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●麻生太郎財務相は部下を自死に追い込んでおいて何を記者に「逆ギレ」? 調査される立場でその態度は何? さっさと再調査を実施せよ!

2021年07月10日 00時00分47秒 | Weblog

[※ 2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日というトリガー(『報道特集』、2021年06月26日)↑]


(2021年07月03日[土])
日刊スポーツのコラム【【政界地獄耳】官邸の私兵と化した官僚…流出、後を絶たず】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202106250000151.html)。
リテラの記事【安倍晋三が「赤木ファイル」を冒涜するツイート!「再調査される側」のくせに赤木さんの言葉を切り取り・自己正当化に利用】(https://lite-ra.com/2021/06/post-5931.html)。

 《★外事畑が長く内閣情報官などを歴任した国家安全保障局長・北村滋は外交・防衛政策の中心人物で裏工作や政界情報にたけていたといわれ「官邸のアイヒマン」の異名もあったが、あっさりと交代が決まった。元兵庫県警本部長で、赤木宅に最初に乗り込み、資料をかき集めたのも北村だったといわれる》。
 《よくもまあいけしゃあしゃあとこんな投稿ができたものだ。そもそも、「赤木ファイル」の存在が判明しても、自殺に追い込まれた赤木俊夫さんの妻・雅子さんが裁判でファイルの開示を求めても、何ひとつ動こうとせず無視してきたではないか。それをいまになって「赤木氏は明確に記している」って、どんな神経をしていたらこんなことをつぶやけるのか。》

 《赤木宅に最初に乗り込み、資料をかき集めたのも北村だったといわれる》…へぇ~、知らなかった。

 さて、アベ様ときたら、阿比留瑠比広報員の産経広報紙のコラムを引用しつつ、ヒトデナシにも程があるね。アベ様と阿比留瑠比広報員はヒトデナシ過ぎやしませんか? 《公文書の改ざんという国家的犯罪を強いられたことで良心の呵責に苛まれた赤木俊夫さんを自殺に追い込んでおきながら、その鬼畜ぶりを隠そうともしないこの男を、けっして許すわけにはいかないだろう》。さっさと、「第三者による再調査を」やったらどうですかね。赤木ファイルの黒塗りは許されない。

 お得意のドロナワ泥縄は許されない。アベ様や元最低の官房長官、麻生財務相ら〝泥棒〟に再調査で真実を明らかにするという〝縄を綯う〟ことができる訳がない。調査される側である〝泥棒〟ではなく、速やかに、真の第三者による再調査を求む。

   『●《決定的に重要な証拠》《改ざんの詳細が記されたという“赤木ファイル”》
            …その存否さえ明らかにしない卑劣な国に「文書提出命令」を
   『●《赤木ファイル…国会では裁判に影響があると言い、裁判では影響がない
         と言う財務省の二枚舌》、そして、麻生太郎財務相の卑劣・冷酷
    《3月7日、3年前に財務省近畿財務局の職員赤木俊夫氏が命を絶った
     日だ。赤木氏は、森友学園への国有地売却決裁文書を改ざん
     させられた。不当な安値売却に安倍晋三総理(当時)の夫人昭恵氏の
     関与が疑われたが、安倍氏は「私や妻が関係していたということに
     なれば、総理大臣も国会議員も辞める」と答弁した。ところが、
     決裁文書には昭恵夫人らの名前があったので、これを消すために
     改ざんが行われたのだ》

   『●赤木俊夫さんが残してくれた証拠・記録「赤木ファイル」を《すべて
     黒塗りにされた「のり弁」状態》にするなど、絶対に絶対に許されない
   『●「赤木ファイル」を《探しもせず、目も通さずに調査を終えたのならば、
       調査の信頼性そのものを疑わざるを得ない》…黒塗りなど許されない
   『●《つまり、赤木雅子氏の裁判の勝敗は、私たち国民が「諦めないこと」
      「忘れないこと」にかかっている…私たちは、雅子さんとともに…》
   『●赤木ファイルと沖縄…《無視された小さな声を拾い集めることでしか、
         この国の正義は取り戻せない。今の政府にできるだろうか。》
   『●《国を動かすのはメディアにもできなかったこと》な赤木ファイルの
      黒塗りは許されない…アベ様ら=「カラスはやっぱり「黒い」です」
   『●赤木雅子さん「麻生大臣、安倍昭恵さん、安倍元首相の名前も出てくる。
        …再調査される側の立場。再調査しないという立場ではないと…」
   『●「第三者による再調査を」…《またも涙ぐんだ》赤木雅子さん、
     《その時、傍聴席から拍手が起きた。一人、また一人と数人が呼応した》

 《2017年2月26日に送られたメールの文面…などという生々しい指示が。さらには、このメールには、安倍昭恵氏をはじめ、安倍晋三首相(当時)や麻生太郎財務相といった政治家の名前を削除するための修正内容を具体的に指示する資料も付けられていたのだ》。
 2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日…アベ様のタンカ「私や妻が関係していたということになれば、総理大臣も国会議員も辞める」が改ざんの引き金だったんだよっ!
 《新事実が次々に読み取れた》《■随所に「重大な新事実」 戻ってきた「夫」によっ数々の新事実がわかった。それでも麻生財務大臣は「再調査はしない」と言う》。


 たつみコータローさんのつぶやき:

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https://twitter.com/kotarotatsumi/status/1410963796676386816

たつみコータロー 前参議院議員 日本共産党@kotarotatsumi

国会で139回もの虚偽答弁がされた時も、部下が自殺に追い込まれた時も、財務大臣はあなたです逆ギレできる立場ではありません

赤木ファイルで不満爆発 麻生財務相「その程度の能力」と記者批判 | 毎日新聞
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赤木ファイルで不満爆発 麻生財務相「その程度の能力」と記者批判

 学校法人「森友学園」に関する決裁文書を財務省が改ざんした経緯をまとめた「赤木ファイル」の記述をめぐり、麻生太郎財務相は2日の閣議後記者会見で「あまり細かくは知らないねえ」などと質問をけむに巻いた。その後も「分かってないで質問なんかするなよ」などといら立ちを隠せない様子で、記者に対し「その程度の能力…
mainichi.jp
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午後11:09  2021年7月2日
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 麻生太郎財務相は部下を自死に追い込んでおいて、何を記者に「逆ギレ」しているのか! 調査される立場で、その態度は何ですか!? さっさと、第三者による再調査を実施せよ。ドロナワ不可。本来、即刻大臣・議員辞職していて当たり前です(https://twitter.com/ActSludge/status/1410969637961887744)。

 《裁判所の指示でファイルは開示されたが財務相兼副総理・麻生太郎は開示には否定的再調査の必要なし、自民党は野党の求める財務金融委員会での閉会中審査も拒否している。政権の犯罪の隠ぺいはいまだ続いているということになる》…芯から腐っている自公お維。

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https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202106250000151.html

政界地獄耳
2021年6月25日9時34分
官邸の私兵と化した官僚…流出、後を絶たず

★霞が関の官僚たちは課長補佐までは自由闊達(かったつ)に政策を語り、国を憂い政治に失望しているが、課長になれば省の方針に組み込まれていき正論を吐けば左遷は覚悟。官僚としての能力や使命感よりも、調整能力や隠ぺい、改ざんの知恵が求められ消耗戦に突入していく。内閣人事局が官邸の運用になり官僚は官邸の私兵と化す。省内で反発してきた者はいつの間にか周りから消え、外資系企業に就職した学生時代の同期は既に数千万円を得る立場。承知で官僚の道を選んだものの民間への流出は後を絶たない。

★気概を持って働く地方にいる官僚たちにも隠ぺいや改ざんの指示は飛んだ。元近畿財務局職員・赤木俊夫が改ざんに加担させられることに抵抗し、苦しんで自殺した経緯が記された「赤木ファイル」が遺族の求めで1年がかりで開示された。そこには改ざん・隠ぺいを指示し国会で偽証し、答弁拒否をして関与した財務省幹部官僚が名前を連ねるが、彼らは軒並み出世した。裁判所の指示でファイルは開示されたが財務相兼副総理・麻生太郎は開示には否定的再調査の必要なし、自民党は野党の求める財務金融委員会での閉会中審査も拒否している。政権の犯罪の隠ぺいはいまだ続いているということになる。

★外事畑が長く内閣情報官などを歴任した国家安全保障局長・北村滋は外交・防衛政策の中心人物で裏工作や政界情報にたけていたといわれ「官邸のアイヒマン」の異名もあったが、あっさりと交代が決まった。元兵庫県警本部長で、赤木宅に最初に乗り込み、資料をかき集めたのも北村だったといわれる。21日、人事院は国家公務員総合職の21年度採用試験の合格者が1834人と発表した。競争率は7・8倍で過去最低となった。採用予定人数798人。先輩たちの所作を見ていればこの結果が続くことになる。(K)※敬称略
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https://lite-ra.com/2021/06/post-5931.html

安倍晋三が「赤木ファイル」を冒涜するツイート!「再調査される側」のくせに赤木さんの言葉を切り取り・自己正当化に利用
2021.06.25 11:30

     (安倍晋三Twitterより)

 まったく何様のつもりなのか。森友学園への国有地売却をめぐる公文書改ざんの経緯を記した「赤木ファイル」が開示されたことをめぐり、昨日24日、安倍晋三・前首相のTwitterアカウントがこんな投稿をおこなったからだ。

〈赤木氏は明確に記している。「現場として(森友学園を)厚遇した事実はない」この証言が所謂「報道しない自由」によって握り潰されています。《秘書アップ》〉

 よくもまあいけしゃあしゃあとこんな投稿ができたものだ。そもそも、「赤木ファイル」の存在が判明しても、自殺に追い込まれた赤木俊夫さんの妻・雅子さんが裁判でファイルの開示を求めても、何ひとつ動こうとせず無視してきたではないか。それをいまになって「赤木氏は明確に記している」って、どんな神経をしていたらこんなことをつぶやけるのか

 その上、報道しない自由って、フェイクを撒き散らかすのも大概にしろ。テレビの報道はもちろん、安倍前首相の“天敵”たる朝日新聞も毎日新聞も「赤木ファイル」に記された〈現場として厚遇した事実もない〉という近畿財務局側の意見を報じているからだ。

 だが、この投稿でもっとも看過できないのは、「赤木ファイル」を引用した「現場として(森友学園を)厚遇した事実はない」という言葉を安倍前首相が自己弁護のように使っていることだ。

 安倍前首相のこの投稿では、安倍応援団で数々のデマを流してきた産経新聞阿比留瑠比記者が執筆した産経新聞24日付記事の画像をアップ。そして、以下の箇所などにわざわざマーカーを引いて強調させている。

〈「現場として(森友学園を)厚遇した事実はない」
国会やマスコミはこの点に関して、延々と売却に際して森友学園側への配慮や当時の安倍晋三政権への忖度があったと追及してきたが、赤木氏自身がそれを否定している。この言葉からは併せて、赤木氏が国有地の売却価格の減額自体に、特に問題はないと考えていたこともうかがえる。〉

 言っておくが、赤木俊夫さんは森友の公文書改ざんを強要された職員だが、国有地売却には一切かかわっておらず、その真相を知る立場ではない。しかも、阿比留記者は端折っているが、実際の「赤木ファイル」にはこう書かれているのだ。

〈本省の問題意識は、調書から相手方(森友)に厚遇したと受け取られるおそれのある部分は削除するとの考え。現場として厚遇した事実もないし、検査院等にも原調書のままで説明するのが適切と繰り返し意見相当程度の意思表示し修正に抵抗)した。〉

 つまり、財務省本省は〈厚遇したと受け取られるおそれ〉があるという考えから改ざんの指示を近畿財務局に出しているのだ。そして、近畿財務局で改ざんがはじまった2017年2月26日、財務省本省がいの一番に削除を指示したのは、安倍前首相の妻・昭恵氏や、安倍首相、麻生太郎財務相などの名前が出てくる記述だった。この事実からも「佐川宣寿理財局長が自分の答弁に合わせて文書書き換えを命じた」という安倍政権が繰り広げた主張はフェイクで、安倍首相が2月17日に国会で言い放った私や妻がかかわっていたら総理も国会議員も辞めるという発言がすべてのきっかけになっていることは疑いようもない。


■改ざんの元凶にも関わらず、御用・阿比留瑠比記者のコラムを引用し野党に無理やり責任転嫁する安倍前首相

 また、阿比留記者の記事に安倍前首相がわざわざマーカーを引いた部分には、こんなくだりもある。

〈この問題では昨年10月、赤木氏の元上司の音声データも公表されたが、元上司も証言していた。
「安倍さんとかから声がかかっていたら正直、売るのはやめている」「忖度みたいなのがあるみたいなことで(記載内容を)消すのであれば絶対消さない。あの人らに言われて減額するようなことは一切ない」
そして元上司は、改竄にまで追い詰められた理由をこう赤裸々に明かした。
「少しでも野党から突っ込まれるようなことを消したいということでやりました」「少しでも作業量を減らすためにやった」
むしろ、野党の国会での追及や資料請求、ヒアリング要請の洪水を避けるためだったと示唆している。野党やマスコミの描いた強引なシナリオは、完全に決壊したといえよう。〉

 「野党からの追及で仕事が増えるのが煩わしくて公文書を改ざんした」というのはネトウヨがよく持ち出す主張だが、改ざん前の決裁文書は3000ページ以上にもおよんでおり、これを細部にわたって改ざんするという大規模かつ骨の折れる作業がおこなわれたのだ。潔白ならばすべてそのまま出せば済んだのに、むしろ改ざんによって作業量は段違いに増えているのである。

 しかも、この「赤木氏の元上司」というのは近畿財務局の池田靖氏のことで、阿比留記者が記した会話の内容は赤木俊夫さんの妻・雅子さんに対して池田氏が改ざんについて説明したときのものだ。そして、池田氏は赤木さんとは違って国有財産統括官として国有地売却にも直接かかわっており、事実、森友学園の理事長だった籠池泰典氏と池田氏のやりとりを記録した音声データも残っている。

 そのやりとりがおこなわれたのは、2016年5月中旬から下旬。このなかで籠池氏が「(ゴミ撤去などの費用として)1億3000万円がうんぬんというよりも、ぐーんと下げていかなあかんよ」と要求すると、池田氏は「理事長がおっしゃる0円に近い金額まで、私はできるだけ努力する作業を、いまやっています」と返答。実際、その後、不動産鑑定士は土地評価額を9億5600万円と算出し、ごみ撤去費用を値引きして土地売却価格は1億3400万円となった。つまり、池田氏が明言したとおりに事は運んだのだ。

 森友側との国有地売却の交渉にはノータッチだった赤木さんは「厚遇した事実はない」という上司らの説明を信じていたのかもしれない。だが、このやりとり一つとっても、適正な取引がおこなわれたとは考えられないものだ


■国有地値引きのきっかけとなった昭恵氏めぐる記録、菅官房長官の改ざん関与めぐる記録はいまだ隠蔽されたまま

 しかも、近畿財務局が森友側との交渉でほとんど言いなりのような状態となったのは、これより前、2014年4月28日からだ。詳しくは過去記事を参照いただきたいが(https://lite-ra.com/2018/05/post-4027.html)、改ざん前文書を見ると、2014年4月28日まで近畿財務局は森友と距離をもった交渉をおこなっており、大臣経験者で関西では大物政治家として名を轟かせる自民党の鴻池祥肇参院議員(故人)の秘書が「口利き」電話を入れても近畿財務局はまったく動こうともしなかった。ところが、近畿財務局は2014年4月28日を境に森友側の要望をすべて聞き入れ、特例契約に「協力する」とまで態度を一変させる。そして、その日に何があったかと言えば、はじめて近畿財務局は昭恵氏と森友の関係を認識したのである。国有地売却にいたる経緯を時系列でまとめた改ざん前文書には、こう書かれている。

〈なお、打合せの際、「本年4月25日、安倍昭恵総理夫人を現地に案内し、夫人からは『いい土地ですから、前に進めてください。』とのお言葉をいただいた。」との発言あり(森友学園籠池理事長と夫人が現地の前で並んで写っている写真を提示)〉

 この記述こそが前述したように財務省が近畿財務局にいちばん最初に改ざんさせたものであり、さらには2014年4月28日におこなわれた森友側との面談について近畿財務局が作成したはずの交渉記録を、政府は「見つかっていない」として公開していない。つまり、いまだに「隠蔽」されたままなのだ。

 ようするに、安倍前首相は自分の代弁者でもある昵懇の阿比留記者による記事によって「野党の追及がしつこいから改ざんがおこなわれた」などと責任転嫁を図ろうというつもりなのだろうが、そんなものはネトウヨの寝言でしかない。その上、このような自己正当化のために「赤木ファイル」を利用するとは、下劣としか言いようがなく、赤木俊夫さんと雅子さんへの冒涜にほかならない

 だいたい、赤木さんが遺した言葉をそんなに重要視するのならば、真っ先に雅子さんが求めている第三者による再調査をおこなうよう麻生財務相に要請するのが筋だ。そして、その再調査によって、いまなお隠されたままの2014年4月28日の交渉記録、および改ざんがはじまる直前である2017年2月22日におこなわれた菅義偉官房長官と、財務省の佐川理財局長、中村稔・総務課長、太田充・大臣官房総括審議官(いずれも当時)の面談記録や、財務省本省内のメールややりとりを記した記録を開示し、あらためて国会で国民に説明をおこなうべきだ

 実際、雅子さんは昨日24日におこなった会見で、こう訴えている。

「麻生大臣、安倍昭恵さん、安倍元首相の名前も(ファイルに)出てくる。あの方たちは再調査をしないとおっしゃっているが、再調査される側の立場再調査しないという立場ではないと私は訴えていきたい」

 ところが、安倍前首相は「再調査される側」と指摘されたその日に、自分が隠蔽しようとした赤木さんが遺したファイルを利用して「報道しない自由」などとネトウヨを煽るツイートをのうのうとおこなったのである。公文書の改ざんという国家的犯罪を強いられたことで良心の呵責に苛まれた赤木俊夫さんを自殺に追い込んでおきながら、その鬼畜ぶりを隠そうともしないこの男を、けっして許すわけにはいかないだろう。

(編集部)
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コメント
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●「第三者による再調査を」…《またも涙ぐんだ》赤木雅子さん、《その時、傍聴席から拍手が起きた。一人、また一人と数人が呼応した》

2021年06月28日 02時00分44秒 | Weblog

[※ 2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日というトリガー(『報道特集』、2021年06月26日)↑]


(2021年06月26日[土])
リテラの記事【赤木ファイル公開で明白になった佐川元理財局長の直接指示! 改ざん指示は安倍首相から菅官房長官、菅から佐川のルートが濃厚に】(https://lite-ra.com/2021/06/post-5928.html)。
今西憲之さんによる、dot.の記事【518ページの「赤木ファイル」公開 近畿財務局は実名公開で本省キャリアは黒塗りの理不尽】(https://dot.asahi.com/dot/2021062200068.html)。
日刊ゲンダイのコラム【相澤冬樹 森友遺族・夫の死を巡る法廷闘争記/赤木雅子さんに傍聴席から拍手「疑惑や不信を招く行為をこれ以上続けないで」】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/291022)。

 《ついに森友学園への国有地売却をめぐる公文書改ざんの経緯を記した「赤木ファイル」が公開された。…そして、本日明らかになった518ページにもおよぶ「赤木ファイル」は、そうやって必死に政府が隠してきた理由がわかる内容となっていた》。
 《財務省からの改ざん指示について、森友学園に配慮したこともなく、公務員として誠実、公正に対応してきたと、強い抵抗の意思を示していた》。
 《この言葉で締めくくり、またも涙ぐんだ雅子さん。その時、傍聴席から拍手が起きた。一人、また一人と数人が呼応した。数秒して拍手が収まると裁判長が静かに告げた。「静粛に願います」 そこで雅子さんの胸に去来したのは……。「超うれしいです。夫への拍手でもあるし、心から応援してくれているんだと、温かい気持ちになりました」 実は前の晩から歯が痛くなって体調は万全ではなかったのだ。それを補って余りある、すてきな拍手だった》。

 「第三者による再調査を」…《またも涙ぐんだ》赤木雅子さん、《その時、傍聴席から拍手が起きた。一人、また一人と数人が呼応した》。一方、財務相は、早くも、再調査しない旨を喧伝している。正気か?
 お得意のドロナワ泥縄は許されない。アベ様や元最低の官房長官、麻生財務相ら〝泥棒〟に再調査で真実を明らかにするという〝縄を綯う〟ことができる訳がない。調査される側である〝泥棒〟ではなく、速やかに、真の第三者による再調査を求む。

 《財務省…「二重殺人」とさえ言える》(古賀茂明氏)。
 《決定的に重要な証拠》《改ざんの詳細が記されたという“赤木ファイル”》…その存否さえ明らかにしなかった卑劣な国。漸くその存在を認め、漸く公開された。ただし、黒塗りで…。#赤木ファイル の #黒塗りは許されない、という多くの声があったにもかかわらず。
 《赤木雅子氏の裁判の勝敗は、私たち国民が「諦めないこと」「忘れないこと」にかかっている人の心を持つ善良な官僚と裁判官を後押しするために、私たちは、雅子さんとともに声を上げ、闘い続けなければならない》(古賀茂明氏)。

 《新事実が次々に読み取れた》《■随所に「重大な新事実」 戻ってきた「夫」によって数々の新事実がわかった。それでも麻生財務大臣は「再調査はしない」と言う》。
 調査される側の論理のフテブテしさ…戦犯・財務相はなぜあんなに醜悪な態度なのか? 黒塗りされた赤木ファイルを返却し、恥ずかしくないのか?。
 《遺書に〈最後は下部がしっぽを切られる〉と綴って自殺を遂げた赤木俊夫さんの口癖は「ぼくの契約相手は国民です」というもので、改ざん行為にも涙を流してまで抵抗したという。…ひとりの人間の良心と正義を、この国の政治はどのように踏みつけにしたのか──》。

 《2017年2月26日に送られたメールの文面…などという生々しい指示が。さらには、このメールには、安倍昭恵氏をはじめ、安倍晋三首相(当時)や麻生太郎財務相といった政治家の名前を削除するための修正内容を具体的に指示する資料も付けられていたのだ》。
 2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日…アベ様のタンカ「私や妻が関係していたということになれば、総理大臣も国会議員も辞める」が改ざんの引き金だ。

 それから、《「森友学園」が、大阪府豊中市の国有地を8億円余りの値引きで購入していたことが2017年2月に発覚》…これまた、お維も絡んでるんですよね? 異常な教育方針にも、お維はずいぶんとご執心だったようだ。なぜ、認可したのか? 解明すべきことが数多有り。

   『●《決定的に重要な証拠》《改ざんの詳細が記されたという“赤木ファイル”》
            …その存否さえ明らかにしない卑劣な国に「文書提出命令」を
   『●《赤木ファイル…国会では裁判に影響があると言い、裁判では影響がない
         と言う財務省の二枚舌》、そして、麻生太郎財務相の卑劣・冷酷
    《3月7日、3年前に財務省近畿財務局の職員赤木俊夫氏が命を絶った
     日だ。赤木氏は、森友学園への国有地売却決裁文書を改ざん
     させられた。不当な安値売却に安倍晋三総理(当時)の夫人昭恵氏の
     関与が疑われたが、安倍氏は「私や妻が関係していたということに
     なれば、総理大臣も国会議員も辞める」と答弁した。ところが、
     決裁文書には昭恵夫人らの名前があったので、これを消すために
     改ざんが行われたのだ》

   『●赤木俊夫さんが残してくれた証拠・記録「赤木ファイル」を《すべて
     黒塗りにされた「のり弁」状態》にするなど、絶対に絶対に許されない
   『●「赤木ファイル」を《探しもせず、目も通さずに調査を終えたのならば、
       調査の信頼性そのものを疑わざるを得ない》…黒塗りなど許されない
   『●《つまり、赤木雅子氏の裁判の勝敗は、私たち国民が「諦めないこと」
      「忘れないこと」にかかっている…私たちは、雅子さんとともに…》
   『●赤木ファイルと沖縄…《無視された小さな声を拾い集めることでしか、
         この国の正義は取り戻せない。今の政府にできるだろうか。》
   『●《国を動かすのはメディアにもできなかったこと》な赤木ファイルの
      黒塗りは許されない…アベ様ら=「カラスはやっぱり「黒い」です」
   『●赤木雅子さん「麻生大臣、安倍昭恵さん、安倍元首相の名前も出てくる。
        …再調査される側の立場。再調査しないという立場ではないと…」

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https://lite-ra.com/2021/06/post-5928.html

赤木ファイル公開で明白になった佐川元理財局長の直接指示! 改ざん指示は安倍首相から菅官房長官、菅から佐川のルートが濃厚に
2021.06.22 11:21

     (自民党HPより)

 本日22日、ついに森友学園への国有地売却をめぐる公文書改ざんの経緯を記した「赤木ファイル」が公開された。

 「赤木ファイル」は近畿財務局職員として改ざん作業を強いられ、自死にまで追い込まれた赤木俊夫さんが記したもので、妻の赤木雅子さんが国を相手取った訴訟で提出を要求してきた。ところが、政府は国会では「訴訟に影響を及ぼす」としてファイルの存否すら明らかにせず、一方で裁判所に対しては「ファイルは裁判に関係せず、存否について答える必要がない」などと回答矛盾も甚だしい姑息な二枚舌を使って「赤木ファイル」を隠し通してきた。

 そして、本日明らかになった518ページにもおよぶ「赤木ファイル」は、そうやって必死に政府が隠してきた理由がわかる内容となっていた。

 そのひとつが、改ざん当時、財務省理財局長だった佐川宣寿氏の直接指示を示す記述だ。たとえば、2018年6月に公表された財務省による調査報告書では、2017年3月20日に〈理財局長からは、同年2~3月に積み重ねてきた国会答弁を踏まえた内容とするよう念押しがあった。遅くともこの時点までには、理財局長も、決裁文書の書き換えを行っていることを認識していたものと認められる〉と記述。佐川氏の関与は要領を得ない表現によってぼかされていた。

 ところが「赤木ファイル」では、2017年3月20日におこなわれた財務省本省からの指示について、はっきりとこう記していた。

〈売払決議書(売払調書)は佐川局長から国会答弁を踏まえた修正を行うよう指示(調書の開示により新しい情報を与えることがないよう)があったとのこと〉

 ようするに、佐川氏は「決裁文書の書き換えを行っていることを認識していた」などというようなレベルではなく、直接、具体的に改ざん指示をおこなっていたのだ。財務省の調査報告書では佐川氏の関与について、〈応接録の廃棄や決裁文書の改ざんの方向性を決定付けたものと認められる〉〈一連の問題行為の全貌までを承知していたわけではない〉などとしていたが、やはり改ざんを直接指示していたのである。

 それだけではない。今回公開された「赤木ファイル」では、財務省がはじめて近畿財務局に対して改ざん指示をおこなった2017年2月26日に送られたメールの文面も添付。そこには、〈今後開示請求があった際のことを踏まえると、現時点で削除した方が良いと思われる箇所があります〉〈近畿局の決裁文書につづられている調書等を修正・差し替えするとともに、当該修正後の文書を本省にメール送付いただけますでしょうか〉などという生々しい指示が。

 さらには、このメールには、安倍昭恵氏をはじめ、安倍晋三首相(当時)や麻生太郎財務相といった政治家の名前を削除するための修正内容を具体的に指示する資料も付けられていたのだ。


■菅に調査を命じていた安倍 菅は首相秘書官となっている寺岡光博を使って……

 このように、佐川氏による直接指示といった新事実が判明したのだから、佐川氏はもちろんのこと、近畿財務局に対して改ざんを指示した財務省の人物に対する再調査が必要だ。ところが、政府はこの期に及んでも「赤木ファイル」にマスキングを施しており、近畿財務局に改ざんを要求した財務相本省の人物の名前などを黒塗りにして提出したのだ。

 その上、麻生太郎財務相は黒塗りにしたことについて「個人のプライバシーや情報セキュリティなどに限定した」と言い張り、「財務省としてできる限りの調査を尽くしており、再調査は考えていない」などと再調査を拒否したのである。

 すでに調査報告書との矛盾は明らかになっているというのに、何が「調査を尽くした」だ。しかも、調査報告書では〈今後、新たな事実関係が明らかになるような場合には、更に必要な対応を行っていくこととなる〉と記していたのだ。「赤木ファイル」とこれまでの政府の説明の矛盾点については、明日おこなわれる大阪地裁での口頭弁論などによって今後どんどん明らかになっていくはずだが、再調査の拒否当然、許されるものではない。「赤木ファイル」に基づいた第三者による再調査によって、改ざんの経緯をいまこそ明らかにすべきだ

 そして、その再調査によって解明が必要なのは、財務省だけではなく「安倍官邸」の指揮系統、つまり最初に改ざんを指示した人物のあぶり出しだ

 安倍官邸および財務省は「佐川が自分の答弁に合わせて文書書き換えを命じた」というシナリオで事を進めてきたが、一介の理財局長がこのような大規模な国家的犯罪を独断で実行できるわけがないのは当たり前の話。そもそも、佐川氏の当初の国会答弁は「適正に処理した」という当たり障りのないもので、佐川氏の答弁が強気なものに変わるのは、安倍首相私や妻がかかわっていたら総理も国会議員も辞めるという2017年2月17日の答弁以後のことだ。大きな政治の力、つまり官邸が佐川氏に改ざんを命じなければ、こんなことはできない

 しかも、安倍首相は「総理を辞める」宣言のあと、当時の菅義偉官房長官に「私の家内の名前も出ましたから、しっかりと徹底的に調べるように」と指示を出していたことを国会でも認めている。そして、菅官房長官はこれを受けて、同月22日に財務省の佐川理財局長と中村稔・総務課長、太田充・大臣官房総括審議官(いずれも当時)を呼び出しているのである。改ざんがはじまったのは、その2日後、2017年2月24日のことだ。つまり、ここで菅官房長官が佐川氏や太田氏らに改ざんを命じた可能性が濃厚なのだ。

 さらに、日本共産党が独自入手した2017年9月7日におこなわれた太田理財局長(当時)と国交省の蝦名邦晴航空局長(当時)らの話し合いを記録した文書では、太田氏は会計検査院の報告書への介入を口にすると同時に、こうも述べている。

「両局長が官邸をまわっている姿をマスコミに見られるのはよくない。まずは寺岡を通じて、官房長官への対応をするのが基本だ」

 この「寺岡」というのは、当時、菅官房長官の秘書官を務め、今年1月からは内閣総理大臣政務担当秘書官、つまり菅首相の首席格の秘書官となっている寺岡光博氏のことを指していると思われる。ようするに、当時、菅首相は右腕の寺岡氏を使い、会計検査院の報告や国会対応をどうごまかすかなどの相談をおこなっていたのだ。


■改ざんの発端にも関わらず、何一つ責任取らず、政治的復権を狙う安倍前首相

 もちろん、ここまでして菅氏が事実の隠蔽工作に走ったのは、森友学園に8億円も値引きして国有地が売却された背景に安倍首相の妻・昭恵氏の存在があり、その不自然な土地取引の内実や、昭恵氏の秘書による財務省本省への口利きの事実などが公になれば政権が吹き飛ぶと危機感を持ったからにほかならない。つまり、当時の安倍首相を守るために、官房長官だった菅首相が佐川氏らに公文書の改ざんを命じた疑いが強いのだ。

 ところがどうだ。「私や妻がかかわっていたら総理も国会議員も辞める」などと宣言し、改ざんにいたる原因をつくった安倍氏は、森友はもちろん、加計学園や「桜を見る会」といった政治の私物化問題について何ひとつ責任をとることもなく、新型コロナ対応で後手後手だと批判を浴びると「持病」を理由に首相をやめ、よりにもよって菅氏に首相の座を禅譲。公文書改ざん問題だけでも、2017~18年のあいだに安倍政権がおこなった虚偽答弁の数は少なくとも計139回にものぼると衆院調査局も認めているというのに、である。

 その上、ここにきて安倍氏は、自民党の憲法改正推進本部最高顧問のほか、数々の議員連盟の顧問に就任。党内での発言力を高めると同時に極右発言を連発することで支持者からの求心力を再び強め、最近では「再々登板」の声まであがっている。まるで何事もなかったかのように、完全に調子づいているのだ

 遺書に〈最後は下部がしっぽを切られる〉と綴って自殺を遂げた赤木俊夫さんの口癖は「ぼくの契約相手は国民です」というもので、改ざん行為にも涙を流してまで抵抗したという。「赤木ファイル」でも、冒頭に赤木さんは以下のようなことをつづっていた。

「現場の問題意識として決裁済の文書の修正は行うべきでないと財務省本省に強く抗議した。本省が全責任を負うとの説明があったが納得できず、過程を記録する」

 ひとりの人間の良心と正義を、この国の政治はどのように踏みつけにしたのか──。あくまで「赤木ファイル」は財務省本省から改ざん指示を受けた近畿財務局職員の赤木さんが作成したものであり、財務省本省に対しておこなわれた指示、つまり佐川氏の「上」にいた誰の指示によって改ざんがおこなわれたのかを解明することは難しいだろう。だからこそ、第三者による徹底した再調査によって、いまこそ本当の“犯人”を明らかにしなくてはならない。それは赤木さんのためだけではなく、当たり前の政治を取り戻すために、国民にとって必ず必要なものなのである。

(編集部)
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https://dot.asahi.com/dot/2021062200068.html

518ページの「赤木ファイル」公開 近畿財務局は実名公開で本省キャリアは黒塗りの理不尽
今西憲之
 2021.6.22 20:00 dot.

     (ファイルを残して亡くなった赤木俊夫さん(C)朝日新聞社)
     (「赤木ファイル」開示で会見した弁護団(撮影・今西憲之))

 学校法人森友学園への国有地売却をめぐる財務省の公文書改ざん問題で、自殺した同省近畿財務局職員赤木俊夫さん(当時54)が改ざんの経緯などを記した文書「赤木ファイル」が22日、妻・雅子さん(50)による大阪地裁での国家賠償請求訴訟で公開された。代理人弁護士事務所に届いた文書は500ページ以上にのぼり、赤木さん自身の手書きメモなど、生々しい内容もある。

     (【写真】公開された518ページの赤木ファイル)

 例えば、<本省の対応(調書等の修正指示)>という文書の冒頭に赤木さんはこう記していた。

<本省において、議員説明(提出)用に、決済文書をチェックし、調書の内容について修正するとの連絡受。本省の問題意識は、調書から相手方(森友)に厚遇したと受け取られるおそれのある部分は削除するとの考え。現場として厚遇した事実もないし、検査院等にも原調書のままで説明するのが適切と繰り返し意見(相当程度の意思表示し修正に抵抗)した>

 財務省からの改ざん指示について、森友学園に配慮したこともなく、公務員として誠実、公正に対応してきたと、強い抵抗の意思を示していた。
 さらにこう続く。

<本省の修正指示を受け、3月7日午前、速やかに部長に報告。本件事業は本省と協議し当初の定期借地権契約を締結している過程等が調書から削除されることは今後の検査院への説明等に支障が生じるため、現場の問題意識として既に決裁済の調書を修正することは問題があり行うべきではないと、本省審理室担当補佐に強く抗議した>

 赤木さんは文書にアンダーラインを引いて、強く抗議を示していた。

 財務省からの回答に対してもこう不満を記載していた。

<3月9日、A部長から局長に報告。今回の対応(修正等)は、本省理財局が全責任を負う。B局長の責任で対応すると発言(部長と本省幹部間で話をしたと思われる)。当局は一切修正作業を行わず、本省が修正作業を行うとの説明受(納得できず)>

 そして当時の担当者、佐川宣寿理財局長については以下の記述がある。

<本省で議員からの資料要求に対する、佐川理財局長への説明過程や、同局長からの指示等の詳細が当局に還元(説明なし)されず、詳細が不明確のまま、本省審理室(担当補佐)からその都度メールで投げ込まれてくるのが実態。本件の備忘として、修正等の作業過程を下記の通り記録しておく>

 財務省が高圧的に修正を求め、やむにやまれず応じるしかなかった様子が書かれていた。それゆえ公文書改ざんの過程を記録した「赤木ファイル」を残すことを決めたとも書かれていた。

 赤木さんは財務省の改ざん指示を一覧表にまとめて、添付していた。

<佐川理財局長に説明後、再修正>
<売払決議書(売払調書)は佐川局長から国会答弁を踏まえた修正を行うように指示(調書の開示により新しい情報を与えないよう)があったとのこと>

 佐川氏から具体的な指示があったとしか思えない、改ざん要求も残されていた。

 3月25日土曜日深夜1:24に財務省理財局の担当者(氏名は黒塗り)がこんなメールを送信している。

<今後(会計検査、開示請求、国会、議員等)、外部提示する可能性のある文書セット(案)を送ります>

 財務省が国会議員、政治への忖度、配慮をしていたことがうかがえる内容だ。赤木さんが改ざんを余儀なくされた公文書には、政治家の名前が書かれているものがいくつもあった。担当者が後日、さらに<マーキングしておきました>と改ざんする部分を示したメールを送信していた。

 <学校法人 森友学園の概要等>という文書だ。

<理事長 籠池康博氏は「日本会議・運営委員」を始めとする諸団体に関与>

<国会においては、日本会議と連携する組織として、超党派による「日本会議国会議員懇談会」が平成9年5月に設立され、現在、役員に特別顧問として麻生太郎財務大臣、会長に平沼赳夫議員、副会長に安倍晋三総理らが就任

<(参考)森友学園への議員等の来訪状況
 平成20年11月 中山成彬議員(衆・・比例九州)講演会
 平成25年9月  平沼赳夫議員(衆・・岡山3区)講演会
 平成25年11月 日本維新の会女性局(三木圭恵議員、杉田水脈議員、
          上田小百合(原文ママ、上西の間違いと思われる)
         (いずれも衆・・比例近畿)等)視察
 平成26年4月 安倍昭恵総理夫人 講演視察

 安倍前首相、昭恵夫人、麻生財務相など政治家の名前が登場する部分は軒並み、削除をしたと記されていた。また、森友学園への国有地売却を時系列で詳細に記した<調書>の5枚目についている<別紙>には以下の記述があった。

<なお打合せの際、「本年4月25日、安倍昭恵総理夫人を現地に案内し、夫人からいい土地ですから、前に進めてくださいとのお言葉をいただいた。」との発言あり。(森友学園籠池理事長と夫人が現地の前で並んで写っている写真を提示)。>

 この4行や鴻池祥肇参院議員(故人)や北川イッセイ衆院議員、前出の平沼氏の名前も削除されていた。別紙はA4サイズで3枚に及ぶが、10行ほどを残すだけで、ほとんどが削除された。とんでもない改ざんだった

 また、メディアの動きも気にしていた模様で2月26日、財務省理財局の担当者が赤木さんに<【取扱注意】本日(26日(日))18時、森友学園がNHKの取材に応じる>というタイトルで<本日の近畿地区のNHKニュースについても、注意を払っていただき、放送されましたら、その内容を当方に送付方お願いします>と報告を求めていた。

 また、<変更後><差し替え前>など、赤木さんが手書きしている文字もある。だが、赤木ファイルの財務省の担当者の名前はほとんどが黒塗りで誰なのかわからない。一方、近畿財務局の関係者は赤木さんの上司だった人物はじめ、黒塗りになっていない人が複数いた。

 改ざんの指示をした側は隠し、赤木さんらやらざるを得なかった側はオープンになっていたのだ。

 「赤木ファイル」開示を受けて21日午後に会見した赤木さんの弁護団は、「ファイルの公開は第一歩」と評価した。

「財務省からのメールを見ると財務省、佐川氏の関与は明らか。2月に赤木さんが休日なのに呼び出されたメールでは、すでに政治家の文書が添付されている。また森友学園が有利にとれる内容がすべて訂正されているように思える。赤木さんは抵抗したが、改ざんせざるを得ない状況に追い込まれたのがよくわかります。この裁判だけではなく、国会でも真相を明らかにしてほしい」(弁護団)

 そして妻の雅子さんは弁護団に「これは主人の字と手書きの文字だ」「指示している財務省側のメールを送信した指示者の名前が黒塗りで隠されている」などと感想を語ったという。

「今後は赤木ファイル原本の開示や発見された経緯などを財務省に裁判で説明を求めたい」(弁護団)

 森友学園問題を国会で追及してきた福島伸享元衆院議員はこう語る。

「財務省は責任を赤木さんら近畿財務局に押し付けるようなやり方をしていたのではないのか」

 福島氏は財務省が赤木さんらに宛てたメールで名前が登場。福島氏からの資料要求にについて財務省が<近畿(財務局)に探させているけどなかなか…>とごまかし、引き延ばすような文言もあった。福島氏はこう話す。

「私は官僚だったので、絶対に決裁文書があると要求を続けた。引き延ばして、公文書を改ざんする時間稼ぎだったのでしょうかね。公開されたファイルは赤木さんら近畿財務局の名前は出ていて、財務省側の名前が黒塗りになっている。“キャリア隠し”ですね。本当にひどい。財務省は赤木ファイルだけではなく、まだ森友学園問題の真相にかかわる文書を隠しているはず。赤木ファイルをきっかけに、新たな文書が出てくるように期待したい」

 真相の解明が待たれる。

(AERAdot.編集部 今西憲之
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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/291022

相澤冬樹 大阪日々新聞・元NHK記者
大阪日日新聞(新日本海新聞社)論説委員・記者。1962年宮崎県生まれ。東京大学法学部卒業。1987年NHKに記者職で入局。東京社会部、大阪府警キャップ・ニュースデスクなどを経て現職。著書『安倍官邸vs.NHK 森友事件をスクープした私が辞めた理由』(文藝春秋)がベストセラーとなった。

森友遺族・夫の死を巡る法廷闘争記
赤木雅子さんに傍聴席から拍手「疑惑や不信を招く行為をこれ以上続けないで」
公開日:2021/06/25 06:00 更新日:2021/06/25 06:00

     (口頭弁論の後、取材に応じる赤木雅子さん(C)共同通信社)

 傍聴席で拍手が沸いた。それを耳にした赤木雅子さん(50)は涙ぐんだ。

「とっちゃん、みんな味方だよ。見ててくれるかな?」

 雅子さんの夫、赤木俊夫さん(とっちゃん)は森友学園への国有地値引きを巡り公文書を改ざんさせられ命を絶った。雅子さんは国などに裁判を起こし、夫が改ざんの詳細を記録した文書「赤木ファイル」の開示を求めた。裁判前日の22日、518ページに及ぶ赤木ファイルが開示されると、新事実が次々に読み取れた

「佐川氏の名挙げ指示」「改ざん指示に抵抗の痕跡」

 報道各社が大きく伝えた。待望の赤木ファイルを見て雅子さんは法廷で何と発言するのか? それがこの日の注目点で、33席の傍聴席に214人もの希望者が詰めかけた。証言台で雅子さんが訴えたことは……。

「赤木ファイルを見て、手書きの文字が夫の字だとすぐに分かりました。夫が苦しい立場に追い込まれながら、赤木ファイルを作ってメモを残してくれたのだと思うと、涙が出そうになりました

 実際、涙で声が詰まりそうだった。

赤木ファイルには、私の知らない事実がたくさん記載されていました夫が反対をしても一方的に改ざんを指示されて苦しんでいたことが分かりました佐川さんから国会答弁を踏まえた修正を行うように指示があったという記載もありました

 新事実が明らかになっても麻生財務大臣は「再調査はしない」と言う


■「第三者による再調査を」

国が夫の代わりに、国民の皆さんに何があったのかすべてを明らかにするべきだと思いますそのためにも、赤木ファイルで明らかになった新事実をもとに、第三者による再調査を実施するべきだと思います

財務省の皆さんが改ざんの具体的経緯を明らかにしないことは、国民の疑惑や不信を招くような行為です疑惑や不信を招くような行為をこれ以上続けないことを、私は心から願っていますし、夫も同じように願っていると思います

 この言葉で締めくくり、またも涙ぐんだ雅子さん。その時、傍聴席から拍手が起きた一人、また一人と数人が呼応した。数秒して拍手が収まると裁判長が静かに告げた。

「静粛に願います」

 そこで雅子さんの胸に去来したのは……。

超うれしいです夫への拍手でもあるし、心から応援してくれているんだと、温かい気持ちになりました

 実は前の晩から歯が痛くなって体調は万全ではなかったのだ。それを補って余りある、すてきな拍手だった
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●「粉飾された「美しい国」」…「「夫人、ひいては首相の顔をつぶすわけにはいかない」という恐怖政治」

2018年03月26日 00時00分51秒 | Weblog

[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]



日刊ゲンダイの記事【安倍夫妻だけじゃない 麻生財務相と籠池氏の「親密写真」】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/225002)。
ニッカンスポーツのコラム【政界地獄耳/行政文書改ざん「美しい国」自ら破壊】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201803190000344.html)。
東京新聞の社説【森友文書改ざん 首相の影響排除できぬ】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2018032002000173.html)。

 《“親密な関係にあるのは安倍夫妻だけじゃなかった。日刊ゲンダイが入手した写真には、森友問題を巡り昨年7月に詐欺容疑で逮捕されて以来、8カ月間も勾留中の籠池泰典前理事長と麻生財務相が満面の笑みを浮かべ納まっている。麻生大臣の隣にいるのは籠池被告の長女で現在の理事長の町浪氏だ…あらゆる疑惑のキーマンの背後に麻生大臣あり。“無罪放免は通らない》。
 《ところが政権安定のために政府が行っていたことは、「美しい国を破壊するものだった。森友学園への国有地売却に関する財務省の決裁文書改ざん問題では、首相夫人・安倍昭恵が学校開校のために「少しのずるや少しの便宜供与をほんの少し手伝ったつもりが、国家の信頼を揺るがす結果になった》。
 《安倍晋三首相自身は否定するが、内閣総辞職や議員辞職に言及した首相答弁影響は排除できないのではないか…真相を明らかにするため、国会は国政調査権を発動すべきだ。財務省前理財局長の佐川宣寿前国税庁長官に加え、首相夫人の安倍昭恵氏、夫人付き政府職員だった谷査恵子氏の証人喚問も求めたい》。

   『●有印公文書偽造=決裁文書書き換え…
       「行政府の長」と財務相が責任をとるべき大変な犯罪

   『●決裁文書書き換えという犯罪…「最低の官房長官」が
          沖縄に向けて言い放った「法治国家」を取り返さねば

   『●「有印公文書偽造=決裁文書書き換え」朝日新聞大スクープ
                      …その直度にアベ様らのやっていたこと
   『●「2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日」からの 
         この1年間の無駄…泥縄で有耶無耶にするつもり?
   『●「2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日」が
        公文書「書き換え」という名の「捏造」=犯罪の引き金
   ●泥棒に縄をなわせる…その縄で財務相やアベ様を縛る訳がない!
                        《与党の関与なき公正な委員会》が必要
    「《疑義のある財務省のトップである麻生を調査の先頭に立たせておくことを
     やめさせるべき》。《2度とこのようなことを起こさないための政権の
     関与や忖度(そんたく)外で再発防止策を策定することができる
     《与党の関与なき公正な委員会》《野党主導の第三者委員会の設置》が必要
     …本当にそうだ」

   『●元祖?・有言実行されない大見得・啖呵《報道がそれで抑圧される、
                    そんな例があったら私は辞める》


 《あらゆる疑惑のキーマンの背後に麻生大臣あり無罪放免は通らない》。極めつけの差別主義者で、夜な夜な湯水のように「愛人のクラブ」に…飯塚・田川の支持者の皆さん、コレってOK?

   ●「S」で「D」なアベ様と麻生副首相は「政治資金」で 
       夜な夜な一体何をしているのか? それでも支持??
   ●「襟を正す気など」全く無し…「安倍政権の『金満ぶり』」 
             「もはや『ぼろ儲け内閣』と呼ぶべきでは」?
   『●室井佑月さん、《税収が足りなくば、法の抜け道を閉ざし、
              適正に課税して金持ちからお金をとったらいい》
    「教育無償化は反故、その一方で、イージス・アショアのような
     無駄な武器をボコスカと購入(しかも言い値であるが故に、
     どんどんと値が吊り上っている)。そして、相変わらずの害遊での
     バラマキ害交。増税分は、やがてはそれらに消えていくだけ」

   ●アベ様や吸「血税」氏の「品性」の無さ:  
       政治資金や税金で夜な夜な何をやっているのか?
   ●石破茂氏「日本への核拡散」発言と 
        山尾氏「私事」による離党の事の軽重…マスコミはわきまえているか?
   『●与党自公によるデタラメな《行う必要のない政策》の羅列に加えて、
                    国費160億円削減で弱い者イジメ

    《★自民党による荒っぽい政策が続く。「法人減税」「賃上げ要請
     「サラリーマン大増税」という、アベノミクスが成功していれば
     行う必要のない政策が、脈絡なく羅列される。それに加えて貧困問題が
     重大課題となりつつある中、財務・厚労両省は生活保護費のうち食費や
     光熱費などに充てる「生活扶助」について、国費約160億円を削減
     することを決めた》。

   ●憲法25条「健康で文化的な最低限度の生活」が保障されない、
                       血も涙も無い「国費…160億円削減」
   『●「今年も…麻生財相は“愛人のクラブ”に745万6150円もの巨額支出」 
                     …飯塚の支持者の皆様、正気?
    《安倍首相の資金管理団体「晋和会」の報告書によると、…。
     麻生副総理の資金監理団体「素淮会」の収支報告書によると…》

 さて、アベ様の唱える「美しい国」ニッポン。その政権担当者らのやっているその内実の一端は、上記のようなもの。
 「粉飾された美しい国」…「2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日」を引き金に公文書「書き換え」という名の「捏造」=犯罪がまかり通る、「「夫人、ひいては首相の顔をつぶすわけにはいかない」という恐怖政治」なニッポン、恥ずかしき「非文明的な国」。

   ●「人治主義国家」「放置国家」アベ様王国ニッポンへの
           国際社会の眼差し…恥ずかしき「非文明的な国」
   『●「有印公文書偽造=決裁文書書き換え」朝日新聞大スクープ
                     …その直度にアベ様らのやっていたこと
    《意に沿わない人物は潰す――“人格攻撃”された前川前次官が
     いい例だが、安倍政権のやり口は、まさに恐怖政治ではないか
    《結局、目的は “犯人”を黙らせることでしょう。内部告発者を潰すことは、
     国民の知る権利を侵害し、民主主義を破壊する行為

   ●前川喜平さん授業…検閲と恫喝、《意に沿わない人物は潰す――。
                       …安倍政権のやり口は、まさに恐怖政治》

 《首相が直接指示していないにしても、財務省にとって首相答弁が文書改ざんの主要な動機になった》…《誰かに責任を押し付けて乗り切れるような話ではない》。《与党の関与なき公正な委員会》《野党主導の第三者委員会》の設置が必要。

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/225002

安倍夫妻だけじゃない 麻生財務相と籠池氏の「親密写真」
2018年3月13日

     (満面の笑みを浮かべる籠池前理事長、長女・町浪氏と
      写る麻生大臣(菅野完氏・赤澤竜也氏提供))

 “親密な関係にあるのは安倍夫妻だけじゃなかった。日刊ゲンダイが入手した写真には、森友問題を巡り昨年7月に詐欺容疑で逮捕されて以来、8カ月間も勾留中の籠池泰典前理事長と麻生財務相が満面の笑みを浮かべ納まっている。麻生大臣の隣にいるのは籠池被告の長女で現在の理事長の町浪氏だ。ある自民党議員のパーティーでの一コマだという。

 籠池被告は昨年3月、著述家の菅野完氏のインタビューにこう答えていた。

   「鴻池先生(祥肇・参院議員)のパーティーには麻生先生も来られていたから、
    まあそこで2回ほどお目にかかったり、写真撮影に入らしてもらいましたよ」

 同じく昨年3月の参院予算委員会で籠池被告との関係を問われた麻生大臣は、「その種の珍しい名前なら覚えはいい方だから結構覚えているんですけど、全く記憶にないシラを切ったが、大ウソだったわけだ。

 麻生大臣の名前は、スパコン詐欺事件でも取り沙汰された。経産省所管法人から助成金6億5000万円を詐取した疑いで逮捕されたスパコン開発会社「ペジーコンピューティング」の斉藤元章元社長は、麻生大臣とがあった。

 先月19日の衆院予算委員会で「斉藤元社長と飲みに行く関係か」と問われた麻生大臣は、「最初に(スパコンの)説明をしてきたのがそこ(酒席)だった」と認めた。改ざんの責任に加え、助成金決定の背景に麻生大臣のご意向が影響したのならクビが幾つあっても足りない

 その斉藤元社長と麻生大臣をつないだのが、政権ベッタリの元TBS記者山口敬之氏と報じられている。“レイプもみ消し”疑惑が浮上する山口氏は著書「総理」の中で、麻生大臣とホテルの一室で2人きりで「部屋飲み」した経緯を紹介するほどの“蜜月関係にある。

あらゆる疑惑のキーマンの背後に麻生大臣あり無罪放免は通らない
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https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201803190000344.html

政界地獄耳
2018年3月19日10時26分
行政文書改ざん「美しい国」自ら破壊

 ★かつて「美しい国へ」という本を出版し、この国の豊かさや優れた面を発展させ、生かしたいと熱望した議員がいた。第90、96~98代首相・安倍晋三の著書だ。ところが政権安定のために政府が行っていたことは、「美しい国を破壊するものだった。森友学園への国有地売却に関する財務省の決裁文書改ざん問題では、首相夫人・安倍昭恵が学校開校のために「少しのずるや少しの便宜供与をほんの少し手伝ったつもりが、国家の信頼を揺るがす結果になった。

 ★既に首相を始め、官房長官・菅義偉も副総理兼財務相・麻生太郎も自民党幹事長・二階俊博も、水面下で何が行われたか分かっているのだろう。場合によっては首相夫人が良かれと思って進めたことが、法を犯すことにつながったかもしれない。夫人も、そこまでしてもらおうとは思っていなかったかもしれない。森友サイドは「ダメもとで、言うだけ、頼んでみただけ」だったかもしれない。

 ★夫人から指示を受けた夫人付きの秘書たちも、「夫人の頼み事」としての処理を前提に動いたのかもしれない。森友サイドと近畿財務局のやりとりでは、その場にいない「首相夫人」という名前が、必要以上に大きく使われたかもしれない。そこにあったのは忖度(そんたく)ではなく夫人、ひいては首相の顔をつぶすわけにはいかないという恐怖政治があったのだろう。「霞が関文学」では、これを「特殊案件」「特例的案件」と称した。

 ★行政文書の改ざんが恒常的に行われている疑惑から、行政への信頼が失墜した。さらに、国の基礎資料が改ざんされているとすれば、歴史修正主義を容認する形になることまでが懸念される。粉飾された美しい国は、元の美しさを取り戻すことができるのか。(K)※敬称略
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2018032002000173.html

【社説】
森友文書改ざん 首相の影響排除できぬ
2018年3月20日

 森友学園への国有地売却に関する決裁済み文書を、財務省がなぜ改ざんしたのか。安倍晋三首相自身は否定するが、内閣総辞職や議員辞職に言及した首相答弁影響は排除できないのではないか。

 学校法人「森友学園」への国有地売却をめぐり、参院予算委員会できのう集中審議が行われた。

 しかし、誰が何の目的で文書を改ざんしたのか。そもそも八億円もの値引きがなぜ行われたのか。政治家らの関与は直接的にも間接的にも全くなかったのか。官僚らによる忖度(そんたく)はなかったのか。問題解明には程遠い

 真相を明らかにするため、国会は国政調査権を発動すべきだ。財務省前理財局長の佐川宣寿前国税庁長官に加え、首相夫人の安倍昭恵氏、夫人付き政府職員だった谷査恵子氏の証人喚問も求めたい。

 きのう、特に追及されたのは、文書改ざんに、首相の答弁が影響したのか否かである。

 首相は昨年二月十七日の衆院予算委で森友学園への国有地売却に「私や妻が関係していれば、私は間違いなく首相も国会議員もやめる」と答弁している。財務省が文書改ざんに手を染めたのはこの後の二月下旬から四月にかけてだ

 首相は削除された内容が「答弁をひっくり返すような記述では全くない」として、改ざんへの自身の影響を否定したが、財務省の太田充理財局長は「首相なり大臣なり、政府の答弁は気にしていないと言えるほどの材料は持ち合わせていない」と述べた。

首相が直接指示していないにしても、財務省にとって首相答弁が文書改ざんの主要な動機になったと考えるのが自然ではないか。

首相が自らの影響力をことさら小さく見せようとするのは、問題の核心である八億円もの値引きを含めて学園に異例の対応が繰り返し行われていたことへの関わりを否定するためでもあるのだろう。

 しかし、首相自身が認めるように昭恵氏が一時、学園の名誉小学校長を務めたことに国民は疑いの目を向けている。首相により近い立場の官僚たちが、首相らの圧力を感じ取って当然だ

 文書改ざん公表後に行われた報道各社の世論調査では、内閣支持率が10ポイント程度急落し、軒並み30%台になった。いずれも第二次安倍政権発足後、最低レベルだ。共同通信社の調査では首相に責任があると答えた人は66%に上る。国有地売却問題に対する国民の目は厳しい。誰かに責任を押し付けて乗り切れるような話ではない
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●室井佑月さん「この団体が牛耳るこの国でいいの」か?…「日本会議メンバーで、国会議員にもわんさか」

2017年03月22日 00時00分10秒 | Weblog

[日刊ゲンダイ(2017年3月4日)↑]


アサヒコムのコラム【室井佑月「もうそこに触れなきゃ駄目じゃない?」】(https://dot.asahi.com/wa/2017031500053.html)。

 《が、お隣の国の問題は連日取り上げたくせに、なぜか自国のこの問題には腰が引けている。まるで、我々の関心がなくなるのを待っているみたい。わかりやすい構図で、視聴率も稼げそうなのに》。

   『●「日本を守ってくれる人」って、アベ様は 
      「破壊している人」なんですが! 一体何を「記念」した小学校?
    「《私もも一切この認可にも、あるいは、この国有地の払い下げにも
     関係ない」「私やが関係していたということになれば、間違いなく
     総理大臣も国会議員も辞めるということははっきりと申し上げて
     おきたい》と大見得を切りました

   『●コラム『筆洗』「さて、この学校はどんな「愛国心」を、
          子どもたちに伝えたいのか」? グロテスクな洗脳
   『●裸の王様「記念」小学校・女王様「名誉」校長…
        証拠隠滅=「文書を存在しないことにする手法」炸裂か?
   『●アベ様王国「同じ穴のムジナ夫婦」(鈴木耕さん)、
          そして、「大新聞も同じ穴のムジナ」(日刊ゲンダイ)
   『●保育所・幼稚園の幼児「教育」の破壊: 
     
ハタやウタで「将来の国民としての情操や意識の芽生えを培う」?

   『●「ムジナ夫婦、狢マスコミ」、むろん、当然、お維もムジナ
            …「松井知事は開き直り、橋下は話のスリカエ」
   『●デンデン王国「裸の王様」の御妃は「私人」?…
        「少なくとも、森友学園との関係で「私人」は通用しない」
   『●「瑞穂の國記念参院予算委員会」は酷かった…
        「平成の治安維持法」を目指す「裸の王様」の取り巻きの醜さ
   『●ブチ切れるデンデン王国「裸の王様」の墓穴…
      ムジナ全員が過剰に忖度し事実として《影響を与え》たのです

   『●「私学への異常な肩入れ自体が現職の首相として
      不見識で不適切だとは思わない神経」…持ち合わせていない
   『●「首相に対する侮辱」であり、アベ様は
      「国会の場で白黒つけると闘志をたぎらせている」…とても楽しみ!
   『●「菅官房長官と麻生財務相以外のほぼ全員を
     代える大幅改造」って、ご冗談を…アベ様オトモダチの総退陣を


 大新聞などマスコミも、一部はアベ様のオトモダチ。読売新聞や産経新聞の腰の引け具合は、気のせい? 田崎史郎氏など、寿司や天ぷら、中華で飼い馴らされたアベ様広報記者の酷さよ。
 さらに、室井佑月さんは、《この団体が牛耳るこの国でいいのだろうか?》と言います。全く同感。《安倍内閣の人間、ほとんどが日本会議メンバーで、国会議員にもわんさかいる》。「ニッポン会議」議員に支配されるデンデン王国。「愛国」を謳い文句に、やっていることときたら…。与党自公や癒党お維支持者や「ニッポン会議」系野党議員の支持者の皆さんは、一体この国をどうしたいのだろう?

   『●「闇社会」との関係まで疑われるとは!? アベ様、ダークすぎます
   『●アベ様のオツムの中身のネタ元:
      「憲法改正、愛国心教育、自虐的歴史教育是正、戦後レジーム脱却」

     「政界には日本会議を支持する「日本会議国会議員懇談会
      (日本会議議連)」があるが、そこには安倍政権の主要メンバーが
      ズラリ
なのだ。特別顧問は安倍首相麻生財務相で、会長は
      次世代の党の平沼代表石破地方創生相が相談役を務め、
      副会長には菅官房長官下村文科相高市総務相が並ぶ」

   『●「統一協会、暴力団、日本会議に神道議員連盟・・・どうするの」?、   
                            とアベ様をヤジり返してみては?
   『●「日本最大の右派組織とされる「日本会議」」:
         「ネジレ」を取り戻すためのステップを阻むもの

   『●青木理さん『日本会議の正体』…「民主主義体制を
        死滅に追い込みかねない悪性ウィルスのようなもの」

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https://dot.asahi.com/wa/2017031500053.html

室井佑月「もうそこに触れなきゃ駄目じゃない?」
(更新 2017/3/16 16:00)

      (室井佑月「マスコミの末端にいる者として考えたくもないが、
       なにか大きな力が働いているようにさえ感じる」 
       (※写真はイメージ))

 作家の室井佑月氏は、森友学園問題で「安倍政権のいかがわしさや恐ろしさが、少し顔を現した」という。

*  *  *

 森友学園の問題は、もっとワイドショーで取り上げてもいい。国会では野党の追及が盛り上がり、すごいことになっている。

 小池劇場より大物役者がそろっているし、ホテル三日月の舛添さんより金額がデカい。構図は韓国の朴大統領とその親友の疑惑に似ていたりもする。が、お隣の国の問題は連日取り上げたくせになぜか自国のこの問題には腰が引けている

 まるで、我々の関心がなくなるのを待っているみたい。わかりやすい構図で、視聴率も稼げそうなのに。

 マスコミの末端にいる者として考えたくもないが、なにか大きな力が働いているようにさえ感じる。いいや、ただの忖度なのかもしれない。いずれにせよ、大きな力に逆らったらヤバいというこの空気感は、安倍政権が作り出した怪物なのだと思う。

 森友学園の問題は、ただのおかしな国有地売却問題じゃない。なかなか浮かび上がってこなかった安倍政権のいかがわしさや恐ろしさが少し顔を現したとあたしは思っている。

 マジでワイドショーがこの問題を本気で扱ってくれれば、どんな人も肌感覚でそれを理解できると思うんだけど。

 安倍政権はマスコミの扱いが上手いから、その本質はあまり見えてこなかった。自分たちに批判的なマスコミに名指しで圧力をかけその一方で提灯持ちと頻繁に食事つきの会合を行っている。いってみれば、緩やかな恐怖政治をしいている。

 そして、安倍政権は言葉の使い方が上手い。アベノミクス」「積極的平和主義」「一億総活躍社会

 アベノミクスは意味がなかったが、積極的平和主義はアメリカにいわれるまま自衛隊を海外の戦闘に出すことだし、一億総活躍社会は企業の使い勝手のよい働き手を増やすようなことだ。

 集団的自衛権の行使が可能になり、特定秘密保護法が制定され、今度は共謀罪まで通りそう。我々国民の価値や人権が、どんどん引き下げられているといっていい。

 でもって、森友学園の話に戻る。安倍夫妻や日本会議に所属する議員が、はじめは素晴らしいと絶賛していたこの学園が経営する幼稚園の教育を知って、彼らが我々国民になにを望んでいるかがわかった人もいるように思う。

 3月1日、森友学園の籠池泰典理事長が自民党の鴻池祥肇参院議員へ封筒に入ったものを渡そうとし、口利きのお願いをしたことが発覚した。もう一人、名前が出てきたのは大阪維新の会の中川隆弘大阪府議だ。

 鴻池さんに籠池さんを会わせたのは、元秘書だった黒川治兵庫県議と言われている。中川さんに籠池さんを紹介したのは、山口県防府市の松浦正人市長だ。みな日本会議とつながりがある。てか、安倍内閣の人間、ほとんどが日本会議メンバーで、国会議員にもわんさかいる

 この団体が牛耳るこの国でいいのだろうか? そこの部分を、国民全員で考えるときがきたのじゃないか。

※週刊朝日 2017年3月24日号
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●「菅官房長官と麻生財務相以外のほぼ全員を代える大幅改造」って、ご冗談を…アベ様オトモダチの総退陣を

2017年03月21日 00時00分10秒 | Weblog

[日刊ゲンダイ(2017年3月4日)↑]


日刊ゲンダイの記事【追い詰められる安倍首相「4月内閣改造」で局面打開画策か】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/201645)。

 《ところが、である。安倍首相は早晩、稲田大臣を切るつもりらしいのだ。局面打開策として安倍官邸が、「内閣改造」の前倒しを考えているという》。

 《菅官房長官麻生財務相以外のほぼ全員を代える大幅改造》って、ご冗談を! さらなるダークな冗談のような話…《甘利明下村博文小渕優子の3人を再入閣させたい》そうです。教育破壊絡みだけでも、国有地無料譲渡事件・アッキード事件・オトモダチ利益供与事件など、これだけの大問題なのですから、アベ様のオトモダチに総退陣してもらうのが筋。
 お維の元大阪「ト」知事現大阪「ト」知事にも責任をとってもらいましょう。
 麻生太郎殿も例外じゃない。日刊ゲンダイが指摘するように、《学園の幼稚園で行われている教育勅語の暗唱を絶賛した稲田防衛相。講演に行き、思想的にもワシに合うなと思ったと言った鴻池元防災担当相は、麻生財務相の派閥に属すその麻生はまさに森友問題の“メーン舞台”である財務省のトップだ》。
 まず、それよりもなによりも、アベ様の大見得を実行をする秋(とき)です。

   『●「日本を守ってくれる人」って、アベ様は 
      「破壊している人」なんですが! 一体何を「記念」した小学校?
    「《私もも一切この認可にも、あるいは、この国有地の払い下げにも
     関係ない」「私やが関係していたということになれば、間違いなく
     総理大臣も国会議員も辞めるということははっきりと申し上げて
     おきたい》と大見得を切りました

   『●コラム『筆洗』「さて、この学校はどんな「愛国心」を、
          子どもたちに伝えたいのか」? グロテスクな洗脳
   『●裸の王様「記念」小学校・女王様「名誉」校長…
        証拠隠滅=「文書を存在しないことにする手法」炸裂か?
   『●アベ様王国「同じ穴のムジナ夫婦」(鈴木耕さん)、
          そして、「大新聞も同じ穴のムジナ」(日刊ゲンダイ)
   『●保育所・幼稚園の幼児「教育」の破壊: 
     ハタやウタで「将来の国民としての情操や意識の芽生えを培う」?

   『●「ムジナ夫婦、狢マスコミ」、むろん、当然、お維もムジナ
            …「松井知事は開き直り、橋下は話のスリカエ」
   『●デンデン王国「裸の王様」の御妃は「私人」?…
        「少なくとも、森友学園との関係で「私人」は通用しない」
   『●「瑞穂の國記念参院予算委員会」は酷かった…
        「平成の治安維持法」を目指す「裸の王様」の取り巻きの醜さ
   『●ブチ切れるデンデン王国「裸の王様」の墓穴…
      ムジナ全員が過剰に忖度し事実として《影響を与え》たのです

   『●「私学への異常な肩入れ自体が現職の首相として
      不見識で不適切だとは思わない神経」…持ち合わせていない
   『●「首相に対する侮辱」であり、アベ様は
      「国会の場で白黒つけると闘志をたぎらせている」…とても楽しみ!

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/201645

追い詰められる安倍首相「4月内閣改造」で局面打開画策か
2017年3月18日

     (稲田防衛相(右)、金田法相だけでなく大幅交代/(C)日刊ゲンダイ)

 新たに発覚した南スーダンPKO部隊日報データ隠蔽で、16日、稲田防衛相が国会で袋叩きに遭った。森友学園問題での虚偽答弁もあり、稲田大臣は即刻辞任が当然なのだが、「特別防衛監察」の実施でお茶を濁そうとしている。菅官房長官も稲田大臣の進退について全く考えていない相変わらず擁護の姿勢だった。

 ところが、である。安倍首相は早晩、稲田大臣を切るつもりらしいのだ。局面打開策として安倍官邸が、内閣改造の前倒しを考えているという。

   「実は稲田防衛相については、2月の日米首脳会談で米国側から
    『交代させろ』と言われていたらしい。稲田さんと会談した
    マティス国防長官が『あれで大丈夫なのか』と、カウンターパートとして
    不安に思ったようです。共謀罪でマトモに答弁できなかった金田法相
    セットで代えることになりそうです」(官邸事情通)

 “引責辞任を改造で隠すのは安倍内閣の常套手段だが、改造の時期は早ければ新年度予算成立後の4月で、共謀罪法案の審議入り前。もしくは5月の連休明けが想定されている。菅官房長官と麻生財務相以外のほぼ全員を代える大幅改造になる可能性が高いという。

   「米国の新体制に合わせ、通商交渉の当事者である世耕経産相や
    山本農水相も交代でしょう。岸田外相の交代もありうる。安倍首相は
    代わりに甘利明下村博文小渕優子3人を再入閣させたいようです。
    昨年の参院選で勝利したので、禊は済んだと思っている
    特に小渕さんについては、女性閣僚の人材難が根底にある。安倍首相は
    『高市総務相も代えたいが、女性の入閣候補がいない』と
    嘆いています」(自民党関係者)

 ご都合主義のお友達改造ではイメチェン狙いの局面打開にはならないだろう。それどころか、森友学園に100万円寄付したという爆弾証言も出て安倍首相本人が一番追い込まれている。改造どころか、総退陣が先じゃないのか。
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●「首相に対する侮辱」であり、アベ様は「国会の場で白黒つけると闘志をたぎらせている」…とても楽しみ!

2017年03月19日 00時00分10秒 | Weblog

[※日刊ゲンダイ(2017年3月4日)↑]


日刊ゲンダイの記事【籠池証人喚問の行方は…本紙独占“安倍寄付”証言の全容】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/201687)。

 《「内閣が2つくらい飛ぶ」――。宣言通りの“巨大爆弾”が炸裂した。…籠池理事長が「安倍首相から、昭恵夫人を通じて100万円もらった」と明言》。


 自民党サイドから籠池理事長の証人喚問を申し出るという異例の展開…。でも、アベ様は墓穴を掘ってるのでは?
 《首相を侮辱したから証人喚問なんて、一体どこの独裁国家か証人喚問は、真相を解明するために行うのであって、安倍を侮辱した人物をつるし上げる場ではない》。与党自公や癒党お維の支持者を除く市民こそが「侮蔑」されているというのに、「首相に対する侮辱」であるという理由で証人喚問をして下さるそうですが…、アベ様は「国会の場で白黒つけると闘志をたぎらせている」そうですよ…と~っても楽しみ!!
 《私もも一切この認可にも、あるいは、この国有地の払い下げにも関係ない」「私やが関係していたということになれば、間違いなく総理大臣も国会議員も辞めるということははっきりと申し上げておきたい》と大見得を切りました。いよいよ、それを実行するときが来ました。

   『●「日本を守ってくれる人」って、アベ様は 
      「破壊している人」なんですが! 一体何を「記念」した小学校?
    「《私もも一切この認可にも、あるいは、この国有地の払い下げにも
     関係ない」「私やが関係していたということになれば、間違いなく
     総理大臣も国会議員も辞めるということははっきりと申し上げて
     おきたい》と大見得を切りました

   『●コラム『筆洗』「さて、この学校はどんな「愛国心」を、
          子どもたちに伝えたいのか」? グロテスクな洗脳
   『●裸の王様「記念」小学校・女王様「名誉」校長…
        証拠隠滅=「文書を存在しないことにする手法」炸裂か?
   『●アベ様王国「同じ穴のムジナ夫婦」(鈴木耕さん)、
          そして、「大新聞も同じ穴のムジナ」(日刊ゲンダイ)
   『●保育所・幼稚園の幼児「教育」の破壊: 
     ハタやウタで「将来の国民としての情操や意識の芽生えを培う」?

   『●「ムジナ夫婦、狢マスコミ」、むろん、当然、お維もムジナ
            …「松井知事は開き直り、橋下は話のスリカエ」
   『●デンデン王国「裸の王様」の御妃は「私人」?…
        「少なくとも、森友学園との関係で「私人」は通用しない」
   『●「瑞穂の國記念参院予算委員会」は酷かった…
        「平成の治安維持法」を目指す「裸の王様」の取り巻きの醜さ
   『●ブチ切れるデンデン王国「裸の王様」の墓穴…
      ムジナ全員が過剰に忖度し事実として《影響を与え》たのです

   『●「私学への異常な肩入れ自体が現職の首相として
      不見識で不適切だとは思わない神経」…持ち合わせていない


 以下は、一連のリテラ記事より。

 お維も「忖度」した訳ね…【森友問題で橋下と松井が今さら「国の圧力があった」…自分たちと維新議員の疑惑を隠し説明責任を放棄する卑劣】(http://lite-ra.com/2017/03/post-2994.html)、《つまり、松井府知事橋下も、「大阪府は近畿財務局から“相当な圧力”を受けて、仕方なく小学校を認可した」と言い出したのだ》。

 どこら辺が「愛国」なんでしょうね?…【籠池の代わりに菅野完が会見、マスコミが中継を打ち切った爆弾発言の中身! 財務省の工作、稲田の父親、在特会…】(http://lite-ra.com/2017/03/post-2995.html)、《疑惑の鍵を握る重大な内容が含まれていた》。

 どこまでオトモダチに便宜図ってんだか…【安倍首相の親友が経営する“第二の森友”加計学園の関係者を最高裁判事に任命! 司法までオトモダチで支配】(http://lite-ra.com/2017/03/post-2997.html)、《…森友学園問題。安倍政権は生きた心地がしないだろうが、そんななか、新たにとんでもない疑惑が浮上してきた。自分の親友が経営する例の“第二の森友学園”関係者を、なんと「最高裁判事」に押し込んだのではないかという疑惑だ…学園の監事であられた木澤克之氏が(略)7月19日付で最高裁判所判事に任命》。

 息吐く様に噓をつく裸の王様」…【籠池理事長が卒園式でも「安倍首相から小学校設立に100万円の寄付があった」「かなり仲良かったのに裏切られた」】(http://lite-ra.com/2017/03/post-2998.html)、《我々がこの学園をつくり上げようとしたのは、みなさん方のご意志があってこそだと思う。そのご意思のなかには、大変恐縮ですが、安倍内閣総理大臣の寄付金も入っていることを伝達します》。

 マスコミにも多数のムジナが…【安倍応援団・田崎史郎が“籠池が稲田へセクハラ”の噂を紹介し「彼女にセクハラするかな」…それがセクハラだ】(http://lite-ra.com/2017/03/post-2999.html)、《またしてもこの男か──。安倍首相の“ワイドショースポークスマン”、そして“スシロー”“御用記者”“安倍ちゃんの親衛隊”など数々の異名をもつ田崎史郎》。

 賛成…【証人喚問は籠池理事長だけじゃ意味がない、迫田理財局長、松井知事、昭恵夫人も証人喚問せよ】(http://lite-ra.com/2017/03/post-3000.html)、《自民党が籠池理事長の証人喚問を行うことに合意》。

 ただ今、デンデン王国「裸の王様」は言い訳考え中物証まで出てくる始末…【安倍晋三の名が消された寄付金振込票に続き、籠池長女による100万円受取り直後の目撃証言が!】(http://lite-ra.com/2017/03/post-3001.html)、《菅野完氏が“物的証拠”を公開》。

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/201687

籠池証人喚問の行方は…本紙独占“安倍寄付”証言の全容
2017年3月17日

     (16日の議員団の視察で籠池理事長が暴露
      (左は菅野完氏)/(C)日刊ゲンダイ)

■菅野氏が本紙に語った籠池「100万円」証言の核心部分とその真偽

 「内閣が2つくらい飛ぶ」――。宣言通りの“巨大爆弾”が炸裂した。きのう(16日)、森友学園の籠池泰典理事長の立ち会いのもと、参院予算委員会の議員団が大阪府豊中市にある「瑞穂の國記念小學院」の用地を視察。そこで籠池理事長が「安倍首相から、昭恵夫人を通じて100万円もらった」と明言したのだ。

 籠池理事長は集まったメディアの前で「すべては国会で話す」とも宣言。これを受け、急転直下、23日の「証人喚問」が決まった。あれほど国会招致を拒絶していた自公が、参考人どころか「証人」として呼ぶことを提案したのである。そこにどんな思惑があるのか。そして喚問では何が飛び出すのか。“共鳴”していたはずの同志の逆襲に、安倍政権は絶体絶命だ。

  ◇  ◇  ◇

 笑ってしまうのは、「首相から100万円寄付」という籠池発言を受けた安倍官邸の慌てっぷりだ。菅官房長官は、「総理に確認したところ、総理は自分では寄付はしていない。昭恵夫人、事務所など、第三者を通じても寄付はしていない」とすかさず完全否定してみせたが、その後、ビミョーに軌道修正して「夫人個人で行ったかどうかを現在、確認している」と含みを残した。逃げを打ったつもりだろうが、悪あがきになるだけじゃないか。

 本当に安倍首相は100万円を出したのか―─。「日本会議の研究」の著者・菅野完氏は15日夜、籠池理事長から現金授受の詳細をハッキリ聞いている。その受け渡しシーンはとにかくナマナマしい。

   「あの夜は4時間ほど籠池氏にインタビューし、寄付の話はその中で
    飛び出しました。昭恵夫人は15年9月5日に森友学園の塚本幼稚園で
    講演しています。籠池氏によると、講演後、『これ、主人からです
    と昭恵夫人から紙包みを渡されたそうです。中を確認すると
    現金100万円が入っていた。
     『小学校の建設費用に充てて欲しい』と言われたといいます。籠池氏は
    『領収書を出します』と昭恵夫人に申し出たそうですが、やんわりと断られ、
    結局、籠池氏の妻が森友学園の名義で森友学園の口座に振り込んだ
    と聞きました。念のため、籠池氏に森友学園の預金通帳を見せてもらうと、
    確かに、講演があった2日後の9月7日に100万円の入金記録が
    確認できた。それをもってすなわち現金授受の動かぬ証拠にはなりませんが、
    自分から自分に寄付するなんて不自然だし、籠池氏の話はディテールが
    しっかりしている。私は信憑性が高いと思っています」(菅野完氏)

 安倍はこれまでに国会で「私や妻が(国有地売却や学校認可に)関係していたことになれば首相も国会議員もやめる」「籠池氏と個人的な関係は全くないと言い切った。それなのに“ズブズブの関係”だった疑いが浮上していることが問題なのだ。しかも、100万円の寄付だけでなく、安倍と籠池夫妻の“個人的な関係”を裏付ける決定的な証拠がこれから次々に出てくるという。

   「安倍首相は国会で虚偽答弁を繰り返した稲田防衛相を擁護しました。
    それ自体が国会軽視で問題なのですが、首相本人の虚偽答弁が
    明らかになれば、内閣総辞職をして責任を取らなくてはいけません」
    (立正大名誉教授・金子勝氏=憲法)

 第2、第3の籠池爆弾が炸裂するのは時間の問題。安倍官邸がトボけていられるのも今のうちだ。


■参考人招致も拒否から一転、証人喚問の裏に何があったのか

   「国会の場でお話ししたい。それがすべてです」

 16日夕方、野党議員と自宅で面談した籠池理事長は、報道陣の前でこう言って、国会の参考人招致に応じる姿勢を示した。

 それからわずか数時間、急転直下で籠池理事長の証人喚問が決まった。23日に衆参両院の予算委員会で行われる予定だ。

 これまで自民党は「民間人の招致は慎重にしなければいけない」とか言って、野党が求める籠池理事長の参考人招致を拒否し続けてきた。どんな爆弾発言が飛び出すか分からないからだ。それが一転、招致に応じたウラには何があるのか。しかも、参考人招致ではなく、いきなり偽証罪にも問われる証人喚問に格上げである。

   「これだけの騒ぎになってしまった以上、いつまでも籠池氏の国会招致を
    拒否していると、自民党に疑いの目が向けられる。安倍政権が疑惑を
    隠蔽しているように見られて、世論の反発を招くだけです。この問題に
    区切りをつけるためにも、籠池氏を国会に呼ぶ必要が出てきた。ただし、
    籠池氏が何を言い出すか分からないのは事実です。いい加減なことを
    言えないよう、証人喚問にハードルを上げたのでしょう」
    (政治評論家・有馬晴海氏)

 学園にコンニャクを寄付していたと暴露され、籠池理事長との個人的な関係を否定してきた安倍首相の国会答弁の信用性が揺らいだことも大きな原因だ。

 「カネの話で名前を出されて、総理は“戦闘モード”になっている。向こうが国会に呼べと言うなら来てもらおうじゃないか国会の場で白黒つけると闘志をたぎらせている」(官邸関係者)

 招致を決めた自民党の竹下国対委員長も「首相に対する侮辱ですから。しっかりたださなければならない」と語気を強めていたが、首相を侮辱したから証人喚問なんて、一体どこの独裁国家証人喚問は、真相を解明するために行うのであって、安倍を侮辱した人物をつるし上げる場ではない


■知りすぎた男、籠池理事長が“消される”懸念

 籠池理事長の証人喚問に安倍首相はイケイケのようだが、政権内には慎重意見も根強い。やはり、何が飛び出すか分からないリスクがあるし、自分の名前が出されるんじゃないかとビクビクしている議員も少なくないのだ。

 証人喚問までの1週間は3連休を挟み、19日からは欧州外遊で安倍が不在になる。その間にも、政権サイドの暗闘が繰り広げられるだろう。

 安倍政権に不利な証言をしないよう、口裏合わせの説得工作に乗り出すのか、あるいは口封じに走る可能性もある。パクるか、消すか、だ。

 実際に大阪府は籠池理事長の刑事告発を検討している。小学校の建築費をめぐって、23億円、15億円、7億5000万円と金額の異なる3つの契約書がそれぞれ国交省、関西エアポート、大阪府に提出されていた件で、森友学園が虚偽申請をした疑いがあるとされている。身柄を拘束するのが目的だから、容疑は何でも構わない

   「籠池氏を面白おかしく取り上げれば数字が稼げるから、
    すっかりテレビメディアのオモチャにされていますが、これも怖い。
    デタラメばかりのオッサン、おかしな家族というイメージが先行すれば、
    彼が何を話しても信用されないし、もし逮捕されても、見せ物ショーに
    なってしまう。問題の核心が忘れられてしまいます」
    (政治ジャーナリスト・山田厚俊氏)

 きのう、報道陣の前に共産党や社民党などの野党と並び立った籠池理事長の姿を見て、自民党のあるベテラン秘書は「左翼と組んだと思われたら、頭に血がのぼった“愛国右翼”が天誅を下すかもしれんね」と物騒なことを言って心配していた。

 安倍はきのう夜、公邸で参院国対メンバーと会食した際も、籠池理事長のことを「変な人だよね」と言い冷たく突き放していたという。こんな非情な男をかばい立てする必要はない。自分の身を守るためにも、籠池理事長は知っていることを洗いざらい話すべきだ。こうなったら、“死なば森友”である。


■証人喚問するなら財務省も松井知事も呼ばなきゃダメだ

 籠池理事長の証人喚問だけでは事実は解明されない。そもそも、森友学園をめぐる疑惑の発端は国有地の格安払い下げだ。この怪しい仕組みには財務省、国交省、大阪府が絡んでいる。籠池理事長ひとりの聴取だけで全体像が浮かび上がるわけがないし、ヘタをしたら、右翼思想に凝り固まった大阪弁のおかしなオッチャンの暴走で片づけられてしまうだろう。

 野党は籠池理事長のほかに、官僚5人の参考人招致を求めている。

 なぜこの5人もセットで証人喚問しないのか。払い下げ当時の責任者だった財務省の迫田英典理財局長(現国税庁長官)、武内良樹近畿財務局長(現国際局長)。

 それに、森友学園サイドが不可解な値下げ交渉を引き出したとされる近畿財務局での打ち合わせに参加した財務省国有財産管理官2人と、国交省大阪航空局の空港部補償課跡地調整係長。大阪府の橋下、松井の歴代両知事の喚問も必須だ。

 学園が当初進めていた小学校用地の定期借地契約で、賃料ダウンに応じた当時の冨永哲夫近畿財務局長(現国交省政策統括官)も説明する必要がある。

 政治学者の五十嵐仁氏はこう言う。

   「森友疑惑に登場するすべての関係者を国会に呼ばなければダメです。
    野党が求める招致はもちろん、籠池理事長から陳情を受けて
    私学小学校の設置基準緩和の号令をかけた大阪府の橋下前知事、
    それを実行した松井知事。『認可適当』をスピード審査した私学審議会
    メンバー、それを所管する私学課長。“安倍晋三小学校”の名誉校長を
    引き受け、寄付金を手渡したとされる安倍首相夫人の昭恵氏。
    安倍首相は口を極めて関与を否定していますが、安倍夫妻の存在感が
    官僚の忖度を促した可能性は完全に否定できていません。それに学園の
    代理人を務め、教育方針を絶賛していた稲田防衛相もそうです。
    参考人招致も証人喚問も国政調査権の発動であって、有罪か無罪か
    を争う法廷ではない。関与を否定するのであれば、国会で身の潔白を
    証明すればいいのです」

 世間は一連の疑惑に疑問を抱いている。朝日新聞の世論調査では、国有地の格安払い下げについて「妥当ではない」が81%に達し、安倍内閣の「違法性はない」との説明に「納得できない」が71%を占めた。毎日新聞では昭恵氏の名誉校長就任について「辞退したが問題は残る」が58%に上った。

 松井知事は「僕を呼べばいい」と言っているのだからすぐにセッティングすればいい。関係者総ざらいの徹底追及をしなければ国民は納得できない。


■この証人喚問では終わらない安倍「日本会議」内閣の絶体絶命

 安倍官邸は籠池理事長の証人喚問で今度こそ疑惑に幕引きしようと焦っているが、むしろ政権幕引きの引き金になる。「共産党と朝日新聞が組んで事態が勃発した」とまで罵った籠池ファミリーが、共産を含む野党4党に背中を押されるように、自ら国会招致に名乗りを上げた。真相解明のため、野党は徹底追及する。籠池理事長がハラを決め、安倍夫妻との関係やコトの経緯を洗いざらいブチまければオダブツ必至である。

 安倍首相と籠池理事長を結びつけたのは、ともに信奉するカルト的右翼組織日本会議」の存在だ。集団的自衛権の行使容認、憲法改正、愛国心教育、自虐史観の排除、戦後レジームからの脱却――。安倍が力を入れるこうした政策は日本会議が提言してきたものだ。だから、安倍は当初、「妻から森友学園の先生の教育に対する熱意は素晴らしいという話を聞いている」と国会答弁し、学園での講演会も検討していた。そして、安倍内閣の大半が日本会議議連のメンバーだ。

 学園の幼稚園で行われている教育勅語の暗唱を絶賛した稲田防衛相。講演に行き、「思想的にもワシに合うなと思ったと言った鴻池元防災担当相は、麻生財務相の派閥に属すその麻生はまさに森友問題の“メーン舞台”である財務省のトップだ

 他にも、右翼団体に連なる閣僚たちへ、まだまだ森友問題は波及していくだろう

   「これほど国政を私物化している政権はないでしょう。森友疑惑で名前が
    上がる政治家はおしなべて日本会議とのつながりを指摘されている。
    とりわけ問題なのが、稲田防衛相です。南スーダンPKOの日報廃棄問題で
    何枚もイエローカードを食らい、森友疑惑でもメチャクチャな答弁を
    繰り返しています。安全保障を担う防衛大臣が自身の問題で身動きが
    取れないのでは、お話になりません。もはやレッドカードです」
    (五十嵐仁氏=前出)

 第1次安倍政権は辞任ドミノで幕を下ろした。一寸先は闇。政権の命運はアッという間に尽きる。
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●「私学への異常な肩入れ自体が現職の首相として不見識で不適切だとは思わない神経」…持ち合わせていない

2017年03月15日 00時00分02秒 | Weblog


日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/私学への異常肩入れ 安倍神経問われる】(http://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/1783807.html)。
リテラの記事【安倍首相が小池晃に証拠を突きつけられ逆ギレ! 森友学園理事長が口利き依頼したのは麻生財務相の側近だった】(http://lite-ra.com/2017/03/post-2955.html)。

 《志位和夫は「異常で奇怪な取引であり、政治家の関与なしにこういうことは起こり得ない」と政界の関与なくして、ここまで役人がでたらめな払い下げはしないとの認識を示した…それを認めない首相・安倍晋三の厚顔さにはあきれるばかり。私学への異常な肩入れ自体が現職の首相として不見識で不適切だとは思わない神経が問われる》。
 《本日おこなわれた参院予算委員会で、驚くべき情報が明らかになった。質問に立った共産党の小池晃議員は、「ある国会議員の事務所の面談記録を入手した」といい、そこには学校法人森友学園側と近畿財務局や大阪航空局とのやりとりが克明に記録されていると明かしたのだ》。

 《それを認めない首相・安倍晋三の厚顔さにはあきれるばかり。私学への異常な肩入れ自体が現職の首相として不見識で不適切だとは思わない神経が問われる》…問題は、デンデン王国「裸の王様」アベ様夫妻にはその種の「神経」が無いこと! お維にもね!!

 「ト」な幼稚園への感謝状だけでなく、稲田朋美大臣・弁護士センセは、どうももっといろいろ脛に傷があるようですよ、《アッキード事件》絡みで。小池晃さんと、彼我の差やネ!!

   『●稲田朋美氏はアベ様一押しの「未来の総理」だそうです。
           あ~、カンベンシテクダサイ、オネガイデスカラ…
   『●「憲法を言葉遊びに使い」「憲法が分かっていない」
      「法曹界の秩序の矜持もない」稲田朋美弁護士センセ


 一方、東京新聞の記事【安倍首相、犯罪者扱いは不愉快 野党追及にいら立ち】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2017030101001944.html)によると、【昭恵夫人に関する質問に「犯罪者扱いは極めて不愉快」と何度も繰り返し反論した。野党から連日追及され、自身や夫人の責任も問われる状況にいら立ちを隠せなかったようだ。共産党の小池晃氏が、夫人と学園の籠池泰典理事長が知り合った時期を質問。首相は知らないとして食ってかかったが、小池氏は「犯罪者扱いはしていない」と首相発言の撤回を求め、審議は度々中断」…したそうです。
 「昭恵さんは、彼といつ頃知り合ったのですか?」「犯罪者扱いするのか!」って。相変わらずのトンチンカンぶりな「裸の王様」。

   『●アベ様の決まり文句
       「国民には丁寧に説明をしていく」、でも、そうしたタメシはなし

     「3日の衆議院予算委員会。安倍首相は、集団的自衛権の行使を
      どうするかの判断基準になる「新3要件」のうち「国民の生命、
      自由及び幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険がある」の
      「明白な危険の範囲に関し、
          「明白な危険とは、まさに明白だ
      と答えた。このことについて、民主党の枝野幹事長が頑張って
      質問していたが、堂々と、
          「曖昧ではない」(首相)
      だって。いや、だから、それが曖昧だっていうんだよ。ひょっとして、
      ウケ狙いかとさえ思ってしまう……。
       安倍さんはなにか質問されると、いっつも「国民には丁寧に
      説明をしていく
」という。明白な危険とは、「まさに明白な危険」で、
      疑問に対しては、国民に丁寧に説明をしていくで終わり
       頭をバリバリ掻きむしりたくなる。会話とはどういうものか
      そっから誰かが彼にレクチャーしておくれよ、と思う。」

   『●この虚しい・空しいアベ様のトンチンカンな答弁:
         「「ああ、安倍談話さえなかったら!」を心配する」
    「この虚しい・空しいアベ様のトンチンカンな答弁
     「君はどう考えてんの?」「談話を受け継ぐ、って言ってるよ!」…
     では会話になっていない。どこが、「国民には丁寧に説明をしていく
     なのか?? 室井佑月さん曰く、「頭をバリバリ掻きむしりたくなる」、
     「会話とはどういうものかそっから誰かが彼にレクチャーしておくれよ
     と思う」。まったく同感」

 最後に、もう一匹のムジナ登場。堀りガイがありそうですよ、マスコミの皆さん。
 《ありえない国有地激安取引は、安倍首相と麻生財務相という政権の重鎮コンビが連携して仕掛けた可能性も浮上してきた》。
 こんなことをやっていると、そのうちに足をすくわれすよ、「ダーク」で「ウルトラ差別主義者」の「炭坑王一族の末裔」・麻生太郎殿。《副総理兼財務相・麻生太郎に至っては「何調子のいいこと言ってんだよ」と野党の追及をかわしている。首相夫妻が一私学に肩入れしていることを、今度は副総理が擁護している国会でのやりとり。公人として積極的に守ろうとしているということに気づかないのは既にこの内閣が、口利きや権力を使った商行為を肯定しているからだろう》

 もうそろそろ、アベ様の「大見得」を実行して頂く時期かと。

   『●「日本を守ってくれる人」って、アベ様は 
      「破壊している人」なんですが! 一体何を「記念」した小学校?
    「《私もも一切この認可にも、あるいは、この国有地の払い下げにも
     関係ない」「私やが関係していたということになれば、間違いなく
     総理大臣も国会議員も辞めるということははっきりと申し上げて
     おきたい》と大見得を切りました

   『●コラム『筆洗』「さて、この学校はどんな「愛国心」を、
          子どもたちに伝えたいのか」? グロテスクな洗脳
   『●裸の王様「記念」小学校・女王様「名誉」校長…
        証拠隠滅=「文書を存在しないことにする手法」炸裂か?
   『●アベ様王国「同じ穴のムジナ夫婦」(鈴木耕さん)、
          そして、「大新聞も同じ穴のムジナ」(日刊ゲンダイ)
   『●保育所・幼稚園の幼児「教育」の破壊: 
     ハタやウタで「将来の国民としての情操や意識の芽生えを培う」?

   『●「ムジナ夫婦、狢マスコミ」、むろん、当然、お維もムジナ
            …「松井知事は開き直り、橋下は話のスリカエ」
   『●デンデン王国「裸の王様」の御妃は「私人」?…
        「少なくとも、森友学園との関係で「私人」は通用しない」
   『●「瑞穂の國記念参院予算委員会」は酷かった…
        「平成の治安維持法」を目指す「裸の王様」の取り巻きの醜さ
   『●ブチ切れるデンデン王国「裸の王様」の墓穴…
      ムジナ全員が過剰に忖度し事実として《影響を与え》たのです

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http://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/1783807.html

政界地獄耳
私学への異常肩入れ 安倍神経問われる
2017年2月25日9時16分

 ★国有地払い下げに疑惑が持ち上がる森友学園問題だが、衆院予算委員会などで野党の追及が続く。23日、共産党委員長・志位和夫は「異常で奇怪な取引であり、政治家の関与なしにこういうことは起こり得ない」と政界の関与なくして、ここまで役人がでたらめな払い下げはしないとの認識を示した。いずれにせよ、現職の首相の妻が内閣総理大臣夫人の肩書で私立小学校の名誉校長に就任することで募集の広告塔になっていることや、それを認めない首相・安倍晋三の厚顔さにはあきれるばかり。私学への異常な肩入れ自体が現職の首相として不見識で不適切だとは思わない神経が問われる

 ★副総理兼財務相・麻生太郎に至っては「何調子のいいこと言ってんだよ」と野党の追及をかわしている。首相夫妻が一私学に肩入れしていることを、今度は副総理が擁護している国会でのやりとり。公人として積極的に守ろうとしているということに気づかないのは既にこの内閣が、口利きや権力を使った商行為を肯定しているからだろう。これに疑問を持たない国民やメディアも異常としか言いようがない

 ★元維新の衆院議員・上西小百合は「私が国会議員になった4年前、維新から『塚本幼稚園』を視察してその素晴らしさを広めろと命じられました。行ったら異様だったので“卑怯”な私はブログにアップするのをやめました。森友学園問題は松井一郎・大阪府知事が認可した責任を取って終わるでしょうね。維新はいつもそんなもの。さすが自民党」とツイートしている。確かに上京するたび頻繁に日本維新の会代表・松井一郎・大阪府知事と前大阪市長・橋下徹首相と会食を続ける。橋下は、ツイッターで政権の対応に苦言を呈しているが、この払い下げ時には、維新の共同代表だった
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http://lite-ra.com/2017/03/post-2955.html

安倍首相が小池晃に証拠を突きつけられ逆ギレ! 森友学園理事長が口利き依頼したのは麻生財務相の側近だった
2017.03.01

      (上・自由民主党HPより/下・日本共産党参議院議員
       小池晃公式サイトより)

 本日おこなわれた参院予算委員会で、驚くべき情報が明らかになった。質問に立った共産党の小池晃議員は、「ある国会議員の事務所の面談記録を入手した」といい、そこには学校法人森友学園側と近畿財務局や大阪航空局とのやりとりが克明に記録されていると明かしたのだ。

 この記録は2013年8月5日からはじまるといい、小池議員は面談記録の一部を読み上げた。それは驚愕の内容だ。

   「8月5日、籠池泰典氏が来訪。塚本幼稚園が小学校設立希望の件。
    豊中市の国有地借地を希望。近畿財務局より
    『学校の場合は購入のみ』と回答あり。
    『ついては8年間の借地にてその後購入とできないか』」
   「9月13日。籠池氏から相談あり。『9月12日、大阪府庁に近畿財務局の
    国有財産管理官が来て、小学校設立認可のお墨付きが必要と。
    大阪府は土地貸借の決定が必要と。鶏と卵の話。なんとかしてや』」
   「その日の午後、近畿財務局からの回答。『ある意味、鶏・卵の話ですが、
    前向きにやっていきますから』」

 しかも、10月12日にはこの国会議員事務所に籠池夫妻が来訪したといい、その日の記録にはこう書かれていたという。

   「小学校用地の件。近畿財務局と大阪航空局職員数名とともに現地視察。
    その際、事務方の判断できることではないというニュアンスを感じたので、
    上から政治力で早く結論が得られるようにお願いしたい。土地価格の
    評価額を低くしてもらいた

 政治力でなんとかしてくれ──。つまり、国有地の取引に政治家が絡んでいた、しかも「圧力をかけてくれと要望されていたことがこれによって明確になったのである。

 さらに、籠池理事長はこの政治家に、こう要望している。

   「(2014年1月31日)小学校用地の件。近畿財務局と前向きに交渉中。
    賃料および購入額で予算オーバー。賃料年間3500万円を2500万円に、
    売却予定額15億を7〜8億円に、が希望」
   「(2015年1月9日)国有財産貸借の件。本日、財務省担当者より
    土地評価額10億、10年間の定期借地として賃料年4%、約4000万円の
    提示あり。高すぎる。2〜2.3%を想定。なんとか働きかけしてほしい

 事実、この要望後の2015年5月29日には、籠池理事長の希望通り、貸付料は月額227万5000円、年額2730万円で定期借地契約が締結されているのである。これだけのディスカウントが実際におこなわれている事実を見れば、「上からの政治力によって取引がなされていったことは明白ではないか。

 一方、与党議員の関与の証拠を突きつけられた安倍首相は、あからさまなまでに狼狽。「読まれた文書は本当のことかわからない。立証する責任はそちらにある」と詭弁を弄し、「(面談記録が)私の事務所であるかのような印象を与えていますよ!」「かつては偽メール事件があったじゃないか」などと激昂した。

 さらに、「昭恵夫人は籠池理事長といつから知り合いなのか何度会われているのか」という質問に対して、安倍首相は「私は公人だけど妻は私人だ」と回答。安倍晋三内閣総理大臣夫人という肩書きで名誉校長に就いていたのだから私人と言えるはずがないが、つづけて安倍首相は「妻を犯罪者扱いするのは、私は極めて不愉快ですよ! 本当に不愉快ですよ!またも逆ギレした

 向けられた疑惑に「私は知らない」と頬被りし、籠池理事長との関係にしても答弁を二転三転させているからこそ、何度も質問せざるを得ない状態になっているのだ。なによりこの問題は、昭恵夫人が名誉校長を引き受けていた歴然たる事実がある。それで関係を追及されても、安倍首相は「犯罪者扱いだ!」の繰り返し。挙げ句、「安倍昭恵幼稚園と書いてあれば、理財局が恐れ入りましたと言って安くするんですか? そんなことあり得ないでしょ!」と激怒したのだ。

 だが、安倍首相がいくら逆ギレしても、首相をはじめ政権幹部の関与は隠しきれないだろう。

 きょう、小池議員は質問のなかで明かさなかったが、この面談記録を入手した国会議員とは、参院特別委員会委員長として安保法制の採決を強行した参院大物議員・鴻池祥肇だった。鴻池はさっそく会見を開いて、陳情は認めながら口利きは完全否定したが、これまでの鴻池の二枚舌を見ているとそのまま信じるわけにはいかない。

 そもそも『そこまで言って委員会NP』(読売テレビ)でも常連で極右思想の持ち主として知られる鴻池議員は以前から籠池理事長との関係が取り沙汰されていた。現に、2008年に塚本幼稚園で開かれた「教育再生地方議員百人と市民の会 第10回定期総会」では、鴻池議員が基調講演をおこなっている。

 しかも、である。鴻池氏は麻生太郎財務相の側近中の側近なのだ。

   「麻生氏と鴻池氏とはJC(日本青年会議所)時代からの師弟関係で、
    麻生派にも立ち上げから参加して副会長を務め、麻生内閣では
    官房副長官に就任しています。永田町では『麻生派の筆頭家老
    と呼ばれるくらいの存在です」(全国紙政治部記者)

 そして、鴻池議員の親分である麻生財務相は説明するまでもなく、森友学園が交渉していた近畿財務局を統括する最高責任者だ。そんなところから、子飼いの鴻池議員に頼まれた麻生財務相が近畿財務局を動かしたのではないかという疑惑の声が高まっている。

 2015年9月4日に森友学園関係者が近畿財務局を訪ね、統括管理官と大阪航空局調査係と話し合いをもっていたことが先週明らかになったが、この森友学園と国が面談した日の前日、安倍首相は当時、財務省理財局長だった迫田英典氏(現・国税庁長官)と面会している。既報の通り、迫田前理財局長は2015年に計5回も安倍首相と面会しているのだが、そのうち8月7日と12月15日は麻生財務相も同席、10月14日は麻生財務相と迫田氏が入れ違いで安倍首相と面会しているのだ。

 ありえない国有地激安取引は、安倍首相と麻生財務相という政権の重鎮コンビが連携して仕掛けた可能性も浮上してきた。

 明日午前9時からの参院予算委員会でも小池議員が引き続き問題を追及する予定だというが、鴻池議員の関与が明らかになったいま、はたして安倍首相はどう言い逃れするつもりなのか。野党には徹底追及を望みたい。

(編集部)
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●内閣法制局の存在意義無し、「内閣で「憲法の番人」」がアベ様の飼い犬に成り下がった日

2015年10月28日 00時00分57秒 | Weblog


東京新聞の社説【安保法を問う 「成立ありき」の強引さ】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015102002000142.html)。

 《安全保障関連法の成立から一カ月。この間、明らかになったのは内閣法制局公文書や国会議事録の不備だ。民主主義をないがしろにし、成立ありきで突き進んだ安倍政権の強引さが際立つ》。

 アベ様らの《歴史的転換》の「内情」を検証することも出来ない酷さ……《歴史への背信》。内閣法制局は《憲法解釈変更にあたり、閣議決定の原案が送付された翌日、法制局は「意見はない」と回答した》そうです。《内閣で「憲法の番人」》が聞いて呆れます。アベ様の飼い犬に成り下がったわけです。その結果、壊憲法・戦争法という《違憲と指摘される法律》を押し付けられるニッポン人。しかも、アベ様の外交というなの外「遊」(害交害遊)を理由に臨時国会は無し、トホホ。「民主主義」国家ではなく、国王・アベ様による「人治主義」国家。

   『●他人を「非戦闘地域」や戦場に行かせるのならば・・・、
               平和憲法を放棄し、壊憲するのならば・・・

   『●彼・彼女らに投票した人達は何も感じないのだろうか?
   『●戦争屋による憲法違反の「集団的自衛権」閣議決定
           ・・・「やめろと言わないのは“許した”のと同意」

   『●壊憲:「国民を置き去りにした状態で法秩序の連続性を
         破壊する行為を、法学的には「クーデター」と呼ぶ」

   『●2014年7月1日「7・1クーデター」の第二幕
      ・・・違憲な手法で壊憲するアベ様ら自公政権の暴走

   『●自公支持者を「嗤う」、あれで「採決」「可決」!?: 
        自公支持者も「听う」ことが出来なくなる日は近い
   『●ニッポンの委員会風景: 「議員や速記者が
      委員長の声が聞こえていない以上、採決は存在しない」
   『●内閣法制局は最後の一線を越えていた:  
        アベ様達と何を協議したのか「内情」をどう検証?

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015102002000142.html

【社説】
安保法を問う 「成立ありき」の強引さ
2015年10月20日


 安全保障関連法の成立から一カ月。この間、明らかになったのは内閣法制局の公文書や国会議事録の不備だ。民主主義をないがしろにし、成立ありきで突き進んだ安倍政権の強引さが際立つ。
 他国同士の戦争に参加する集団的自衛権の行使容認は、戦後日本が堅持してきた専守防衛政策の歴史的転換だ。歴代内閣は、現行憲法下では行使できないとの憲法解釈を踏襲しており、行使を容認するには、その賛否は別にして憲法改正で対応するのが筋だ。
 しかし、安倍政権は改正を避けて、昨年七月、解釈変更を閣議決定し、行使容認に踏み切った。その際、内閣で「憲法の番人」とされ、行使を違憲とする従来の解釈に中心的役割を果たしてきた法制局内部でどんな議論があったのか検証の対象とするのは当然だ。
 ところが、内部検討の経緯は議事録などの公文書に残されていないという。これでは将来の検証を不可能とする。歴史への背信だ。
 憲法解釈変更にあたり、閣議決定の原案が送付された翌日、法制局は「意見はない」と回答した
 時の政権が意のままに解釈を変更できるのなら、憲法の法的安定性は失われる。そもそも法制局の存在意義はなくなってしまう
 公文書として残さなかったことは褒められたものではないが、今からでも遅くはない。解釈変更をめぐり法制局内部でどんな議論があったのか、国会で明らかにし、妥当性の判断を委ねるべきだ
 ただ、その国会でも政権の強引さが目立つ。参院特別委員会の議事録は安保法の採決場面を「聴取不能」としながらも、別に「議事経過」として「可決すべきものと決定した」と記した鴻池祥肇(こうのいけよしただ)委員長の「認定」だというが、数々の問題点が残る中、国民多数の反対を押しきった強引な採決を既成事実化するものにほかならない
 安保法は来年三月末までに施行される。公布はされたが、違憲と指摘される法律を、このまま施行させるわけにはいかない。
 安倍政権は、毎年秋に開いてきた臨時国会を今年は開かないという。安倍晋三首相の外交日程が立て込んでいることを理由に挙げるが、野党の追及を避け、安保法に対する反対論再燃を避ける意図があるとしか思えない。
 安倍政権は直ちに臨時国会を召集し、安保法を再び議論の俎上(そじょう)に載せるべきである。それが憲法をあるべき姿に戻し、民主主義を正す唯一の道である
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●ニッポンの委員会風景: 「議員や速記者が委員長の声が聞こえていない以上、採決は存在しない」

2015年10月15日 00時00分23秒 | Weblog


東京新聞の記事【安保法「聴取不能」の議事録 与党判断で「可決」追記】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201510/CK2015101202000131.html)。

 《採決は委員長の宣告後に行われるのが規則。採決を宣告したと主張する委員長発言を「聴取不能」と認めておきながら、安保法を「可決すべきものと決定した」と付け加えた。採決に続き、議事録の内容まで与党側が決めたと、野党は反発》。

 あれで「採決」「可決」!?、と思っていたら……議事録の公開を楽しみにしていたら、異例の長さを待たされ、揚句に、このありさま。国会が機能せず……「アベ様による壊憲国会、「立憲主義を蔑ろにし、「国権の最高機関」の名を汚した国会」」へと繋がる「ニッポンの委員会風景」です。まさに、「クーデター」です。

   『●自公支持者を「嗤う」、あれで「採決」「可決」!?:
        自公支持者も「听う」ことが出来なくなる日は近い

 さすが、アベ様の「アベ王国=人治主義国家」ニッポンです。このままでは、未来は暗い。

   『●血税と赤紙と・・・「主権者である天皇に徴兵制に基づき血を納めた」。
                   そして、いま、アベ国王へ血税が
   『●「人治主義国家」ニッポン: 「平成三大民意無視政策は
         と問われれば安保法制、原発再稼働、辺野古問題」

 「「絶望は愚か者の結論」を心に、壊憲を続けるアベ様に根気強く対抗を」していくしかないですね。

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201510/CK2015101202000131.html

安保法「聴取不能」の議事録 与党判断で「可決」追記
2015年10月12日 朝刊

 安全保障関連法を採決した九月十七日の参院特別委員会の議事録が、十一日に参院ホームページ(HP)で公開された。採決は委員長の宣告後に行われるのが規則。採決を宣告したと主張する委員長発言を「聴取不能」と認めておきながら、安保法を「可決すべきものと決定した」と付け加えた。採決に続き、議事録の内容まで与党側が決めたと、野党は反発している。 (篠ケ瀬祐司

 野党議員によると、参院事務局は、追加部分は「委員長が認定した」と説明しているが、野党側は事前の打診に同意していない

 九月十七日の特別委では、委員長不信任動議が否決されて鴻池祥肇(こうのいけよしただ)氏が委員長席に着席。民主党理事の福山哲郎氏が話しかけたところ、自民党議員らが委員長の周囲を取り囲んだ。野党議員も駆け付け混乱状態の中、委員長による質疑終局と採決の宣告は全く聞こえず、自民党理事の合図で与党議員らが起立を繰り返した。野党議員は何を採決しているのか分からない状況だった

 九月十八日に正式な議事録の前に未定稿が各議員に示された。鴻池氏の発言は「……(発言する者多く、議場騒然、聴取不能)」となっていた

 議事録は「聴取不能」までは未定稿と同じ内容。しかし「委員長復席の後の議事経過は、次のとおりである」との説明を追加審議再開を意味する「速記を開始」して安保法制を議題とし、「質疑を終局した後、いずれも可決すべきものと決定した。なお、(安保法制について)付帯決議を行った」と明記した。

 福山氏によると、今月八日に参院事務局担当者が、この議事録を福山氏に示した。福山氏は「委員長が追加部分を議事録に掲載するよう判断したとしても、理事会を開いて与野党で協議する話だ」と了承しなかった。

 福山氏は議事録公開について「与党議員らが先に委員長席を取り囲んで『聴取不能』にし、後から速記を開始して可決したと追加する。これでは議事録の信頼性が揺らぐ」と指摘した。

 議事録には、安保法の委員会可決だけでなく、付帯決議を行ったことも書き加えられたこの付帯決議は、自衛隊の海外派遣の際の国会関与強化を盛り込む内容で、次世代の党など野党三党と与党が合意した。法律に付帯決議を入れる場合は、委員会で読み上げられるが、野党側は全く聞き取れなかったと主張する。

 特別委委員だった福島瑞穂議員(社民)は「可決ばかりか付帯決議もしたと書くのは許されない」と批判する。

 委員会採決の翌日、委員会可決について「法的に存在したとは評価できない」との声明を出した弁護士有志メンバーの山中真人氏は、議事録の追加部分について「議員や速記者が委員長の声が聞こえていない以上、採決は存在しない」と強調した。
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●自公支持者を「嗤う」、あれで「採決」「可決」!?: 自公支持者も「听う」ことが出来なくなる日は近い

2015年09月19日 00時00分08秒 | Weblog


東京新聞の2つの記事【強行採決再び 安保法案 参院委で可決】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015091802000123.html)、
【今こそ言わねばならないこと 有識者6人の論点】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015091802000122.html)。
最後に、東京新聞の社説【「違憲」安保法制 憲法を再び国民の手に】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015091802000133.html)。

 冒頭に結論を先に述べます。
 本ブログのタイトルからは読み取りづらいのですが、後述するように、『読売』や『産経』、『アベ様の犬HK』などの「アベ様の広報機関」とは違う、『東京新聞』の新聞人の矜持を示す2015年9月18日付【社説】 【「違憲」安保法制 憲法を再び国民の手に】をご覧頂きたい、ということが結論です。末尾の引用記事。

   『●失われる「メディアの作法、矜持」…
     「権力を監視する機能が失われ」、しかも、アベ様の「思う壺」

   『●国会をサボったアベ様……でも、国会に居たら居たで、
               「ヤジ=自席発言」「息吐く様に嘘つく」……



 《参院特別委員会で与党と次世代、元気、改革の三野党の賛成多数で可決された…鴻池氏が委員長席に戻った直後、与野党の議員が周辺に集まり、もみ合いになった。混乱状態の中、自民党理事の合図に合わせ、与党の委員らが起立を繰り返した》……。

 「憲法の制定権は主権者である国民に」、その「国民を置き去りにした状態で法秩序の連続性を破壊する行為を、法学的には「クーデター」と呼ぶ」。その第3幕を、参院特別委員会で目の当たりに。あれで「採決」? どこが「可決」?? Mr.ワタミ渡辺美樹参院議員や(ツイッターでは、ヒゲの隊長ならぬ)ヒゲの組長佐藤正久参院議員が大活躍。サモシさを感じるね。国会の外が全く見えていない。

 

   『●「憲法の制定権は主権者である国民に」: 
       「連休に入れば国民の怒りも収まる」でいいの? 


 《「言わねば-」は、戦前に軍部を痛烈に批判した反骨の新聞記者として知られる桐生悠々の言葉》……だそうです。

 その桐生悠々は、有名な社説で《「関東防空大演習を嗤ふ」……「阿鼻叫喚の一大修羅場を演じ……惨状を呈するだらう》、とも言っています。

   『●政権交代の意義が完全に消えた日
    《「わらう」は普通、笑うと書くが、…驚くほど多彩な
     「わらう」がある▼「听う」は口を大きく開けてわらうことで、
     「莞う」は感じよくほほえむこと、「嗤う」はあざけりわらうことだ。
     軍国主義が台頭し、言論弾圧が厳しさを増していた
     一九三三年、軍の空襲への備えを嗤った新聞人がいた
     ▼その人、桐生悠々が書いた「関東防空大演習を嗤ふ
     日本の新聞史上、特筆すべき名論説として、記憶される



 《憲法学者の長谷部恭男氏は「立憲主義に対する正面からの挑戦としか言いようがない」》、《高村薫氏は政府側の国会答弁について「政治家が言う『丁寧な説明』という言葉に、虫ずが走るようになった。『丁寧』が丁寧でなく、『説明』も説明になっていない」と批判》

 「クーデター」が目の前で起こっているのに、ノホホ~ンとしている自公支持者。スガ殿が「政府はこれまで真摯に丁寧に…説明」と嘯いていても、トホホ感を感じない自公支持者。「真摯に丁寧に」の次は、「粛々」が待っています。「法令に基づいて粛々と対応する」「法治国家」ニッポン、そして、辺野古破壊の全国版の「粛々」なアベ様の政(まつりごと)の完成。
 こういった諸々のことが見えていない自公支持者を「嗤う」。そして、特別委で行われた「あれ」で「採決」、「あれ」で「可決」!?、に何も感じないようであれば、救いよう無し。自公支持者が「听う」ことが出来なくなる日は近い、というのにね。それに気づいていないことはあまりに滑稽。(例えば、ツイッターをご覧くださいな)「万歳」を叫び「ハシャイ」でいる自公支持者の、山口二郎氏の至言のアベ様同様な、「頭は普通じゃない」と言わざるを得ない戯言等々。この自公支持者には、広義には、『読売』や『産経』、『アベ様の犬HK』などの「アベ様の広報機関」も含まれます。


 《政府が憲法解釈を勝手に変えてしまえば、国民が憲法によって権力を律する「立憲主義」は根底から覆る。憲法を再び国民の手に取り戻さねばならない……◆絶望は愚か者の結論……憲法を私し、立憲主義を蔑(ないがし)ろにするような政治を許すわけにはいかない。ここで政権追及の手を緩めれば権力側の思うつぼだ》。

   『●森達也さん、「僕はもうあきらめた」「これから4年間で
        この国がどう変わるのか、とてもとても楽しみだ」

   『●アベ様に反旗を翻すものは皆無: 全自公議員が一致結束して、
              心置きなく「壊憲クーデター第3幕」に前進

 「絶望は愚か者の結論」か……そうですよね。まだまだ、諦めるわけにはいかないです。何度も訴えます。あらゆる「次なる選挙で自民党・公明党にだけは投票しないようにすること」が重要と考えます。《高々25%程度の「国民」の支持で成り立っている政権》ですから。

   『●「次なる選挙で自民党(+公明党)にだけは
         投票しないようにすること」・・・「ワスレイデカ」!

   『●政治家をお辞めになる橋下徹元大阪「ト」知事の最後っ屁?
              ……皆さん、次なる選挙で「お忘れなく」


 先の『読売』や『産経』、『アベ様の犬HK』などの「アベ様の広報機関」とは違う、『東京新聞』の新聞人の矜持を示す社説をご覧ください。2番目の記事の、つまり、

   《桐生悠々の言葉。…「言いたい事」と「言わねばならない事」は
    区別すべきだとし「言いたい事を言うのは権利の行使」だが、
    「言わねばならない事を言うのは義務の履行」で「多くの場合、
    犠牲を伴う」と書き残している》

……の部分を受け、社説の末尾には、《憲法を再び国民の手に取り戻すまで、「言わねばならないこと」を言い続ける責任を自らに課したい。それは私たちの新聞にとって「権利の行使」ではなく義務の履行」だからである》と〆ています。

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015091802000123.html

強行採決再び 安保法案 参院委で可決
2015年9月18日 朝刊

     (国会前で安保関連法案成立阻止を訴える人たち
      =17日午後7時14分、東京・永田町で(佐藤哲紀撮影))

 他国を武力で守る集団的自衛権の行使容認を柱とする安全保障関連法案は十七日、参院特別委員会で与党と次世代、元気、改革の三野党の賛成多数で可決された。与党は約二時間予定されていた締めくくり質疑を行わず、衆院に続き採決を強行。民主党など野党五党は委員長席に詰め寄って抗議し、採決の無効を主張した。与党は十八日中に参院本会議で可決・成立させる方針。野党五党は成立阻止を目指し、国対委員長会談で内閣不信任決議案を共同提出する方針を決めた。参院にも中谷元・防衛相の問責決議案などを連続で提出して抵抗している。 

 野党五党のうち民主、共産、社民、生活の四党は採決に加わらず、維新は反対した。

 特別委は十七日午後、鴻池祥肇(こうのいけよしただ)委員長(自民)が委員会を職権で開会したとして、民主党が提出した不信任動議を与党などの反対多数で否決した。鴻池氏が委員長席に戻った直後、与野党の議員が周辺に集まり、もみ合いになった。混乱状態の中、自民党理事の合図に合わせ、与党の委員らが起立を繰り返した。

 散会後の鴻池氏の説明によると、質疑打ち切りの動議と安保法案、自衛隊海外派遣の際の国会関与強化を盛り込んだ付帯決議が採決された。野党五党は山崎正昭参院議長に特別委の採決は無効だと申し入れたが、聞き入れられなかった。

 これを受け、中川雅治参院議院運営委員長(自民)は法案を採決する本会議の開会を職権で決定。民主党は反発し、解任決議案を参院に提出した。本会議は十七日夜に始まり、休憩をはさんで断続的に開催。中川氏の解任決議案を与党などの反対多数で否決した。中谷氏の問責決議案を日付をまたいで処理するため、本会議を十八日に延会した。野党五党は山崎議長の不信任決議案も提出する方針。

 野党五党は十八日午前に党首会談を開き、対応を協議する。民主党の枝野幸男幹事長は十七日夜、「他の野党と連携し、成立を阻止するため最も効果的な策を取る」と記者団に述べた。

 自民党の佐藤勉国対委員長は法案の特別委可決を受け、憲法の「六十日ルール」による衆院再可決は行わない考えを記者団に示した。

 安保法案は、歴代政権が憲法で禁じられていると解釈してきた集団的自衛権行使を認める内容。自衛隊法や武力攻撃事態法など十本の改正案をまとめた「平和安全法制整備法案」と他国軍支援を随時可能とする新法「国際平和支援法案」の二本。対米協力の飛躍的な拡大を盛り込んだ。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2015091802000122.html

今こそ言わねばならないこと 有識者6人の論点
2015年9月18日 朝刊

 安全保障関連法制の国会審議が大詰めを迎えている。本紙は特定秘密保護法や安保法制について市民や学者、文化人らが語る「言わねばならないこと」を随時掲載してきた。特別編として、今こそ「言わねばならないこと」を六人の有識者に聞いた。

 「言わねば-」は、戦前に軍部を痛烈に批判した反骨の新聞記者として知られる桐生悠々(きりゅうゆうゆう)の言葉。悠々は本紙を発行する中日新聞社の前身の一つ、新愛知新聞などで主筆を務めた。「言いたい事」と「言わねばならない事」は区別すべきだとし「言いたい事を言うのは権利の行使」だが、「言わねばならない事を言うのは義務の履行」で「多くの場合、犠牲を伴う」と書き残している。

 特別編で憲法学者の長谷部恭男氏は「立憲主義に対する正面からの挑戦としか言いようがない」と批判。歴史家の保阪正康氏は「非軍事主義を軸にした日本の戦後民主主義が崩れつつあり、『準戦時体制』へと移行するということだ」と位置付けた。

 作家の高橋源一郎氏は若者のデモを挙げて「『おかしい』と思ったら粛々と声を上げていく。それこそが民主主義です」と指摘。全日本おばちゃん党の谷口真由美氏は民意の視点から「これを契機に日本人は口うるさい有権者にならないといけない」と語った。

 作家の高村薫氏は政府側の国会答弁について「政治家が言う『丁寧な説明』という言葉に、虫ずが走るようになった『丁寧』が丁寧でなく、『説明』も説明になっていない」と批判。紛争解決請負人の伊勢崎賢治氏は「(過激派組織に)日本を攻撃する口実を与える。そうなれば狙われるのは原発だ」と述べた。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015091802000133.html

【社説】
「違憲」安保法制 憲法を再び国民の手に
2015年9月18日

 政府が憲法解釈を勝手に変えてしまえば、国民が憲法によって権力を律する「立憲主義」は根底から覆る。憲法を再び国民の手に取り戻さねばならない

 安全保障法制をめぐる安倍政権の強硬姿勢は最後まで変わらなかった。国会周辺や全国各地で響きわたる「九条壊すな」の叫びに、耳を貸さなかったようだ。

 他国同士の戦争に参戦する「集団的自衛権の行使」を法的に可能にするのが安倍政権が進める安保法制の柱である。多くの憲法学者らがどんなに「憲法違反」と指摘しても、安倍内閣と与党側は「合憲」と強弁し続ける傲慢(ごうまん)だ。


◆歴代内閣が見解踏襲

 そもそも集団的自衛権の行使を「憲法違反」としてきたのは、ほかならぬ政府自身である

 戦後、制定された日本国憲法は九条で、国際紛争を解決するための戦争や武力の行使、武力による威嚇は行わないと定めた

 日本国民だけで三百十万人もの犠牲を出し、近隣諸国にも多大な損害を与えた先の大戦に対する痛切な反省に基づく、国際的な宣言でもある。

 その後、実力組織である自衛隊を持つには至ったが、自衛権の行使は、日本防衛のための必要最小限度の範囲にとどめる「専守防衛」政策を貫いてきた。

 一方、国連憲章で認められた集団的自衛権は有してはいるが、行使は必要最小限の範囲を超えるため、憲法上、認められないというのが、少なくとも四十年以上、自民党を含む歴代内閣が踏襲してきた政府の憲法解釈だ。

 この解釈は、国権の最高機関である国会や政府部内での議論の積み重ねの結果、導き出された英知の結集でもある。一内閣が恣意(しい)的に変えることを許せば、憲法の規範性や法的安定性は失われる。そんなことが許されるはずはない。


◆「禁じ手」の解釈変更

 しかし、安倍晋三首相の内閣は昨年七月の閣議決定で、政府のそれまでの憲法解釈を変更し、違憲としてきた集団的自衛権の行使を一転、合憲とした。

 集団的自衛権を行使しなければ国民の生命や財産、暮らしが守れないというのなら、その賛否は別にして、衆参両院でそれぞれ三分の二以上の賛成を得て改憲を発議し、国民投票に付すのが憲法に定められた手続きだ。

 その労を惜しみ、憲法そのものではなく、閣議決定による解釈変更で、それまで「できない」と言い続けていたことを一転、「できる」ようにするのは、やはり禁じ手」だ。憲法軽視がすぎる。

 首相は、徴兵制は憲法が禁じる苦役に当たるとして否定したが、一内閣の判断で憲法解釈の変更が可能なら、導入を全否定できないのではないか。現行憲法が保障する表現の自由や法の下の平等ですら、制限をもくろむ政権が出てこないとも限らない。

 政権が、本来の立法趣旨を逸脱して憲法の解釈を自由に変えることができるのなら、憲法は主権者たる国民の手を離れて、政権の意のままに操られてしまう

 国民は、一連の国政選挙を通じて安倍首相率いる自民党に政権を託したとはいえ、そこまでの全権を委任したわけではない

 報道各社の直近の世論調査でも依然、安保関連法案への「反対」「違憲」は半数を超える。今国会での成立反対も過半数だ。

 首相は十四日の参院特別委員会で「法案が成立し、時が経ていく中で間違いなく理解が広がっていく」と語った。どんな根拠に基づいて決めつけることができるのか。

 国会周辺をはじめ全国各地で行われている安保関連法案反対のデモは収束するどころか、審議が進むにつれて規模が膨らんだ。

 憲法破壊に対する国民の切実な危機感に、首相をはじめ自民、公明両党議員はあまりにも鈍感ではないのか。

 憲法はもちろん、国民のものである。特に、膨大な犠牲を経て手にした戦争放棄の九条や国民の権利を定めた諸規定は、いかなる政権も侵すことは許されない


◆絶望は愚か者の結論

 私たちは違憲と指摘された安保関連法案の廃案を求めてきた。衆院に続いて参院でも採決強行を阻止できなかった自らの非力さには忸怩(じくじ)たるものがある

 しかし、今こそ、英国の政治家で小説家であるディズレーリが残した「絶望とは愚か者の結論である」との言葉を心に刻みたい。

 憲法を私し、立憲主義を蔑(ないがし)ろにするような政治を許すわけにはいかない。ここで政権追及の手を緩めれば権力側の思うつぼだ。

 憲法を再び国民の手に取り戻すまで、「言わねばならないこと」を言い続ける責任を自らに課したい。それは私たちの新聞にとって「権利の行使」ではなく義務の履行だからである。
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●「憲法の制定権は主権者である国民に」: 「連休に入れば国民の怒りも収まる」でいいの?

2015年09月17日 00時00分32秒 | Weblog


nikkan-gendaiの記事『安保法案“最終局面” これから始まる「自公落選デモ」の破壊力』(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/163917)。

 「「16日採決」は絶望的だ。それでも、政府・与党は「法案成立は既定路線」と、そのまま一気に本会議採決に持ち込む考えだ。「連休に入れば国民の怒りも収まる」とナメているのだろうが、てんで分かっていない」。

 あらゆる「次なる選挙で自民党・公明党にだけは投票しないようにすること」、そして、橋下元大阪「ト」知事系議員も含めて同様だ。

   『●「次なる選挙で自民党(+公明党)にだけは
         投票しないようにすること」・・・「ワスレイデカ」!

   『●政治家をお辞めになる橋下徹元大阪「ト」知事の最後っ屁?
                   ……皆さん、次なる選挙で「お忘れなく」



 「特別委が中央公聴会で意見表明する「公述人」を公募したところ、過去10年で最多の応募者95人中、全員が「反対」だった……中央公聴会の開催が決まったのは先週初めだ。それから数日間で100人近い応募者が反対意見を言いたくて「公述人」に殺到したのだ。この状況自体が異例だし、それだけ国民の怒りが頂点に達している証左……おそらく地方公聴会も同じ状況になる。もはや「安保法案」に対する国民の意思はハッキリしている」。

 壊憲法案・戦争法案への反対意見が100%でもアベ様は壊憲するつもり。やる気満々だ。 直ぐに審議を打ち切り、本会議での採決に入る気満々。《国民を置き去りにした状態で法秩序の連続性を破壊する行為を、法学的には「クーデター」と呼ぶ》、その第3幕。「憲法の制定権は主権者である国民に」あるはずだ。でも、アベ様らは暴走し、そして、「良識の府」の意義を自ら示す自公議員は、未だ、だたの一人も現れない。「憲法の制定権は王様であるアベ様に」あるのか? 国王様・アベ様の思い通りならば、それは独裁政治。その気持ち悪さ危険さに気付けない(気づいていても止められない)自公議員やその支持者。でも、《高々25%程度の「国民」の支持で成り立っている政権》であることを思い出そう。

   『●中央公聴会で意見を表明する「公述人」応募者の
       100%が壊憲法案「反対」…アベ様には一体何%必要?

   『●すでに壊憲法案の本質を「国民は理解」しています、
          そうでなければ国会周辺にあんなに人は集まらない



 「谷垣幹事長は「金曜夜には仕事帰りのデモ参加者が多い。採決は平日の明るい時間に」なんて言っている。法案さえ通せばオシマイのような口っぷりだが、冗談じゃない。「安保反対デモ」は、これから本格的な自公落選デモ」に変わるのだ」。

 「連休に入れば国民の怒りも収まる」「採決は平日の明るい時間に」「法案さえ通せばオシマイのような口っぷり」……市民も舐められたものである。絶対に忘れない、「ワ・ス・レ・イ・デ・カ」!
 何度も訴える、あらゆる「次なる選挙で自民党・公明党にだけは投票しないようにすること」、そして、橋下元大阪「ト」知事系議員もお忘れなく。多様な「落選運動」を。

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http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/163917

安保法案“最終局面” これから始まる「自公落選デモ」の破壊力
2015年9月15日

     (自公議員は無党派層を敵に回した(C)日刊ゲンダイ)

 最終局面を迎えて俄然、緊迫してきた「安保法案」をめぐる与野党の攻防。参院特別委は15日の中央公聴会に続き、翌16日に横浜市で急きょ、地方公聴会を開くことを決めた。鴻池委員長が野党側の要求を受け入れたのだが、これで安倍官邸がもくろんでいた「16日採決」は絶望的だ。それでも、政府・与党は「法案成立は既定路線」と、そのまま一気に本会議採決に持ち込む考えだ。「連休に入れば国民の怒りも収まる」とナメているのだろうが、てんで分かっていない。

 鴻池委員長が野党側に配慮せざるを得ないのもムリはない。特別委が中央公聴会で意見表明する「公述人」を公募したところ、過去10年で最多の応募者95人中、全員が「反対」だったからだ。

 中央公聴会の開催が決まったのは先週初めだ。それから数日間で100人近い応募者が反対意見を言いたくて「公述人」に殺到したのだ。この状況自体が異例だし、それだけ国民の怒りが頂点に達している証左と言っていい。慌てた与党は、例によって法案賛成の御用学者を国会に招致する予定だが、おそらく地方公聴会も同じ状況になる。もはや「安保法案」に対する国民の意思はハッキリしているのだ。

 それなのに自民の谷垣幹事長は「金曜夜には仕事帰りのデモ参加者が多い。採決は平日の明るい時間に」なんて言っている。法案さえ通せばオシマイのような口っぷりだが、冗談じゃない。「安保反対デモ」は、これから本格的な「自公落選デモ」に変わるのだ。

   「安保反対デモには、学生やお年寄り、女性、学者、芸能人
    ……など多くの人が参加しています。イデオロギーも党派も
    全く関係ない純粋な気持ちで集まったフツーの人たちです。
    自公は『数の力がある』とカン違いしているようだが、
    国内でもっとも多いのは『無党派層』。つまり、こうしたフツーの
    人たちです。安倍政権は安保法案のゴリ押しによって、
    無党派層を完全に敵に回したのです」(霞が関事情通)

 主権者である国民の意向を無視した暴政に対する“反撃”の手段は「落選運動」しかない。公選法でも、単に特定の候補者の落選のみを図る行為であれば選挙運動に当たらない、とされている。ネット、集会、デモなどさまざまな活動を通じて自公議員の「落選」を呼びかければ拡大するのは間違いない。九大名誉教授の斎藤文男氏(憲法)はこう言う。

   「憲法の制定権は主権者である国民あります。
    それを無視して何が何でも違憲の安保法案を通そう
    とする安倍政権は独裁政治そのもの。仮に法案が
    成立しても、好き勝手に運用できないよう政府、
    与党議員を追い詰めることはできるのです」

 自公が国民の怒りを身に染みて感じるのはこれからだ
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