     3年間で3000万円近い》
    《安倍首相をはるかにしのぐのが、麻生大臣のデタラメ支出だ。
     資金管理団体「素淮会」の10~12年分の収支報告書によると…》

   『●「襟を正す気など」全く無し…「安倍政権の『金満ぶり』」 
             「もはや『ぼろ儲け内閣』と呼ぶべきでは」?
    「『LITERA 本と雑誌の知を再発見』の編集部による記事
     【安倍内閣のデタラメ政治資金! 安倍は6千万パーティ、
     麻生は愛人のクラブに900万、稲田、石原、金田も豪華飲食に】…
       《もはや「ぼろ儲け内閣」と呼ぶべきではないか──昨日、総務相が
     昨年2015年の政治資金収支報告書を公表したが、あらためて
     安倍政権の“金満ぶり”があきらかになった》。
       記事に出てくる閣僚や自民党議員の数々の醜態…自公投票者の
     皆さん、コレで良いの? どういう思考をすれば、こんな議員を支持し、
     投票できるの? 特に、アベ様と麻生太郎氏は目に余る。両氏の
     資金管理団体「晋和会」や「素淮会」、一体、「管理」する気はあるのか。
     警察や検察は見て見ぬふり?」

   『●アベ様や吸「血税」氏の「品性」の無さ:  
       政治資金や税金で夜な夜な何をやっているのか?
   『●石破茂氏「日本への核拡散」発言と 
     山尾氏「私事」による離党の事の軽重…マスコミはわきまえているか?

 さて、安晋会とは? 「晋和会」が表の公的な資金管理団体なら、晋会は裏のダークな集金装置。「暴力団関係者とも裏取引するという、ダーティな政治手法」を担う一翼。

   『●「暴力団人脈」による「ダーティな政治手法」!?
               またしても、アベ様、ダークすぎます
    《そういう意味では、安倍首相の罪は小渕優子どころではない
     謀略工作や裏社会との関係までをそっくり先代から受け継いで
     いるのだ。他にも、安晋会という集金装置の存在や北海道の
     霊園疑惑など、安倍首相にはダーティな疑惑は山ほどある

   『●選挙制度の不備に加えて、大企業を巻き込みながら
         《極右のタニマチ》が《組織的な選挙運動》を展開…
    《もちろん、アパが取り組んでいるのは歴史修正運動だけではない。
     元谷代表は、ペンネームである藤誠志名義の著書で
     独立国家とは戦争ができる国家〉〈核武装も可能にするべきなどと
     主張し、国際法違反の現行憲法を停止させ、明治憲法の改正手続きに
     従って自主憲法を制定するのだ(『理論 近現代史学』)との持論を
     展開する改憲ウルトラタカ派。そして、自他共に認める安倍首相の
     「ビッグサポーター」で、実際、安倍の秘密後援会「安晋会」の副会長を
     務めたこともある》

   『●アベ様…「政敵をおとしいれるためには
       暴力団関係者とも裏取引するという、ダーティな政治手法」

 あ~、そうそう、アパ~ッな懸賞論文のこと。以下を、よくつぶやいております。頭クラクラ。

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■先日来、話題のアパホテルと聞いて思い出したのは田母神俊雄氏論文「日本は侵略国家であったのか」問題https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B0%E6%AF%8D%E7%A5%9E%E8%AB%96%E6%96%87%E5%95%8F%E9%A1%8C)。『「真の近現代史観」懸賞論文』(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%80%8C%E7%9C%9F%E3%81%AE%E8%BF%91%E7%8F%BE%E4%BB%A3%E5%8F%B2%E8%A6%B3%E3%80%8D%E6%87%B8%E8%B3%9E%E8%AB%96%E6%96%87)なるものの受賞者のリストを見ると、頭がクラクラします
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http://lite-ra.com/2018/05/post-3986.html

内閣府がアパグループの歴史修正主義活動を「公益目的事業」に認定! 森友加計と同様、安倍首相のサポーターに忖度か
2018.05.01

     (公益財団法人アパ日本再興財団公式HP)

 本日5月1日、目を疑うような広告が産経新聞に掲載された。その広告の出稿主は、公益財団法人アパ日本再興財団。ホテルチェーンでおなじみのアパホテルを傘下とするアパグループ代表の元谷外志雄氏が創設し、田母神俊雄氏や竹田恒泰氏、杉田水脈氏、ケント・ギルバート氏などの極右言論人を表彰してきた「真の近現代史観」懸賞論文の主催者だ。

 今回の広告は、その公益財団法人アパ日本再興財団が新たに賞金1000万円の「アパ日本再興大賞」なる顕彰制度を創設するという告知なのだが、そこにはこんな文言が躍っていたのだ。

   〈公益財団法人アパ日本再興財団は設立以来
    「正しい国家観、世界観を持った
    人材を育成し、日本国民が
    自虐史観によって失った
    国に対する誇りを取り戻し、
    誇りある祖国である日本を成長発展させる」
    という目的を掲げてきました。
    この目的の実現を推し進めるため、
    内閣府より公益目的事業の認定を受け、
    「アパ日本再興大賞」顕彰制度を実施いたします〉

 なんと、歴史修正や差別的デマを振りまいてきた財団の顕彰制度を内閣府は公益目的事業として認定したというのである。ちなみに、公益目的事業に認定されれば、法人税は非課税となる。

 アパグループといえば、昨年1月、「南京虐殺はなかった」などという保守系の学者でさえ「ありえない」とするトンデモ論を主張する元谷代表の歴史修正本を客室に設置していたことが国際問題に発展したことも記憶に新しい。そうした差別を助長する歴史修正は同法人が表彰してきた論文でも展開されており、とてもじゃないが公益性が認められるようなものではない

 にもかかわらず、内閣府はアパ日本再興財団を2015年6月25日に公益財団法人への移行を認可。今回、アパ日本再興財団は新聞広告で「内閣府より公益目的事業の認定を受け」たと謳っているが、公益目的事業の定義は、学術及び科学技術や文化及び芸術の振興、高齢者の福祉の増進や児童又は青少年の健全な育成の目的など計23種の事業のうちいずれかに該当することと、〈不特定かつ多数の者の利益の増進に寄与する〉事業であること。ようするに、内閣府はこのようなあからさまな歴史修正と差別を助長する言論を支える事業を「不特定かつ多数の者の利益の増進に寄与」すると認めているのである。


アパホテル元谷代表と安倍首相の深い関係、秘密後援会「安晋会」の副会長も

 いま、内閣府をめぐっては、HP内の「国政モニター」によって集められた国民の意見なるものが差別デマに溢れている件が問題となっている。この件については追ってお伝えしたいが、今回のアパ問題は、差別的言辞を黙認するという問題だけではなく、さらに別の、大きな問題を孕んでいる。

 それは、森友学園や加計学園問題と相通じる、安倍首相および安倍自民党への忖度事案なのではないか、という問題だ。

 今回、本サイトが公益法人認定をおこなう内閣府の公益認定等委員会事務局に取材をおこない、公益目的事業の認定の仕組みについて尋ねると、担当者からはこのような回答が帰ってきた。

   「有識者からなる公益認定等委員会が内閣総理大臣から諮問を受け、
    これがふさわしいかどうかというのを審査し、その結果、ふさわしい
    と思いますということで答申を受けて、その答申を受けた
    行政長・内閣総理大臣のほうが、法人に対して認定を出す
    という仕組みです」

 そして、本サイトでは何度も追及してきたように、アパ日本再興財団の代表理事である元谷氏と安倍首相は深い間柄にある。

 まず、安倍首相と元谷氏を繋いだのは、森喜朗元首相だとされている。元谷代表は森氏と同郷である石川県の小松市出身。1986年、元谷氏は地元の政治家や財界人を集めた会員組織「小松グランド倶楽部」を結成したのだが、そのとき最高顧問に就いたのが森氏で、2003年にはアパグループの機関紙「Apple Town」で対談もおこない、元谷代表の著書の出版パーティの発起人を森氏が務めるまでになった。そうしてアパグループは森氏との蜜月を機に政界に人脈を広げ、その子分である安倍晋三と関係を深めていったのだという。

 実際、2005年10月12日、元谷代表の自宅でおこなわれた「日本を語るワインの会」なる会合に、官房長官に就任する直前の安倍氏が出席していたことを、「週刊ポスト」(小学館)06年9月29日号が写真付きで報じた。また、元谷代表の妻でアパホテル社長の芙美子氏が旧森派議員のパーティに参加し、安倍氏とツーショット写真を撮っていたことも発覚した。

 極めつきは、安倍氏の秘密後援会「晋会」の存在だ。当時メディアを賑わせていた姉歯ヒューザー耐震偽装事件で、耐震偽装マンションを販売したヒューザーの小嶋進社長(当時)が、国会証人喚問で国交省への事件もみ消しの働きかけを当時官房長官だった安倍氏の政策秘書・飯塚洋氏に依頼していたことを暴露。また「週刊ポスト」によると小嶋社長は「安晋会」に入っていたから、とその関係を説明したことがあった。「安晋会」には、吉村文吾・AIG株式会社会長や前田利幸・前田興産代表取締役社長、そしてライブドア事件にからみ沖縄で怪死を遂げた野口英昭氏が副社長を務めていたエイチ・エス証券の澤田秀雄社長(エイチ・アイ・エス会長)など実業界の実力者が集結し、さまざまな疑惑が報じられたのだが、じつは、その安晋会」の副会長を務めていたのがアパグループの元谷代表だったのだ。


内閣府に忖度疑惑を直撃! 加計問題でも安倍のために動いていた内閣府は…

 これだけではない。その後も元谷代表は、安倍首相の有力な支援者でありつづけている。事実、アパホテルに設置してあることで問題となった著書『理論 近現代史学II 本当の日本の歴史』には、こんな一節がある。

   〈安倍政権は十年以上続く長期政権を目指し、日本を立て直し、
    誇れる祖国・日本の再興を果たして欲しい。そして自ら招致に
    成功した東京オリンピックの開会式で、安倍首相が「君が代」と共に
    開会宣言を行うのが理想だ。中国、韓国にしっかり対応していくためにも、
    安倍政権が長期政権となるべく、私も最大限のサポートをしていくつもりだ〉

 このサポートは昨年の総選挙でも発揮された。しんぶん赤旗が2017年12月25日付でスクープしたところによれば、元谷代表が名誉会長を務める「アパ・コーポレートクラブ」が、稲田朋美防衛相(当時)や下村博文・元文科相といった安倍側近議員をはじめとする改憲派候補者を「『誇れる国、日本』の再興のために活躍して頂ける政治家」だとして推薦し、応援を呼びかける文書を取引先である大手企業に送っていたことがわかったからだ。

 さらに、アパグループの機関誌「Apple Town」2017年2月号において元谷代表と対談をおこなった自民党の片山さつき議員は日本の旗を背負った大使の様なホテル王」「海外でもアパホテルは日本のランドマーク露骨なヨイショ発言を連発するなかで、「(元谷)代表は日本の保守のオピニオンリーダーのお一人であり安倍首相のビッグサポーター」とも述べている。

 前述したように、アパ日本再興財団が公益財団法人に移行したのは安倍政権下の2015年のこと。耐震偽装事件の際に元谷代表と安倍首相の蜜月を伝えた週刊誌報道をはじめ、2008年に侵略戦争を正当化した田母神氏のアパ論文問題が大きなニュースとなった際にも、田母神氏を航空幕僚長に任命した安倍首相がクローズアップされ、安倍氏とアパの関係が取り沙汰された。つまり、公益財団法人に移行する際も、さらに今回の公益目的事業の認可も、内閣府はアパが安倍首相に深くかかわっているということは百も承知だったはずなのだ。

 ちなみに、本サイトでは内閣府の公益認定等委員会事務局に対し、歴史修正を称揚するアパ日本再興財団に公益性があると判断する妥当性について質問したが、回答は「審査は認定法が掲げている基準を満たすかどうか」であり「個別の論文がふさわしいのかというところを見ているものではない」というものだった。また、元谷代表と安倍首相の関係といった政治的な問題が認定に影響を及ぼしたのではないかという質問には「ございません」という返事が返ってきた。

 しかし、内閣府といえば、獣医学部新設問題でも加計学園幹部らの官邸訪問時から藤原豊・地方創生推進室次長(当時)がアドバイスをおこなうなど、官邸と歩調をあわせた暗躍ぶりが判明している。否定コメントを額面通りに受け取ることはできない。

 海外からも言動が問題視される人物が代表理事を務める団体の、歴史修正と差別デマを振りまくための顕彰制度を政府が認可する──この異常な事態と、噴出する安倍首相の「お友だち優遇」という政治の私物化問題が、地続きにあると考えるのは自然な話だ。いずれにしても、安倍首相がトップであるかぎり、この国ではどんどんと極右思想が称揚され、スタンダード化していくことは間違いない

(編集部)
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●「首相に対する侮辱」であり、アベ様は「国会の場で白黒つけると闘志をたぎらせている」…とても楽しみ!

2017年03月19日 00時00分10秒 | Weblog

[※日刊ゲンダイ(2017年3月4日)↑]


日刊ゲンダイの記事【籠池証人喚問の行方は…本紙独占“安倍寄付”証言の全容】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/201687)。

 《「内閣が2つくらい飛ぶ」――。宣言通りの“巨大爆弾”が炸裂した。…籠池理事長が「安倍首相から、昭恵夫人を通じて100万円もらった」と明言》。


 自民党サイドから籠池理事長の証人喚問を申し出るという異例の展開…。でも、アベ様は墓穴を掘ってるのでは?
 《首相を侮辱したから証人喚問なんて、一体どこの独裁国家か証人喚問は、真相を解明するために行うのであって、安倍を侮辱した人物をつるし上げる場ではない》。与党自公や癒党お維の支持者を除く市民こそが「侮蔑」されているというのに、「首相に対する侮辱」であるという理由で証人喚問をして下さるそうですが…、アベ様は「国会の場で白黒つけると闘志をたぎらせている」そうですよ…と~っても楽しみ!!
 《私もも一切この認可にも、あるいは、この国有地の払い下げにも関係ない」「私やが関係していたということになれば、間違いなく総理大臣も国会議員も辞めるということははっきりと申し上げておきたい》と大見得を切りました。いよいよ、それを実行するときが来ました。

   『●「日本を守ってくれる人」って、アベ様は 
      「破壊している人」なんですが! 一体何を「記念」した小学校?
    「《私もも一切この認可にも、あるいは、この国有地の払い下げにも
     関係ない」「私やが関係していたということになれば、間違いなく
     総理大臣も国会議員も辞めるということははっきりと申し上げて
     おきたい》と大見得を切りました

   『●コラム『筆洗』「さて、この学校はどんな「愛国心」を、
          子どもたちに伝えたいのか」? グロテスクな洗脳
   『●裸の王様「記念」小学校・女王様「名誉」校長…
        証拠隠滅=「文書を存在しないことにする手法」炸裂か?
   『●アベ様王国「同じ穴のムジナ夫婦」(鈴木耕さん)、
          そして、「大新聞も同じ穴のムジナ」(日刊ゲンダイ)
   『●保育所・幼稚園の幼児「教育」の破壊: 
     ハタやウタで「将来の国民としての情操や意識の芽生えを培う」?

   『●「ムジナ夫婦、狢マスコミ」、むろん、当然、お維もムジナ
            …「松井知事は開き直り、橋下は話のスリカエ」
   『●デンデン王国「裸の王様」の御妃は「私人」?…
        「少なくとも、森友学園との関係で「私人」は通用しない」
   『●「瑞穂の國記念参院予算委員会」は酷かった…
        「平成の治安維持法」を目指す「裸の王様」の取り巻きの醜さ
   『●ブチ切れるデンデン王国「裸の王様」の墓穴…
      ムジナ全員が過剰に忖度し事実として《影響を与え》たのです

   『●「私学への異常な肩入れ自体が現職の首相として
      不見識で不適切だとは思わない神経」…持ち合わせていない


 以下は、一連のリテラ記事より。

 お維も「忖度」した訳ね…【森友問題で橋下と松井が今さら「国の圧力があった」…自分たちと維新議員の疑惑を隠し説明責任を放棄する卑劣】(http://lite-ra.com/2017/03/post-2994.html)、《つまり、松井府知事橋下も、「大阪府は近畿財務局から“相当な圧力”を受けて、仕方なく小学校を認可した」と言い出したのだ》。

 どこら辺が「愛国」なんでしょうね?…【籠池の代わりに菅野完が会見、マスコミが中継を打ち切った爆弾発言の中身! 財務省の工作、稲田の父親、在特会…】(http://lite-ra.com/2017/03/post-2995.html)、《疑惑の鍵を握る重大な内容が含まれていた》。

 どこまでオトモダチに便宜図ってんだか…【安倍首相の親友が経営する“第二の森友”加計学園の関係者を最高裁判事に任命! 司法までオトモダチで支配】(http://lite-ra.com/2017/03/post-2997.html)、《…森友学園問題。安倍政権は生きた心地がしないだろうが、そんななか、新たにとんでもない疑惑が浮上してきた。自分の親友が経営する例の“第二の森友学園”関係者を、なんと「最高裁判事」に押し込んだのではないかという疑惑だ…学園の監事であられた木澤克之氏が(略)7月19日付で最高裁判所判事に任命》。

 息吐く様に噓をつく裸の王様」…【籠池理事長が卒園式でも「安倍首相から小学校設立に100万円の寄付があった」「かなり仲良かったのに裏切られた」】(http://lite-ra.com/2017/03/post-2998.html)、《我々がこの学園をつくり上げようとしたのは、みなさん方のご意志があってこそだと思う。そのご意思のなかには、大変恐縮ですが、安倍内閣総理大臣の寄付金も入っていることを伝達します》。

 マスコミにも多数のムジナが…【安倍応援団・田崎史郎が“籠池が稲田へセクハラ”の噂を紹介し「彼女にセクハラするかな」…それがセクハラだ】(http://lite-ra.com/2017/03/post-2999.html)、《またしてもこの男か──。安倍首相の“ワイドショースポークスマン”、そして“スシロー”“御用記者”“安倍ちゃんの親衛隊”など数々の異名をもつ田崎史郎》。

 賛成…【証人喚問は籠池理事長だけじゃ意味がない、迫田理財局長、松井知事、昭恵夫人も証人喚問せよ】(http://lite-ra.com/2017/03/post-3000.html)、《自民党が籠池理事長の証人喚問を行うことに合意》。

 ただ今、デンデン王国「裸の王様」は言い訳考え中物証まで出てくる始末…【安倍晋三の名が消された寄付金振込票に続き、籠池長女による100万円受取り直後の目撃証言が!】(http://lite-ra.com/2017/03/post-3001.html)、《菅野完氏が“物的証拠”を公開》。

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/201687

籠池証人喚問の行方は…本紙独占“安倍寄付”証言の全容
2017年3月17日

     (16日の議員団の視察で籠池理事長が暴露
      (左は菅野完氏)/(C)日刊ゲンダイ)

■菅野氏が本紙に語った籠池「100万円」証言の核心部分とその真偽

 「内閣が2つくらい飛ぶ」――。宣言通りの“巨大爆弾”が炸裂した。きのう(16日)、森友学園の籠池泰典理事長の立ち会いのもと、参院予算委員会の議員団が大阪府豊中市にある「瑞穂の國記念小學院」の用地を視察。そこで籠池理事長が「安倍首相から、昭恵夫人を通じて100万円もらった」と明言したのだ。

 籠池理事長は集まったメディアの前で「すべては国会で話す」とも宣言。これを受け、急転直下、23日の「証人喚問」が決まった。あれほど国会招致を拒絶していた自公が、参考人どころか「証人」として呼ぶことを提案したのである。そこにどんな思惑があるのか。そして喚問では何が飛び出すのか。“共鳴”していたはずの同志の逆襲に、安倍政権は絶体絶命だ。

  ◇  ◇  ◇

 笑ってしまうのは、「首相から100万円寄付」という籠池発言を受けた安倍官邸の慌てっぷりだ。菅官房長官は、「総理に確認したところ、総理は自分では寄付はしていない。昭恵夫人、事務所など、第三者を通じても寄付はしていない」とすかさず完全否定してみせたが、その後、ビミョーに軌道修正して「夫人個人で行ったかどうかを現在、確認している」と含みを残した。逃げを打ったつもりだろうが、悪あがきになるだけじゃないか。

 本当に安倍首相は100万円を出したのか―─。「日本会議の研究」の著者・菅野完氏は15日夜、籠池理事長から現金授受の詳細をハッキリ聞いている。その受け渡しシーンはとにかくナマナマしい。

   「あの夜は4時間ほど籠池氏にインタビューし、寄付の話はその中で
    飛び出しました。昭恵夫人は15年9月5日に森友学園の塚本幼稚園で
    講演しています。籠池氏によると、講演後、『これ、主人からです
    と昭恵夫人から紙包みを渡されたそうです。中を確認すると
    現金100万円が入っていた。
     『小学校の建設費用に充てて欲しい』と言われたといいます。籠池氏は
    『領収書を出します』と昭恵夫人に申し出たそうですが、やんわりと断られ、
    結局、籠池氏の妻が森友学園の名義で森友学園の口座に振り込んだ
    と聞きました。念のため、籠池氏に森友学園の預金通帳を見せてもらうと、
    確かに、講演があった2日後の9月7日に100万円の入金記録が
    確認できた。それをもってすなわち現金授受の動かぬ証拠にはなりませんが、
    自分から自分に寄付するなんて不自然だし、籠池氏の話はディテールが
    しっかりしている。私は信憑性が高いと思っています」(菅野完氏)

 安倍はこれまでに国会で「私や妻が(国有地売却や学校認可に)関係していたことになれば首相も国会議員もやめる」「籠池氏と個人的な関係は全くないと言い切った。それなのに“ズブズブの関係”だった疑いが浮上していることが問題なのだ。しかも、100万円の寄付だけでなく、安倍と籠池夫妻の“個人的な関係”を裏付ける決定的な証拠がこれから次々に出てくるという。

   「安倍首相は国会で虚偽答弁を繰り返した稲田防衛相を擁護しました。
    それ自体が国会軽視で問題なのですが、首相本人の虚偽答弁が
    明らかになれば、内閣総辞職をして責任を取らなくてはいけません」
    (立正大名誉教授・金子勝氏=憲法)

 第2、第3の籠池爆弾が炸裂するのは時間の問題。安倍官邸がトボけていられるのも今のうちだ。


■参考人招致も拒否から一転、証人喚問の裏に何があったのか

   「国会の場でお話ししたい。それがすべてです」

 16日夕方、野党議員と自宅で面談した籠池理事長は、報道陣の前でこう言って、国会の参考人招致に応じる姿勢を示した。

 それからわずか数時間、急転直下で籠池理事長の証人喚問が決まった。23日に衆参両院の予算委員会で行われる予定だ。

 これまで自民党は「民間人の招致は慎重にしなければいけない」とか言って、野党が求める籠池理事長の参考人招致を拒否し続けてきた。どんな爆弾発言が飛び出すか分からないからだ。それが一転、招致に応じたウラには何があるのか。しかも、参考人招致ではなく、いきなり偽証罪にも問われる証人喚問に格上げである。

   「これだけの騒ぎになってしまった以上、いつまでも籠池氏の国会招致を
    拒否していると、自民党に疑いの目が向けられる。安倍政権が疑惑を
    隠蔽しているように見られて、世論の反発を招くだけです。この問題に
    区切りをつけるためにも、籠池氏を国会に呼ぶ必要が出てきた。ただし、
    籠池氏が何を言い出すか分からないのは事実です。いい加減なことを
    言えないよう、証人喚問にハードルを上げたのでしょう」
    (政治評論家・有馬晴海氏)

 学園にコンニャクを寄付していたと暴露され、籠池理事長との個人的な関係を否定してきた安倍首相の国会答弁の信用性が揺らいだことも大きな原因だ。

 「カネの話で名前を出されて、総理は“戦闘モード”になっている。向こうが国会に呼べと言うなら来てもらおうじゃないか国会の場で白黒つけると闘志をたぎらせている」(官邸関係者)

 招致を決めた自民党の竹下国対委員長も「首相に対する侮辱ですから。しっかりたださなければならない」と語気を強めていたが、首相を侮辱したから証人喚問なんて、一体どこの独裁国家証人喚問は、真相を解明するために行うのであって、安倍を侮辱した人物をつるし上げる場ではない


■知りすぎた男、籠池理事長が“消される”懸念

 籠池理事長の証人喚問に安倍首相はイケイケのようだが、政権内には慎重意見も根強い。やはり、何が飛び出すか分からないリスクがあるし、自分の名前が出されるんじゃないかとビクビクしている議員も少なくないのだ。

 証人喚問までの1週間は3連休を挟み、19日からは欧州外遊で安倍が不在になる。その間にも、政権サイドの暗闘が繰り広げられるだろう。

 安倍政権に不利な証言をしないよう、口裏合わせの説得工作に乗り出すのか、あるいは口封じに走る可能性もある。パクるか、消すか、だ。

 実際に大阪府は籠池理事長の刑事告発を検討している。小学校の建築費をめぐって、23億円、15億円、7億5000万円と金額の異なる3つの契約書がそれぞれ国交省、関西エアポート、大阪府に提出されていた件で、森友学園が虚偽申請をした疑いがあるとされている。身柄を拘束するのが目的だから、容疑は何でも構わない

   「籠池氏を面白おかしく取り上げれば数字が稼げるから、
    すっかりテレビメディアのオモチャにされていますが、これも怖い。
    デタラメばかりのオッサン、おかしな家族というイメージが先行すれば、
    彼が何を話しても信用されないし、もし逮捕されても、見せ物ショーに
    なってしまう。問題の核心が忘れられてしまいます」
    (政治ジャーナリスト・山田厚俊氏)

 きのう、報道陣の前に共産党や社民党などの野党と並び立った籠池理事長の姿を見て、自民党のあるベテラン秘書は「左翼と組んだと思われたら、頭に血がのぼった“愛国右翼”が天誅を下すかもしれんね」と物騒なことを言って心配していた。

 安倍はきのう夜、公邸で参院国対メンバーと会食した際も、籠池理事長のことを「変な人だよね」と言い冷たく突き放していたという。こんな非情な男をかばい立てする必要はない。自分の身を守るためにも、籠池理事長は知っていることを洗いざらい話すべきだ。こうなったら、“死なば森友”である。


■証人喚問するなら財務省も松井知事も呼ばなきゃダメだ

 籠池理事長の証人喚問だけでは事実は解明されない。そもそも、森友学園をめぐる疑惑の発端は国有地の格安払い下げだ。この怪しい仕組みには財務省、国交省、大阪府が絡んでいる。籠池理事長ひとりの聴取だけで全体像が浮かび上がるわけがないし、ヘタをしたら、右翼思想に凝り固まった大阪弁のおかしなオッチャンの暴走で片づけられてしまうだろう。

 野党は籠池理事長のほかに、官僚5人の参考人招致を求めている。

 なぜこの5人もセットで証人喚問しないのか。払い下げ当時の責任者だった財務省の迫田英典理財局長(現国税庁長官)、武内良樹近畿財務局長(現国際局長)。

 それに、森友学園サイドが不可解な値下げ交渉を引き出したとされる近畿財務局での打ち合わせに参加した財務省国有財産管理官2人と、国交省大阪航空局の空港部補償課跡地調整係長。大阪府の橋下、松井の歴代両知事の喚問も必須だ。

 学園が当初進めていた小学校用地の定期借地契約で、賃料ダウンに応じた当時の冨永哲夫近畿財務局長(現国交省政策統括官)も説明する必要がある。

 政治学者の五十嵐仁氏はこう言う。

   「森友疑惑に登場するすべての関係者を国会に呼ばなければダメです。
    野党が求める招致はもちろん、籠池理事長から陳情を受けて
    私学小学校の設置基準緩和の号令をかけた大阪府の橋下前知事、
    それを実行した松井知事。『認可適当』をスピード審査した私学審議会
    メンバー、それを所管する私学課長。“安倍晋三小学校”の名誉校長を
    引き受け、寄付金を手渡したとされる安倍首相夫人の昭恵氏。
    安倍首相は口を極めて関与を否定していますが、安倍夫妻の存在感が
    官僚の忖度を促した可能性は完全に否定できていません。それに学園の
    代理人を務め、教育方針を絶賛していた稲田防衛相もそうです。
    参考人招致も証人喚問も国政調査権の発動であって、有罪か無罪か
    を争う法廷ではない。関与を否定するのであれば、国会で身の潔白を
    証明すればいいのです」

 世間は一連の疑惑に疑問を抱いている。朝日新聞の世論調査では、国有地の格安払い下げについて「妥当ではない」が81%に達し、安倍内閣の「違法性はない」との説明に「納得できない」が71%を占めた。毎日新聞では昭恵氏の名誉校長就任について「辞退したが問題は残る」が58%に上った。

 松井知事は「僕を呼べばいい」と言っているのだからすぐにセッティングすればいい。関係者総ざらいの徹底追及をしなければ国民は納得できない。


■この証人喚問では終わらない安倍「日本会議」内閣の絶体絶命

 安倍官邸は籠池理事長の証人喚問で今度こそ疑惑に幕引きしようと焦っているが、むしろ政権幕引きの引き金になる。「共産党と朝日新聞が組んで事態が勃発した」とまで罵った籠池ファミリーが、共産を含む野党4党に背中を押されるように、自ら国会招致に名乗りを上げた。真相解明のため、野党は徹底追及する。籠池理事長がハラを決め、安倍夫妻との関係やコトの経緯を洗いざらいブチまければオダブツ必至である。

 安倍首相と籠池理事長を結びつけたのは、ともに信奉するカルト的右翼組織日本会議」の存在だ。集団的自衛権の行使容認、憲法改正、愛国心教育、自虐史観の排除、戦後レジームからの脱却――。安倍が力を入れるこうした政策は日本会議が提言してきたものだ。だから、安倍は当初、「妻から森友学園の先生の教育に対する熱意は素晴らしいという話を聞いている」と国会答弁し、学園での講演会も検討していた。そして、安倍内閣の大半が日本会議議連のメンバーだ。

 学園の幼稚園で行われている教育勅語の暗唱を絶賛した稲田防衛相。講演に行き、「思想的にもワシに合うなと思ったと言った鴻池元防災担当相は、麻生財務相の派閥に属すその麻生はまさに森友問題の“メーン舞台”である財務省のトップだ

 他にも、右翼団体に連なる閣僚たちへ、まだまだ森友問題は波及していくだろう

   「これほど国政を私物化している政権はないでしょう。森友疑惑で名前が
    上がる政治家はおしなべて日本会議とのつながりを指摘されている。
    とりわけ問題なのが、稲田防衛相です。南スーダンPKOの日報廃棄問題で
    何枚もイエローカードを食らい、森友疑惑でもメチャクチャな答弁を
    繰り返しています。安全保障を担う防衛大臣が自身の問題で身動きが
    取れないのでは、お話になりません。もはやレッドカードです」
    (五十嵐仁氏=前出)

 第1次安倍政権は辞任ドミノで幕を下ろした。一寸先は闇。政権の命運はアッという間に尽きる。
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●アベ様の政権の「暴走」許す、批判精神無き、「牙」無きメディア

2015年01月22日 00時00分16秒 | Weblog


マガジン9』の記事【柴田鉄治のメディア時評:昨年は安倍政権の『暴走』がまかり通った年、メディアのチェック機能は弱かった】(http://www.magazine9.jp/article/shibata/17314/)。

 「特定秘密保護法から始まって武器輸出三原則の撤廃、集団的自衛権の行使容認を閣議決定、さらに長期政権の維持を目指して『大義なき解散・総選挙』を断行して圧勝したのだから、「やりたいことは全部やった」という状況は否定できまい」。
 メディアが「チェック機能」を果たすどころか・・・・・・『アベ様のNHK』や『産経』なんて酷いモノ。ナベツネ氏の『読売』もね。 

   ●原発再稼働・もんじゅ推進を無批判に放送できる
                 公正中立な公共放送「アベ様のNHK」
   『●トップからして腐敗したメディア: 「きょうの安倍将軍」「安倍様のNHK」
   『●ジャーナリズムの矜持無きこんな「公共」放送なんて要らない!
   『●内閣法制局、NHK、秘密保護法、消費税増税・・・、
                「肝いり人事」という安倍首相の暴走人事
   『●「治安維持法」を止めるために:
         「アベ様のNHK」などマスメディアだけに任せてはおれない
   『●「アベ様のNHK」に、なぜ「皆様」が受信料を支払うのでしょうか?
   『●「鼻血問題」: 圧力に屈した「アベ様のNHK」
   『●「一体誰が朝日の記者に吉田調書を流したのか」
           ・・・・・・犯人捜しなどやってる暇があるのか?
   『●東京電力原発人災鼻血問題: 風評被害に矮小化していて良いのか?
   『●「鼻血」「死の街」問題と「金目でしょ」発言に対するマスコミ対応の落差
   『●(非)特定秘密「隠蔽」法を大歓迎:  
       「たかり記者」だった?読売新聞ナベツネ氏は正気なのでしょうか?
   『●「政権批判」だったら歌うなとでも?  
        「アベ様のNHK」は「放送禁止歌」にでもしますか?


 アベ様の露骨なメディアへのプレッシャーの賜物。いまやメディアに「政権チェック」「政権批判」の気概もなく、「牙」もなし。

   『●アベ様は「報道がそれで抑圧される、
       そんな例があったら私は辞める」と明言・・・ETV番組改編問題は?


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http://www.magazine9.jp/article/shibata/17314/

2015年1月14日up
柴田鉄治のメディア時評

その月に書かれた新聞やテレビ、雑誌などから、ジャーナリスト柴田さんが気になったいくつかの事柄を取り上げて、論評していきます。


昨年は安倍政権の『暴走』がまかり通った年、メディアのチェック機能は弱かった

 年末に体調を崩し、緊急入院したため2014年を総括する「12月のメディア時評」を休載させていただいた。幸い年明けに退院できたので、遅ればせながら「2014年を総括するメディア時評」をお送りする。

   *

 2014年はどんな年だったか。私の見方は「安倍政権の暴走がまかり通った年だった」という表現が一番ぴったりだと思っている。いや、私だけでなく、安倍政権を強く支持している人たちだって、『暴走』という言葉を除けば、この見方に反対はしないのではあるまいか。

 特定秘密保護法から始まって武器輸出三原則の撤廃、集団的自衛権の行使容認を閣議決定、さらに長期政権の維持を目指して『大義なき解散・総選挙』を断行して圧勝したのだから、「やりたいことは全部やった」という状況は否定できまい。

 安倍首相がやりたかったことをひと言でいうと、「戦後レジームからの脱却」、つまり「戦前の日本はよかった、戦後の日本はよくないという歴史観を日本中に広めたいというものだろう。この歴史観に同調する人たちが、「戦前の日本はよくなかった」という人たちを「自虐史観だ」といって攻撃するのも、その一環だと考えれば分かりやすい。

 この「歴史観の社会への浸透」というのは、一見どこまで広がったかは分かりにくいものだから、安倍首相の悲願をもっと具体的で分かりやすい言葉で言えば、「憲法9条を改定したい」ということになろうか。

 この安倍首相の目指しているところを、東京新聞の「論点明示報道」の手法で表現すれば、「日本を戦争のできる国にしよう!」となるのではないか。論点明示報道というのは、その政策のもたらす結果を先取りし、一面トップの見出しで大きく表示しようという試みで、2014年度の日本ジャーナリスト会議のJCJ大賞に選ばれた手法である。

 たとえば、5月13日に首相の個人的諮問機関、安保法制懇が報告書を出し、首相が記者会見した時の東京新聞の一面トップの見出しは、「『戦地へ国民へ道」と踏み込み、また集団的自衛権行使容認の閣議決定の時には「海外で武力行使可能に」と他紙とは一味違う大見出しをうたったのである。

 東京新聞の頑張りはなかなかのものだったが、メディア全体の批判は必ずしも厳しいとは言えず、安倍政権の暴走はとまるどころか、「もうすべて実現したようなものだと見ている人も少なくないかもしれない。


安倍政権の『メディア懐柔策』が目立った年でもあった!

 安倍首相の悲願は「憲法9条の改定」だとしても、9条の改定についてはどの世論調査でも反対意見のほうが多いため、そう簡単にはいかない。そこで政府・与党では国民の間に反対意見の少ない「環境権」の導入などから提起して、地ならしをしてから9条の改定にかかろうと計画しているようだが、果たしてどうなるか。

 問題はメディアである。50~60年代はどの新聞も野党精神が旺盛だったが、70年代にまず産経新聞が政府・与党寄りに論調を転換し、次いで80年代に読売新聞があとを追い、「新聞論調の二極分化」の時代と呼ばれるようになった。

 その後、安全保障問題については日経新聞も同調し、「読売・産経・日経新聞 対 朝日・毎日・東京その他主要地方紙」という構図が生まれている。これは、原発政策などでも同じ構図になっている。

 国民の意識を変えるには、カギを握るのはメディアだろうと、2014年は安倍政権がメディアの懐柔策に全力を挙げた年でもあった。

 いや、正確に言えば就任早々からメディア戦略に並々ならぬ努力を重ねている。たとえばメディアのトップと個別に次々と会食を続けており、従来の政権が避けてきた各メディアとの個別のインタビューにも応じるという、新方式も平然と実行しはじめた。

 個別のメディアへの懐柔策は、2014年の年頭、まずNHKの会長人事への介入から着手した。会長の任命権をもつ経営委員への人事権を活用して、首相と同じような歴史観を持つ作家の百田尚樹氏や埼玉大学名誉教授の長谷川三千子氏らを経営委員に送り込み、籾井勝人会長の実現を図ったのである。

 籾井会長は就任の記者会見で「政府が右というものを左とは言えない」とか「従軍慰安婦問題は世界中どこにでもあった」とか、メディアのトップにはふさわしくない発言を繰り返し、各方面から批判の声が上がったが、政権に支えられていまだに辞任には至っていない。

 ただ、NHKのOBたちから「辞任を求める」署名が2千人を超えたというから相当なものだが、現役からの声が少ないのは残念だ。籾井会長の時代になってからNHKのニュースの時間に、安倍首相の出てくる場面が多くなったという声が聞かれるが、どうだろうか。

 メディアへの直接の介入と言えば、解散の前日、自民党は、荻生田光一・筆頭副幹事長と福井照・報道局長の連名で、NHKと在京の民放5局あてに「選挙報道の公平・中立を求めるという『要望書』を突きつけた。

 要望とはいっても、出演者の発言回数や時間、ゲスト出演者の選定、テーマ選び、街頭インタビューや資料映像の使い方まで、4項目にわたって細かく注意するよう求める内容で、過去の総選挙にも前例のない異例のものだという。

 本来なら受け取ったテレビ局がすぐに公表して問題にすべきものだと思うが、どこのテレビ局も取り上げず、1週間後にそれを知った新聞が報じて明るみに出た。要望書には「過去にあるテレビ局が政権交代を画策した偏向報道を行い、大きな社会問題になった事例もあった」とも示しており、テレビ局の選挙報道を牽制したものだ。

 立教大学の服部孝章教授(ジャーナリズム論)は「放送法の文言を引いて公平・中立を求めているが、実態はテレビ局への恫喝だ」と語っているが、私もそう思う。

 要望書が挙げている事例というのは、1993年の「テレビ朝日報道局長発言」を指しているのだろうが、これは民間放送連盟の内輪の会合で「非自民政権が誕生するように放送せよと指示した」などと産経新聞が報じ、記事を見て怒った自民党が国会喚問を要求したものだ。

 あとで分かった発言の全容と比べると、発言のごく一部をとらえ、しかも多少捻じ曲げて報じたものだったが、テレビ朝日の対応がおかしく、国会喚問に応じて平謝りに謝ってしまったため、自民党の追及が正しかったような印象を与えてしまった事例なのである。

 付言すれば、この産経新聞の記事が同年の新聞協会賞に選ばれたため、新聞協会賞の権威まで地に堕ちてしまったということまであった事例なのである。

 自民党にとっては過去の成功例として挙げたつもりかもしれないが、放送にある公平・中立の原則というのは、本来、政府に批判的な意見や少数意見などを報道するための武器として使われるものであろう。圧倒的な力を持つ側に厳しい姿勢でのぞむことこそメディアの使命であり、公平さなのである。


特定秘密保護法も、朝日新聞問題も安倍政権のメディア戦略?

 安倍政権が「戦争ができる国」への第一歩として特定秘密保護法の制定から着手したのも、メディア戦略の一環だと言えば言えよう。特定秘密保護法は、秘密を漏らした公務員を罰する法律のように見えて、実は、メディアを規制しようとするものだからだ。メディアが公務員から秘密を得ようとする行為を「教唆・煽動」として罰しようとしていることからも、それは明らかだ。

 このメディアを規制しようとする法律の制定に、賛成するメディアがあるとは信じられないことだが、日本の現状は残念ながらそうなのだ。安倍政権を全面的に支持する読売新聞と産経新聞が、特定秘密保護法にも賛成を表明しているのだ。

 ただ、唯一の救いは、他の安全保障問題などでは読売・産経と論調を同じくしている日経新聞が、特定秘密保護法については反対の態度を表明していることだ。したがって、新聞論調の二極分化とはいっても、特定秘密保護法に関しては地方紙のほとんどが反対しており、日本のメディアの圧倒的多数は「反対」という健全な姿をしているといっていいだろう。

 「何が秘密か、それが秘密だ」という言葉が象徴しているように、この法律違反で処罰される人が出てきても、恐らく裁判でも秘密の内容は明らかにされないのではないか、とさえ言われている。

 特定秘密保護法についてはその危険な側面がしだいに明らかになり、あと一歩で阻止できるかもしれないという状況が生まれたが、政府・与党がそれを察知して2013年暮れに強行採決により成立させた。反対運動の立ち上がりがもう一歩早かったら、と残念でならない。

 同法の施行は制定から1年後の2014年末だったので、同法をめぐる政府・与党とメディアとの闘いはこれからが本番だ。幸い、法律の施行で終わりではなく、「粘り強い闘いこそ」と反対運動を続けているメディアも少なくなく、メディアが安倍政権の思いのままに操られると思ったら間違いだろう。

 メディア問題を論じるなら2014年8月の朝日新聞の従軍慰安婦をめぐる検証報道から嵐のような「朝日バッシングが巻き起こり、それに幻惑されてか、次々と失態を繰り返した朝日新聞問題を避けて通るわけにはいかない。

 この問題については8月、9月のメディア時評で取り上げたので、繰り返すことはやめるが、第1は検証記事の出し方の失敗、「いまなぜ」の説明がなく、吉田清治証言を取り消したのに当然つくべき謝罪がないうえ、それに「今後も従来と同じ姿勢で従軍慰安婦報道を続ける」という決意表明を一緒にしたため開き直っているような印象を与えたこと。

 第2の失敗は、池上論文を没にした「信じられないような判断ミス」、第3は、原発「吉田調書」の記事を誤報でもないのに「虚報扱い」にして「記事を取り消し、社長も責任を取って退任」とした、将来の報道姿勢をも揺るがしかねない大失敗であり、いずれも朝日新聞が自ら招いたもので、サッカーでいう「オウン・ゴール」だったと私は思っていた。

 ところが、それから約3か月が過ぎ、朝日新聞社が委託した第三者委員会の報告書などが次々と出てきたこともあって、「オウン・ゴール」であるという性格は変わらないとしても、安倍政権のメディア戦略に朝日新聞も乗せられたのではないか、という疑いが色濃く浮かび上がってきた。

 たとえば、従軍慰安婦問題については強制連行を認めて謝罪した「河野官房長官談話」があり、安倍政権は河野談話を取り消したいのだが、そうもいかないので「河野談話の制作過程を検証して発表する」という策を取った。その内容に韓国が猛反発していたちょうどそういう時期に朝日新聞の検証報道は当たっていたのである。

 朝日新聞が20~30年前の吉田清治証言を取り消すと発表した途端に、「待ってました」とばかり、新聞、テレビ、週刊誌、月刊誌、ネット……が一斉に「朝日バッシング」に乗り出し、「朝日新聞の報道が慰安婦問題を浮かび上がらせ、日本を貶めたのだ」として「国賊!」「売国奴!」「反日!」といった罵声が乱れ飛んだのである。

 安倍政権から朝日新聞社に「過去の慰安婦報道について検証してほしい」という依頼があり、朝日新聞社がそれに応じるのを、安倍政権支持のメディアが手ぐすね引いて待っていた、と考えると分かりやすいのではあるまいか。

 それに、そう考えると、朝日新聞社の木村伊量社長が「従軍慰安婦報道の検証はやるが、絶対に謝罪はするな」と厳命したという不思議な事実が「なるほどな」と浮かび上がってくる。つまり、メディアとして過去の報道に問題があれば正すことはやるが、安倍政権の狙い通りには意地でも従わないぞ、というメディアの責任者としての思いが、記事を取り消しながら謝罪を拒否するという奇妙な命令を生み出してしまったのだ、と考えると納得がいく。

 さらにもう一つ、従軍慰安婦報道とは全く関係のない原発「吉田調書」の記事を朝日新聞が取り消した背景には、「慰安婦報道も原発報道も日本を貶める点では同類だ」という批判の声が高まってきたのを見て、安倍政権がまず産経新聞に、次いで読売新聞に吉田調書をリークして、朝日新聞批判を後押ししようとしたことはほぼ間違いあるまい。

 もちろん、こう見てきても、安倍政権の要請に勝手に応じた朝日新聞の「オウン・ゴール」であることには違いなく、とくに原発「吉田調書」記事を1950年の伊藤律事件や89年のサンゴ事件と同じ「虚報扱い」にした間違いには、一刻も早く気付いて修正してもらいたいと願わずにはいられない。
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●「敗戦70年 日本人は、戦争で何をしたのか」 『週刊金曜日』(2015年1月9日、1022号)

2015年01月12日 00時00分49秒 | Weblog


週刊金曜日』(2015年1月9日、1022号)について、最近のつぶやきから、AS@ActSludge。

 今週のブログ主のお薦めは、宇都宮健児さん【黒風白雨31/不公正税制の抜本改革を】と岩崎大輔氏【黒塗りだらけだった「ビキニ被ばく」の政府間公開文書 時間との闘い続く『X年後』】の真相究明】。

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■①『週刊金曜日』(2015年1月9日、1022号) / 「敗戦70年 特集 日本人は、戦争で何をしたのか」。「終戦」ではなく「敗戦」。永尾俊彦氏【汚染対策は見切り発車、後世に残る〝粗大ゴミ〟も!? 生活を圧迫する〝東京五輪〟】、「華やかな五輪の底には、人々に犠牲を強いる構造が横たわる」

■②『週刊金曜日』(2015年1月9日、1022号) / まさのあつこ氏【原発事故の健康管理・支援策は 政府、自治体に転嫁】、「ところが、議題は被ばく線量の推計に偏った・・政府は自治体・・・・・・丸投げした形・・環境省の施策案は・・・・・・などにとどまり、期待された前進は見られない」。(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/629c9031a7b55c9e9b071942bb3e0c18

■③『週刊金曜日』(2015年1月9日、1022号) / 落合恵子さん【風速計/やれることはすべて!】、「「戦争ができる国」はそのまま、原発や武器輸出を進め、もっともっとと煽るくにになることである。メインストリームを行く財界の軍需産業と固く手をとりあって「戦争を切望する国」へ、か?」。イラク「派兵」のその先(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/b7bf174830af46389179f7c8999df6c9

■④『週刊金曜日』(2015年1月9日、1022号) / 【黒島美奈子の政治時評辺野古新基地は困難 万策尽きた安倍政権】、「2013年の仲井眞弘多前知事への対応とのあまりに露骨な違いは、あきれることを通り越して悲哀さえ覚える・・無策ぶりを露呈」。「ロコツな“沖縄イジメ”」はアベ様らの「無策ぶり」?(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/21c24eed8a04dd47c18ba16067f00b87

■⑤『週刊金曜日』(2015年1月9日、1022号) / 【竹信三恵子の経済私考/再構築される「世襲的資本主義」 ピケティ勲章拒否の警告】、「安倍政権の「日本を取り戻す」というスローガンは、戦前の社会の基礎だった世襲制度の回復なのか」? 「ワッペン」拒否(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/a5661638ef06c77dbd0ac190d3051410

■⑥『週刊金曜日』(2015年1月9日、1022号) / 相田冬二氏【Interview 1 [映画監督]塚本晋也/好戦の論理を「映画という本能」でかち割る】、「いま撮らないと撮りにくく、いや、撮れなくなる・・・・・・これは自分にとって「観てほしい」ではなく、なんとか「観てもらわなければいけない」作品」

■⑦『週刊金曜日』(2015年1月9日、1022号) / 石井千湖氏【Interview 2 [作家]中島京子/どんどん苦しくなる感じ――ゾッとする「戦前との符号」】、「普通の人がスパイにされてしまう時代・・とにかく「おかしい」と思ったら黙らないこと・・ヘイト・スピーチで頭をよぎるあの歴史」。(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/55a79986ce2ffe9d1ece5a7158626260

■⑧『週刊金曜日』(2015年1月9日、1022号) / 松村洋氏【Interview 3 [沖縄民謡歌手]古謝美佐子/沖縄を想い、戦争の記憶をたどる歌たち】、「私の知ってる沖縄はどこ行った・・・・・・おーおー、腹立ったよ、とっても・・このままじゅ沖縄で暴動が起きるかも」。沖縄では4度目の完敗だというのに(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/21c24eed8a04dd47c18ba16067f00b87

■⑨『週刊金曜日』(2015年1月9日、1022号) / 倉本さおり氏【Interview 4 [俳人]金子兜太/「いま、平和を詠む」ということの本当の意味】、「政治性を付与するのは詠み手でなく読み手・・・・・・作品の意図をでっちあげるようになると、その国は危ない・・・・・・「芸術性がなくなる」ということの怖さ・・・・・・鶴彬・・・・・・」

■⑩『週刊金曜日』(2015年1月9日、1022号) / 山口正紀さん【盗聴拡大・密告取引導入を許すな 「可視化」関連法案】、「通過を狙っている悪法がある。盗聴法拡大と密告取引の導入・・・・・・実態は、自分が助かるための「密告取引」であり、新たな冤罪の温床になる」。(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/25cfbe2a14b41322994f35c3c15a5364

■⑪『週刊金曜日』(2015年1月9日、1022号) / 高嶋伸欣さん【事実歪曲研究者が日本学士院会員に! 広がる歴史修正主義】、「「自虐史観」批判とは、事実を根拠に主張できない弱点を、曖昧な事実歪曲の手法とでごまかす歴史修正主義の常套手段・・・・・・安倍政権下、歴史修正主義が学会の頂点に浸透しはじめた」

■⑫『週刊金曜日』(2015年1月9日、1022号) / 宇都宮健児さん【黒風白雨31/不公正税制の抜本改革を】、「一致して消費税増税に頼るしかないかのような報道をしているのは異常である・・・・・・『朝日新聞』の社説・・・・・・などは・・・・・・消費税10%への引き上げを決断すべきとの内容・・・・・・」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/944ad49c44f73710c04a576f4c299b5c

■⑬『週刊金曜日』(2015年1月9日、1022号) / 宇都宮健児さん【黒風白雨31/不公正税制の抜本改革を】、「消費税は低所得者層に厳しい税制であり、貧困と格差を益々拡大させる税制・・・・・・社会保障の財源や財政の健全化を消費税増税だけに頼るのは、まったく不公正・不公平」(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/01c2d759e6bdee3c0a7834a5db0da01b

■⑭『週刊金曜日』(2015年1月9日、1022号) / 岩崎大輔氏【黒塗りだらけだった「ビキニ被ばく」の政府間公開文書 時間との闘い続く『X年後』】の真相究明】、「伊東英朗監督・・開示された2700頁の重要な部分が黒塗り・・なぜ、60年も経った今も黒塗りにしなければならないのか・・・・・・」

■⑮『週刊金曜日』(2015年1月9日、1022号) / 岩崎大輔氏【黒塗りだらけだった「ビキニ被ばく」の政府間公開文書 時間との闘い続く『X年後』】の真相究明】、「福島で上映会を行うと、500人の観客が集まった。上映後、いつまでも拍手が続いた」。取り返しのつかないことが現実化してはいまいか?http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/99824f073e1c8b558dbe67c1d42f3644

■⑯『週刊金曜日』(2015年1月9日、1022号) / 岩崎大輔氏【黒塗りだらけだった「ビキニ被ばく」の政府間公開文書 時間との闘い続く『X年後』】の真相究明】、「福島での上映は悩みました・・乗組員の死をもって被曝が証明される最悪の状態となった・・福島の人から励まされたことに責任を感じます」
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●首相からして歴史修正主義者な国の文科大臣の「食言」

2014年05月09日 00時00分40秒 | Weblog


CMLの記事【[CML 030591] 下村大臣の食言の意味について(村山談話関連)】(http://list.jca.apc.org/public/cml/2014-April/030606.html)。

   『●一国の首相が歴史修正主義者なんて恥ずかしいし、
                 羞恥心の無さと自覚の無さという救いの無さ


 首相からして歴史修正主義者な国なのですが、その文科省下村博文大臣が村山談話について「食言」したそうです・・・・・・「「自虐史観」などというあいまいな造語でしか主張を展開できない人、組織の共通点の一つが、苦しまぎれに事実を二の次とした出まかせウソをまき散らして恥じない、ということです」。この「食言」も当然の結果だと頷けるのは、以下のような経緯があったからです。

   『●「僕らは「戦争」を知らない?」 『週刊金曜日』
                (2014年4月25日・5月2日合併号、989号)

     ■⑤『週刊金曜日』(2014年4月25日・5月2日合併号、989号) /
       【
村岡和博の政治時評/「閣議決定はされていない」 村山談話
       めぐり虚偽の答弁 下村文科大臣の訂正と誤算】、「「政府の
       統一見的な見解」には当たらないと答弁・・断言」。歴史修正首相でも
       否定できず
   (http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/・・

   『●「闘うアート」 『週刊金曜日』(2014年4月18日、988号)
                       についてのつぶやき

     ■⑬『週刊金曜日』(2014年4月18日、988号) / 
       高嶋伸欣さん【大臣の事実誤認発言を2度も見逃した記者の怠慢
       なぜ?】、「下村博文・文部科学大臣が・・
       「
村山内閣総理大臣談話河野官房長官談話自体は、
       これは閣議決定されたものではありません・・」」という誤認

   『●呆れた!! 自公議員が、どの口で「憲法違反」を叫ぶのか!?
               そして、国会は一体何をやってきたのか?

    「下村博文文部科学相も「議員辞職ものだ。これを認めれば、
       いろんな行事で天皇陛下に手紙を渡すことを認めることになる。
       政治利用そのもので、(足尾銅山鉱毒事件で明治天皇に直訴を試みた)
       
田中正造に匹敵する」と批判した」

   『●情けないオトナ達: コドモへの『はだしのゲン』閲覧制限事件
    「下村文科相、閲覧制限を容認 はだしのゲン「配慮必要」

   『●無節操の図: 橋下元大阪〝ト〟知事も十分に〝ト〟、
                 そして自民党も同じ穴のムジナ
    「橋下に対して「党を代表する人の発言ではない」と非難した下村博文
       文科相も、第1次安倍内閣の官房副長官だった07年、ラジオ番組で
       「従軍看護婦や従軍記者はいたが、
従軍慰安婦はいなかった
       「親が娘を売ったことはあったと思うが、
       
日本軍が関与していたわけではない」などと発言して物議を醸した。
       翌日の記者会見で「個人的な見解」と釈明していた」
      「安倍内閣には極右的な思想の閣僚が多い。昨年11月に米国の
       新聞に掲載された慰安婦問題を否定する意見広告には、
       安倍首相はじめ、稲田行革相、下村文科相、新藤総務相、
       古屋国家公安委員長の4閣僚が名を連ねています
       この意見広告は『彼女たちは当時世界中のどこにでもある
       公娼制度の下で働いていた』などと主張するもの。
       この大臣たちの歴史認識について、国会で追及することも
       考えています」(民主党関係者)

   『●原発推進: 国民が見えているとは思えない政権
      「■孤立招く歴史見直し
        新政権の要職には、下村氏をはじめ、安倍氏がかつて事務局長を
       務めた「日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会」の
       メンバーが並ぶ。この会は、歴史教科書の慰安婦をめぐる記述を
       「自虐史観」と批判し、慰安婦への謝罪と反省を表明した河野談話の
       見直しを求めてきた
        また、行政改革相に就いた稲田朋美氏は「南京大虐殺」を否定し、
       東京裁判を「不法無効な裁判」と批判してきた。
        河野談話や村山談話の見直しは「戦後レジームからの脱却」を
       唱える安倍氏の持論だ」

==============================================================================
http://list.jca.apc.org/public/cml/2014-April/030606.html

[CML 030591] 下村大臣の食言の意味について(村山談話関連)
maeda at zokei.ac.jp
2014年 4月 1日 (火) 10:06:38 JST

前田朗です。
4月1日

[net21]からの転送です。

下村文科相答弁の虚偽は、いくつかのMLで指摘されていますが、高嶋伸欣さん
が、過去の経過も踏まええてきちんと分析しています。

********************************
皆様    高嶋伸欣です

1 下村博文大臣は26日の無償措置法改正案の審議の場で、共産党の
議員に対する答弁で、「村山内閣総理大臣談話、河野官房長官談話
自体は閣議決定されたものではありません。検定基準における『政
府の統一的な見解』には当たらないものであります」と明確に断定
しました(国会の議事録「議事速報」で確認できます)。

2 でも、”村山談話が閣議決定ではない”という発言は、明らかに誤り
です。「朝日」の縮刷版で見ると。1995年8月15日夕刊のトップ記事
で詳しく報道されている中、何度も閣議で決定したとあります。さらに
はよく16日朝刊の第1社会面の記事紙面の半分を費やして、自民党
議員が大半である大臣たちから異論を出させないようにするために、事
前の準備をどのようにしていたのかということや、実際に一切の異論が
なく全員が賛成した経過を詳しく伝える記事が、掲載されています。

3 大臣が基本的な事実の認識を誤っていることが、明確になったのです。
質問した議員からは「驚くべきことだと言わなければなりません。」な
どと追及されても、なお大臣は「私は事実関係を申し上げているわけで
ありまして、閣議決定されていないということは、これは事実でありま
」と、発言しています。

4 大臣の勉強不足(?)は、責められるべきですが、不思議なのは大臣の
後ろに控えているはずの文科省の局長などは、村山談話が閣議決定されて
いることを知らないはずはないのに、そのことをすかさず大臣に囁いて発
言を訂正するように進言していないことです。議員からの質問項目は事前
に通告されているのですから、少なくとも事務方は関連情報を確認してい
て、大臣発言の誤りにはすぐに気付いたはずです。

5 このあたり、八重山教科書問題を含め、これまでの自民党政権でも自制
していた教育への政治的介入への限度を超えて「暴走」を続ける安倍政権
に対する文科省官僚たちが表明し始めた「反乱」・サボタージュの一端で
もありそうです。

6 ところで、これだけ明確な大臣の「食言」であるのに、ほとんどのメデ
ィアが報道していません

7 わずかに、「朝日」の記者が、その後に改めて下村大臣に対し再確認の
取材をしたところ、大臣が「閣議決定されていないという事実の説明をし
た」と答えたという経過を、27日朝刊の第4面右下に横書きの囲み記事
という目立つ扱いで、伝えています。
 けれどもこれは、大臣の事実誤認を問題にしたのではなく、河野談話と
村山談話を検定基準に言う「政府見解」に該当しないとする解釈の根拠の
再確認をしただけです。肝心の事実誤認の問題に記者が気付いていないの
明らかです。

8 上記のように、「朝日」は村山談話が閣議決定されたことを特筆大書の
報道で世の中に印象付けているのです。それなのに27日の4面下囲み記事
を書いた記者もこの紙面担当のデスクも、その事実について全く気付いてい
ないで、事実よりも解釈の論争のほうにこだわってしまった、ということの
ようです。

9 もともと、検定基準に「政府見解の記載を義務付ける」という規定を加え
ると下村大臣が昨年11月15日に明らかにした際、もっとも強く批判した
のも「朝日」でした。翌16日の朝刊では第1・2面で大々的に批判し、
そこには「政府見解といえば、1995年に村山富市首相がアジア諸国へ
の植民地支配を公式に認め、『心からのおわび』を表明した『村山談話』も
そうだ」と、いち早く言及しているのです。

10 この記事などで『村山談話』のことに気付いた八木秀次氏たちは、最近、
ことあるごとに同談話の無視や貶める情報の拡散を画策しています。そうし
小細工に同調する意識が根強い下村大臣が、河野談話が閣議決定されて
いないということにかこつけて政府見解とみなさないという論理に結びつけ
て、目障りな村山談話も教科書に載せるべきではない、ということにしよう
としたのではないか、などとも推測できます。

11 因みに、「村山談話」はすでに実教出版の『日本史B』の現行版に、引用
されて載っています。それも明確に謝罪している後半部分の全文がです。
 そして、新版のこの4月から高校2年生までが使用する新課程用の「高校日
本史B」にも全く同じ形で載っています。当然、この新版も検定に合格してい
ますし、検定に合格というお墨付きを同教科書に2013年3月に与えたのは、
かならぬ下村博文・文科大臣だったのです。

12 この新版の実教「日本史B」は都教委と神奈川教委が採択妨害をした「高校
日本史B」とは別のものです。けれども、この「日本史B」も「自虐的」である
として、保守派は批判の対象にしています。その分、同署の内容をそれなりに
チェックをしているようで、批判の根拠として『村山談話』の記載を挙げてい
ます。挙句に、八木氏は自分が責任者である「日本教育再生機構」の会報『教
育再生』2013年12月号の座談会で、この「日本史B」も「東京と神奈川では」
「採択がゼロになりました」という、これまた事実無根の発言をしています。
 東京都と神奈川県の採択結果はどちらも教育委員会のHPで検索が可能で、各
5校で採択されている事実の確認できます。このウソ発言はその後も訂正され
ていません。明らかに、営業妨害の発言です。

13 「自虐史観」などというあいまいな造語でしか主張を展開できない人、組織
共通点の一つが、苦しまぎれに事実を二の次とした出まかせ、ウソをまき散ら
して恥じない、ということです。 この反社会的な特性を持つ人物たちが次々
と安倍政権では登用され問題発言を繰り返しているのは、周知のことですが、
とうとうそれが文科大臣にまで及んだことを事実をもって自ら示したのが、今
回の下村発言でもある、と私は受け止めています。

14 これで、下村大臣は夏の内閣改造で留任になる可能性は薄れたといえそうで
す。それとも、さらに「名誉挽回」のためにさらなる「暴走」をするのでしょ
か。とばっちりが竹富町やその他の人々に及ばないようにと願うばかりです。

以上 文責は高嶋です     拡散・転送は自由です
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●「ダムを壊したら魚がもどってきた」『週刊金曜日』(2013年5月10日、942号)について

2013年05月12日 00時00分01秒 | Weblog


週刊金曜日』(2013年5月10日、942号)について、最近のつぶやきから、AS@ActSludge

 今週のブログ主のお薦めは、佐高信さん【風速計 本屋大賞の男】と、モンサントについての矢崎泰久さん【発言2013】。

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■『週刊金曜日』(2013年5月10日、942号) / 今到着。「安倍晋三「国土強靭化計画」のインチキさ ダムを壊したら魚がもどってきた」。丸山重威氏【安倍内閣の閣僚参拝、首相の言動に批判集中 「日本の右傾化」欧米も懸念】。平和なアジアの井戸を掘る気はあるのhttp://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/975446a99c5476c45cf69ecc680a08c1)?

■『週刊金曜日』(2013年5月10日、942号) / 明石昇二郎さん【福島原発告訴団が総会 「検察は厳正な捜査と起訴を」】。川名英之氏【放射性廃棄物最終処分場の立地条件 ドイツの超党派が合意】、「具体的な場所・・・フィンランドスウェーデン、フランスの三カ国だけだ」。オンカロhttp://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/eaccb73cc24fed66d6df28305e0591f8

■『週刊金曜日』(2013年5月10日、942号) / 豊田直巳さん【狭山事件50年で集会と現地調査 再審開始に期待】、石川一雄さん(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/fe69df87768e384d0dc92660e70426bd)。高田健さん【今週の憲法審査会 改憲めざす自民党の空席目立つ】、壊憲http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/03bfe72215b7029df1b422887ccec868

■『週刊金曜日』(2013年5月10日、942号) / 佐高信さん【風速計 本屋大賞の男】、「百田はそこで「戦後レジームからの脱却」ではなく「自虐史観からの脱却」と主張・・・「橋下徹大阪市長については大変、期待しています」・・・書店員たちは、こんな百田の実像を知って選んだのだろうか?」

■『週刊金曜日』(2013年5月10日、942号) / 【大藤理子の政治時評/安倍ちゃんの何がコワイって 生活に疲れた人々の頭を祝い事で空っぽにするところ】、「・・・アホ丸出し・・・原発売り込んで・・・ドヤ顔決めて・・・趣味わるぅ」、いや~全く同感。「コワイって・・・世の中を金でメッキし祝祭ムードで包み込んでしまうところ」

■『週刊金曜日』(2013年5月10日、942号) / 本誌取材班【沖縄と東京の「四月二八日」 「屈辱の日」は「主権回復の日」ではない】。祝う神経を疑う(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/63cab80d06fcfa7b7021bad9aeb5b71f)。内原英聡氏【「脱原発候補者」を支援する政治連盟「緑茶会」が発足 選挙資金や脱原発有権者名簿を提供】、雨宮処凛さんや宇都宮健児さんら

■『週刊金曜日』(2013年5月10日、942号) / つる詳子氏【熊本・荒瀬ダム、ゲート開放から3年 ダムを壊すと魚が戻ってくる】。渡部睦美【民族系団体が初めて抗議声明を発表 強まる在日排外デモへの包囲網】。暴言に「痴性」が滲んでいる(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/f00bcec5ab16103b4852ed458cc72bf3

■『週刊金曜日』(2013年5月10日、942号) / 【伊藤千尋の国際時転/ボストン・マラソン爆破事件の背景にロシアのチェチェン人抑圧と米国移民の不満】。古い朝日新聞の記事、伊藤千尋さんと松下竜一さん、洋子さんhttp://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/70c378192253f4260e895245968276e5

■『週刊金曜日』(2013年5月10日、942号) / 宇都宮健児さん【黒風白雨23 最高裁までが対米従属なのか】、砂川事件、「田中耕太郎最高裁判長が、上告審の公判日程や裁判の見通しを駐日米大使館関係者に対して漏らしていた事実・・・最高裁は、はっきりと釈明すべきであろう」

■『週刊金曜日』(2013年5月10日、942号) / 矢崎泰久さん【発言2013】、「『モンサントの不自然な食べもの』を観た・・・ベトナム戦争・・・「枯葉剤」・・・TPP・・・日本はモンサント漬け・・・もう二度と純度の高い農作物は蘇ることはない」。種子支配(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/9aa9a37ce141e31cb36346e06c01b27b

■『週刊金曜日』(2013年5月10日、942号) / 矢崎泰久さん、「第二弾『世界が食べられなくなる日』が・・・公開・・・原発と遺伝子組み換えというテクノロジーは同一なものと思って間違いない」。モンサントは水も支配しようとしているようだhttp://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/0dda79fbce5c7be135d142c1043b20bd

■『週刊金曜日』(2013年5月10日、942号) / モンサント(http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/b84081c3ea2123ad5da179c93a5448c1)。矢崎泰久さん、「こどもの日に実に不快な政治ショーを見た。国民栄誉賞の受賞セレモニーで・・・」。アンチG・アンチ自公政権でもあるし、そんなもの覗く気になどなれません

■『週刊金曜日』(2013年5月10日、942号) / 山口正紀さん【〈安倍壊憲〉翼賛新聞は少数派 憲法記念日の各紙社説】、「「立憲主義」にふれない『読売』『産経』の改憲賛成論・・・「96条改正」に反対・危惧を表明したブロック紙・地方紙」。正に壊憲http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/80ddda71c58dabc237ddde7a7eb375f7)。改正でなく、壊悪

■『週刊金曜日』(2013年5月10日、942号) / 浅野健一さん【被疑者逮捕をショーにしたメディア ボストン爆弾事件】。田島泰彦氏【『産経新聞』が表現の自由制限する改憲案を提示】。天に唾する行為http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/f00bcec5ab16103b4852ed458cc72bf3
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●原発推進: 国民が見えているとは思えない政権

2013年01月06日 00時00分48秒 | Weblog


東京新聞の社説(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012122790070447.html)、記事2つ(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012122701000483.htmlhttp://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012122701000483.html)とコラム「筆洗」(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2012122702000098.html)。

 福島に何の責任も感じていないらしい。パブリックコメントで国民の意思(あれだけ前政権が調べたのに)を無視。「「総理大臣になると、見えなくなるものが三つある」。・・・「そして最後には国民が見えなくなる」)」そうだ。「再登板する安倍首相は六十五代前の先達の言葉を胸に刻み、国民の声に謙虚に耳を傾けてほしい」と言っても、原発問題一つをとっても本人には全くその気がない。

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http://www.asahi.com/paper/editorial20121227.html

2012年12月27日(木)付
安倍内閣発足―再登板への期待と不安

 2度目の安倍晋三内閣が船出した。
 混迷続きだった民主党政権の3年余をへて、日本の政治に安定を取り戻せるか。
 突然の政権投げ出しから5年。挫折のなかから首相に再登板した安倍氏は、自民党への「政権再交代」を支持した民意に今度こそ応えられるのか。
 この間、日本を取り巻く環境はいっそう複雑さを増した。
 東日本大震災と原発事故。出口の見えないデフレ不況。1千兆円にも及ぶ国の借金。中国や韓国との領土対立、宙に浮く米軍普天間基地の移設……。
 だれが政権を担っても、簡単に答えは出ない。

■バラマキの排除を
 求められるのは、派手なパフォーマンスや掛け声ではない。
 地に足をつけ、一歩ずつ問題を解きほぐす。そんな現実的な政策判断にほかならない。
 たとえば経済政策である。
 副総理に麻生太郎元首相をあて、財務相と金融相を兼務させる。新設の経済再生相の甘利明・前政調会長とともに、景気対策の司令塔にする狙いだ。
 「デフレ脱却」への国民の期待は強い。政権が最優先課題に掲げるのは当然の判断だろう。
 一方で、中央銀行を財布代わりにお金をばらまき、公共事業を積み増していけば、国債金利の急騰から財政破綻(はたん)を招く危険な道につながりかねない。
 10兆円規模の大型補正予算。10年で200兆円の公共投資。
 自公両党からは威勢の良い呼び声が先行するが、そんな大盤振る舞いをする余裕が、いまの日本にあるはずがない。
 将来の原発・エネルギー政策をどう描くかも、最重要課題のひとつである。
 自公両党は、連立合意で「可能な限り原発依存度を減らす」ことを確認した。
 「原発ゼロ」の公明党と「原発ゼロは無責任」と批判する自民党。最終目標の違いは棚上げにしたということだろうが、両党が「脱原発依存」で足並みをそろえた意義は大きい。

■外交立て直す好機だ
 ただ、安倍氏は新増設に含みをもたせるなど真意が不明な部分もある。公明党は、安倍氏を引っ張ってでも脱原発を着実に進める責任を自覚すべきだ。
 領土問題できしむ近隣外交の立て直しも、民主党政権から引き継いだ懸案である。
 日中韓の指導者がそろって交代するいまこそ、むしろ関係改善のチャンスだ。
 安倍氏自身、そのことは十分意識しているようだ。
 来年2月22日の「竹島の日」を政府主催の式典に格上げすることはとりやめた。靖国参拝や尖閣諸島への公務員の常駐についても明言を避けている。
 外交の試金石は、年明けの訪米である。民主党政権下で揺らいだ日米同盟の再構築を急がねばならない。環太平洋経済連携協定(TPP)の交渉参加の是非についても、結論を出す時期が迫っている。
 期待の半面、心配もある。
 安倍総裁直属の教育再生実行本部の本部長として、党の教育分野の公約をまとめた下村博文氏が文部科学相に就いた。
 公約は、歴史教科書の検定で近隣国に配慮するとした「近隣諸国条項」の見直しをうたっている。
 近隣国との信頼を築くうえでこの条項の存在意義は重い。これを引き継がないとなれば、中韓との関係はさらに悪化する。

■孤立招く歴史見直し
 新政権の要職には、下村氏をはじめ、安倍氏がかつて事務局長を務めた「日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会」のメンバーが並ぶ。この会は、歴史教科書の慰安婦をめぐる記述を「自虐史観」と批判し、慰安婦への謝罪と反省を表明した河野談話の見直しを求めてきた。
 また、行政改革相に就いた稲田朋美氏は「南京大虐殺」を否定し、東京裁判を「不法無効な裁判」と批判してきた。
 河野談話や村山談話の見直しは「戦後レジームからの脱却」を唱える安倍氏の持論だ。
 だが、そうした歴史の見直しは戦前の軍国主義の正当化につながる。戦後日本が国際社会に復帰する際の基本的な合意に背く行為と受け取られかねない。実行すれば、中韓のみならず欧米からも厳しい批判は避けられない。
 前回の安倍政権は、愛国心を盛り込んだ改正教育基本法など「安倍カラー」の法律の成立を急いだ。その強引な手法が世論の反発を招き、参院選の大敗と退陣につながった面もある。
 その教訓と「ねじれ国会」の現実をふまえてのことだろう。今回は、来夏の参院選までは憲法改正をはじめ「安倍カラー」は封印し、経済政策などに集中する。それが新政権の基本方針のようだ。
 現実的な選択である。
 そのうえで、新政権に改めて指摘しておきたい。
 世界の中で孤立しては、日本の経済も外交も立ちゆかない。
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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012122790070447.html

原発維持シフト鮮明 第2次安倍内閣発足
2012年12月27日 07時04分

 自民党の安倍晋三総裁は二十六日午後の衆参両院本会議で、第九十六代首相に選出された。これを受け、自民、公明両党連立の第二次安倍内閣が同日夜、発足した。原子力規制委員会を所管する環境相には、原発維持派の石原伸晃前幹事長を起用。政権の原発維持の姿勢が鮮明になった。一方、防災対策に取り組む「国土強靱(きょうじん)化」担当相を新設。公共事業を積極的に進める方針を打ち出したことで、バラマキ色が強まる見通しだ。
 安倍氏は二〇〇六年に首相に就任したが一年で辞任。退陣後に再登板するのは故吉田茂元首相以来六十四年ぶりで、戦後二人目。自民、公明両党は〇九年衆院選で民主党に敗れた麻生内閣以来、三年三カ月ぶりに政権に復帰した。
 就任後初の記者会見で、安倍氏は「デフレ脱却が政権に課せられた使命だ。大型の一二年度補正予算を組む」と述べた。この後の初閣議で経済政策の司令塔となる「日本経済再生本部」の新設を決定。一二年度補正予算の編成を指示した。また民主党政権下で設置された行政刷新会議や国家戦略会議などの廃止を決めた。
 主要閣僚の人事をめぐっては、麻生太郎副総理兼財務・金融相、菅義偉官房長官、甘利明経済再生担当相ら安倍氏に近い有力議員で固め、経済再生を重視する姿勢を示した。さらに側近の古屋圭司氏を国土強靱化担当相、連立のパートナーである公明党の太田昭宏前代表を国土交通相にそれぞれ起用。公共事業を大幅に増やす意向だが、事業のチェックが不十分だと税金の無駄遣いになりかねない。
 一方、下村博文文部科学相には「教育再生」、山本一太沖縄北方担当相には「領土問題」の担当相を兼務させるなど、安倍氏が重視する政策へのこだわりを示した。稲田朋美行政改革担当相が担う「再チャレンジ」は〇六年の安倍内閣時に新設されたものだ。

(東京新聞)
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http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012122701000483.html

経産相、30年代原発ゼロ見直し 核燃サイクル継続も
2012年12月27日 05時44分

 茂木敏充経済産業相は27日未明の記者会見で、2030年代に原発稼働ゼロにする前政権の方針は「再検討が必要」と述べ、原発ゼロ目標を見直す方針を明言した。原発から出る使用済み核燃料を再処理する核燃料サイクル政策は「完全に放棄する選択肢はない」と、継続する意向も表明した。
 新政権の閣僚が原発ゼロ目標の見直しを言明したのは初めて。麻生太郎財務相は13年度予算編成で、財政規律を守るための新たなルールを策定する考えを表明。第2次安倍内閣の閣僚からは前政権の主要政策からの転換を鮮明にする発言が相次いだ。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2012122702000098.html

【コラム】
筆洗
2012年12月27日

 「総理大臣になると、見えなくなるものが三つある」。二・二六事件で首相官邸を襲撃され、義弟が身代わりとなって、辛うじて難を逃れた岡田啓介首相が語っていた▼何が首相の目をふさぐのか。一つは「カネ」だ。権力を手にすることで金には不自由をしなくなるという。次に見えなくなるのは「人間」だ。取り入る側近に囲まれ、本当の人材を見失う。「そして最後には国民が見えなくなる」という(アスペクト編『総理の名言』)▼自民党の安倍晋三内閣がきのう、発足した。首相の再登板は戦後では吉田茂以来二人目。実に六十四年ぶりだ。閣僚には、麻生太郎元首相、谷垣禎一前総裁ら実力者を起用し、挙党態勢への配慮をにじませた▼来夏の参院選で衆参のねじれを解消するまで、憲法改正などのタカ派色は抑え、デフレ脱却などの経済政策に専念するとみられるが、気になるのは石原伸晃前幹事長を環境・原子力防災担当相で起用したことだ▼総裁選で国会議員から多くの支持を得ながら相次ぐ失言で失速した。閣僚の失言がどれだけ政権の体力を奪うのか、これまで十分に学んできたのではないか▼日米開戦後、東条内閣の倒閣を水面下で主導した岡田啓介の「国民が見えなくなる」という述懐は重く響く。再登板する安倍首相は六十五代前の先達の言葉を胸に刻み、国民の声に謙虚に耳を傾けてほしい。
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