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Activated Sludge ブログ ~日々読学~

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●数十年にわたり賃金は上がらず、最悪のタイミングで物価は上昇…COVID19第6波対策は何も進めず、行動規制に対する補償も不十分…

2022年01月27日 00時00分24秒 | Weblog

[※ 「日本だけ賃下げ」(週刊金曜日 1353号、2022年01月21日) ↑]

(20220116[])
ワクチンへの過剰な期待には疑問だが…日刊ゲンダイのコラム【金子勝の「天下の逆襲」/この国を襲う新型コロナ第6波とスタグフレーションの出口】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/299761)。

 《だからこそ、迅速な判別が必要なのだ。ところが、オミクロン株を見分けるPCR検査キットはすでに流通しているのに、保険適用となっていない。機能不全に陥っている保健所に変異株ごとの対応を求めるのは無理がある。長期化が見込まれるコロナ対策は病院中心の医療対応にシフトしなければダメだ。検査・隔離・治療を病院一体で行うことが不可欠》。

 何故にそこまでPCR検査を嫌がるの?? 検査検査検査…・追跡・保護が基本でしょうに。さっぱり分からない、ニッポン。
 賃金は上がらず物価は上昇、ドアホノミクスの2%物価上昇目標が実質上、今頃、達成されたニッポン。最悪のタイミングで…。スタグフレーション。《日本もスタグフレーションに突入する可能性が高い不況下の物価上昇である。…このままでは日本は最悪の状況でスタグフレーションのド真ん中に引きずり込まれることになる》(金子勝さん)。

 (森永卓郎さん)《場当たり、小出し、後手後手の対策だけ》のキシダメ首相のニッポン。第5波での《場当たりの結果オーライ》のツケが今に。
 マガジン9のコラム【森永卓郎の戦争と平和講座/第98回:新年早々に経済失速か】(https://maga9.jp/220112-2/)によると、《こうしたなかで、岸田政権は、当初、外国人の入国を禁止する強い水際対策を採ることで、国民の支持率をアップさせた。私は感染拡大を遅らせるという意味では、この対策には、大きな意味があったと思う。しかし、そこには大きな穴があった。米軍基地だ。今回の感染拡大が沖縄や山口から広がったという事実は、明らかに米軍基地が震源になったことを意味している。岸田政権も、事実上そのことを認め、1月10日から、米軍が14日間の不要な外出を控えるという合意を得た。しかし、これだけ感染が広がってしまった以上、この対策だけで感染抑制が達成されることはないだろう》《結局、岸田政権がやることは、これまで通りの場当たり、小出し、後手後手の対策だけになる。実際、岸田政権は1月9日から沖縄、山口、広島に対してまん延防止措置を発動した。JNN(TBS系のニュースネットワーク)の世論調査でも、重点措置の対象を「もっと広げるべき」と答えた人が50%だったことから、これから対象地域が広がっていくことは間違いないだろう。飲食店やイベントに対する規制をかけることが、どれだけの感染抑制効果を持つかは十分わかっていない。感染症の専門家でも、疑問を投げかける人がいる。ただ一つ明らかなことは、飲食店やエンターテイメント産業に甚大な悪影響を与えるということだ。もし行動制限を強めるのであれば、きちんと補償をすることが必要なのだ。ところが、現時点では、今回の行動規制に対する補償をどうするのかという議論が、ほとんどなされていない。それどころか、補償に関しては、いまとんでもないサボタージュが行われているのだ》。

   『●《PCR検査もまともにやらず、あぶれた感染者を自宅療養の刑に処す
     とは、為政者としてはいったい国民の生命をなんだと思っているのか》
   『 ●日本は独立国なの? 岸田文雄首相は「在日米軍が原因と断定するのは
      難しい」と…正気? どう見ても、またしても番犬様が《震源地》化

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/299761

金子勝 立教大学大学院特任教授
1952年6月、東京都生まれ。東京大学経済学部卒業、東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。法政大学経済学部教授、慶應義塾大学経済学部教授などを経て現職。慶応義塾大学名誉教授。文化放送「大竹まことゴールデンラジオ」などにレギュラー出演中。近著「平成経済 衰退の本質」など著書多数。新聞、雑誌、ネットメディアにも多数寄稿している。

金子勝の「天下の逆襲」
この国を襲う新型コロナ第6波とスタグフレーションの出口
公開日:2022/01/12 06:00 更新日:2022/01/12 06:00
今だけ無料

 値上げラッシュで物価高騰が現実化してきた。日米金利差が広がり、1ドル=115円の壁をついに突破。円安進行で輸入物価はさらに上昇するだろう。日銀の目標「物価上昇2%」はやがて達成されるが、実現すれば利上げに動くのか。答えは「できない」だ。政府の国債費は膨張し、日銀が保有する国債の価値も毀損してしまうからだ。日本もスタグフレーションに突入する可能性が高い不況下の物価上昇である

 バッドタイミングで新型コロナウイルスの第6波が猛威を振るい始めた。岸田首相のやっているフリを提灯メディアは必死に持ち上げているが、感染急拡大はザルの水際対策による。入国後の宿泊施設での10日間待機は南アフリカ周辺諸国だけ。世界中に伝播しているのに、それ以外の国・地域からの入国者の待機期間は3日間か6日間。だが、誰も責任を追及しない

 コロナ報道はオミクロン株中心になっているが、デルタ株と完全に置き換わったわけではない。ウイルスが肺に達しにくく、重症化率が低いオミクロン株も感染者が膨大になれば、重症者数も増える。一方、デルタ株は免疫暴走を引き起こすため、重症化率が高い。当然、治療方法は異なるだからこそ、迅速な判別が必要なのだ。ところが、オミクロン株を見分けるPCR検査キットはすでに流通しているのに、保険適用となっていない。機能不全に陥っている保健所に変異株ごとの対応を求めるのは無理がある。長期化が見込まれるコロナ対策は病院中心の医療対応にシフトしなければダメだ。検査・隔離・治療を病院一体で行うことが不可欠だ

 3回目のワクチン接種も工夫次第だ。2回目までの接種完了者は8割近くに上る。さらに引き上げるには丁寧に合意を求めるしかない。そう考えると、リスクの高い人から前倒し接種するのに十分な供給量はある。中和抗体の低下を判別するには抗体検査が必要だが、これも保険適用されていない。要するに、政府にヤル気がないのだ。

 この国のコロナ対策の失敗は、厚労技官が医療保険財政の削減ばかりを考え、非科学的な古くさい感染症対策に終始していたことに起因する。抜本的に体制を変え、医療機関中心の科学的対応にシフトしなければ悪循環から抜け出せない。このままでは日本は最悪の状況でスタグフレーションのド真ん中に引きずり込まれることになる
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●《PCR検査もまともにやらず、あぶれた感染者を自宅療養の刑に処すとは、為政者としてはいったい国民の生命をなんだと思っているのか》

2022年01月11日 00時00分10秒 | Weblog

[※ ↑ 【「空からの写真は一目瞭然」埋め立て進む辺野古の海 ドローンで監視する技術者の思い】(沖縄タイムス21.12.14、https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/879026)]


/ (2022年01月09日[日])
長周新聞のコラム【オミクロンと共に迎えた年明け/コラム 狙撃兵】(https://www.chosyu-journal.jp/column/22488)。

 《さて、オミクロン株への対応策として、岸田政府は感染者全員を入院治療させるとしていた方針を翻して、感染が急拡大している地域では全員入院を見直し、宿泊施設や自宅療養を認める考えを発表した。オミクロン株の感染力の強さからして陽性者全員の入院や濃厚接触者全員の宿泊施設での待機という現在の手法には確かに限界性もあるが、市中感染が広がるなかで要するに第五波と同じような「自宅療養」という名の実質放置もあり得るというのである。この4カ月間、専門家曰く第六波は必ず到来すると指摘していたなかで、国としてはいったい何をしていたのか? である。空港検疫は抗原検査でユルユル、医療体制は特に強化されたわけでもなく、理由はわからないけれどデルタ株が収束したことにホッとしていただけだったのではないか? そうして、感染拡大の局面を迎える度に「たいへんだ~!」のサイレンだけ鳴らしてPCR検査もまともにやらず、あぶれた感染者を自宅療養の刑に処すとは、為政者としてはいったい国民の生命をなんだと思っているのかである》


 何故にそこまでPCR検査を嫌がるの…?? 検査検査検査…・追跡・保護が基本でしょうに。さっぱり分からない、ニッポン。

   『●保坂展人世田谷区長が《この方針を打ち出した当初、感染症の専門家や
     マスメディアからの激しい批判に晒されたという》…東京は4000人超

 そして、酷過ぎる、またしても番犬様が《震源地》化。
 日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/国内の水際対策の努力は無意味だった】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202201070000021.html)によると、《★沖縄のコロナ拡大は米軍が昨年12月17日、キャンプ・ハンセンに到着した複数の隊員のコロナのクラスターが発生の発表からだった。21日、沖縄県知事・玉城デニーは在沖米軍トップのジェームズ・ビアマン四軍調整官と外務副大臣・小田原潔に電話で米本国からの軍人、軍属の移動停止や基地外への外出禁止などを求めたが、米軍は「陽性者が出た部隊の感染封じ込めに成功している」とし事実上、要請を拒否。行動制限については「日米安保条約の義務履行を妨げずにどのように対処できるか考えたい」と回答した…このころから沖縄以外の岩国や横須賀などの在日米軍基地でも感染者が広がり始める。 ★改めて玉城は今月2日、コロナ感染拡大は米軍由来だと念を押した》。

   『●番犬様が《震源地》化…《ところで外務省沖縄事務所と沖縄防衛局は
     何をしているのだろう》、そして、アベ様や最低の官房長官らは何を?
   『●<金口木舌>《コロナ感染再拡大後も米軍は詳細を説明せず、米兵は
     基地の街をマスクをせず闊歩している。これが復帰から半世紀の沖縄》
    「とうとう、6日(木) 時点では981人と、1千人間近だ。もちろん過去最多。
     岩国や三沢でも同様なことが起きている模様…。
     「思いやり」した末の非道…番犬様には《水際作戦》関係なし…
     またしても番犬様が《震源地》化。」

   『●長周新聞《何が「安全保障」だよ! 在日米軍基地から始まったコロナ
     第6波 検査も隔離もなく自由に出入国 沖縄や岩国で感染者過去最多》

 キシダメ首相、どう見ても、またしても番犬様が《震源地》化していますよ。
 東京新聞の【<社説>3県重点措置へ 「米軍由来」を防がねば】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/152816?rct=editorial)によると、《在日米軍基地での甘い防疫態勢が市中感染の拡大につながったとみられる。日米地位協定などにより、米軍関係者には日本の出入国管理も検疫も及ばない。当面の対策に万全を期すのはもちろん、地位協定など在り方も見直さなければ「米軍由来」の感染拡大は防げまい。沖縄県では昨年十二月初旬、米国から嘉手納基地経由でキャンプ・ハンセンに到着した海兵隊部隊で集団感染が発生。基地に勤める日本人従業員の陽性者から県内初のオミクロン株が検出された。県内の感染者はその後急増し六日の新規感染者は九百八十一人。四日間で約二十倍となり、オミクロン株への置き換わりも進む。在日米軍基地では沖縄に次いで岩国(山口県)での感染者数が多く、三沢(青森県)、横須賀(神奈川県)、横田(東京都)などでも感染拡大が判明した》。

 そして、もちろん大阪のお維もね。
 日刊スポーツの記事【吉村府知事「国はしっかりやって。僕だったら怒り狂う」沖縄感染増で提言】(https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/202201070000469.html)によると、《「1400人規模になり、今後も増えるとなると、医療機能が極めて厳しい」とした上で、国に対して「沖縄の医療をいかに支えるのかを迅速に判断してほしい。集中的な支援が必要。国はそこに速くかじを切るべきだと思う」と提言》。
 大阪のお維支持者の皆さんは大阪「ト」知事に《怒り狂ってないのかな?? 大阪や、数多のお維の不祥事から目をそらすことに必死なお維大阪「ト」知事。

   『●大阪市長がお維議員30人と焼き鳥屋で《反省会》…「ルールに従え
     ないなら、組織を出るべきだと思う」by 松井一郎元大阪「ト」知事

 やはり、どう見ても、またしても番犬様が《震源地》化。
 日刊ゲンダイの記事【米軍が元凶で沖縄・山口・広島に「重点措置」…カラッポ岸田外交には今後も期待ゼロ】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/299635)によると、《3県に共通するのは米軍基地を抱えていたり、隣接していること。オミクロン株が影響しているとみられる米軍のコロナ感染クラスターが市中に染み出し、感染者が爆発的に増えているのは間違いない。山口県の村岡知事は6日、米軍岩国基地内と岩国市の繁華街で確認されたコロナウイルスのゲノムが同一タイプだったと明言した。沖縄県の6日の新規感染者981人、山口県181人は、ともに1日当たりの感染者の過去最多を更新してしまった。東京(横田)や神奈川(横須賀、厚木)、青森(三沢)など米軍基地のある他の自治体でも感染が拡大している》。

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https://www.chosyu-journal.jp/column/22488

オミクロンと共に迎えた年明け
コラム 狙撃兵 2022年1月6日

 オミクロン株の感染爆発とともに2022年は幕を開けた。島国という疫病封じ込めには有利な環境にありながら、昨年来からの水際対策といっても引き続き空港検疫では抗原検査のみでPCR検査が徹底されるわけではなかった。そうして、ズルズルと国内への変異株流入を招いてしまったが、案の定、年末年始の人々の移動と共に第六波が広がりを見せ始めた。コロナ禍も早2年、遠く離れて暮らす家族に今年こそは会いたい、辛抱も限界を迎えたという気持ちもわからなくもない。昨年秋口以後の収束もあってか、心理的な緩みも災いして今年の年末年始は相当数が帰省等で全国に散らばっており、まさに最悪のタイミングが重なったといえる。昨年の今頃より明らかに緊張感は薄れていたし、下関のような地方都市においても年末年始のスポット的な人流は紛れもなく増えていたのだった。

 オミクロン株の変異の特徴や病原性については、科学者をしてまだまだ未解明な部分も多い。各国の事例から「感染力は強いが重症化リスクは低いようだ」といっても手放しで安心できるものでもなく、やはりこれまで同様に感染者の隔離・保護、手洗い消毒、密の回避といった感染対策を施すほかないのだろう。ワクチン接種を進める国々では3回目、4回目の接種が取り沙汰され、その効力がさほど長持ちせず抗体が落ちていることも明らかになるなど、ワクチン頼みだけでもどうにもならないことが浮き彫りになっている。ある意味実験のようなコロナ対応ではあるが、絶対とされるものなど何もなく、結果から何がいえるのか、いえないのかを峻別しながら科学的にアプローチしていくほかないのだ。過剰に恐れる必要もないが、かといってノーマスクで「ただの風邪だぜ!」なんていきがるのもまた違う。本当に世界中に安心できる状況がもたらされるまでは、科学的知見に依拠しながら、疫病対策を的確に実施していく以外にないのだ。

 さて、オミクロン株への対応策として、岸田政府は感染者全員を入院治療させるとしていた方針を翻して、感染が急拡大している地域では全員入院を見直し、宿泊施設や自宅療養を認める考えを発表した。オミクロン株の感染力の強さからして陽性者全員の入院や濃厚接触者全員の宿泊施設での待機という現在の手法には確かに限界性もあるが、市中感染が広がるなかで要するに第五波と同じような自宅療養」という名の実質放置もあり得るというのである。この4カ月間、専門家曰く第六波は必ず到来すると指摘していたなかで、国としてはいったい何をしていたのか? である。空港検疫は抗原検査でユルユル、医療体制は特に強化されたわけでもなく、理由はわからないけれどデルタ株が収束したことにホッとしていただけだったのではないか? そうして、感染拡大の局面を迎える度に「たいへんだ~!」のサイレンだけ鳴らしてPCR検査もまともにやらず、あぶれた感染者を自宅療養の刑に処すとは、為政者としてはいったい国民の生命をなんだと思っているのかである。

 デルタ株よりも感染力がはるかに強いといわれるオミクロン株である。東京五輪にうつつを抜かしていた第五波の阿鼻叫喚だけは避けなければならず、検査、保護・隔離、治療の体制を強化し、ウイルスに対するガードを高めることが急がれる。オミクロン株が弱毒化していて「たいしたことはなかったね」「過剰に心配し過ぎたね」といって鼻で笑うのは、本当に「たいしたことはなかった」といえる結果が出てからでよく、対疫病への備えとしては十分過ぎるにこしたことはない。

           武蔵坊五郎
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https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202201070000021.html

コラム
政界地獄耳
2022年1月7日8時16分
国内の水際対策の努力は無意味だった

★沖縄のコロナ拡大は米軍が昨年12月17日、キャンプ・ハンセンに到着した複数の隊員のコロナのクラスターが発生の発表からだった。21日、沖縄県知事・玉城デニーは在沖米軍トップのジェームズ・ビアマン四軍調整官と外務副大臣・小田原潔に電話で米本国からの軍人、軍属の移動停止や基地外への外出禁止などを求めたが、米軍は「陽性者が出た部隊の感染封じ込めに成功している」とし事実上、要請を拒否。行動制限については「日米安保条約の義務履行を妨げずにどのように対処できるか考えたい」と回答した。

★日本政府の水際対策の「穴」はあっという間に広がりを見せる。22日、官房長官・松野博一は米側から「ハンセンの陽性者について日本側の協力を得て変異株検査を行い、結果を日本側に共有することとした」と追い込まれていく。24日、外相・林芳正は米軍が9月3日から全ての在日米軍施設の隊員らに対し、米国出国時の検査を免除していたと明らかにした。国内や県内の水際対策の努力は無意味ということになる。このころから沖縄以外の岩国や横須賀などの在日米軍基地でも感染者が広がり始める

★改めて玉城は今月2日、コロナ感染拡大は米軍由来だと念を押した。来月のプロ野球の春季キャンプ観光は絶望的だろう。6日午前、林はブリンケン米国務長官と外相電話会談に臨み「外出制限の導入」の要求に長官は明言を避けた。元外交官の孫崎享はツイッターで「地位協定『第16条日本国において、日本国の法令を尊重し、協定の精神に反する活動、特に政治的活動を慎むことは、米軍隊の構成員及び軍属家族の業務である』。つまり日本政府が特例を作らず必要法を作り『日本の法律を守れ』という姿勢を貫けばいいのです」と指摘している。お粗末な水際対策コロナ第6波は米軍由来といえる。(K)※敬称略
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●《フジロック批判の珍奇さ…ギスギスさせて、失政を自分以外の誰かのせいにする、あの技術に、加担してはいけない》(武田砂鉄さん)

2021年09月18日 00時00分26秒 | Weblog

[※《自助》大好きオジサン・元最低の官房長官と学商 (日刊ゲンダイ 2020年9月7日)↑]


(2021年09月01日[月])
cakesのコラム【ワダアキ考 〜テレビの中のわだかまり〜 武田砂鉄​小泉進次郎の「フジロック」発言から考える】(https://cakes.mu/posts/34439)。

 《結果として、五輪開催中、これまでの棒グラフがはみ出るような勢いで新型コロナ感染者が増えたバブル方式」は開会前から崩壊し、「だって五輪やってるじゃん」という「楽観バイアス」で人の動きが増えた金メダルを獲得した選手を賞賛するツイートを繰り返した菅義偉首相が象徴的なように、これだけの危機的な状況下で臨時国会を開こうともせず国を動かす人が「楽観」を強めていった》。

 自公お維トファによる人災だ。この1年間の空虚な日々、人災の日々。
 《反体制なのに公金もらってる、というフジロック批判の珍奇さは、この1年半のコロナ禍における、為政者の体質との親和性が高い。ギスギスさせて、失政を自分以外の誰かのせいにする、あの技術に、加担してはいけないと思うのである》(武田砂鉄さん)。

   『●《最初はふわふわ膨らんでおいしそうだったのに、だんだんしぼんで、
      中から出てきたものは……? 菅パンケーキ政権の実態に迫った…》
   『●自公お維トファを間接的に支持する、投票に行かない〝眠り猫〟な
     皆さん、《パンケーキ政権を毒見》しては危険、猛毒…ついに棄民政策に

 テレビや新聞は、自民党内のあれこればかりを流し続ける。9月いっぱいこのクダラナイ党内の政争を流し続ける気か? バッカじゃなかろうか。アベ様・カースージさんの8年8カ月に及ぶ《メディアコントロール》の故か、あまりに情けない。自民党の広報機関になり下がる。憲法53条に反し、違憲にも、国会を開こうとしないことをなぜに追求しないのか?
 この1年間、パンケーキ騒ぎに始まり、日本学術会議任命拒否問題で違法状態が続き、カースーオジサンの御子息問題を含む総務省問題、公選法違反な河井克行元法相・案里元議員夫妻の1.5億円問題、金(カネ)色の五つの輪・パラリンピック強行……、その間、COVID19対策は何一つ進展せず。むしろ、オリパラ強行により感染爆発を引き起こす始末。《自助》のあげくに、棄民政策…。組閣騒ぎでさらに無駄な日々が続く。
 なぜ検査検査検査…・追跡・保護をしないのか、さっぱり分からない。弱者や生活・経済を支えている労働者、中小の会社や個人営業者、医療関係者に十分な補償・経済的人的物的支援をすること以外に打つべき手はないというのに、COVID19での無為無策無能ぶりも含めて、何もできない政府や東京都など…。利権絡みか何か知らないが、ワクチン一本やり。検査しなければ、無症状感染者が感染を広げ続ける…。

   『●まだまだ続くのか、ウルトラ差別主義者の失言・暴言
         …福岡8区の皆さん、いい加減に落選させてください
   『●《この人にそういう羞恥心はない。…山口4区の有権者に聞きたい。
     「投票用紙にまた安倍晋三と書くのですか」と。》(前川喜平さん)
   『●癒(ゆ)党・《菅義偉の別動隊がいよいよ動き出した》―――
     《部分連合》などと言わずに、スッキリと自公お維で一体化してほしいもの
   『●醜悪…《安倍晋三や…麻生太郎が偉そうに派閥の領袖として力を
     行使し、それに対して首相になりたい…や…が上目遣いでご機嫌を…》

 品格羞恥心も無し、ミーン》ばかりだ。典型例 ⇨《この人にそういう羞恥心はない》アベ様や、ウルトラ差別主義者の副首相・財務相だ。福岡8区山口4区の彼らの支持者や投票者の皆さんの民度も疑うね。
 《とにかく選挙に行くこと、もちろん、その前に「忘れないこと」。それが今国民に求められている一番大事なことだ》(古賀茂明さん)。何度でも、何度でも、何度でも、#投票倍増委員会 会員として強く訴えます、自公お維トファに投票してはいけない。主権を取り戻しましょう。主権者として、必ず選挙に行きましょう。
 自民党総裁? 誰でも同じ ――― 野党による政権交代を! 数多のアベ様案件の解明、公文書の開示だけでも、十分に政権交代の意義はある

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https://cakes.mu/posts/34439

ワダアキ考 〜テレビの中のわだかまり〜
武田砂鉄
小泉進次郎の「フジロック」発言から考える
今だけ無料 2021年9月1日

2年ぶりに開催された、大型野外音楽イベント「フジロックフェスティバル」。緊急事態宣言の最中での開催や、補助金が交付されたことに対して批判が集まっています。武田砂鉄さんはこの件をどう感じたのでしょうか?
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「『どうやったらできるか』を皆さんで考えて」

体操の内村航平選手が、昨年11月、開催反対の声が多く寄せられていた東京オリンピックについて、「『できない』ではなく、『どうやったらできるか』を皆さんで考えて、どうにかできるように、そういう方向に変えてほしいと僕は思います」と述べたことは忘れられない。なぜ「皆さん」で考えなければならないのかが少しもわからなかったが、いざ強行開催された様子を見届けると、「とにかくどんな状況になろうとも、最優先されるプロジェクトであり、その中で選手が手厚く守られ続ける催事なのだ」と繰り返し思い知らされることとなった。

結果として、五輪開催中、これまでの棒グラフがはみ出るような勢いで新型コロナ感染者が増えたバブル方式」は開会前から崩壊し、「だって五輪やってるじゃん」という「楽観バイアス」で人の動きが増えた金メダルを獲得した選手を賞賛するツイートを繰り返した菅義偉首相が象徴的なように、これだけの危機的な状況下で臨時国会を開こうともせず国を動かす人が「楽観」を強めていった


生活者のせいにする仕組み

このコロナ禍で、私たちは、「優先順位」という、とってもギスギスするものと付き合わされている。あっちはOKなのに、どうしてこっちはダメなんだ。あの人がすぐに入院できたのはなぜだ。あっちは補償されたのに、こっちが対象にならないのはおかしい。この手の「優先順位」がいくつも目の前に飛び込んでくる。あるいは、望まずしてランクづけに飛び込んでいく。その結果、「基準を定めた人・組織」を問うのではなく、「優先された人・組織」や、「その基準では生活が成り立たないので、独自の判断に踏み出した人・組織」に文句がぶつけられている。

こうなると、ラッキーなのは「基準を定めた人・組織」だ。だって、現場でギスギスしてくれれば、自分たちに向かう厳しい声が減るのだから。渋谷に開設された若者向けワクチン接種会場に人が殺到すると、小池百合子都知事は「密ですね。工夫してほしいですね、現場で」と述べた。この発言にはさすがに批判が殺到したが、ここまでハッキリした形ではなくても、今、あちこちで起きているのって、コレと同質である。つまり、為政者が作り上げたのが、「生活者を救う仕組み」ではなく、「生活者のせいにする仕組み」だったのである。


「今やる」ことへの言葉

フジロックフェスティバルに出演したミュージシャンがステージ上で述べたコメントがニュース記事として拡散され、賛否の声が飛び交った。その声を漏れなく把握しているわけではないが、「『どうやったらできるか』を皆さんで考えて」という傲慢さはなく、自分で判断し、今ここに立っている葛藤について、言葉を選んでいた。最低限、「今やる」ことへの言葉が聞こえてきた。もちろん、だからOK、マジ最高っす、という話では決してない。(この原稿をある程度書き終わった後に、先週末、愛知県常滑市でおこなわれた「NAMIMONOGATARI2021」の愕然とする惨状を知ったのだが、このイベントに出た人たちは、ステージ上から、「今やる」ことについて、どんな言葉を発していたのだろう。発しなかったのだろうか)

文化芸術に多くを投資しない国にあって、エンタメ産業は、このコロナ禍で優先順位をずっと下げられてきた。エンタメ産業を語る流れの中で、フリーターとフリーランスを混同したのが、菅首相と安倍晋三前首相の共通項だが、軽視され続けてきた中で、国が定めたルールに基づいて動いたところ、動いてんじゃねぇよ、と言われた。国、ではなく、国のルールに基づいて判断した人・組織に厳しい目が向けられた。


お金ください、ではなく

フジロックには、J-LODliveという、新型コロナの影響を受けて中止・延期になったイベントについて、その後、改めて実施した事業者に公演費用の一部を支払う補助金が1億5000万円交付されている。その補助金について、「反体制なのに公金の支援を受けるのか」という、あまりにも珍奇な批判がぶつけられた。公金というのは、「国から恵んでいただくお金」ではなく、「私たちが払った税金を、公的組織がどのように使うかを決め、配分されるお金」なのだから、逆らってくるような人・組織には払わない、なんて判断があってはならない。

「国に従うんで、お金くださいよ!」ではなく、「税金払ってんだから、ちゃんと使えよ!」というのが公金の仕組みである。100円の水を買うと、消費税が10円かかる。10円払ったんだから、その10円がちゃんと使われているか、チェックしなければいけない報告する義務がある。「ちゃんとしているんで、10円から1円戻してくださいよ」なんて頭を下げる必要は一切ない


小泉環境大臣「今後見直さなきゃ」

小泉進次郎環境大臣が、環境省がフジロックを後援したことは不適切だったとの見解を示した。27日の会見で「政府として人流抑制をできるだけしたい、そして、何とか、この感染の拡大を抑えたい。そういった環境の中で、環境省として後援をする。そういったことは、今後見直さなきゃいけない」と述べたという。多くの人と同じように、私も、いや、オリンピックやったじゃんと突っ込んだ。でも、オリンピックとフジロックって、そもそも比較するべきなのだろうか。オリンピックは「『どうやったらできるか』を皆さんで考えて」というテンションのまま強行された。フジロックは、国家ぐるみの「皆さん」では動いていない。

フジロックは、国や自治体が定める基準を無視して開催されたものではない。小泉大臣が、これは見直すべきイベントだと感じたのであれば、彼はまず、国や自治体が定めた基準を疑わなければならない。ましてや閣僚である。これでよかったのか、と疑問に思うならば、指を差す先は苗場ではなく近場である。後援しなければよかった、ではないだろう。反体制なのに公金もらってる、というフジロック批判の珍奇さは、この1年半のコロナ禍における、為政者の体質との親和性が高い。ギスギスさせて、失政を自分以外の誰かのせいにする、あの技術に、加担してはいけないと思うのである。
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●癒(ゆ)党・《菅義偉の別動隊がいよいよ動き出した》―――《部分連合》などと言わずに、スッキリと自公お維で一体化してほしいもの

2021年09月04日 00時00分46秒 | Weblog

[※《自助》大好きオジサン・元最低の官房長官と学商 (日刊ゲンダイ 2020年9月7日)↑]

カースーオジサンは総裁選に出馬しないそうです。
 東京新聞の記事【菅首相が辞意固める 「コロナ対策に専念したい、総裁選に出馬しない」】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/128670)によると、2021年09月03日(金)、《菅義偉首相は3日、辞任する意向を固めた。自民党臨時役員会で「新型コロナウイルス対策に専念したいので総裁選に出馬しない。任期は全うする」と述べた。関係者が明らかにした。(共同)》…そうだ。アベ様に続き、政権放り投げ。どこまでも無責任。
 自民党総裁? 誰でも同じ ――― 野党による政権交代を! 数多のアベ様案件の解明、公文書の開示だけでも、十分に政権交代の意義はある


(20210901[])
日刊ゲンダイのコラム【適菜収 それでもバカとは戦え/スガ別動隊の維新支持は「愚の骨頂」だ…菅、安倍、橋下松井ズブズブの関係】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/293936)。

 《日本維新の会幹事長の馬場伸幸がテレビ番組に出演し、次期衆院選の結果を踏まえ、自民、公明両党と政策ごとに連携する部分連合に含みを持たせた(8月22日)。菅義偉の別動隊がいよいよ動き出したようだ》。


【↑ 『適菜収 それでもバカとは戦え真相究明と責任追及を“大阪ノーサイド”なんて冗談じゃない』 (2020年11月14日、日刊ゲンダイ)】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/281280

   『●「広域行政一元化」なんて言い始めた《大阪の3バカが活動拠点を
     国政に移せば、日本は目も当てられなくなるだろう》(適菜収さん)
   『●リコール対象はコチラなのでは? 大阪市廃止「ト」構想の《関連経費
      として投入された公金は100億円を超える》、さらに公明党と密約
   『●大阪「ト」知事三代が大阪破壊 … 「身体が痛いおばあさんに手術を
      待ってもらう知事が、先の万博を胸にぶら下げてる…」(坂本篤紀氏)
   『●組織的な署名不正など無く公正な条件下でリコールされるべきはお維
          ――― 吉村洋文大阪「ト」知事「厳正に処罰されるべきだ」と宣う
   『●大阪「ト」知事三代の重大な責任 ——— 大阪市廃止大阪「ト」構想、
     カジノ、万博、お維関係者の数多の問題、そして、リコール不正署名
   『●《巨額の税金を“言い値”でフンだくられ、リターンは「遅さ日本一の
      命綱」…まるでパソナ支援金》(日刊ゲンダイ)…大阪「ト」知事三代
   『●《「中等症以下は自宅療養」の方針。…そんななかこれを「菅首相の
     大英断」と褒め称えた人物がいる。橋下徹・元大阪市長だ》(リテラ)

 癒 (着) 党・ゆ党・《菅義偉の別動隊がいよいよ動き出した》。《部分連合》などと言わずに、スッキリと自公お維で一体化してほしいものです。《ズブズブの関係菅政権がダメだから維新の会に投票するというのは愚の骨頂》《…「(立候補は)2万%あり得ない」と言っていた嘘つきである。次の選挙では同じ罠に引っかかってはならない》(適菜収さん)。大阪のお維支持者の皆さんもスッキリするでしょうし、選挙に行かない大阪の《眠り猫》な皆さんも目覚めて選挙に行ってくれるかもしれません。投票率が少しでも上がれば、#投票倍増委員会 会員としてはうれしい限りです。

   『●五輪貴族から《菅総理と小池都知事に功労章が贈られるなんて、
     「儲けさせてくれてありがとう」っていうこと》(ラサール石井さん)
   『●自民党総裁? 誰でも同じ ――― 野党による政権交代を! 数多の
     アベ様案件の解明、公文書の開示だけでも、十分に政権交代の意義はある

 村上誠一郎氏あたりがならない限りは、自民党の誰が総裁になっても同じこと。野党による政権交代を! COVID19対策は当然として、数多のアベ様案件の解明、公文書の開示だけでも、十分に政権交代の意義はある。
 日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/なんでもあり?主導権は菅首相に】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202108280000065.html)によると、《★政界関係者が言う。「感染拡大で9月中の解散、その後の総裁選挙が難しくなったとの報道があるが、本当だろうか。20日の朝日の1面には『緊急事態 基準見直し検討 政府、宣言常態化避ける狙い』との見出しが躍る。新規感染者が1週間で10万人当たり25人を超えれば『ステージ4』。感染爆発だ。これにあてはめると今はかなりの都道府県がその対象になる。基準を変えれば緊急事態宣言は外すことができる。ゴールポストが動くわけだがそれができるのは首相だけだ。この後もさまざまな動きが水面下で起こるだろうが、主導権はいまだに首相にあるのだ」。今の流れだけで政局を見通すことは難しい。感染拡大の定義すら変えられるなら、この数カ月、選挙が総裁選だけでなく、政府はなんでもありの時代に突入する》。

 日刊ゲンダイの記事【安倍晋三氏が自民党総裁選で異様に元気なワケは“胸中ビクビク”の裏返し 首相は誰でも構わない?】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/294118)によると、《「彼(安倍氏)は細田派というが、派閥内で支持している有力議員は誰もいないし、キングメーカーなんて話も聞いたことがない。おそらく彼にとっては、総裁・首相は誰でも構わない目的はただ一つ次の総裁が『あの問題から自分を守ってくれるのかどうか』という一点に尽きるだろう」 中原氏が指摘している「あの問題」とは、2019年の参院選広島選挙区を舞台にした大規模買収事件のことだ》。

 《従来から選挙に行く五割の人々のなかでの変化をあらわしている》《自民党支持層の自民党離れ》…であるのならば、「2/4」の選挙に行かなかった《眠り猫》の皆さんが選挙に行けば、ますます雪崩が起きて自公お維は壊滅的に瓦解する。《眠り猫》だった皆さん、目覚めて、選挙に行きましょう!
 長周新聞の記事【横浜市長選の結果が示す自民党基盤の瓦解 コロナが炙り出した統治の腐敗 衆院選の大荒れは必至】(https://www.chosyu-journal.jp/seijikeizai/21629)によると、《菅首相のお膝元で 自民支持層の自民離れ…野党候補がとくに強いわけでもないのに、それ以上に自民党離れが加速度的に進行しており、しかもそれらの自民党支持層が棄権ではなく対抗馬に投票していることが結果を劇的に変化させている。いわゆる選挙に行かない五割の無党派層が覚醒してひっくり返したものではなく、従来から選挙に行く五割の人々のなかでの変化をあらわしているのである。IR利権の暴走を巡って地元ボスの逆鱗に触れ、その影響力によって動いた力もさることながら、そうはいっても自民党に入れてきた層すら見離している状況が、改めて顕在化したといえる。これは広島における先の参議院再選挙でも同じで、自民支持層のおよそ2~3割が野党候補に投票し、8年にもわたった安倍私物化政治やその象徴にもなった河井案里事件に辟易として見切りを付け、コロナ禍における政府対応への批判世論とも合わさって保守地盤を揺るがした。そうして、河井案里が当選した参議院選挙よりも投票率は下がり、無党派層はそっぽを向くという状況のなかで、同じように「自民離れ」によって野党候補が当選することとなった。こうした「自民党支持層の自民党離れ」が秋の衆院選でも各地で共通現象となってあらわれるのは必至といえる》。

 なぜ検査検査検査…・追跡・保護をしないのか、さっぱり分からない。弱者や生活・経済を支えている労働者、中小の会社や個人営業者、医療関係者に十分な補償・経済的人的物的支援をすること以外に打つべき手はないというのに、COVID19での無為無策無能ぶりも含めて、何もできない政府や東京都など…。
 マガジン9のコラム【立憲政治の道しるべ 第169回:日本人は、ハードなロックダウンに耐えられるのか?(南部義典)】(https://maga9.jp/210901-3/)によると、《むしろ、方々で主張されていることですが、「お願い」ではなく「命令(罰則による規制)」によって移動制限の実効性を確保しようとするのであれば、その前提条件として一律の現金給付等を定期的に行うことが必要です社会的に弱い立場、環境にいる人ほど、移動制限の法的効果が厳しく、重い負担になるからです。また、政府の側が「強いロックダウンも憲法上可能」と解釈を変更してしまうと、これも厄介な話です。およそコロナ禍のような緊急時には、個人の自由・権利を制約するハードルを下げていいという感覚に陥ってしまいます。例えば、ワクチン接種を一定の対象者に強制的に行うことを可能とするなど、人権侵害を容易に導いてしまうのです。個人の尊厳と幸福追求権、移動の自由、集会の自由、営業の自由、生存権、教育を受ける権利といった憲法上の権利を常に念頭に置く必要があります。NZのジェシンダ・アーダーン首相は会見で “Team of 5Million” という表現を多用しますが、日本の菅総理がこのような表現を用いたら、国民から顰蹙を買うだけでしょう。日本は字義どおりの “Team” となりえ(てい)るのでしょうか。今後、自民党の総裁選挙、臨時国会、衆議院議員の総選挙を通じ、ロックダウンの是非も争点となりうるところですが、用語のイメージや先入観をいったん捨てて、「ロックダウンとは何か、何がしたいのかという中身の議論を掘り下げるべきです。専門家の間で「空気感染」対策にシフトすべきとの意見も強まってきており、そうなれば当然、議論の優先順位が変わります。言うまでもなく、「コロナ禍に便乗して憲法改正を狙う」のは、すでに時機を逸しています》。

 違憲な壊憲? 緊急事態条項の導入?? まずやることをやんなさいよ。ドサクサ紛れに、壊憲など許されるはずもない。
 マガジン9のこらむ【この人に聞きたい 永井幸寿さんに聞いた(その2):緊急事態条項は、「国民を守る」ための定めではない。大きすぎる濫用の危険】(https://maga9.jp/210901-1/)によると、《全国で、新型コロナウイルスの感染拡大が続いています。最初に国内での感染が報告されてから1年半あまりここまでの間に、もっと効果的な策を打つことはできなかったのかと感じる一方、政治家からは「憲法に緊急事態条項がないことが、対応のスピードを鈍らせている」といった声も聞こえてきます。菅義偉首相も、「コロナ禍を機に緊急事態への備えに対する関心が高まっている」などと発言したと報じられました。緊急事態条項とは、災害などの「緊急事態」において一時的に政府に権限を集中させる規定のことですが、果たして本当にそれが、有効なコロナ対応に必要なのでしょうか。そして、コロナ以外の「想定外の事態」への対処を考えたときには──? 阪神・淡路大震災以降、被災者支援に長く携わり、緊急事態条項に関するご著書も多い、弁護士の永井幸寿さんに詳しく解説いただきました》。

   『●まだまだ続くのか、ウルトラ差別主義者の失言・暴言
         …福岡8区の皆さん、いい加減に落選させてください
   『●《この人にそういう羞恥心はない。…山口4区の有権者に聞きたい。
     「投票用紙にまた安倍晋三と書くのですか」と。》(前川喜平さん)



 品格羞恥心も無し、ミーン》ばかりだ。典型例 ⇨《この人にそういう羞恥心はない》アベ様や、ウルトラ差別主義者の副首相・財務相だ。福岡8区山口4区の彼らの支持者や投票者の皆さんの民度も疑うね。
 マガジン9のコラム【言葉の海へ 第178回:「品格」ということ(鈴木耕)】(https://maga9.jp/210901-5/)によると、《そう、「品格」がお墓にも表れるのだから、生きている人間の場合にはもっとあからさまに出てくる。ことに、最近の政治家たちを見ていると、やたらに品格のない人たちがこの世を動かしている。いまさら、あの人とかこの人とか名指しするつもりもないけれど、新聞を開くたびに、ニュース番組を見るたびに、この「品格」という言葉を思い出す。どうしても、卑しい顔が浮かんで来てしまう。卑しさに引きずられて政治がないがしろにされ、このコロナ禍でたくさんの人たちが苦しめられ、終えなくていいはずの生を失った。…米軍は沖縄・普天間飛行場から、発がん性物質を含んだ消火剤を平気で下水に放出した。薄めたからいいだろうと、福島原発処理汚染水と同じケツのまくり方米軍の植民地の宗主意識は抜けていないらしい。『粗にして野だが卑ではない』という本があった。ふと、そんな本のタイトルが頭に浮かんだ》。



 《とにかく選挙に行くこと、もちろん、その前に「忘れないこと」。それが今国民に求められている一番大事なことだ》(古賀茂明さん)。何度でも、何度でも、何度でも、#投票倍増委員会 会員として強く訴えます、自公お維トファに投票してはいけない。主権を取り戻しましょう。主権者として、必ず選挙に行きましょう。

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/293936

適菜収 作家
近著に「日本人は豚になる」「ナショナリズムを理解できないバカ」など。著書40冊以上。購読者参加型メルマガ「適菜収のメールマガジン」も始動。詳細は適菜収のメールマガジンへ。

それでもバカとは戦え
スガ別動隊の維新支持は「愚の骨頂」だ…菅、安倍、橋下、松井はズブズブの関係
公開日:2021/08/28 06:00 更新日:2021/08/28 06:00
菅義偉 安倍晋三 橋下徹 松井一郎

     (同じ罠に引っかかってはならない(菅首相と橋下氏)
      /(C)日刊ゲンダイ)

 日本維新の会幹事長の馬場伸幸がテレビ番組に出演し、次期衆院選の結果を踏まえ、自民、公明両党と政策ごとに連携する部分連合に含みを持たせた(8月22日)。菅義偉の別動隊がいよいよ動き出したようだ。

 しかし、菅と維新の関係を知らない人もいる。

 先日、私が〈一応、念のために書いておくけど、維新のバックに菅義偉や竹中平蔵がいることを知らない人はいないですよね。橋下(徹)「基本的には竹中さんの価値感、哲学と僕らの価値感、哲学はまったく一緒〉とツイートすると100万インプレッションを超える反応があったが、「初めて知った」という内容のリプがいくつもついていた。

 菅本人が語っているとおり、橋下を政界に呼び込む説得をしたのは菅である。

 都構想」=大阪市解体の住民投票の裏にいたのも菅だ。当時、官邸は維新が流した大阪市はなくさないというデマと戦う大阪の自民党の動きを徹底的に妨害した。

 馬場は「(都構想に向けた法整備の)議論をリードしたのが菅首相だ」(2020年10月29日)と言っていたが、実際、菅は12年に「大都市問題に関する検討プロジェクトチーム」の座長を務め、東京都以外の大都市が特別区を設置できるようにする大都市地域特別区設置法の成立を推進した。また、大阪・関西万博誘致をバックアップし、カジノを含む統合型リゾート(IR)の大阪誘致でも連携してきた。

 菅、安倍晋三、橋下、松井一郎の4者での会食は年末の恒例行事になっているが、要するにズブズブの関係菅政権がダメだから維新の会に投票するというのは愚の骨頂である。

 内閣支持率が落ち、求心力を失った菅にとって維新の存在はますます重要になってきた。維新側も菅がコケたら元も子もない。そこで、自公維連立の危険性も高まってきた。そこで橋下を民間大臣に登用ということになったら目も当てられない

 これは杞憂ではない。20年に菅が総裁選に立候補した際も、橋下が総務大臣として入閣する危険性が取りざたされた。橋下は繰り返し政界復帰を否定しているが、07年には大阪府知事選への出馬の準備を進めながら「(立候補は)2万%あり得ない」と言っていた嘘つきである。次の選挙では同じ罠に引っかかってはならない
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●自公お維トファを間接的に支持する、投票に行かない〝眠り猫〟な皆さん、《パンケーキ政権を毒見》しては危険、猛毒…ついに棄民政策に

2021年08月13日 00時00分43秒 | Weblog

[※歴代自民党内閣は「国民のために働」いていなかった!? 縁故主義・政権の私物化もアベ様から《継承》 (日刊ゲンダイ 2020年10月14日)↑]


/ (20210808[])
水井多賀子さんによる、リテラの記事【救急搬送困難続出で菅首相が「重症・重症化リスク以外は入院させない」の棄民方針!入れ込む抗体カクテル療法も使えない可能性大】(https://lite-ra.com/2021/08/post-5974.html)。
日刊スポーツの記事【Nスタのキャスター固まらせた、怒りの発言「倉持先生」がトレンド1位】(https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202108030001186.html)。
水井多賀子さんによる、リテラの記事【「入院させない」だけじゃない、東京は濃厚接触者も「検査できない」状態! それでも西村康稔は「直ちに検査を」と説教する無責任】(https://lite-ra.com/2021/08/post-5975.html)。

 《そんななかで、いよいよ菅義偉首相が本格的に「棄民」をあらわにした。本日おこなわれた新型コロナにかんする閣僚会議の冒頭、こんな宣言をおこなったのだ。「重症患者や重症化リスクのとくに高い方には、確実に入院していただけるよう、必要な病床を確保します。それ以外の方は自宅での療養を基本とし、症状が悪くなれば、すぐに入院できる体制を整備をします」 つまり、重症患者や重症化リスクがとくに高い人以外は入院させない、と言い出した…》。

   『●無観客開催にすり替え…緊急事態宣言の最中、五輪貴族やその取り巻き
         連中による醜悪な〝バカの祭典〟〝パソナの祭典〟をやる気?
   『●《大会経費の赤字の尻拭いを背負わされるのは国民だ》 ―――
     どこまでも醜悪なバカの祭典、パソナ五輪。一体どちらが《反日的》か?
   『●《人々を苦しめているのは…満足に給付や補償をせずに自粛を強制
     する政権》(町山智浩さん)…一体どちらがバカで、《反日的》か?
   『●《「スガ総理」…内閣支持率の下落が止まらない。その要因は
     コロナ対策の度重なる不手際と、国民に我慢を強いながら五輪開催に…》
   『●この最悪なCOVID19禍、さらに、酷暑の中、開催強行…皆さん
     ご帰国の折、《反日》アスリートや《反日》ジャーナリスト製造な東京五輪
   『●自公お維支持者はカースー独裁《パンケーキ政権を毒見》して…
     「私は選挙に影響する映画をつくりたい」(河村光庸プロデューサー)
   『●自公お維トファに投票してはいけない、《普通の国》とするために
     ―― 《普通の国なら何度も政権が吹っ飛ぶ失態が繰り返されてきた》
   『●《空疎な小皇帝》石原慎太郎元東京「ト」知事による五輪招致が間違い
        だった…小池「ト」知事「コロナとの戦いで金メダル取りたい」…
   『●《それでもバカとは戦え/…2021年7月23日は非常に残念ながら
         悪が人類に打ち勝った日として確実に歴史に残ることになる》
   『●アベ様の害交・害遊の大きな成果 ―― 「ゴールまで、ウラジーミル、
        二人の力で、駆けて、駆け、駆け抜けようではありませんか。」
   『●アベ様を御守りするために…《「桜を見る会」の国会答弁資料の提出
       …政府は当初から説明を回避する方針だったことがうかがえる…》
   『●あぁ、《「復興五輪」「新型コロナに打ち勝った証し」…スローガン》の
        《大会経費は3兆円を超える》…そのおカネで何ができただろう?
   『●《最初はふわふわ膨らんでおいしそうだったのに、だんだんしぼんで、
      中から出てきたものは……? 菅パンケーキ政権の実態に迫った…》

 ついに棄民…《パンケーキ政権を毒見》は危険、猛毒注意。国民見殺し方針、棄民政策、医療崩壊、医療放棄、自宅死容認、死までも自己責任…。《感染爆発は止まっていないのにもかかわらず検査が追いつかないために新規感染者数は頭打ちとなり、一方で検査を受けられず感染者としてカウントされない患者が急変、重症化して亡くなる》…。
 《とにかく選挙に行くこと、もちろん、その前に「忘れないこと」。それが今国民に求められている一番大事なことだ》。何度でも、何度でも、何度でも、#投票倍増委員会 会員として強く訴えます、自公お維トファに投票してはいけない
 週刊朝日のコラム【選挙の前に「忘れない」ことが一番大事 古賀茂明/連載「政官財の罪と罰」】(https://dot.asahi.com/wa/2021073000076.html)によると、《私は、「菅さんは確信犯。感染爆発が起きても動じません。高齢者のワクチン接種が進み、高齢者の感染が抑えられれば、重症者はさほど増えず、医療崩壊や死者急増の事態は起きない。起きてもこれまで生じた程度なら問題ないし、万一それを超える事態になっても9月に感染がピークを越えれば何とかなると考えているのです」と答える。すると、キャスターは必ずこう聞き返す。「ピークが過ぎるとしても、それで国民は菅さんを許しますかね?」 ここで、6月25日号の本コラム「菅総理と玉川徹氏 どっちが正しい?」を思い出してほしい。菅総理は、国民は馬鹿だという哲学を持つ。国民は、五輪という娯楽を与えればコロナから気がそれるし、時間が経てば忘れると信じている。だが、今回は、国民の命や生活に直接かかわることだから、簡単には忘れないという意見も多く、私もそうかなと思った。…こんな話を紹介していくと、キャスターは、「やっぱり、我々は馬鹿なんですかねえ。夢も希望もないなあ」とため息をつくことになる。これに立ち向かうには、国民の覚醒が必要なのだが、そこで注目しているのが、「パンケーキを毒見する」という菅氏の素顔を描くドキュメンタリー映画だ。何と、五輪真っただ中の7月30日に大々的にロードショー公開された。「これを観れば選挙に行きたくなる」という宣伝文句が菅政権への挑戦状のように見える。試写会当日に理由なく映画の公式ツイッターアカウントが凍結されたのも、菅政権の警戒心がなせるわざなのか。とにかく選挙に行くこと、もちろん、その前に「忘れないこと」。それが今国民に求められている一番大事なことだ》。

 《救える》訳も無く、救う気もない…《棄民》政策なのだから。
 沖縄タイムスの【社説[コロナ原則自宅療養]それで命が救えるのか】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/798831)によると、《入院対象を重症者や重症化リスクの高い人に限定し、それ以外は自宅療養を基本とする-。平たく言えば「入院制限」である。全国的に感染が急拡大しているさなかに、現場の不安をいっそうかきたてるような方針転換が、唐突に打ち出された》。
 《命守れる》訳も無く、《命守》る気もない…《棄民》政策なのだから。
 琉球新報の【<社説>政府コロナ新方針 入院制限で命守れるのか】(https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1368737.html)によると、《果たして入院制限によって菅義偉首相が繰り返す「国民の命と健康」は守れるのだろうか。はなはだ疑問だ。新型コロナウイルスのデルタ株の広がりで新規感染者が急増し、病床不足への懸念が広がっている。政府はこれまでの方針を転換し患者の入院要件を厳格化した。しかし、政府方針に自民、公明の与党がそろって見直しを求める異例の事態となっている》。
 《救える命守れる》訳も無く、《命守》る気もない…《棄民》政策なのだから。
 東京新聞の【<社説>入院の制限 救える命守れるのか】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/121981?rct=editorial)によると、《政府が、新型コロナウイルス感染者の入院対象を、重症者と重症化リスクの高い人に限定することを決めた。自宅療養が原則となる中等症患者でも、容体急変の可能性はある。救える命を守ることができるのか、不安は尽きない。中等症患者はこれまで入院の対象とされてきたが、政府の方針転換により、重症化のリスクが低いと判断されれば、軽症者同様、自宅での療養が原則となる。緊急事態宣言が発令されている東京都では、自宅療養と入院待ちなどの人が二万二千人を超える。政府の方針転換は、重症者用に病床を確保するためとしている。いつでも、誰にでも、必要な医療を提供する体制を整えることが政府の責務のはずだ。その原則を覆す重大な方針転換である。菅義偉首相は国民に対して丁寧に説明する責任を果たしてはいない》。

 まさに《棄民》政策。
 日刊ゲンダイのコラム【ラサール石井 東憤西笑/菅首相の「自宅療養方針」は絵に描いた餅、事実上の敗北宣言だ】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/292900)によると、《菅総理が思わず耳を疑うようなことを言いだした。いわく「重症患者や重症化リスクの高い方が確実に入院できるよう、必要病床を確保する」。ここまではいい。当然のことだ。驚くのはその次だ。「それ以外の方は自宅での療養を基本とし」なんだと。つまり今まで入院して治療してきた中等症患者は、自宅にいろということか。そのあと「症状が悪くなればすぐに入院できる体制を準備する」と続けたが、医師や看護師がいなくて誰がどうやって症状が悪くなったと判断するのか。一人暮らしならば一人で判断し、連絡するのか。地獄のような状況ではないか。…これはもう事実上の「医療崩壊」を国が認めたようなものだ。それなら、総理がやるべきはまず謝罪だろう。「我々が間違っていました」と国民に謝り、すぐに国会を開け》。


 嗤うしかないね。ここまで行くと〝狂気〟さえ感じる。
 東京新聞の記事【二階幹事長「菅首相は『続投してほしい』の声が国民の間にも強い」】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/121529)によると、《自民党の二階俊博幹事長は3日の記者会見で、菅義偉首相の任期満了に伴う自民党の総裁選について「総裁がしっかり頑張っておられる訳でありますから、総裁を変える意義は見つからないむしろしっかり続投していただきたいという声の方が、国民の間にも党内にも強いんではないかと判断をいたしております」と述べ、続投を支持する考えを明言した。さらに二階氏は「基本的には、総裁選挙は総裁たらんとする人が複数あった場合に、選挙になる。今のところ複数の候補になりうるかどうかの見通しはない」と指摘。「ですから、現職が再選される可能性が極めて強い、こういう状況であるということは、誰もが承知の通りであります」と強調した》。

 繰り返しになるが、《棄民…》とは、言葉を失う。1.5年、一体何をやっていたのか? 以下の倉持仁氏の言葉、現場で忙殺されている医師に吐かせる言葉なのだろうか? そんな社会でいいのか? 政治のデタラメと、そして、ジャーナリズムの堕落。
 日刊スポーツの記事【Nスタのキャスター固まらせた、怒りの発言「倉持先生」がトレンド1位】(https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202108030001186.html)によると、《菅首相、小池都知事について「この2人がおっしゃっていることというのは、国民にまっとうな医療体制を供給しませんよというメッセージだと思うこういう人たちに国を任せては国民の命は守れませんから2人とも至急お辞めになった方がいい」。この直言に星浩スペシャルコメンテーターは驚いた表情で固まり、キャスターのホラン千秋も「あの…」と一瞬沈黙した》。

 1.5年経って、検査検査検査…・追跡・保護十分な補償・経済的人的物的支援以外に打つべき手はないというのに、COVID19での無為無策無能ぶりも含めて、何もできない政府や東京都などなど。最初はピンと来なかったのですが…(斎藤貴男さん)《医療費削減を目的とする “死なせる医療が正当化されつつある時代》を痛切に感じる今日この頃だ。カネカネカネが目的の金(カネ)色の五つの輪のためならニッポンの市民の命など、IOCや自公お維トファにとってはどうでもいいようだ
 リテラの記事【「入院させない」だけじゃない、東京は濃厚接触者も「検査できない」状態! それでも西村康稔は「直ちに検査を」と説教する無責任】(https://lite-ra.com/2021/08/post-5975.html)によると、《重症患者や重症化リスクのない人以外は入院させない──昨日2日、菅義偉首相が唐突に宣言した「国民見殺し」方針に、怒りが爆発している。呼吸器内科医としてコロナ治療の最前線に立つ倉持仁医師も『Nスタ』(TBS)で、菅首相と、28日に同種の発言をした小池百合子都知事に対して、こう厳しく批判した。「このお二人がおっしゃっていることは、『国民にまっとうな医療体制は供給しませんよ』というメッセージだと思うんですね。ですから、こういう人たちに国を任せていては国民の命は守れませんから、二人とも至急おやめになったほうがいいと思います」》。

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https://lite-ra.com/2021/08/post-5974.html

救急搬送困難続出で菅首相が「重症・重症化リスク以外は入院させない」の棄民方針!入れ込む抗体カクテル療法も使えない可能性大
2021.08.02 10:38

     (首相官邸HPより)

 東京五輪のお祭り騒ぎの一方、感染爆発によって医療逼迫が深刻化している東京都。7月第4週には、感染が疑われる患者の搬送先が30分以上決まらない「救急搬送困難事案」が698件にものぼり、さらには119番通報した50代の重症患者がおよそ100の病院から受け入れ拒否され、8時間後に約50キロ離れた病院に入院したとTBSが報じた。

 そんななかで、いよいよ菅義偉首相が本格的に「棄民」をあらわにした。本日おこなわれた新型コロナにかんする閣僚会議の冒頭、こんな宣言をおこなったのだ。

「重症患者や重症化リスクのとくに高い方には、確実に入院していただけるよう、必要な病床を確保します。それ以外の方は自宅での療養を基本とし、症状が悪くなれば、すぐに入院できる体制を整備をします」

 つまり、重症患者や重症化リスクがとくに高い人以外は入院させない、と言い出したのだ。

 まず、菅首相は「中等症」の意味を理解しているのだろうか。厚労省によると、「重症」はICUに入室しているか人工呼吸器が必要な状態のことだが、つづく「中等症2」も「酸素投与が必要」で「高度な医療を行える施設へ転院を検討」する段階にある。さらに「中等症1」も「呼吸困難、肺炎所見」がある状態で、「入院の上で慎重に観察」「低酸素血症があっても呼吸困難を訴えないことがある」として「患者の不安に対処することも重要」と注意を呼びかけている。ちなみに、「軽症」でも「多くが自然軽快するが、急速に病状が進行することもある」とし、急変によって病状が悪化する可能性があることを指摘している。

 また最近、ツイッター上で、コロナにおける「軽症」「中等症」「重症」に対して一般の人が持つイメージと医者が知る実際とのギャップを示したイラストが話題になっていたが、そこでも「中等症」について、一般の人が抱くイメージが「息苦しさは出そう」であるのに対し、実際は「肺炎が広がっている」「多くの人にとって人生でいちばん苦しい」とされていた。

 そもそも現在、東京都では軽症・中等症で入院している患者は3117人にのぼっているが、ネット上では「熱が40度近くあっても軽症だと言われ、自宅療養している」「肺炎だと診断されてやっと入院できた」というような声があがっており、すでに中等症以上でなければ入院が難しい状態にあると思われる。だが、それを是正しようと言うのではなく、菅首相は重症患者や重症化リスクがないかぎり入院させない、と言うのである

 さすがにいくらなんでも酸素投与が必要な「中等症2」の患者に「自宅にいろ」という処置はできないと思うが、肺炎を併発している「中等症1」だと今後は入院できないということなのか。もし、こんな方針が進められれば、自宅で急変して医療にかかれないまま死亡にいたる「自宅死が急増することは目に見えているではないか。

 実際、第4波で全国トップの死亡者を出した大阪府の「【第四波】重症及び死亡事例のまとめ」(7月21日時点)によると、3月1日〜6月20日に判明した陽性患者5万5318人のうち、診断時に重症と診断されたのは280人、入院中に重症化したのは1477人であり、そのうち死亡した人は393人だった。ところが、診断時に「無症状・軽症・調査中」となったもののその後、入院となり、重症化することがないまま亡くなった人の数は1138人にもおよんでいる。つまり、ICUに入ったり人工呼吸器の装着、ECMOの使用といったように重症化した患者よりも、重症化しないまま亡くなった患者のほうが多いのだ。

 しかも、これは第5波でもすでに同様の傾向になっている。大阪府による「【第五波】重症及び死亡事例のまとめ」(7月21日時点)によると、6月21日〜7月21日に判明した陽性患者5334人のうち、診断時あるいはその後重症化した46人のなかで死亡した患者は0人となっているが、重症化しないまま亡くなった患者数は17人となっている。これらのデータは重症患者だけに重きを置くことの危険を示しているといえるだろう。


■自宅療養対策も破綻確実、「発症8日以内」の抗体カクテル療法も使えない可能性大

 しかも、菅首相は「自宅での療養を基本」とすることについて対策をとるとしたが、それも現状をまるで無視したものだった。

「パルスオキシメーターを配布し、身近な地域の診療所が往診やオンライン診療で丁寧に状況を把握できるようにする。そのため往診の診療報酬を拡充する。家庭内感染の恐れがあるなどの事情がある方には健康管理体制を強化したホテルを活用する」
「重症化リスクを7割減らす画期的な治療薬について、50代以上や基礎疾患がある方に積極的に投与し、在宅患者も含めた取り組みを進める」

 「地域の診療所が往診やオンライン診療で状況を把握できるようにする」って、そんなことは昨年のうちにやっておけという話であり、あまりにも後手後手すぎるのだが、東京都が本日発表した「入院・療養等調整中」の患者は8270人、「自宅療養」の患者はなんと1万2161人にものぼっている。つまり、すでに自宅での療養を余儀なくされている患者があわせて2万人を超えているのだ。この数字は今後も膨れ上がっていくことは必至だが、それをいまから「地域の診療所が往診やオンライン診療しろ」と言い出しても、すぐに体制を整えることなどまず不可能だ。これはホテル療養の「健康管理体制の強化」も同様だろう。

 さらに、最近になって菅首相がバカのひとつ覚えのように繰り返し言及している「画期的な治療薬」である「抗体カクテル療法」だが、この薬の添付文書に「酸素投与を要しない患者」が対象だと書かれているように、軽症者など症状の軽い患者が対象の点滴薬。しかも、「症状が発現してから速やかに投与すること。臨床試験において、症状発現から8日目以降に投与を開始した患者における有効性を裏付けるデータは得られていない」とも書かれている。前述したように「入院・療養等調整中」の患者が8270人にものぼっている事実をひとつとっても、現在の東京では保健所機能がパンクしているのははっきりとしているが、そんななかで速やかに必要な患者を選別し、投与することなど可能なのだろうか

 繰り返すが、医療提供体制の拡充、軽症者へのフォローアップ体制の強化はずっと叫ばれつづけてきたが、それを疎かにしたまま菅首相は「GoTo」を推進し、さらに東京五輪を強行開催し、いまなお中止しようとしない。そして、感染者数がキャパシティオーバーを起こすと、重症患者や重症化リスクがとくに高くないかぎり入院させないと言い出した。これはもう医療崩壊を通り越して医療放棄、事実上、「自宅死」を容認する「棄民」政策ではないか

 菅首相は先週の記者会見で「医療崩壊して救うべき命が救えなくなったときに首相を辞職する覚悟はあるか」と記者から問われた際、辞職の覚悟については一切答えず、「感染対策にしっかり対応することが私の責任で、私はできると思っている」と述べた。だが、今回打ち出した方針は、感染することも急変によって命を落とすことも「自己責任」だということにほかならない。にもかかわらず、菅首相はこれからも「私は対策ができている」と言い張り、辞職する気はおろか、五輪の熱狂を政権維持の追い風にできると考えているのだろう。

 東京はいまや、いつ感染してもおかしくない感染爆発状況にある。そして感染したとき、この国はその命をすべて守ろうとはしてくれないのだ。こんな菅首相の態度を、許していていいわけがない。

水井多賀子
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https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202108030001186.html

Nスタのキャスター固まらせた、怒りの発言「倉持先生」がトレンド1位
[2021年8月3日20時30分]

     (TBSテレビ本社 外観)
     (ホラン千秋(16年4月))

 3日夕に放送されたTBS系報道番組「Nスタ」で、インターパーク倉持呼吸器内科院長の倉持仁氏が、菅義偉首相と小池百合子都知事に「2人とも至急お辞めになった方がいい」と怒りの発言をし、「倉持先生」がツイッターのトレンド1位にランクインした。

 コロナ患者の入院対象を重症者らに限定し、重症化リスクが低い中等症患者は自宅療養とするという政府の方針転換を受け、コロナ治療の最前線にいる立場から「言っていることがめちゃくちゃ」と語った。

 倉持医師は、「中等症2とかで治療に介入していてはもう間に合わない。より早い段階で治療に介入しなければいけないので抗体カクテル療法を承認したはず。その治療は軽症者のうちにしなければならないが、入院しなければ薬は使えない。言っていることがめちゃくちゃです」。

 菅首相、小池都知事について「この2人がおっしゃっていることというのは、国民にまっとうな医療体制を供給しませんよというメッセージだと思う。こういう人たちに国を任せては国民の命は守れませんから、2人とも至急お辞めになった方がいい」。この直言に星浩スペシャルコメンテーターは驚いた表情で固まり、キャスターのホラン千秋も「あの…」と一瞬沈黙した。

 ホランが自宅療養への不安について質問をすると、倉持医師は「デルタ株はより手ごわくなっているのに、酸素飽和度の(機器)だけ渡して、1年半もたっているのにこんなことを言っているというのが、医療現場からすると信じられないですし、まっとうじゃない」と語った。

 現場の声として「医療現場に治療薬を早く渡していただきたい」とし「ぜひ自宅でも外来でも治療できるような体制を至急構築することで、重症化せずに、『普通の軽い病気だったね』と初めてなる」。また「レムデシビルや抗体カクテル療法の薬も、数が足りないので入院でしか使うなと厚労相から通達が出ている。外来にたくさん患者さんが来ていて、早く使ってあげたいがそれができないので非常に困っている」と訴えた。
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https://lite-ra.com/2021/08/post-5975.html

「入院させない」だけじゃない、東京は濃厚接触者も「検査できない」状態! それでも西村康稔は「直ちに検査を」と説教する無責任
2021.08.03 10:22

     (西村康稔Twitterより)

 重症患者や重症化リスクのない人以外は入院させない──昨日2日、菅義偉首相が唐突に宣言した「国民見殺し」方針に、怒りが爆発している。

 呼吸器内科医としてコロナ治療の最前線に立つ倉持仁医師も『Nスタ』(TBS)で、菅首相と、28日に同種の発言をした小池百合子都知事に対して、こう厳しく批判した。

このお二人がおっしゃっていることは、『国民にまっとうな医療体制は供給しませんよ』というメッセージだと思うんですね。ですから、こういう人たちに国を任せていては国民の命は守れませんから、二人とも至急おやめになったほうがいいと思います」

 テレビでは異例といえる踏み込んだ発言に注目が集まっているが、しかし、この批判は当然だ。この方針によって入院できなくなると見られる「中等症1」は肺炎を併発している状態であり、当の厚労省が「呼吸困難がある」「低酸素血症があっても呼吸困難を訴えないことがある」と指摘する患者だ。菅首相らはそんな状態でも、入院させず自宅に放置しようというのだ。

 しかも、本日3日には、田村憲久厚労相が「場合によっては在宅で酸素吸入することもありえる」などと言い出す始末。自宅で呼吸困難に陥ったあと、誰が酸素投与が必要だと判断してくれるというのだろうか。

 だが、こうした菅政権の無責任発言はこれだけではない。金融機関を使って飲食店に恫喝をかけようとした西村康稔・経済再生担当も、8月1日にこんなツイートをおこなっていた。

〈発熱や呼吸器症状があっても検査を受けず症状が悪化してから病院搬送されるケースが増加しています。診断の遅れは、家族や周囲の方々へ感染を広げるのみならず、新型コロナは急激に症状が悪化することがあり、治療が遅れると重症化リスクが高まります。少しでも症状があれば直ちに検査をお願いします。〉

 まるで国民が検査を怠っているせいで感染が広がっているかのような言い草だが、ふざけるのもいい加減にしろ、という話だろう。というのも東京都では、家族に陽性者が出て濃厚接触者になっても「PCR検査を受けさせてもらえない」「『とにかく自宅隔離しておいて、検査については追って連絡する』と言われたきり連絡がない」という声があがっているからだ。


■濃厚接触者に「PCR検査を受けさせず、そのまま自宅隔離」する方針か?

 しかも、これは検査が遅れているというレベルではない。板橋区の中妻穣太・区議会議員は7月31日、〈家族に陽性者が出た方。保健所から連絡が来て「濃厚接触者なら、PCR検査を受けなくてよい」と指導。検査をせず隔離措置となる〉とツイートした。濃厚接触者でも検査を受けさせず隔離措置にしているだけだというのである。

 デルタ株の感染力の強さを考えれば濃厚接触者への検査は必須のはずだが、それさえ徹底されていない。これは感染拡大によって保健所機能や新型コロナ外来がパンクしているために起こっているのではないか。

 実際、練馬区で地域のかかりつけ医として診療をつづけているわだ内科クリニックの和田眞紀夫院長は、検査が追いつかない現状をこのようにレポートしている。

〈朝から検査依頼の電話が鳴りやまない。一方で時間をずらしてコロナワクチンの接種のために大勢の患者さんが来院するため、その後のPCR検査の依頼をお断りしたり、翌日の予約に回したりせざるを得なくなっている。ほかの発熱外来への問い合わせをお勧めしたが、電話にもでてもらえなかったという。〉
〈来週以降、検査すらしてもらえない検査難民が続出するだろう。〉(医療ガバナンス学会メルマガ3日付)。

 今後、検査難民が続出するのでは──。これはつまり、症状があってもすぐに検査が受けられなくなる可能性が高まっているということだ。いまだに検査が受けられないなんていう事態が起こっている先進国はきっとこの国くらいのものだろうが、コロナ担当大臣はこのような惨憺たる現状を無視して「少しでも症状があれば直ちに検査を」などと言っているのである。


■陽性率20.1%という異常な数字、足りていない検査数、実際の感染者は…

 しかも悲惨なのは、いま現在も東京都の検査数はパンクするような多さではなく、むしろまったく足りていない、ということだ。

 それは東京都の陽性率の異常な高さからもあきらかだ。本日3日に東京都が発表した陽性率は20.1%と異常な数字となったが、算出する際に用いられた検査人数(7日間移動平均)は1万2045人。最近では検査数が多かった2日分でも、行政検査数はわずか1万6620件だった。また、この行政検査数には含まれていない高齢者施設などでおこなわれている集中的・定期的検査や繁華街や駅前などで実施されている戦略的検査の数も、直近の7日間平均は9865件。つまり、合計しても約2万6500件でしかないのだ。

 現状の陽性者数には民間の有料PCR検査センターで陽性となって保健所に報告された人も含まれているとはいえ、陽性者数に対する検査数はまったく足りていないとしか言いようがない。

 かたや東京五輪では大会関係者に1日あたり約3万件の検査がおこなわれているというのに、都民の検査数はそれより少なく、さらには濃厚接触者への検査もおざなりになっているという異常事態。いまでも曜日で過去最多という感染者数を叩き出しつづけているが、実際の感染者は相当な人数に達していることは容易に想像できるだろう。

 そして、この事実は統計が実態を反映せず統計として機能していないという大きな問題だけではなく、検査が不十分であるために陽性者を捕捉できず、どんどん感染を広げているという、いまの東京が置かれた非常に深刻な状況を示している。

 そもそも菅政権は、五輪を開催しようという都市に、都民が「誰でも・いつでも・無料ですぐに」検査を受けられる施設すら設置しなかった。その上、感染拡大によって濃厚接触者の検査さえ疎かにし、いまや「検査を受けるべき人が検査を受けられない」という1波の大失態を再び繰り返そうとしているのだ。このままでは、感染爆発は止まっていないのにもかかわらず検査が追いつかないために新規感染者数は頭打ちとなり、一方で検査を受けられず感染者としてカウントされない患者が急変、重症化して亡くなるという、昨年と同じ過ちが多発することになるだろう。

水井多賀子
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●保坂展人世田谷区長が《この方針を打ち出した当初、感染症の専門家やマスメディアからの激しい批判に晒されたという》…東京は4000人超

2021年08月09日 00時00分18秒 | Weblog

[※歴代自民党内閣は「国民のために働」いていなかった!? 縁故主義・政権の私物化もアベ様から《継承》 (日刊ゲンダイ 2020年10月14日)↑]


// (2021年08月01日[日])
ビデオニュースドットコム神保哲生さんの記事【PCR検査とワクチン「世田谷モデル」から見えてきた日本の目詰まりの正体/マル激トーク・オン・ディマンド(第1057回) ゲスト 保坂展人氏】(https://www.videonews.com/marugeki-talk/1057)。

 《しかし、保坂区長がこの方針を打ち出した当初、感染症の専門家やマスメディアからの激しい批判に晒されたという。専門家たちは口を揃えて「無症状感染者を検査しても意味が無い」といい、メディアは「そんなことをしていたずらに陽性患者数を増やせば、医療崩壊を引き起こして取り返しがつかないことになる」と騒ぎ立てたという》。

   『●《コロナの死者数が欧米に比べて相対的に少ないのは東アジアに
     共通した現象…アジアの中では日本の死亡者数はむしろ群を抜いて多い》
   『●すぐさま公選法違反な河井克行元法相夫妻を逮捕…《憲法53条は
     「いづれかの議院の総議員の四分の一以上の要求があれば、内閣は…」》
   『●小池百合子「ト」政の下、《震源地》化。一方、閣議決定を受け、
      なぜ「アベ様、アベノカビマスクを有難う」の声が巷に溢れない?
   『●閉会中審査に出席することもなく、国会を開くこともないアベ様は
      自ら「GoTo」に積極的にご参加…#GoToJail、#GoTo刑務所の臭い飯
   『●《厚生労働省が…さらに8000万枚、送り付ける予定》…「アベ様、
         アベノカビマスクを有難う」の声が巷に溢れてはいないのに?
   『●アベ様は《5月25日…「わずか1カ月半で今回の流行はほぼ収束させる
         ことができた。日本モデルは世界の模範だ」と語っていたが…》
   『●【政界地獄耳/国会軽視も甚だしい責任政党自民党】…国会も開かず、
          何もしない、というアベ様の《日本モデル》、〝ニッポンスタイル〟
   『●狂気な「日本モデル」…《安倍首相は8月後半にも夏休みをしっかりとる
           予定で、いまは〈別荘に赴くかどうかも慎重に見極めている〉…》

   『●《世界標準》…《「誰でも いつでも 何度でも」検査できる
     「世田谷モデル」として早期発見や治療につなげ、感染の広がりを抑える狙い》
   『●《専門家会議が当初「PCR検査を増やすべきはない」という方針
     …が過ちを生んだ…検査拡大の議論が出てこない》(保坂展人さん)
   『●《政府の無策・不作為を正す場こそ国会であり、この状況で国会が
     閉じている》違憲な異常事態、なのに無《責任政党》は壊憲したいとは…
   『●《住民の命を守るのが、自治体の責務である》…世田谷モデル《…周辺
      自治体、もちろん東京から日本全体に広がっていかなければならない》
   『●無為無策無能だった「147日」がもたらした人災…アベ様、《地位に
      恋々としがみ》つかず、刑務所の中でごゆっくりとお過ごしください
   『●のんびり休んでいる場合か…《首相・安倍晋三は逃げ回り、今度は
     内閣記者会まで巻き込んで国民に情報を伝えない期間を増やそうという》
   『●適菜収さん【それでもバカとは戦え】…《われわれ日本人が目指すべき
       なのは「核兵器のない世界」の前に「安倍のいない世界」である》
   『●《「(感染者を)見つけることに意味があるんだろうか」と疑義》派、
      《大規模検査不要論》派の意味不明さに《ほとほとウンザリ》する…

 東京の新規感染者は7月28日(水)から5日連続で3000人超えだ。既に4000人を超えた日もある。全国では、毎日1万人を超えている。(5日(木)には5042人に達している。4日(水)~9日(月)の5日間連続で4000人を超えている。) 宴の後、その恐ろしさを思い知らされることになる。
 《「(感染者を)見つけることに意味があるんだろうか」と疑義》派、《大規模検査不要論》派の意味不明さに《ほとほとウンザリ》してから1年以上だ。

 《世界標準》な「世田谷モデル」。《住民の命を守るのが、自治体の責務である》という保坂展人区長の「世田谷モデル」と無為無策無能なアベ様やカースオジサン、小池百合子「ト」知事、お維の皆さんの放置モデル…。《住民の安心感にもつながる最大の経済対策》、それは、検査検査検査…・追跡・保護でしか達成し得ないことに、いい加減に気づいてよ。第5波ですよ、すでに。
 《「(感染者を)見つけることに意味があるんだろうか」》派の皆さんにお聞きしたいのですが、何度同じことを繰り返すのですか? 日本モデルや大阪モデルで防げる訳がないでょ? 放置対応、無為無策無能なニッポンモデルで、壊れた経済が復活できますか? このままでは、堕ちていくだけです。

   『●無観客開催にすり替え…緊急事態宣言の最中、五輪貴族やその取り巻き
         連中による醜悪な〝バカの祭典〟〝パソナの祭典〟をやる気?
   『●《大会経費の赤字の尻拭いを背負わされるのは国民だ》 ―――
     どこまでも醜悪なバカの祭典、パソナ五輪。一体どちらが《反日的》か?
   『●《人々を苦しめているのは…満足に給付や補償をせずに自粛を強制
     する政権》(町山智浩さん)…一体どちらがバカで、《反日的》か?
   『●《「スガ総理」…内閣支持率の下落が止まらない。その要因は
     コロナ対策の度重なる不手際と、国民に我慢を強いながら五輪開催に…》
   『●この最悪なCOVID19禍、さらに、酷暑の中、開催強行…皆さん
     ご帰国の折、《反日》アスリートや《反日》ジャーナリスト製造な東京五輪
   『●自公お維支持者はカースー独裁《パンケーキ政権を毒見》して…
     「私は選挙に影響する映画をつくりたい」(河村光庸プロデューサー)
   『●自公お維トファに投票してはいけない、《普通の国》とするために
     ―― 《普通の国なら何度も政権が吹っ飛ぶ失態が繰り返されてきた》
   『●《空疎な小皇帝》石原慎太郎元東京「ト」知事による五輪招致が間違い
        だった…小池「ト」知事「コロナとの戦いで金メダル取りたい」…
   『●《それでもバカとは戦え/…2021年7月23日は非常に残念ながら
         悪が人類に打ち勝った日として確実に歴史に残ることになる》
   『●アベ様の害交・害遊の大きな成果 ―― 「ゴールまで、ウラジーミル、
        二人の力で、駆けて、駆け、駆け抜けようではありませんか。」
   『●アベ様を御守りするために…《「桜を見る会」の国会答弁資料の提出
       …政府は当初から説明を回避する方針だったことがうかがえる…》
   『●あぁ、《「復興五輪」「新型コロナに打ち勝った証し」…スローガン》の
        《大会経費は3兆円を超える》…そのおカネで何ができただろう?

 デタラメがまかり通るこの国を変えなきゃ。もはや、(斎藤貴男さん)《こうした“巧妙さ”が消えた》《あからさまに民主主義を破壊し、露骨に憲法をなきものとし、人権を踏みにじり、差別を隠そうともせず、言論を弾圧して、平然としている。…悪党がその正体をあらわにして、居直ったのである》。《民主主義はもう終わったという前提》の下で…、《バッハ会長が来日し、小池都知事と会談した日の都庁周辺には、自衛隊員や彼らの車両が絶え間なく行き来していた果たして大手メディアは何も伝えようとしない。これは治安出動なのか、だとしたら、軍事政権とどこがどう違うのかあからさまな暴政の前に》…どうすべきなのか…。もしかすると、次がラストチャンスかもしれない。
 何度でも、#投票倍増委員会 会員として強く訴えます、自公お維トファに投票してはいけない

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https://www.videonews.com/marugeki-talk/1057

PCR検査とワクチン「世田谷モデル」から見えてきた日本の目詰まりの正体
マル激トーク・オン・ディマンド (第1057回)
2021年07月10日

ゲスト
保坂展人(ほさか のぶと)
世田谷区長
1955年宮城県生まれ。都立新宿高校定時制中退。教育ジャーナリストを経て96年衆院初当選(社民党)。当選3回(比例東京ブロック)。2009年総務省顧問。11年より現職。著書に『NO!で政治は変えられない―せたがやYES!で区政を変えた8年の軌跡』、共著に『こんな政権なら乗れる』など。

司会
宮台真司
神保哲生


https://youtu.be/Zhft2mhfh40


 世田谷区の保坂展人区長は、新型コロナウイルスの流行が始まった2020年春、PCR検査を通じて感染源を特定することの重要性を痛感すると同時に、現行の体制では保健所が早晩パンク状態に陥ることを予想した上で、民間の検査機関なども活用しながら独自に高齢者施設などを対象とする「社会的検査」の実施に踏み切った。これは高齢者施設や介護施設などを順次定期的に検査する定期検査と、感染者が出た施設は濃厚接触者に限定せず全入居者と全職員を検査する臨時検査の2本だてからなるもので、「いつでも、どこでも、何度でも」を合言葉とする「世田谷モデル」と呼ばれた。

 しかし、保坂区長がこの方針を打ち出した当初、感染症の専門家やマスメディアからの激しい批判に晒されたという。専門家たちは口を揃えて「無症状感染者を検査しても意味が無い」といい、メディアは「そんなことをしていたずらに陽性患者数を増やせば、医療崩壊を引き起こして取り返しがつかないことになる」と騒ぎ立てたという。

 それでも世田谷区では社会的検査を続け、今年の7月6日までに定期検査を1万4,135人を対象に、臨時検査を8,694人を対象に実施した結果、122人の陽性患者を割り出している。高齢者施設や介護施設で見つかったこの122人は、もし世田谷区の社会的検査が行われていなければ、高齢者が多く滞在する施設内でクラスターを生じさせ、大惨事を引き起こしていた可能性があった。

 昨年春の段階では保健所経由で行われる国主導のPCR検査は、基本的に機械化されていない手作業の検査で、処理のキャパシティが厳しく限定されていた。しかも、当初は後に世田谷区からの働きかけなどによって解禁される「プール方式」の検査も認められていなかった。そのため、「世田谷モデル」のような「いつでも、どこでも、何度でも」を実現できるような大規模な検査を支えることは到底難しかったのだ。その一方で、当時から民間には一度に大量の検体を検査する機械化された設備を持つ機関がいくらでもあったが、感染症は厚労省と国立感染症研究所の専権事項であり、長年にわたりその聖域とされてきたため、そもそも感染症の検査を民間に出すという発想自体が存在しなかった。

 安倍首相が記者会見の場で「検査を増やそうと努力をしているが、どこかに目詰まりがあって増えない」と不思議がっていたが、世田谷区が民間の検査機関を利用した結果、検査件数は容易に増やすことができていたのだ。

 ワクチン接種を巡っても、世田谷区と東京都、厚労省の間には様々な行き違いが生じている。菅首相の「とにかく打ちまくれ」の号令の下、当初の予定を大幅に超える数のワクチンを職域接種に回してしまったため、元々自治体に回ってくるはずだったワクチンに欠品が出始めているのだ。現時点ではまだ世田谷区では問題は顕在化していないようだが、今後、既に受け付けた予約分の接種を打てなくなる自治体が続出する可能性が出てきている。

 コロナ対策は日本の中央と地方の歪な関係をあらためて浮き彫りにした。中央で決めたことを一律に地方に押しつけるやり方が限界に来ているのは明らかだった。そもそも日本は人口当たりの公務員の数が主要先進国の中で最も少ないが、特に日本は国家公務員の数がとびきり少ない。人口あたりの国家公務員数は、中央集権国家の日本の方が、連邦制を敷くアメリカやドイツよりも遙かに少ない。その少ない国家公務員に莫大な権限と財源(税収)が集中しているのが日本なのだ。そして、過去25年にわたり官邸に権限を一極集中させてきた結果、その莫大な権限をほんの一握りの官邸官僚が差配している。

 コロナ対策はその体制の限界を示しているのではないか。コロナはまた、世田谷区のように首長が独自のイニシアチブを取り、国と折衝に当たれる自治体と、そうでない自治体で大きな差が出ることをも露わにしている。

 今週のマル激では保坂展人区長と、PCR検査の世田谷モデルの経験や、ワクチンで国に振り回された経験などを通じて見えてきた「目詰まり」や「政府の機能不全」の正体について、ジャーナリストの神保哲生、社会学者の宮台真司が議論した。
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●カネカネカネの金(カネ)色の五つの輪で《国威を発揚》…《メディアの報道は死の重みに無関心…空襲に遭ったら仕方がないとでも言いたげ》

2021年07月09日 00時00分47秒 | Weblog

[※《自助》大好きオジサン・元最低の官房長官と学商 (日刊ゲンダイ 2020年9月7日 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/278353)↑]


/ (2021年07月04日[日])
日刊ゲンダイのコラム【金子勝の「天下の逆襲」/軍隊闊歩、戦時報道…後進国丸出しのこの国の選択肢】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/290242)。
リテラの記事【組織委の現役職員が五輪の異常な人件費と中抜き告発 日当は1人35万円どころか80万円!「政治、利権が絡んでこの金額に」】(https://lite-ra.com/2021/06/post-5913.html)。

 (2021/06/09時点)《新型コロナウイルスの第4波は峠を越えてきたが依然、1日100人近くの死者が出ており、重症者も1000人を超えている。だが、メディアの報道は死の重みに無関心に見える。例えていうなら戦時下、空襲に遭ったら仕方がないとでも言いたげだ。防空壕に閉じこもっていろ、6週間後に迫った東京五輪開催で国威を発揚するため、「軍隊」(自衛隊)を総動員して敵を蹴散らすと言わんばかりだ。メディアの担い手が戦時報道化している自覚がないのが怖い》。
 《東京五輪によってパソナグループ電通暴利を貪っている実態がまたも明らかになった。東京五輪組織委員会の現役職員が5日放送の『報道特集』(TBS)の取材に応じ、パソナや電通による異常な人件費と中抜きの実情を告発したからだ》

   『●金(カネ)色の五つの輪、《中止になって「万歳」でなく、3兆
     6000億円をどぶに捨てたのは誰だと責任追及しなければならない》
    《諸悪の根源はメディアがスポンサーになっていること
    《本間 諸悪の根源は、大手全国紙5社(朝日、毎日、読売、日経、
     産経)がすべてスポンサーになっていることだと思います。だから
     中止という論調が出てこない。最近はどの世論調査でも8割が
     オリンピック開催に反対しているのに、中止を求める社説は
     今のところどこの新聞も出していません。新聞が言わないので
     系列テレビも言わない。ワイドショーや報道番組でも、中止すべき
     という話が盛り上がりません。》

 《諸悪の根源はメディアがスポンサーになっていること》。

 真の保守・真の右翼の皆さんであれば呆れ果てそうな《もはやこの国は後進国なのだ》《惨めな日本の姿》…COVID19禍の下、無為無策無能をさらす元政権・現政権。検査検査検査…・追跡・保護十分な補償・経済的人的物的支援以外に打つべき手はないというのに、COVID19での無為無策無能ぶりも含めて、最初はピンと来なかったのですが…(斎藤貴男さん)《医療費削減を目的とする “死なせる医療”が正当化されつつある時代》を痛切に感じる今日この頃だ。カネカネカネが目的の金(カネ)色の五つの輪のためならニッポンの市民の命など、IOCや自公お維にとってはどうでもいいようだ。

 カネカネカネの金(カネ)色の五つの輪など出来る状態にはないというのにこの国は…。カネカネの金(カネ)色の五つの輪強行で《国威を発揚》…《メディアの報道は死の重みに無関心空襲に遭ったら仕方がないとでも言いたげ》。(リテラ)《コロナ下に貴重な税金パソナや電通などに流れ、竹中平蔵氏のような政商が懐を肥やす。菅義偉首相はいまだに東京五輪による感染拡大の指摘を聞こうともしていないが、開催強行の背景にはこうした極めて「政治的、利権的」な金の流れがある。そして、それと引き換えにされるのが国民の命と健康なのである》。
 有観客か無観客かに議論を矮小化。議論の本質は開催中止のはずなのに。
 もう一点、カネカネカネの五輪貴族に「菅首相が中止を求めても開催される」「アルマゲドン(人類滅亡)が起きない限り、東京五輪は開催される」…とまで蔑まれています。恥ずかしくないのでしょうか? 世界中の笑い者。ニッポンの主権は何処に?

 カネカネカネの金(カネ)色の五つの輪・バカの祭典…《私たちの艱難辛苦は、ひとえに五輪で巨万の富を得る貴族らとグローバル巨大資本、その走狗たる日本の傀儡権力のために捧げられるのだ》(斎藤貴男さん)。その政権に群がる、蝟集する醜悪な学商や政商たち。まさにバカの祭典に。

   『●ボイコフ教授《五輪がごり押しされるのは「主な理由は3つ。カネ、
     カネ、カネだ」…「そのカネのほとんどはアスリートではなく…」》
   『●《私たちの艱難辛苦は、ひとえに五輪で巨万の富を得る貴族らとグローバル
         巨大資本、その走狗たる日本の傀儡権力のために捧げられるのだ》
   『●《「パソナ」の純利益が前年の10倍以上》―― カネカネカネの
     金(カネ)色の五つの輪に便乗して、アサマシき「なんでも金、金、金」…
   『●《私たちの艱難辛苦は、ひとえに五輪で巨万の富を得る貴族らとグローバルと
         巨大資本、その走狗たる日本の傀儡権力のために捧げられるのだ》
   『●PCR検査抑制論者の皆さんの沈黙 ――「検査の能力あるんですか?
       仮にあるとして、じゃあ一般の感染者の検査どうするんですか?」
   『●《竹中氏がこんなむちゃくちゃな論理を言い張ってまで、五輪を開催
     させようとしているのは、自分がその利権に関係しているから》(リテラ)
   『●カネカネカネの五輪貴族「菅首相が中止を求めても開催される」
     「アルマゲドン(人類滅亡)が起きない限り、東京五輪は開催される」
   『●斎藤貴男さんの悪い予感的中…《世界の笑いものであり、憎悪の的…
      後はせめて、負けを勝ちだと強弁するための統計偽装だけはご勘弁》
   『●《「殺人オリンピック」「強行派は死の商人」「バカの祭典」といった
        ハッシュタグが次々と…中でもしっくりきたのが「パソナ五輪」》
   『●菅直人元首相「私は…内閣不信任決議案を否決したが、会期は延長した。
         首相は今日、決議案を否決したけれど、会期は延長していない」

 さて、最後に、東京では、4度目の緊急事態宣言だそうです。
 核発電人災の原子力緊急事態宣言下でウラアリなオ・モ・テ・ナ・シだの、アンダーコントロールだの、果ては、復興五輪だのと嘯き、COVID19緊急事態事態宣言下でも《コロナに打ち勝った証》として五輪貴族やその取り巻きによる〝バカの祭典〟〝パソナ五輪〟を強行。一体どんな国??
 東京新聞の記事【<新型コロナ・8日>東京で新たに896人感染、19日連続で前週同じ曜日上回る】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/115385)によると、《東京都は8日、新型コロナウイルスの感染者が新たに896人、死者2人が報告されたと発表した。感染者は1週間前の木曜日より223人増え、前の週の同じ曜日に比べて増えたのは19日連続となった。新規感染者数(1週間平均)は、8日時点で前の週に比べ26.9%増えた。都内の累計の患者数は17万9252人で、このうち現在入院している重症患者は60人となった。…また感染者432人に対する変異株のスクリーニング検査では、新たにインド由来の「L452R」に98人が感染したと確認された。インド型の感染割合は約23%。》

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/290242

金子勝 立教大学大学院特任教授
1952年6月、東京都生まれ。東京大学経済学部卒業、東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。法政大学経済学部教授、慶應義塾大学経済学部教授などを経て現職。慶応義塾大学名誉教授。文化放送「大竹まことゴールデンラジオ」などにレギュラー出演中。近著「平成経済 衰退の本質」など著書多数。新聞、雑誌、ネットメディアにも多数寄稿している。

金子勝の「天下の逆襲」
軍隊闊歩、戦時報道…後進国丸出しのこの国の選択肢
公開日:2021/06/09 06:00 更新日:2021/06/09 06:00
今だけ無料

   (ワクチン接種率はOECD最下位、
    もはやこの国は後進国(C)共同通信社)

 新型コロナウイルスの第4波は峠を越えてきたが依然、1日100人近くの死者が出ており、重症者も1000人を超えている。だが、メディアの報道は死の重みに無関心に見える。例えていうなら戦時下、空襲に遭ったら仕方がないとでも言いたげだ。防空壕に閉じこもっていろ、6週間後に迫った東京五輪開催で国威を発揚するため、「軍隊」(自衛隊)を総動員して敵を蹴散らすと言わんばかりだ。メディアの担い手が戦時報道化している自覚がないのが怖い

 新型コロナによる死者は累計1万3500人を突破。阪神・淡路大震災の倍以上の大惨事だ。官邸は災害対策本部を構え、自衛隊が医療支援に全力を挙げるのが本来の対応ではないか。それどころか、菅政権は国民皆保険を壊してしまった。無症状者のPCR検査は自己負担になり、感染しても病院にも隔離施設にも入れない。ワクチン接種率はOECD(経済協力開発機構)最下位になり、五輪開催の体裁を整えるために「軍隊」を動員する国民の命や健康が放置される中で、五輪関係者はワクチン優先接種、毎日PCR検査、専用車で送迎のダブルスタンダードだ。

 おまけに、「軍隊」に歯向かえば何の支援も受けられない状況が生まれた。感染爆発に襲われている沖縄県の玉城デニー知事が大規模接種センターの設置を求めた防衛省は拒否。これでは香港やミャンマーと変わらないではないか。自衛隊は菅首相や岸防衛相の私兵になったのか。

 さらに菅政権は企業などの職域接種をブチ上げた。最低2000回が条件だから、対象は大企業のみ。これでは、ワクチン格差が生み出される一方だ。地域で取り残されている独居老人、シングルマザー、住民票を持たないホームレスらの弱者は置き去り

 大規模接種に振り向けられる米モデルナ製5000万回分で、せいぜい全人口の4分の1。残り4分の3を担う自治体の接種が最も大事なはずだ。きめ細かい計画に基づく接種を政府がサポートし、リスクの高い人から順に救いの手を差し伸べるのが本来の筋だろう。

 もはやこの国は後進国なのだ。ワクチンは作れない、行き渡らない、接触確認アプリは動かない、軍隊が闊歩する。惨めな日本の姿を目に焼き付け、新たな未来を選択しなければいけない。
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https://lite-ra.com/2021/06/post-5913.html

組織委の現役職員が五輪の異常な人件費と中抜き告発 日当は135万円どころか80万円!「政治、利権が絡んでこの金額に」
2021.06.08 08:20

     (『報道特集』の取材に応じる組織委の現役職員)

 東京五輪によってパソナグループ電通暴利を貪っている実態がまたも明らかになった。東京五輪組織委員会の現役職員が5日放送の『報道特集』(TBS)の取材に応じ、パソナや電通による異常な人件費と中抜きの実情を告発したからだ。

「お金の流れというのは我々も疑問に感じるところではありますので、この実態を知ってほしい」

 そう言って今回、組織委の現役職員がまず言及したのは、高額な人件費問題だ

 本サイトでも取り上げてきたように(既報参照 → https://lite-ra.com/2021/05/post-5901.html)、5月末になって組織委が会場運営を委託した企業と交わした契約書とその内訳書が流出。その契約書は東京五輪の42会場あるうちのひとつでバトミントンなどの競技がおこなわれる武蔵野の森総合スポーツプラザのもので、組織委は会場運営を大手広告代理店に委託。委託先の中心を担っているのは電通をはじめ、博報堂、ADK、東急エージェンシーといった大手広告代理店で、武蔵野の森総合スポーツプラザの委託先は東急エージェンシー。契約金額は税込みで6億2304万円にものぼる。

 そして、内訳書によると、「本大会に向けての準備業務」を担うディレクターの1日当たりの「単価」は、なんと35万円。日数は「40日」となっており、つまり1カ月ちょっとで合計1400万円にものぼっていたのだ。

 ところが、5月26日におこなわれた衆院文科委員会では、この契約書に記された単価について組織委の布村幸彦副事務総長は「必要な経費やバックヤードの費用を含むものと推測され、人件費単価そのものではない」などと否定していた。

 しかし、今回『報道特集』の取材に応じた組織委の現役職員は、「これは1人当たりの単価だと思います」「人件費ですね。これは1日単価ですね」「実際の運営に当たる人数で当然、見積もりを出していると思う」と指摘。準備業務のディレクターの人件費が1日35万円だというのは間違いないと述べたのだ。


丸川珠代「30万円はマニュアル策定業務も入った金額」は嘘! 策定も本番業務も別枠で合計80万円

 この組織委現役職員の証言によって、丸川珠代・五輪担当相の国会答弁が完全に虚偽だったことも明らかになった。

 丸川五輪担当相は4月19日の衆院決算行政監視委員会において、毎日新聞が1日当たりの人件費単価が最高30万円である(その後、流出した内訳書では35万円だった)と報道したことに対し、「人件費単価を設定した契約ではなくて、各競技会場の設備の特徴を踏まえて、すごく詳細な分厚い運営計画というのをまずおつくりになる」「運営マニュアルを策定するというのに大変な労力がかかる」などと答弁。さまざまな業務を含めてのものだと説明を受けているなどと述べていた。

 しかし、今回、『報道特集』で告発した組織委の現役職員は、35万円が「準備業務」だけの金額で、「運営マニュアル策定」などは別に報酬が支払われていることを指摘したのだ。

 番組では、流出した内訳書をあらためて紹介し、会場運営計画策定業務のディレクターに125万円、準備業務のディレクターに135万円、会場運営業務にあたる運営統括に120万円という記述があることを説明。「組織委員会の現役職員はこれらを同一人物が兼ねる場合もあると聞いている」というナレーションのあと、現役職員が登場し、こう証言した。

「計画の策定にあたった人がもちろん大会の準備業務もおこないますし、本番業務もおこなうということですので、同一人物に支払われる額なのではないか」

 そして、番組側の「いくらになるんですか」という質問に、現役職員はこう答えた。

合計で(1日)80万円ですね

 つまり、組織委が広告代理店に1日当たりの人件費として1人の人物準備業務の35万円に、計画策定業務の25万円、「本番」での運営統括の20万円の合計80万円を支払っている場合があると証言したのである。

 ちなみに内訳書を見ると、前述したとおり「準備業務」は1日当たり35万円×40日=1400万円、「計画策定業務」は1日当たり25万円×40日=1000万円、「運営統括」は1日当たり20万円×53日=1060万円が計上されている。つまり、1人に合計3460万円が流れるということになるのだ。

 そして、この高額人件費について、組織委の現役職員はこう語った。

「一般的な感覚からしてありえない数字。本当にいびつだなと思う」

それにはやはり政治的なものが絡んでいたりとか、利権的なものが絡んでくるからこそ、こういった額になっているんじゃないかと推察します」


■組織委の計上人件費は1日計80万円なのにパソナが募集したマネージャー職の日給は1万2千円

 この、組織委の現役職員が口にした「政治的、利権的なものが絡んでいる」という指摘は極めて重要だ。というのも、こうした高額人件費は、そのまま労働者に支払われるわけではないからだ

 本サイトでも言及してきたように、パソナグループは「人材サービス」カテゴリーで「東京2020オフィシャルサポーター」として東京五輪組織委員会と2018年に契約を締結。一方、会場運営を支えるスタッフの多くは派遣であり、5月26日の衆院文科委での立憲民主党・斉木武志衆院議員の質疑によると「パートナー契約では、人材派遣サービスはパソナにしか許されていない。43会場の派遣スタッフを頼むときパソナに出さなくてはならない契約になっている」という。

 しかし、パソナのHPに掲載されている東京五輪大会スタッフ(職員)の募集概要によると、責任を担うマネージャーでもスタッフでも時給は1650円(深夜時間帯は125%の割増賃金)で、日給にして約1万2000円ほど。仮に1日合計80万円のディレクター職でも実際には日当1万2000円しか支払われないのだとすれば、パソナの中抜き率は98.5%にもなるのである。

 もはや「えぐい」という言葉しか出てこないが、パソナといえば、ご存知のとおり菅義偉首相のブレーンである竹中平蔵氏が取締役会長を務めている企業。そして、本サイトが報じたように、同社の2021年5月期の純利益予想額は、増減率で前期比約940%のプラス、前年の10倍強の数字になると見込まれているのだ。

 東京五輪開催により、菅首相に近いお友だち企業があくどいピンハネ商売で甘い汁を吸う──。「政治的、利権的なものが絡んでいる」という発言の重大さがこれでよくわかるというものだが、しかし今回、告発をおこなった組織委の現役職員はさらに重要な問題に踏み込んだ。

 前述したように、組織委は電通などの広告代理店に運営業務を委託しており、予算規模がもっとも大きいオリンピックスタジアムでは約35億円が支払われるというが、実際には電通などは下請け会社に再委託するだけ。だが、そこで電通などは「特別な報酬を得ている。それが「管理費」だ。

 この「管理費」は10〜15%が計上されており、オリンピックスタジアムの場合、管理費は10%。つまり、業務は下請けに再委託するだけだというのに3億5000万円あまりが広告代理店に渡る計算になるのだ。


■組織委の現役職員が「コロナ禍での福祉が重要ななかで、そういったお金の使われ方は、やるせない」

 組織委の現役職員は「実際の現場の運営にあたるのは下請け。我々は当然、直でその現場の業者とやりとりさせていただくこともありますので、広告代理店はその仲介をするのみ。契約の仲介をするのみという状況」と証言。しかも、組織委内部でも代理店を通さずに業者と直接契約すべきという問題提起があり、「直で事業者と契約させてくださいと異を唱えた部署もあった」ものの、「現状は以前と変わらず従前どおり、聞き入れてもらえなかった」と言うのだ。

 組織委内部からも、仲介するだけで数億円もの巨額が電通などの広告代理店に流れることに「おかしい」という声があがったというのに、無視されてしまった──。これは東京五輪がいかに「政治的、利権的」であるかということの証左ではないか。

 今回、重大な証言をおこなった組織委の現役職員は、こうした金の流れに心を痛め、このように語っていた。

「組織委員会の会計でまかないきれない部分は東京都ないし国の負担に……税金で賄われると思いますので、こういうコロナ禍で失業率も増えていて、そういった人に対する福祉が当然重要ななかで、そういったお金の使われ方をしているのは、やるせないと言いますか、許せないと言いますか、ありえないんじゃないかと思います」

 コロナ下に貴重な税金パソナや電通などに流れ、竹中平蔵氏のような政商が懐を肥やす。菅義偉首相はいまだに東京五輪による感染拡大の指摘を聞こうともしていないが、開催強行の背景にはこうした極めて「政治的、利権的」な金の流れがある。そして、それと引き換えにされるのが国民の命と健康なのである

(編集部)
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コメント
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●《サミット首脳宣言(要旨)…この中に「五輪」という項目は含まれていない。世界はすでに「東京五輪」に興味を失っているのである》

2021年07月06日 00時00分26秒 | Weblog

[※歴代自民党内閣は「国民のために働」いていなかった!? 縁故主義・政権の私物化もアベ様から《継承》 (日刊ゲンダイ 2020年10月14日)↑]


(20210627[])
マガジン9のコラム【言葉の海へ 第168回:五輪はウイルスに勝てません!(鈴木耕)】(https://maga9.jp/210616-4/)。

 《ほんのわずかの人数の会合でも、コロナウイルスには勝てなかった。これがもし「オリンピック開催」ならどうなるか? 断っておくが、ぼくは五輪開催反対である。有観客であろうが無観客であろうが、開催そのものに反対である。それはともかく、もし開催したらどうなるかを、東京新聞が試算したという記事を見つけた(6月7日付)。…東京新聞の計算の結果では、五輪開催で競技場などに集まる人数が、なんと「310万人」というわけだ》。
 《「サミット首脳宣言(要旨)」を読んだ。前文、保健、経済、貿易、先端領域、気候変動、ジェンダーの平等、中国、ロシア、北朝鮮、ミャンマー、インド太平洋、インフラ開発、結び……項目はこれで全部である。この中に「五輪」という項目は含まれていない。世界はすでに「東京五輪」に興味を失っているのである》。

 東京都では、検査数を意図的に減らしているけれども、それでも新規感染者数は下がらない…どころか、増加しはじめている。同じことの繰り返しだ。過去に学ばない愚かさ。検査検査検査・追跡・保護していないし、十分な補償・経済的人的物的支援もしない。今度こそ、ゼロコロナ、withoutコロナを目指さないといけないはずだったのに。なのに、カネカネカネの金(カネ)色の五つの輪という首相の個人的な社会実験を強行…。正気とは思えない。
 〝ばかの祭典〟〝パソナ五輪〟まで1月を切り、(斎藤貴男さん)《世界の笑いものであり、憎悪の的》になり下がる、《スガ政権、東京はコロナウイルス実験のシャーレではない》。
 ぼったくり男爵ら・五輪貴族による、どこまでも醜悪なカネカネカネな金(カネ)色の五つの輪…。
 カネカネカネのための金(カネ)色の五つの輪…《中止になって「万歳」でなく、3兆6000億円をどぶに捨てたのは誰だと責任追及しなければならない》(本間龍さん)。

 そして、東京。最早、狂気だな…《あぁ、それにしても、金(カネ)色の五つの輪、やっている場合なのだろうか? 《児童・生徒の学校連携観戦》《オリンピックに全国の公立の小中高校生が128万人、都内の公立小中高校の生徒81万人が観戦する計画》なんて、正気の沙汰ではない》。
 リテラの記事【「五輪子ども動員」強行のために東京都が“キャンセル案内文書”を隠蔽! 感動演出のために子どもの命を危険に晒す狂気】(https://lite-ra.com/2021/06/post-5923.html)によると、《東京五輪について、信じられないような事実がまたも判明した。東京五輪の競技会場への子ども動員問題で、なんと東京都が観戦を区市町村にキャンセルさせないよう、キャンセル受付の文書を「隠蔽」していた、というのだ。…ところが、このように首都圏の自治体からキャンセルが続出していることは報じられるのに、なぜか東京都の自治体からキャンセルの意向が示されたという報道はなし。これは一体どういうことなのかと思っていたら、なんと、その答えは信じられないものだった。そう。東京都は自治体・学校に対してキャンセルするか否かの意向確認をおこなわず、このキャンセル受付の文書自体、区市町村に通知さえしていないのだ》。

 カネカネカネの金(カネ)色の五つの輪の「中止」という選択肢はどこに行ったの?? 有観客か無観客かに矮小化。中止を主張するというニッポンの主権はどこに行ってしまったのか?
 東京新聞の記事【東京五輪 観客上限1万人、緊急事態時の中止には言及せず…橋本会長「尾身会長の提言になかった」】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/111883)によると、《東京五輪・パラリンピックに向けた大会組織委員会、東京都、政府、国際オリンピック委員会(IOC)、国際パラリンピック委員会(IPC)の各代表による5者協議が21日、東京都内で開催された。終了後、組織委の橋本聖子会長が会見し、五輪会場の観客数上限について、新型コロナウイルス感染対策の政府の大規模イベント制限に準じ、収容定員の50%以内で、最大1万人とする方針を正式に決めた。組織委の武藤敏郎事務総長は、海外から訪れるIOCやキークライアントなどは「運営関係者」だとして、1万人とは別枠だとの考えを明らかにした。7月12日以降に、緊急事態宣言やまんえん防止等重点措置が発令された場合の観客の取り扱いは「無観客」を含めて検討する》。

 カネカネカネの金(カネ)色の五つの輪の「中止」という選択肢はどこに行ったの?? カネカネカネの五輪貴族らに「菅首相が中止を求めても開催される」「アルマゲドン(人類滅亡)が起きない限り、東京五輪は開催される」などと蔑まれて、ニッポンの主権は一体どこに行ってしまったのか?
 【東京五輪感染対策のザル化が酷い! 開会式の観客は2万人、毎日PCR検査のはずが抗原検査に、感染者以外のウガンダ選手は合宿地へ】(https://lite-ra.com/2021/06/post-5926.html)によると、《開催強行だけでなく、有観客という方針で進み始めた東京五輪。「これでは、五輪後に感染拡大が起きるのは避けられない」と専門家からも厳しい批判の声が上がっているが、菅政権や組織委はそんなことはおかまいなし。今度は観客の上限をなし崩しに増やそうと動き始めているらしい。周知のように、政府は五輪の観客の上限を1万人とする方針を打ち出していたのだが、なんと開会式は2万人を入れる方向で調整しているというのだ》。

   『●《五輪利権をむさぼり尽くさずにはいられない豚の卑しさと…中国に
     「証し」とやらのマウントを取られたくないド腐れ猿の哀れすぎる性》
    《五輪利権をむさぼり尽くさずにはいられない豚の卑しさと、来年の
     北京冬季五輪を控える中国に「証し」とやらのマウントを取られたく
     ないド腐れ猿の哀れすぎる性。後のほうのホンネはいわゆる保守系
     雑誌にあふれている。
      恥ずかしい見苦しい悲しくてやりきれない
      本来であれば、コロナに負けっぱなしの事実をさっさと認め、早々に
     中止を決めて、武士は食わねど高楊枝を気取っていれば、それなりの
     敬意も払ってもらえたろうに
      私たちはもう世界の笑いものであり、憎悪の的なのである
     後はせめて、負けを勝ちだと強弁するための統計偽装だけはご勘弁。
     救いがなさ過ぎる

   『●カネカネカネの五輪貴族「菅首相が中止を求めても開催される」
     「アルマゲドン(人類滅亡)が起きない限り、東京五輪は開催される」
   『●斎藤貴男さんの悪い予感的中…《世界の笑いものであり、憎悪の的…
      後はせめて、負けを勝ちだと強弁するための統計偽装だけはご勘弁》
   『●《「殺人オリンピック」「強行派は死の商人」「バカの祭典」といった
       ハッシュタグが次々と…中でもしっくりきたのが「パソナ五輪」》
   『●五輪貴族とともにカネカネカネの金(カネ)色の五つの輪〝パソナ五輪〟
        へと暴走…《危機管理能力ゼロの菅政権及び自民党》の全否定を

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https://maga9.jp/210616-4/

言葉の海へ
第168回:五輪はウイルスに勝てません!鈴木耕
By 鈴木耕 2021年6月16日

 新聞を読んでいると、小さな記事に「おやっ」と思うことがけっこうある。例えば、こんな記事(朝日新聞6月12日付)。

―――――――――
 G7サミットに参加するドイツ政府代表団の関係者が利用していたホテルで、従業員が新型コロナウイルス検査で陽性となった。英スカイニュースが10日、伝えた。ホテルは閉鎖となったため、代表団の警備員は「テントを買ってビーチで寝ることになるかも」と語ったという。報道によると、ホテルはサミット会場から2キロの距離にあり、G7に参加するドイツ代表団の警備スタッフや米テレビ局の取材団が利用していた。
―――――――――


 これで全文という小記事である。その後、新聞を注意して見ているが続報は見つからない。むろんテレビでも報じられていない(と思う)。
 「浜辺でテント宿泊」って、いま流行りの「ヒロシのぼっちキャンプ」じゃあるまいし、もしかしてG7へのパロディ記事かなとも思ったのだが、記者の署名入り記事なのだから、そうとも思えない。
 G7サミットと言えば、世界の超VIPばかりが集まる会議。むろん、セキュリティなんか半端じゃない。テロを防ぐために、重装備の警備陣が水も漏らさぬ態勢を敷くというのは、サミットでは当たり前のことだ。だが、どんなに重装備であろうが、コロナウイルスには通じなかったわけだ。
 水は漏らさなかっただろうが、コロナウイルスは漏れてしまった。


310万人の観客数

 ぼくが何を言いたいのか、もうお分かりだろう。
 ほんのわずかの人数の会合でも、コロナウイルスには勝てなかった。これがもし「オリンピック開催」ならどうなるか?
 断っておくが、ぼくは五輪開催反対である。有観客であろうが無観客であろうが、開催そのものに反対である。
 それはともかく、もし開催したらどうなるかを、東京新聞が試算したという記事を見つけた(6月7日付)。

―――――――――
制限プロ野球並みなら……五輪観客310万人

 (略)国の基準では、緊急事態宣言中の大規模イベントは「収容人数の半分」か「五千人」の少ない方で開催され、プロ野球やサッカーJリーグは五千人が入場可能となっている。
 本紙はその条件を五輪に当てはめ、競技が行われる十九日間の観客数を試算。国立競技場など収容一万人以上の二十四会場は五千人、その他の収容一万人未満の会場はそれぞれ半分の人数で設定し、各競技日程に応じて足した。(略)
―――――――――

 東京新聞の計算の結果では、五輪開催で競技場などに集まる人数が、なんと「310万人」というわけだ。
 オリンピックが「有観客」での開催となった場合、こんな膨大な人数が期間中に動くことになる。G7という国際イベントは、各国首脳とその随行員、そして取材記者をあわせても数千人単位だろう。それでもコロナはすり抜けた。
 310万人の「人流」となれば、どんなことが起きるか。少しモノを考える人ならば、結論はおのずとわかる。
 だが、菅義偉首相と自民党や公明党は(多分、小池百合子東京都知事も)そんなことは考えていないらしい。
 「密を避け、家で観戦応援」などと国民には呼びかけながら、自民党内では「有観客での開催」論が強まっているという。しかも、小中学生を「感動を分かち合うために動員」するという計画もある。すでに、保護者に「児童の観戦を呼びかけるお知らせ」を配布している学校も出始めた。
 まるで戦時中の「学徒動員」ではないかという、強い反発も起きている。


死んでもIOCは関知しない

 こんな状況の中で、IOCが、まさに人権無視としか言いようのない「参加同意書」を発表していた。毎日新聞(5月29日付)の記事だ。

―――――――――
 国際オリンピック委員会(IOC)が、東京オリンピックの選手らに求める参加同意書に、自己責任のリスクとして、新型コロナウイルス感染症や猛暑による「健康被害」を盛り込んだことが28日、明らかになった。同意書は各大会で提出が義務付けられているが、今回は重篤な身体への影響や死亡に至る可能性にも言及する異例の内容で、疑問の声も出ている。(略)
 IOCや大会組織委員会が4月に公表したプレイブック(規則集)第2版では「リスクや影響が完全に排除されるとは限らないため、自己責任で参加することに同意するものとする」と明記しており、同意書でも自己責任による参加を確認した形だ。(略)
―――――――――

 これには驚きを通り越して激しい怒りさえ覚える。
 「もし酷暑やコロナ感染で死んだとしてもIOCには文句を言わない。それは選手自身の自己責任だから」というIOCの立場。これはジョークではなく、正式な「オリンピック委員会」の言い分なのだ。
 だいたい「東京五輪招致」の際のプレゼンテーションでは、「東京の夏は気候温暖で、各競技には最適の環境である」ことが招致理由のひとつだと、東京都も日本政府も言っていたではないか。それを受けてIOCが「東京五輪」を決定したはずだ。
 今になって「猛暑での健康被害や死亡に至る可能性」などとIOCが言い出すのは理屈に合わない。つまり、IOCも東京の夏が競技に適さない猛暑・酷暑だということを承知していたということだ。それなのに、東京に決めた。裏でカネが動いたか、と邪推されても仕方ない。まさに「出来レース」なのである。


卑しい貴族たち

 IOCという組織の腐敗ぶりを、はっきりと世界に知らしめたことだけが、史上最低の「東京五輪」の手柄だったのだろう。
 この組織、本気で腐ってやがる、と思わせるコラムを読んだ。
 東京新聞「本音のコラム」(6月11日)。筆者はジャーナリストの北丸雄二さんだ。北丸さんとは「デモクラシータイムス」でよくご一緒するので、後で許可を得ることにして、ここに転載してしまおう。IOC委員という五輪貴族、その腐りきった卑しい姿に吐き気がする内容である(読みやすいように改行)。

―――――――――
来年の冬季五輪開催を目指したノルウェーのオスロは選考途中で立候補を降りました。国際五輪委(IOC)が自らの待遇に関し

▼空港は一般客とは別の専用口を用意しろ
▼バッハ会長到着時は滑走路で式典風に歓迎せよ
▼開会式前に国王と面会させろ
▼その後にカクテルパーティーを開け
▼委員の車移動用に一般車両やバス進入禁止の専用レーンを作れ
▼ホテルでは支配人が季節の果物とケーキを持って部屋に挨拶に来い
▼ホテルのバーは委員用に深夜も延長営業しろ
▼ミニバーには必ずコークを
▼競技スタジアムにもワインとビールを—

等々の要求を突きつけてきたことも一因でした。(略)
―――――――――

 いやはや、でしょ?
 いったい自分たちを何様だと思っているのだろう。日本の組織委員会は、必死になって五輪関係の来日外国人の人数制限をやっているようだが、なぜか、IOC委員のご家族サマには手を付けられないのだという。貴族の家族もやはりエライのだろう
 またスポンサー関連の来日制限もできないという。つまり、オリンピックとはいまや、IOC委員たちとその家族、そしてスポンサー様たちのお祭りでしかないことがバレバレなのだ。決してアスリートたちの祭典でもなければ、世界平和を確認するための祭りでもなかった
 ノルウェーのオスロは、冬季五輪の立候補を途中で取りやめたという。エライなあと思う。もはや日本にはそんな根性も残されてはいないだろうが、
 グテーレス国連事務総長は、5月24日のWHO(世界保健機関)総会のあいさつで「今は戦争状態である」と語っている。
 かつて1940年の「東京五輪」は、戦争を理由に中止された。国連が「戦争状態」というのなら、今回だって中止にしてもいいじゃないか。「中止すれば賠償金を日本が払わなければならない」などと知ったかぶりの推進論者たちは言うけれど、1940年に日本が賠償金を支払ったという話は聞かない。
 バッハ会長は「我々は犠牲を払わなければならない」などと平然と口走る。むろん「我々とは日本国民のことではない」と必死に抗弁したけれど、実際にオリンピックが行われるのは東京であり、それにより感染拡大につながるとすれば、実際に犠牲になるのは日本国民そのものだ。
 バッハよ、ふざけたことを言うんじゃない。自分らは、北丸さんのコラムが指摘しているように汚れた貴族としてふんぞり返っているくせに!


世界は「東京五輪」に興味を失っている

 菅首相は、G7へ行って何をしたのだろう。
 韓国の文大統領とほんの数分の立ち話(というより挨拶)を交わし、米バイデン大統領とは断続的に 計10分の会談(断続的に計10分だぜ! なんだそりゃ?)をしたという。その際にバイデン氏から「東京五輪に支持を表明。選手や観客の安全のために、あらゆる公衆衛生対策を講じる必要性を強調」との“お言葉”をいただいたという。だがどう読んでも、バイデン氏は、具体的なことにはなにも言及していない。まあ、適当な外交辞令でお茶を濁しただけだ。
 各国首脳も「東京五輪の成功を祈る」などときれいごとを並べただけ。仏マクロン大統領だけは来日すると言ったらしいが、他の首脳はナシのつぶて。マクロン氏がなぜ来日を約束したか。次回五輪がパリなのだから仕方ないという理由だ。
 「各国首脳は東京五輪に支持を表明」などとマスメディアは伝えるが、メルケル独首相などは、五輪には全く言及していない。
 共同通信配信の「サミット首脳宣言(要旨)」を読んだ。
 前文、保健、経済、貿易、先端領域、気候変動、ジェンダーの平等、中国、ロシア、北朝鮮、ミャンマー、インド太平洋、インフラ開発、結び……項目はこれで全部である。この中に「五輪」という項目は含まれていない世界はすでに「東京五輪」に興味を失っているのである。
 いつもの五輪なら、来賓として各国首脳が開催国を訪れ、活発に「五輪外交」を繰り広げるのが通例だが、むろん、そんな気配は露ほどもない。その意味からも、大失敗の五輪と言わざるを得ない。

 もうほんと、やめてくんないかなあ、東京オリンピック!
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●五輪貴族とともにカネカネカネの金(カネ)色の五つの輪〝パソナ五輪〟へと暴走…《危機管理能力ゼロの菅政権及び自民党》の全否定を

2021年07月05日 00時00分35秒 | Weblog

[※歴代自民党内閣は「国民のために働」いていなかった!? 縁故主義・政権の私物化もアベ様から《継承》 (日刊ゲンダイ 2020年10月14日)↑]


(20210627[])
日刊ゲンダイのコラム【金子勝の「天下の逆襲」/五輪開催 自分で考え、自分で身を守らなければならない夏】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/290911)。
日刊ゲンダイのコラム【立岩陽一郎 ファクトチェック・ニッポン!/オリンピアンである沢松さんが厳しい表情で語った言葉は重い】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/290922)。
岩下明日香氏による、dot.の記事【赤川次郎が五輪中止を訴え続ける真意「戦争の時とちっとも変わっていない」】(https://dot.asahi.com/dot/2021062200008.html)。

 《新型コロナウイルス対策をめぐり、菅政権もマスコミも同じ間違いを何度も何度も繰り返している。ひょっとすると、猿以下なのかも。緊急事態宣言は沖縄を除く9都道府県で解除され、まん延防止等重点措置の適用に移行したが、東京の新規感染者は完全に下げ止まり。前週よりも増加傾向に転じている。この状況は2回目の宣言を解除した3月21日にウリふたつではないか》。
 《「最近の報道を見ていて違和感を覚えるのは」と元プロテニス選手の沢松奈生子さんが深刻な表情で語り始めた。毎日放送の情報番組「よんチャンテレビ」でのことだ。「さも選手が『お客さんが入らないと力が出ない』と選手をキーワードに使っているが、はっきりと言いたいのは、確かにどちらが選手にとって力が出るかと問われればお客さんがいた方が選手は力は出ます。でも、今のような感染状況で、感染が蔓延する危険のある中でお客さんを入れて欲しいと思っている選手はいないと思います」。…人々が日々の生活に不安を感じオリパラに最大限の懸念が持たれている時に政局を問う記者たち一体、誰の顔を見て取材しているのか? この2社は、次の総理会見には出ないほうがいい》。

   『●《五輪利権をむさぼり尽くさずにはいられない豚の卑しさと…中国に
     「証し」とやらのマウントを取られたくないド腐れ猿の哀れすぎる性》
    《五輪利権をむさぼり尽くさずにはいられない豚の卑しさと、来年の
     北京冬季五輪を控える中国に「証し」とやらのマウントを取られたく
     ないド腐れ猿の哀れすぎる性。後のほうのホンネはいわゆる保守系
     雑誌にあふれている。
      恥ずかしい見苦しい悲しくてやりきれない
      本来であれば、コロナに負けっぱなしの事実をさっさと認め、早々に
     中止を決めて、武士は食わねど高楊枝を気取っていれば、それなりの
     敬意も払ってもらえたろうに
      私たちはもう世界の笑いものであり、憎悪の的なのである
     後はせめて、負けを勝ちだと強弁するための統計偽装だけはご勘弁。
     救いがなさ過ぎる

   『●カネカネカネの五輪貴族「菅首相が中止を求めても開催される」
     「アルマゲドン(人類滅亡)が起きない限り、東京五輪は開催される」
   『●斎藤貴男さんの悪い予感的中…《世界の笑いものであり、憎悪の的…
      後はせめて、負けを勝ちだと強弁するための統計偽装だけはご勘弁》
   『●《「殺人オリンピック」「強行派は死の商人」「バカの祭典」といった
        ハッシュタグが次々と…中でもしっくりきたのが「パソナ五輪」》

 東京都では、検査数を意図的に減らしているけれども、それでも新規感染者数は下がらない…どころか、増加しはじめている。同じことの繰り返しだ。過去に学ばない愚かさ。検査検査検査・追跡・保護していないし、十分な補償・経済的人的物的支援もしない。今度こそ、ゼロコロナ、withoutコロナを目指さないといけないはずだったのに。なのに、カネカネカネの金(カネ)色の五つの輪という首相の個人的な社会実験を強行…。正気とは思えない。
 〝ばかの祭典〟〝パソナ五輪〟まで1月を切り、(斎藤貴男さん)《世界の笑いものであり、憎悪の的》になり下がる、《スガ政権、東京はコロナウイルス実験のシャーレではない》。

 五輪貴族による、どこまでも醜悪なカネカネカネな金(カネ)色の五つの輪…。
 マガジン9のコラム【言葉の海へ 第169回:東京五輪、最終局面!(鈴木耕)】(https://maga9.jp/210623-5/)によると、《ぼくの親しい新聞記者の解説はこうだ。「いかに組織委が海外からの来日客を制限しようとしても、「IOCマフィアだけは別枠なんですね。彼らは最高級のホテルと最高級の食事、そして開会式や人気競技の貴賓席を要求しています。IOC関係者やその家族は、まさに貴族待遇です。彼らの最大の楽しみは、貴賓席で飲み食いしながら、開会式という特別式典を見ることなんです。もし、無観客となった場合、広い観客席にいるのはIOC関係者+スポンサー枠人々のみになりますよね。それがTVなどで写し出された場合、まさに「オリンピックは誰のものか」という議論と批判が巻き起こるでしょう。誰もいない観客席の一角(貴賓席)だけがクローズアップされて、オリンピックという存在そのものに疑問が投げつけられるのは必至でしょう。IOCはそれだけは避けたい。そのためには、自分たち以外の観客がどうしても必要ということになります。そういうことですよ。」》
 五輪貴族とともにカネカネカネの金(カネ)色の五つの輪〝ばかの祭典〟〝パソナ五輪〟へと暴走する《危機管理能力ゼロの菅政権及び自民党》公明党お維トファの全否定を。

 赤川次郎さん《なし崩しに五輪を開催しようとしているので、このまま見過ごすことができませんでした。僕が書いたって、それで中止になるとは思わないけど、自分の考えを文字に残しておきたくて。後になって、あの時に反対しなかったじゃないかと言われるのが嫌だからです。戦争の時と一緒ですよね戦後、子どもから「なんでお父さんは戦争に反対しなかったの」って言われたら、やっぱりつらかったでしょうからね。作家として、立場や考えを文字に残しておけば、逃げられませんからね》。

   『●「絶望は愚か者の結論」を心に、
       壊憲を続けるアベ様に根気強く対抗を
    「【安保法案、こう思う 赤川次郎さんら著名人、意見発信】…
     《安倍首相が「私は総理大臣なんですから」と国会で答弁する
     姿などが、赤川さんには「自分が決めたことなんだからこれでいい」
     と思っているように見えるという。「絶対君主制の皇帝のような
     気持ちでいるように映ります」》…《戦後生まれの赤川さんに戦争の
     記憶を伝えたのは母親だった。1946年ごろに旧満州から福岡・
     博多に引き揚げ、48年に赤川さんを産んだ。旧満州で日本軍が
     中国人に横暴な振る舞いをしていたことなどを振り返りながら
     「軍人は信用できない」とよく語っていた。赤川さんはもともと
     「作家は言いたいことを物語に込め、政治的な発言はしない」
     と考えていた。だが99年、日の丸・君が代を国旗・国歌とする
     国旗・国歌法が成立したことに疑問を感じたときから、徐々に
     発言するようになったという。今回のインタビューには
     「作家としてではなく一人の国民としての発言」として応じた》」

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/290911

金子勝 立教大学大学院特任教授
1952年6月、東京都生まれ。東京大学経済学部卒業、東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。法政大学経済学部教授、慶應義塾大学経済学部教授などを経て現職。慶応義塾大学名誉教授。文化放送「大竹まことゴールデンラジオ」などにレギュラー出演中。近著「平成経済 衰退の本質」など著書多数。新聞、雑誌、ネットメディアにも多数寄稿している。

金子勝の「天下の逆襲」
五輪開催 自分で考え、自分で身を守らなければならない夏
公開日:2021/06/23 06:00 更新日:2021/06/23 06:00
今だけ無料

     (置き去りにされ、命を粗末に扱われている(緊急事態宣言
      解除後の羽田空港)/(C)共同通信社)

 新型コロナウイルス対策をめぐり、菅政権もマスコミも同じ間違いを何度も何度も繰り返している。ひょっとすると、猿以下なのかも。

 緊急事態宣言は沖縄を除く9都道府県で解除され、まん延防止等重点措置の適用に移行したが、東京の新規感染者は完全に下げ止まり。前週よりも増加傾向に転じている。この状況は2回目の宣言を解除した3月21日にウリふたつではないか。

 感染力の強い変異ウイルスがどんどん勢力を増し、感染の主体は英国株からインド株へ移行している。ワクチン先進国の英国では1日当たりの新規感染者数がおよそ4カ月ぶりに1万人を突破し、ロックダウンの全面解除は1カ月延期された。接種率が5割に迫る英国でもこの惨状なのに、都内のインド株スクリーニング検査率は9%ほど。2回目の宣言解除時に菅首相が明言した「4割スクリーニング」の約束は一体どうなったのか

 しばしば指摘されていることだが、東京五輪開催が1カ月後に迫っているのに、入国時の検疫はザルのまま。早期発見・隔離につなげるため系統的検査を実施すべきなのに、感染集積地、保育園や学校、高齢者施設などでも全然進んでいない

 投薬治療も十分とはいえず、相も変わらずワクチン頼みだ。その上、有観客を前提に収容人数を1万人まで引き上げるという。菅肝いりの「GoToキャンペーン」で全国的な感染拡大を引き起こした大失策から何ひとつ学んでいない。人流増加を招けば、新たな感染の波が来る危険性が高い。

 「GoTo」を黙認した政府の新型コロナ対策分科会の尾身茂会長らは、さすがに責任を問われると考えたのか、「無観客開催が望ましい」と提言したものの、「GoTo」の時と基本的には変わらない。感染増加の兆候があれば無観客への切り替えも求めているが、実効性は非常に低い。いったん開催した後に突然無観客にすれば大混乱必至で、できるわけがない。アリバイで言っているだけなのだ。

 国会が閉じたことで報道は五輪一色となり、菅は総選挙へなだれ込む思惑だ。しかし、選手や大会関係者はワクチン最優先、毎日PCR検査、飲食パーティー自由、専用車送迎。置き去りにされ、命を粗末に扱われる国民の怒りは簡単には収まらない。五輪で支持率上昇どころか、このまま突っ込めば、危機管理能力ゼロの菅政権、及び自民党が全否定されかねない。
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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/290922

立岩陽一郎 ジャーナリスト
ジャーナリスト。1967年生まれ。91年、一橋大学卒業後、NHK入局。テヘラン特派員、社会部記者、国際放送局デスクなどを経て、2016年12月に退職。現在は調査報道を専門とする認定NPO運営「INFACT」編集長。毎日放送「よんチャンTV」、フジテレビ「めざまし8」出演中。

ファクトチェック・ニッポン!
オリンピアンである沢松さんが厳しい表情で語った言葉は重い
公開日:2021/06/23 06:00 更新日:2021/06/23 06:00

     (「本音」を隠すために「選手」をダシに使う
      (C)日刊ゲンダイ)

 「最近の報道を見ていて違和感を覚えるのは」と元プロテニス選手の沢松奈生子さんが深刻な表情で語り始めた。毎日放送の情報番組「よんチャンテレビ」でのことだ。

「さも選手が『お客さんが入らないと力が出ない』と選手をキーワードに使っているが、はっきりと言いたいのは、確かにどちらが選手にとって力が出るかと問われればお客さんがいた方が選手は力は出ます。でも、今のような感染状況で、感染が蔓延する危険のある中でお客さんを入れて欲しいと思っている選手はいないと思います」

 自身もオリンピアンである沢松さんが意を決して語った言葉だ。「選手は観客がいないと力を発揮できない」などと報じられる状況を憂慮しての発言だ。普段は笑顔を絶やさない沢松さんが厳しい表情で語った言葉は、「選手」を理由にすれば誰も文句を言えないという浅はかな考えを厳しく戒める重い言葉だと思う。


■「本音」を隠すために「選手」をダシに

 政府やIOCが観客にこだわるのは収入のためだ。その「本音」を隠すために、「選手」を理由に出すとは、あまりに卑劣ではないか。尾身茂氏ら感染症の専門家有志が6月18日に会見して「無観客開催が望ましい」との提言を発表した。尾身氏は、「感染症対策に協力している市民に対して、矛盾するメッセージを発しない」ことが重要だと語った。そして、「実際にはそこにいなくてもあたかもいるようなスポーツの感動」を与えることで、「厳しいパンデミックでも行える新しい応援、新しい観戦のモデルを示すことを期待したい」と語った。

 この提言には、そもそも開催中止を求めるべきではないかとの批判も出ている。それについて尾身氏は、そういう議論はあったと認めた上で、現実的な対応を求めることを優先したと話した。専門家の責任の示し方として私は理解できる。

 問題は、政府が「矛盾するメッセージ」を出し続けている事実だ。6月17日の総理会見で、仏メディアRADIO FRANCEの記者は、「例えば無償でマスクを確保するのは難しい。ホテルも隔離施設ではなく、そのノウハウとか徹底した対策をとるのは無理があります。参加者の行動をGPSで管理すると言われても、あくまでスマホの位置情報であり、人間の行動と異なります。結局、感染対策が不十分だと言う専門家が多い」と指摘した上で、「なぜ、感染拡大のリスクや死者が出るリスクがあっても総理大臣は開催するのは大丈夫と」思うのかと問うた。菅総理はこれまでの説明を繰り返すにとどまった。それが納得できないからの質問だということをこの国のリーダーは理解していない

 残念なことに、この会見で最も「矛盾するメッセージ」を発したのは質問に立ったメディアだった。時事通信の記者は「内閣改造、自民党役員人事」について質問。NHKは、解散総選挙の時期を問うた。

 人々が日々の生活に不安を感じオリパラに最大限の懸念が持たれている時に政局を問う記者たち一体、誰の顔を見て取材しているのか? この2社は、次の総理会見には出ないほうがいい。

※コラムへの感想や意見は以下のアドレスへ。
 tateiwa@infact.press
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https://dot.asahi.com/dot/2021062200008.html

赤川次郎が五輪中止を訴え続ける真意「戦争の時とちっとも変わっていない」
岩下明日香 2021.6.22 13:20dot. #東京五輪 #赤川次郎

     (赤川次郎さん(c)朝日新聞社)

 「セーラー服と機関銃」や「三毛猫ホームズ」シリーズなど数々の名作を世に送り出してきた作家の赤川次郎さん(73)が、朝日新聞の読者投稿欄「声」に、「五輪中止」を訴える意見を投稿。6月6日に掲載された。五輪開催に舵を切る日本を危惧する赤川さんに、その真意を聞いた。

*   *  *

――朝日新聞の「声」欄に掲載されたのは、2012年4月12日以来、今回で4回目でした。

 実は、最初に投稿した時は載りませんでした。掲載前に身元確認の電話があるのですが、ちょうど旅行に出ていて連絡が付かなったのです。もう何を書いたかよく覚えていません。

――どうして「声」欄に投稿しようと思ったのでしょうか。

 週刊誌「女性自身」に月1回、コラムを書いているのですが、原稿用紙3枚なので、そんなに書きたいことは書けないんです。そのコラムよりも、むしろ声に載った方が反響がありますね。でも、「声」は500字だから短くするのが大変でした。今回の投稿も、何回も何回も書き直して、削って、削って、やっぱり500字にしないとね。一読者として投稿するんだから。自分の小説ではそこまでしません(笑)。

――今回、「五輪中止を決断するしか道はない」と題し、強いメッセージを綴られていました。

 なし崩しに五輪を開催しようとしているので、このまま見過ごすことができませんでした。僕が書いたって、それで中止になるとは思わないけど、自分の考えを文字に残しておきたくて後になって、あの時に反対しなかったじゃないかと言われるのが嫌だからです戦争の時と一緒ですよね戦後、子どもから「なんでお父さんは戦争に反対しなかったの」って言われたら、やっぱりつらかったでしょうからね。作家として、立場や考えを文字に残しておけば、逃げられませんからね。

 中学時代の同級生に、クルーズ船の時からコロナ患者を受けている総合病院の院長がいます。今はコロナで病院が大変なので話す機会はないのですが、久しぶりにメールが届きました。「書いてくれてありがとう」と。院内クラスターが起きたら大変ですから、職員が必死になって感染を防いでいる、とも書いてありました。彼も70歳を過ぎてから、医者人生でまさかこんな事態に出会うとは思わなかったでしょう。

 報道では、看護師は防護服を着て何時間も働くので、トイレに行くこともままならずオムツをつけて働いている人がいると報じられていました。そういう人のことを考えたら、「オリンピックをやろう」という発想はできないはずです

――「声」には、「賠償金を払わねばならないのなら払えばいい。経済は取り戻せても、人の命は取り戻せないのだ」と書かれていました。

 余計なことにずいぶんとお金をつぎ込んでいますよね。布マスクを配布するだけで約260億円を使ったのだから、賠償金を払えばよい。いくら日本のコロナ死者数は少ないと言われていても、すでに1万4千人以上が死んでいるオリンピックを開催したために例え1人でも死んだら、その人の命は戻ってこないそういう命の重さがすごく軽く見られているように思うのです。

――菅首相はG7サミットで「安全安心な大会を実現する」と訴え、五輪は開催される方向に向かっています。

「安全安心」の医学的根拠がどこにあるのでしょうか。開催してしまえばどうにかなるという発想と、中止したら自分がどれだけ損をするかを考えているのでしょう。「日本は大丈夫」みたいな精神論を言われても、ウイルスはそんなこと、聞いてくれません。

 戦争の時とちっとも変わっていない。ここまで来たらやめられないから体当たり。科学的な判断ではなく、神頼みに近いです。神風が吹くとでも思っているかのように見えます。悲惨な結果になったら、日本では個人の責任ではなく、みんなが悪いという話になる。でも、今回のコロナ禍での五輪開催に関しては、反対が多いことがはっきりしています。

――大手メディアが東京五輪のスポンサーになっていることをどう思いますか。

 客観的に判断しなければいけない立場であるマスメディアがスポンサーになるのは間違っていると思います。しかも主要な大新聞がみんななっている。

 「声」掲載の翌日、夕刊の「素粒子」で、僕の投稿に対して「胸のすく思い」と書いて頂きました。仲の良い編集者がそれを読み、「それで終わっちゃだめでしょ」と言っていました(笑)。「胸がすく」のなら、次は自分が何かしてください。大新聞はそういうところがありますよね。人に言わせて、この人の意見は載せましたからという姿勢。朝日新聞は社説で中止を訴えましたが、それ以後、他紙も含めて新聞としての主張があまりないですよね。文句がある時は誰かに言わせる。この人に頼んだら多分こういうことを書いてくれるだろうと。もうちょっとやれることがあるような気がします。

 今月になって、世論調査では五輪「中止」よりも「開催」が増えていき、観客数の話になってきました。突然どうしたのでしょうか。結局、反対できないような空気にしていきたいのでしょうね。すごく嫌だなぁ。

 ジャーナリズムや医学界が反対や中止の声をもっとあげれば、少しは変わってくると思うのですが、個人的な考えはあっても、それがまとまった一つの力にならない。これが、フランスあたりの話だったら、人々がデモを起こして政権が倒れていたと思います。

――1964年の東京五輪の時、赤川さんは高校生。当時を振り返って思うところはありますか。

 学校の生徒が動員され、僕も見に行かされましたよ。観客が入らないスポーツがほとんどで、客席はガラガラでした。記憶では、サッカーを観戦しました。しかも席が遠くてね、アリのような人がちょこちょこ動いているだけで、何を見ているのかわからなかったな。実際に行ってもよく見えないですよ。

――東京都の緊急事態宣言が解除され、海外の選手団が国内入りしてきました。「第5波」の到来を懸念する声もあります。

 いま、やっと感染者数を抑えて、低い値で食い止めているのだから、五輪開催は自分で堤防を崩しているようなものですよね。

 イギリスはワクチン接種が進んで平常に戻ろうとしていたところだったのに、今度はインドで見つかった変異株が広まっている。日本はワクチン接種だってまだ進んでいないのだから、これから感染状況が急激に悪化して中止せざるを得なくなるシナリオがありうるのかどうか。

 緊急事態宣言を解除して、2、3週間後に感染者が増えたとしても、それでも開催するつもりでしょう。

 そこで、ジャーナリズムが中止を言わざるを得ないような状況になるのか。ただ、そうなるまでには、大勢の人が犠牲にならないといけないわけです犠牲になった人の命は取り返しがつかないのです。

(聞き手/AERA dot.編集部・岩下明日香)
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●自公お維のヒトデナシっぷり…「病床のダウンサイジング」《高齢者の負担を倍増…医師の残業をさらに増やす…今の状況に完全に逆行》

2021年05月31日 00時00分13秒 | Weblog

[※ 『国民のしつけ方』(斎藤貴男著、インターナショナル新書010)…《それは調査報道…「番犬(ウォッチ・ドッグ)」としての役割》↑]


(2021年05月22日[土])
リテラの記事【病床を削減した病院に消費税でご褒美で1万床カット…病床削減推進の改正医療法が自公、維新の賛成で成立か Twitterデモで抵抗を】(https://lite-ra.com/2021/05/post-5890.html)。

 《コロナで医療崩壊が起きている中、病床を確保するどころか、全国の病院の病床数をさらに「1万床」ぶん削減、しかも削減した病院に消費税を使って“ご褒美”の補助金を支払う──。そんな法案がきょう、成立しそうになっていると聞かされて、あなたは信じることができるだろうか》。

 「病床のダウンサイジング」、ヒトデナシっぷりが酷過ぎる…そして、《その「ご褒美」の原資は我々の税金》。検査検査検査…・追跡・保護十分な補償・経済的人的物的支援以外に打つべき手はないというのに、COVID19での無為無策無能ぶりも含めて、最初はピンと来なかったのですが…(斎藤貴男さん)《医療費削減を目的とする死なせる医療”が正当化されつつある時代》を痛切に感じる今日この頃だ。カネカネカネが目的の金(カネ)色の五つの輪のためならニッポンの市民の命など、IOCや自公お維にとってはどうでもいいようだ。

   『●憲法の日に違憲に壊憲したいと言う…松元ヒロさん「私たちがこう言えば
       いいじゃないですか。『憲法に合わなかったら、政府を”変える“』」
   『●《「国家」の構成要素のうち、統治機構の安泰しか頭にない人々に
       「安全保障」を、いわんや国民の命の選別を論ずる資格などない》
    「《ただでさえ「尊厳死」の名のもとに、医療費削減を目的とする
     “死なせる医療”が正当化されつつある時代》…以前も引用したが、
     「病床のダウンサイジング」」

   『●「〝安楽〟な訳がない。死ぬんだから、殺すんだから。やる方も
          やられる方も〝安楽〟な訳がない」…〝尊厳死〟も死語
    「《ただでさえ「尊厳死」の名のもとに、医療費削減を目的とする
     “死なせる医療”が正当化されつつある時代》…以前も引用したが、
     「病床のダウンサイジング」。リテラの記事【安倍首相がコロナ医療
     危機を無視し「病院のベッド数削減」政策の維持を宣言! しかも削減
     するため予算644億円を投入】…によると、《そもそも安倍政権は、
     医療費削減を狙った「地域医療構想」を掲げ、その実現のためとして
     「病床のダウンサイジング」を打ち出した。これはその名の通り、
     入院ベッド数を減らすことで医療費を削減しようというものなのだが、
     さらに政府は昨年9月に「再編統合の議論が必要」だとする全国424の
     公立・公的病院を名指ししたリストを公表。名指しした病院がある
     都道府県に2020年9月までに統廃合の結論を出せと迫り、一方、
     統廃合や病床削減をおこなう病院には全額国費で補助金を出すとし、
     このために2020年度予算で84億円を計上。これらの施策により、
     2025年度までに全国の急性期病床を約20万床減らすという》。
      自公は、アタマ大丈夫か? 地域の医療の統合・効率化という名の
     「病床のダウンサイジング」、そこに税金。しかも、COVID19人災の今、
     それを議論する? 《そもそも医療資源をあえて貧しくしたのは政府》。
     《非常時だからと容認すれば、それはコロナ終息後も決定的な身分制度
     として定着していくだろう》という斎藤さんの予言」。

   『●《ああ、すべては東京五輪のために。…国威発揚と利権漁りの国策
     サーカスが、人間の生活にも生命にも優先されるのが、現在のこの国だ》
   『●中小零細事業も潰し、《死なせる医療》も正当化し、超監視社会へも
      誤誘導…何処まで冷酷陰湿強権な利権漁りカースーオジサンなのか?
   『●病床のダウンサイジング…《病床削減のために195億円もの巨額が
     計上…しかも、その病床削減のための財源は、消費増税分で賄われる》
   『●《宮本亞門…「…誘致のための架空のものだった。悲惨な現実を見て
     『何ということに加担してしまったんだ』と罪悪感にさいなまれた」》
    《とくに大阪維新の会の失政の犠牲となっている大阪は悲惨で、
     入院率わずか10%という非常事態に陥っている病院に入れず、
     自宅で死を迎える恐怖と隣り合わせだ橋下府政時代
     病床転換促進事業という名のダウンサイジングを強行したため、
     府内の病床は減らされてきた。2回目の緊急事態宣言をいち早く
     解除すると同時に236床あった重症病床数を減らし続け、
     4月上旬には150床台まで削減イソジン騒動で懲りない吉村知事
     的外れなマスク会食を推奨しているうちに、一気に感染が拡大し、
     医療崩壊に至った

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https://lite-ra.com/2021/05/post-5890.html

病床を削減した病院に消費税でご褒美で1万床カット…病床削減推進の改正医療法が自公、維新の賛成で成立か Twitterデモで抵抗を
2021.05.18 02:15

     (三原じゅん子副大臣の遅刻で採決が見送られたが、
      形だけの謝罪で強行採決へ…
      /三原じゅん子オフィシャルサイトより)

 コロナで医療崩壊が起きている中、病床を確保するどころか、全国の病院の病床数をさらに「1万床」ぶん削減、しかも削減した病院に消費税を使って“ご褒美”の補助金を支払う──。そんな法案がきょう、成立しそうになっていると聞かされて、あなたは信じることができるだろうか。

 しかし、これは妄想でもフェイクでもなんでもなく、まぎれもなくいま、起きている事実だ。くだんの狂った政策を可能にする医療法改正法案はすでに衆院で、自民、公明の与党に加え、維新、国民民主も賛成して可決。

 次は参院に送られ、まず、13日に参院厚労委員会で採決される予定で進んでいたが、周知のように、予定していた三原じゅん子厚労副大臣が30分遅刻したことで見送られた。

 だが、三原副大臣が形だけ謝罪したことでみそぎは済んだとばかりに、きょう夕方、与党が採決しようとしているのだ。

 しかし、問題は三原副大臣が遅刻したからどうというようなものではない。この法案が成立したら、国民の命がさらに危険に晒されるのは確実だということだ。

 そもそも、今回の法案に盛り込まれている「病床削減支援給付金制度は2020年度からスタート大阪府123床、兵庫県79床など、全国で約2700床が削減された

 その結果、何が起きているかは、大阪や兵庫の現在のひどい医療崩壊を見れば、明らかだろう。削減された病床は、コロナ病床ではないが、多くが急性期病床であるコロナの感染拡大で、医療資源が奪われ、コロナ以外の救急患者などへの対応も困難になっている状況も指摘されているが、これはこの制度によって、急性期病床が減らされていることと無関係ではないはずだ。

 ところが、菅政権は、今回の医療法改正で、さらに1万床カットし、削減した病院に消費税を使って“ご褒美”の補助金を支払う政策を強行しようとしているのだ。

 しかも、この改正案にはほかにも、高齢者の負担を倍増させ、医師の残業をさらに増やすという、今の状況に完全に逆行している内容が含まれている。

 このとんでもない動きに、Twitterでは〈#病床削減推進やめろ〉デモも起こり、38,000ツイートを突破、トレンド入りした。しかし、ほとんどの国民はこんな法案が成立することすら気づいていない

 なぜなら、マスコミがほとんど取り上げていないからだ。三原じゅん子の遅刻問題を報じても、この法案の中身をきちんと批判するような報道もない。そして、自民党、公明党だけでなく、維新も国民民主党も賛成に回っている。

 本サイトでは、5月4日、この医療法改正、病床削減がいかに恐ろしい結果を招くか、大阪の現状と重ね合わせながら検証する記事を掲載している。改めて掲載するので、一人でも多くの人に拡散してほしい。

(編集部)

………
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 ⇒ 『●《病院側に「ベッドを減らしたらご褒美にお金をあげる」と持ちかけて
      病床を削減…言うまでもないが、その「ご褒美」の原資は我々の税金》
    《大阪で昨年度123の病床が削減! コロナ医療崩壊でも菅政権が強行
     「ベッド減らした病院に税金でご褒美」制度による医療カット
     2021.05.04 07:15

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●ボイコフ教授《五輪がごり押しされるのは「主な理由は3つ。カネ、カネ、カネだ」…「そのカネのほとんどはアスリートではなく…」》

2021年05月23日 00時00分07秒 | Weblog

[※歴代自民党内閣は「国民のために働」いていなかった!? 縁故主義・政権の私物化もアベ様から《継承》 (日刊ゲンダイ 2020年10月14日)↑]


 (2021年05日16日[日])
金杉貴雄記者による、東京新聞の記事【東京五輪「中止する時がきた」米有力紙が相次ぎ掲載 かつての五輪選手も批判】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/103786)。
週刊朝日のコラム【室井佑月「オリンピックだけ安全?」】(https://dot.asahi.com/wa/2021051100062.html)。

 《【ワシントン=金杉貴雄】東京五輪・パラリンピックに関し、米有力紙で中止を求める評論が相次いでいる。ニューヨーク・タイムズは11日、新型コロナウイルスの感染危機の中では大惨事となる恐れがあるとして「中止する時がきた」との寄稿を掲載した》。
 《菅首相は、緊急事態宣言は東京五輪の開催判断に影響するかどうかを記者に聞かれ、「オリンピック(への影響)はないと思っている。安全・安心な大会になるように政府として全力を挙げていきたい」と答えた。意味がわかる人? …東京五輪まで100日を切った今、なんで五輪だけは安全だといえるんだろうか。》


 利権漁りカースーオジサンときたら、「オリンピック(への影響)はないと思っている。安全・安心な大会になるように政府として全力を挙げていきたい」と国会答弁を繰り返す、壊れたレコーダー状態。
 でも。《東京五輪、もはや「詰んだ」状況》。もはや、どこが「アスリートファースト」なのか? 金(カネ)色の五つの輪優先。カネカネカネ優先。利権優先。見失われた「社会ファースト」(有森裕子氏)。検査検査検査…・追跡・保護十分な補償・経済的人的物的支援以外に打つべき手はないでしょ? 金(カネ)色の輪の開催など夢のまた夢。さっさと開催権の返上を。
 (青木理さん)《オリンピック、出来ないと思いますよ…直感的に考えて、出来ると思います?》 このニッポンの有様を見て、選手を派遣する国はあるのかね? アメリカが選手派遣をしません、と言えば即中止決定でしょうね。一瞬で吹っ飛ぶそんな恥っさらしをするつもりかね?

 下記デモクラシータイムスの映像資料をご覧ください。
 イベルメクチンをお守りとして持つ…薬事法違反(?)でも、死ぬよりはマシだと。法律を踏み越えて身を守るため。究極の自己責任。ニッポン、大丈夫か? (知らないですが)政府の皆さんや自民党の国会議員は「お守り」持ってないでしょうね?
 デモクラシータイムスの記事【根性ではなく医療を!「さざ波」菅の終末【山田厚史の週ナカ生ニュース】】(https://www.youtube.com/watch?v=msxBT0KL3WM)によると、《2021/05/12 ◆毎週水曜 20時〜、生配信!山田厚史の週ナカ生ニュース 根性ではなく医療を!「さざ波」菅の終末
【気になるニュース】
・崩壊より不在、医療もなくコロナ在宅死増加
・四面楚歌の五輪開催、首相は念仏答弁
・讀賣、NHK世論調査 内閣支持率、再び下落
・デジタル関連法成立、国民投票法案衆院通過
・高齢者医療年収200万超2割負担、衆院通過
・入管難民法改正案、山場、処遇改善は?
・「ダークサイド」攻撃で米石油パイプライン停止
・ミャンマー民主派「防衛隊」軍政は「テロ組織」
・東エルサレム空爆、イスラエル強硬策》



【根性ではなく医療を!「さざ波」菅の終末【山田厚史の週ナカ生ニュース】】
 (https://www.youtube.com/watch?v=msxBT0KL3WM

   『●金(カネ)色の五つの輪の中止を! …《フタを開ければ、おぞましい
        ほどカネにまみれているのが五輪の実態なのだ》(金子勝さん)
   『●ボイコフ教授《新型コロナウイルスのパンデミックのさなか、聖火
     リレーは五輪の虚飾のため、公衆衛生を犠牲にする危険を冒している》
   『●《五輪利権をむさぼり尽くさずにはいられない豚の卑しさと…中国に
     「証し」とやらのマウントを取られたくないド腐れ猿の哀れすぎる性》
   『●金(カネ)色の五つの輪、《中止になって「万歳」でなく、3兆
     6000億円をどぶに捨てたのは誰だと責任追及しなければならない》
    《諸悪の根源はメディアがスポンサーになっていること
    《本間 諸悪の根源は、大手全国紙5社(朝日、毎日、読売、日経、
     産経)がすべてスポンサーになっていることだと思います。だから
     中止という論調が出てこない。最近はどの世論調査でも8割が
     オリンピック開催に反対しているのに、中止を求める社説は
     今のところどこの新聞も出していません。新聞が言わないので
     系列テレビも言わない。ワイドショーや報道番組でも、中止すべき
     という話が盛り上がりません。》

   『●《東京五輪、もはや「詰んだ」状況ではないのか》、メディアは分かって
        いるのに書けない…だって、金(カネ)色の五つの輪のスポンサー
   『●《神さま》気取りのアベ様にこんなお願いする気? ―――「国民主権
       縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限…緊急事態条項の創設」
   『●《一方、政官財マスコミの大利権で、北京より早く開催する国威発揚
      ・愛国イベントだけは、どれほどの犠牲を生もうと遂行する――》
   『●《豚の卑しさ...》…金(カネ)色の五つの輪利権をむさぼり、
     GoTo《勝負》を再開する気満々なカースーオジサンや自民党幹事長ら
   『●キングメーカー気取り? 重鎮ヅラ?? アベ様案件の一つでも真相
     解明し、責任をとったら? 《重鎮ヅラして政治活動する資格はない》
   『●武田砂鉄さん《「やりますとも。だって感動するでしょう。そしたら、
      政治に活用できるから」という現在を、認めてはいけない》、絶対に
   『●内閣官房参与は《過去には…書類送検された経歴もある》…《菅首相が
     任命拒否した学術会員候補6人の方が…社会的な信用性》は遥かにあり
   『●《病院側に「ベッドを減らしたらご褒美にお金をあげる」と持ちかけて
     病床を削減…言うまでもないが、その「ご褒美」の原資は我々の税金》
   『●《宮本亞門…「…誘致のための架空のものだった。悲惨な現実を見て
     『何ということに加担してしまったんだ』と罪悪感にさいなまれた」》
    「(政界地獄耳)《宮本亞門は東京新聞の取材に
     「世界一お金がかからない五輪』や『復興五輪』を信じたが
     大会経費は倍以上に膨れ上がり
     福島第1原発事故の後処理も進まない
     誘致のための架空のものだった悲惨な現実を見て『何ということに
     加担してしまったんだ』と罪悪感にさいなまれた」と発言》。」

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https://www.tokyo-np.co.jp/article/103786

東京五輪「中止する時がきた」米有力紙が相次ぎ掲載 かつての五輪選手も批判
2021年5月12日 20時17分

 【ワシントン=金杉貴雄】東京五輪・パラリンピックに関し、米有力紙で中止を求める評論が相次いでいる。ニューヨーク・タイムズは11日、新型コロナウイルスの感染危機の中では大惨事となる恐れがあるとして「中止する時がきた」との寄稿を掲載した。

 寄稿したのは、五輪問題に詳しい米パシフィック大のジュールズ・ボイコフ教授(政治学)。米五輪代表にもなった元プロサッカー選手。東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(当時)が女性蔑視発言をした際はNBCテレビへの寄稿で辞任を求め、大きな影響を与えた。

 ボイコフ氏は「スポーツイベントはスーパースプレッダー(一大感染源)であってはならない」と題した今回の寄稿で、世界的な公衆衛生の危機の中では「科学に耳を傾けまやかしをやめ、五輪は中止されなければならない」と主張した。

 五輪がごり押しされるのは「主な理由は3つ。カネ、カネ、カネだ」と指摘。「そのカネのほとんどはアスリートではなく、大会を運営、放映、スポンサーする人々に流れこんでいる」と強調し、「五輪の主催者は、公衆衛生のために自らの利益を犠牲にするつもりはない」と批判した。

 日本ではワクチン接種が人口の2%未満で、60%の人が開催に反対しているとも指摘。「カネより重要なのは家族、友人、公衆衛生だ大惨事となる恐れがある時、スポーツの見せ物は価値がない」と断じた。

 5日にはワシントン・ポスト紙がコラムで、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長を、新型コロナ禍で開催国を食い物にする「ぼったくり男爵」と非難し日本に五輪中止を促した。サンフランシスコ・クロニクル紙も3日、日本を含め世界でワクチン接種が進んでいない中で「五輪は開催されるべきではない」とのコラムを掲載した。

【関連記事】復興五輪「架空だった」…罪悪感抱く宮本亞門さん、IOCや政府を「利己的」と批判 インタビュー詳報
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https://dot.asahi.com/wa/2021051100062.html

室井佑月オリンピックだけ安全?
連載「しがみつく女」
室井佑月 2021.5.13 07:00 週刊朝日 #2020東京五輪 #室井佑月

     (イラスト/小田原ドラゴン)

 作家の室井佑月氏は、東京五輪開催に向けて動く菅政権の無責任さを批判する。


*  *  *

 政府は、東京都、大阪府、京都府、兵庫県を対象に特別措置法に基づく緊急事態宣言を発出した。

 4月20日、菅首相は、緊急事態宣言は東京五輪の開催判断に影響するかどうかを記者に聞かれ、

「オリンピック(への影響)はないと思っている。安全・安心な大会になるように政府として全力を挙げていきたい

 と答えた。

 意味がわかる人?

 政治家はよくこうした言葉のマジックを使う。なので、彼らから発せられる言葉は、注意深く受け取らなくてはいけない。

 緊急事態宣言が出ると、デパートや酒類を提供する飲食店なども開くな、といわれる。その地に住む人も、スーパーで生活必需品を買う以外は、外に出るなといわれる。

 東京五輪まで100日を切った今、なんで五輪だけは安全だといえるんだろうか。

 あ、彼らは決して安全とはいっていない。「安全・安心となるよう全力を挙げるといってるだけ

 そういや、アメリカ大統領のバイデンさんも、菅さんとの共同声明で、

「今夏、安全・安心なオリンピック・パラリンピック競技大会を開催するための菅首相の努力を支持する」

 という風に逃げた。つまり、東京五輪開催を支持するって言葉は避けた。「やる? ふうん、まあ、がんばれや」といわれたに過ぎない。

 3度目の緊急事態宣言に突っ込まざるをえないくらい、コロナの感染者が増えた。超巨大イベントである東京五輪に影響がないとはどういう理屈であろうか?

 無観客で行ったとしても、外国人選手とその関係者が9万人、日本人のボランティアが約8万人、一気に東京に集まってくる。緊急事態宣言であたしたちには自粛を強いているのに?

 けど、菅さんは、

「オリンピック(への影響)はないと思っている

 という。「思っている」というところがキモ。東京五輪で日本の感染者数が爆発的に増えても、海外に日本からのウイルスをばら撒(ま)いてしまったとしても、「当時、専門家と意見を交わした上でそう思ったといって終わり。しかも、専門家とのやりとりは文書も残さなくていい。

 日本ではどんなに悪政を敷いた政治家でも、街に出て市井の人に石を投げられることはない。あの人、元首相だった、と一生、その一族まで大事にされる

 なので、どんなにデタラメをやってもいい。アメリカくんだりまで飛んでいって、会談時間を20分に設定された塩対応、とかどうでもいいの。日本の首相として、アメリカ大統領に会ったということが大事。東京五輪についても、自分のときに行われたというそのことだけが大事。

室井佑月(むろい・ゆづき)/作家。1970年、青森県生まれ。「小説新潮」誌の「読者による性の小説」に入選し作家デビュー。テレビ・コメンテーターとしても活躍。「しがみつく女」をまとめた「この国は、変われないの?」(新日本出版社)が発売中

※週刊朝日  2021年5月13日号
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●《宮本亞門…「…誘致のための架空のものだった。悲惨な現実を見て『何ということに加担してしまったんだ』と罪悪感にさいなまれた」》

2021年05月21日 00時00分57秒 | Weblog

[※ 『ふくしま原発作業員日誌-イチエフの真実、9年間の記録』(片山夏子、朝日新聞出版、2020年2月刊、1700円)↑]


 (2021年05月16日[日])
日刊ゲンダイのコラム【金子勝の「天下の逆襲」/五輪優先に選手特権…コロナ敗戦は例を見ない深刻なものに】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/288973)。
日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/日本のシステム著しく低下 五輪開催に躍起の首相は痛々しい】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202105100000143.html)。

 《訪米先でファイザーCEOと電話協議した菅首相は国内向けのワクチン確保よりも、選手の優先接種を交渉したようだ。おまけに選手には専用車を用意する。これほど日本国民を愚弄した話があるか先の大戦でこの国が経験した敗戦モードとそっくりになってきた。五輪優先から人命最優先の政策に大転換しなければ、コロナ敗戦は例を見ない深刻なものになるだろう》。
 《★結局「完全な形でのオリンピック(五輪)開催」とした安倍政権とそれを引き継いだ「人類が新型コロナウイルスに打ち勝った証しとして実現する決意」と言い続ける菅政権は、五輪呪縛にがんじがらめにされ、五輪とコロナを切り離そうとしてコロナ対策を初動から誤った2人は危機管理に強いなどと言っていたその妄想はもろくも崩れ去ったのではないか。同時に、この国のシステムならば感染症など、隔離さえすれば制圧できるし、わが国の医療システム、医者のレベルならば世界に先駆けてコロナを克服できると信じた政治家や官僚は自らの胆力の低下を憂うべきだ。この国のシステムは著しく低下し、それを見抜くことのできない政治家が「安全・安心の大会は可能」と信じ込んでいた。いまだに五輪開催を強行する首相の姿勢は痛々しい》。

 (政界地獄耳)《宮本亞門は東京新聞の取材に「世界一お金がかからない五輪』や『復興五輪』を信じたが大会経費は倍以上に膨れ上がり福島第1原発事故の後処理も進まない誘致のための架空のものだった悲惨な現実を見て『何ということに加担してしまったんだ』と罪悪感にさいなまれた」と発言》。
 《東京五輪、もはや「詰んだ」状況》。

   『●金(カネ)色の五つの輪の中止を! …《フタを開ければ、おぞましい
        ほどカネにまみれているのが五輪の実態なのだ》(金子勝さん)
   『●《五輪利権をむさぼり尽くさずにはいられない豚の卑しさと…中国に
     「証し」とやらのマウントを取られたくないド腐れ猿の哀れすぎる性》
   『●金(カネ)色の五つの輪、《中止になって「万歳」でなく、3兆
     6000億円をどぶに捨てたのは誰だと責任追及しなければならない》
    《諸悪の根源はメディアがスポンサーになっていること
    《本間 諸悪の根源は、大手全国紙5社(朝日、毎日、読売、日経、
     産経)がすべてスポンサーになっていることだと思います。だから
     中止という論調が出てこない。最近はどの世論調査でも8割が
     オリンピック開催に反対しているのに、中止を求める社説は
     今のところどこの新聞も出していません。新聞が言わないので
     系列テレビも言わない。ワイドショーや報道番組でも、中止すべき
     という話が盛り上がりません。》

   『●《東京五輪、もはや「詰んだ」状況ではないのか》、メディアは分かって
        いるのに書けない…だって、金(カネ)色の五つの輪のスポンサー
   『●《神さま》気取りのアベ様にこんなお願いする気? ―――「国民主権
       縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限…緊急事態条項の創設」
   『●《一方、政官財マスコミの大利権で、北京より早く開催する国威発揚
      ・愛国イベントだけは、どれほどの犠牲を生もうと遂行する――》
   『●《豚の卑しさ...》…金(カネ)色の五つの輪利権をむさぼり、
     GoTo《勝負》を再開する気満々なカースーオジサンや自民党幹事長ら
   『●キングメーカー気取り? 重鎮ヅラ?? アベ様案件の一つでも真相
     解明し、責任をとったら? 《重鎮ヅラして政治活動する資格はない》
   『●武田砂鉄さん《「やりますとも。だって感動するでしょう。そしたら、
      政治に活用できるから」という現在を、認めてはいけない》、絶対に
   『●内閣官房参与は《過去には…書類送検された経歴もある》…《菅首相が
     任命拒否した学術会員候補6人の方が…社会的な信用性》は遥かにあり
   『●《病院側に「ベッドを減らしたらご褒美にお金をあげる」と持ちかけて
     病床を削減…言うまでもないが、その「ご褒美」の原資は我々の税金》

 これが「アスリートファースト」なのか? 金(カネ)色の五つの輪優先。カネカネカネ優先。利権優先。見失われた「社会ファースト」(有森裕子氏)。
 産経系の記事【錦織圭、五輪に言及「死人を出してまで行うことではない」 イタリア国際ストレート発進】(http://www.zakzak.co.jp/spo/news/210511/spn2105110001-n1.html)によると、《前回リオ五輪の銅メダリストは、今夏に自国で行われる五輪の開催可否についても言及。「(イタリア国際のような)100人規模の大会じゃなく、(五輪は)1万人が選手村に集まって参加する。だから簡単じゃないと思う。特に今、日本で起きている状態はうまくはいっていない」との見解を示し、「究極を言えば、1人でも感染者が出るなら気は進まない。例えばだけど、死人が出ても行われることではないと思う」と国民の安全を最優先したい考えだ。錦織は昨年夏に感染を経験した。女子テニスで世界ランキング2位の大坂なおみ(23)も9日、イタリア国際前の記者会見で「もちろん、五輪を実現してほしい気持ちはある」としながらも、「特にこの1年は重大なことがたくさん起こっていて、多くの予想外のことが起きた。人々を危険にさらす可能性があるのならば、絶対に議論すべきだと思う」と語った》。

   『●「安倍話法の極北」=トンチンカンなドアホウワホウ?、
          …による「憲法を矛盾の泥沼に叩き込む」壊憲
    「【風塵だより 鈴木耕/116・最終回 「安倍話法」と憲法と…】…
     《彼の話し方にはとても一国の最高責任者とは思えない
     いい加減な言い回しが多く、そこに無知興奮激昂が加味されて、
     なんとも形容しがたい無惨な「話法」となっている。
     その「安倍話法」が、ここにきてさらに凄まじい崩壊を起こし、
     ついに「安倍話法の極北」とも言うべき領域に達した…
     “そもそも”無知である。だから漢字を読めない》」

 検査検査検査…・追跡・保護十分な補償・経済的人的物的支援以外に打つべき手はないでしょ?
 政府および自公お維の痴性。
 日刊ゲンダイのコラム【適菜収 それでもバカとは戦え/自民党はまるで「粗忽長屋」死に絶えてしまった政府の知性】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/288840)によると、《揚げ足をとりたいのではない。誰でも読み間違えはある。しかし、事前に原稿のチェックをしないのは世の中をナメているし、伝統文化や日本語に対する尊崇の念もない。母国語を大切にしない人間が、母国を大切にするはずもない。…【踏襲】ふしゅう、【詳細】ようさい、【頻繁】はんざつ、【未曽有】みぞうゆう、【措置】しょち、【怪我】かいが、【完遂】かんつい、【焦眉】しゅうび、【低迷】ていまい、【物見遊山】ものみゆうざん、【前場】まえば、【有無】ゆうむ……。…菅義偉も日本語が大の苦手。【改定】かいせい、【貧困対策】ひんこんせたい、【被災者】ひがいしゃ、【伊方原発】いよくげんぱつ、【枚方市】まいかたし……。これでは【市井】を「しい」、【云々】を「でんでん」、【背後】を「せご」と読んだ安倍晋三と同レベル。もっとも元高校教師で元文部科学副大臣の義家弘介が、国会で【便宜】を「びんせん」、【出自】を「でじ」と読む時代なので学力崩壊は行き着くところまで行ったということだろう》。

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/288973

金子勝 立教大学大学院特任教授
1952年6月、東京都生まれ。東京大学経済学部卒業、東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。法政大学経済学部教授、慶應義塾大学経済学部教授などを経て現職。慶応義塾大学名誉教授。文化放送「大竹まことゴールデンラジオ」などにレギュラー出演中。近著「平成経済 衰退の本質」など著書多数。新聞、雑誌、ネットメディアにも多数寄稿している。

金子勝の「天下の逆襲」
五輪優先に選手特権…コロナ敗戦は例を見ない深刻なものに
公開日:2021/05/12 06:00 更新日:2021/05/12 06:00

     (これほど日本国民を愚弄した話があるか(菅首相)/(C)JMPA)

 欧米諸国では新型コロナウイルスワクチンの接種が進んで楽観論が浮上しているが、インドやブラジルなどで猛威を振るう第4波による被害は深刻さを増す一方だ。日本でも変異株の脅威の下で、大阪府や兵庫県は医療提供体制が崩壊し、北海道や福岡県にも危機が迫っている

 とくに大阪維新の会の失政の犠牲となっている大阪は悲惨で、入院率わずか10%という非常事態に陥っている病院に入れず、自宅で死を迎える恐怖と隣り合わせだ橋下府政時代病床転換促進事業という名のダウンサイジングを強行したため、府内の病床は減らされてきた。2回目の緊急事態宣言をいち早く解除すると同時に236床あった重症病床数を減らし続け、4月上旬には150床台まで削減イソジン騒動で懲りない吉村知事が的外れなマスク会食を推奨しているうちに、一気に感染が拡大し、医療崩壊に至った

 3回目の緊急事態宣言は拡大・延長されたが、菅政権は相変わらず自粛要請するだけ。飲食店で酒類提供禁止、マスク着用、手洗い励行、3密回避といった対策しかなく、ひたすら東京五輪開催に夢中になっている各地で人命が脅かされている時に政府として支援策も講じない。全国各地の医療機関からは人手不足の悲鳴が上がっているのに、東京五輪・パラリンピック組織委員会はボランティアで看護師500人、スポーツドクター200人をかき集めようとしている。その上、感染した選手や大会関係者が優先的に入院できる指定病院を30カ所も確保する計画だ。

 輪をかけてひどいのは、選手に対する米ファイザー製ワクチンの優先接種だ。日本で少なくとも1回接種した人の割合は、いまだ2%台。OECD(経済協力開発機構)に加盟する37カ国中、最下位だ。海外メディアからもワクチン接種と五輪開催をめぐって疑義を呈され、批判が相次いでいる。そうした中、なぜ選手は特権的に接種を受けられるのか。訪米先でファイザーCEOと電話協議した菅首相は国内向けのワクチン確保よりも、選手の優先接種を交渉したようだ。おまけに選手には専用車を用意する。これほど日本国民を愚弄した話があるか

 先の大戦でこの国が経験した敗戦モードとそっくりになってきた。五輪優先から人命最優先の政策に大転換しなければ、コロナ敗戦は例を見ない深刻なものになるだろう。
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https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202105100000143.html

コラム
政界地獄耳
2021年5月10日8時28分
日本のシステム著しく低下 五輪開催に躍起の首相は痛々しい

★結局「完全な形でのオリンピック(五輪)開催」とした安倍政権とそれを引き継いだ「人類が新型コロナウイルスに打ち勝った証しとして実現する決意」と言い続ける菅政権は、五輪呪縛にがんじがらめにされ、五輪とコロナを切り離そうとしてコロナ対策を初動から誤った2人は危機管理に強いなどと言っていたその妄想はもろくも崩れ去ったのではないか。同時に、この国のシステムならば感染症など、隔離さえすれば制圧できるし、わが国の医療システム、医者のレベルならば世界に先駆けてコロナを克服できると信じた政治家や官僚は自らの胆力の低下を憂うべきだ。この国のシステムは著しく低下し、それを見抜くことのできない政治家が「安全・安心の大会は可能」と信じ込んでいた。いまだに五輪開催を強行する首相の姿勢は痛々しい

★まして五輪関係者が錦の御旗にしていたバッハ国際オリンピック委員会会長の化けの皮がはがれ、来日も中止となれば、緊急事態宣言を早く切り上げる必要もないことから、早々に今月いっぱいに延長された。そもそも安倍・菅の五輪呪縛は大会を支えた日本政府の素晴らしさを世界と国民に見せつけ選挙に勝とうという程度のものなら、カジノ誘致と同程度のイベントビジネスでしかなく、いずれも大手広告会社任せで進めていた結果みたいなものだ。

★東京大会組織委員会理事には政界、財界、スポーツ界から日本を代表する面々が名前を連ねる。その中でも著名人、作詞家・秋元康、写真家・蜷川実花は国民感覚を理事会で伝える役割だろうし、専門家とは別の視点で組織委員会の空気を伝えることが責務ではないかと思うが沈黙が続く。17年に大会の公式イベントの演出を手掛けた演出家・宮本亞門は東京新聞の取材に「世界一お金がかからない五輪』や『復興五輪』を信じたが大会経費は倍以上に膨れ上がり福島第1原発事故の後処理も進まない誘致のための架空のものだった悲惨な現実を見て『何ということに加担してしまったんだ』と罪悪感にさいなまれた」と発言している。(K)※敬称略
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コメント (2)
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●《病院側に「ベッドを減らしたらご褒美にお金をあげる」と持ちかけて病床を削減…言うまでもないが、その「ご褒美」の原資は我々の税金》

2021年05月20日 00時00分48秒 | Weblog

[※歴代自民党内閣は「国民のために働」いていなかった!? 縁故主義・政権の私物化もアベ様から《継承》 (日刊ゲンダイ 2020年10月14日)↑]


(20210516[])
野尻民夫氏による、リテラの記事【大阪で昨年度123の病床が削減! コロナ医療崩壊でも菅政権が強行「ベッド減らした病院に税金でご褒美」制度による医療カット】(https://lite-ra.com/2021/05/post-5873.html)。

 《しかし、これは大阪だけの話ではなかった。2020年度には全国で一般病床の削減が実施されており、合計約2700床が減らされているのだ。いったいなぜか。すでにお気付きの読者もいると思うが、これは、安倍政権時代から始まった政府の病床削減計画がコロナ禍でも強引に推し進められた結果だ。2014年、安倍政権は「地域医療構想」なる制度を開始するのだが、これは実際には、医療費を削減するため、公立・公的病院の統廃合を進め、病床数を20万床減らすという医療カット制度だった。そして、このカット実現のために、2019年9月に「再編統合の議論が必要」だとする全国400以上の公立・公的病院を名指ししたリストを公表。また、統廃合や病床削減をおこなう病院には全額国費で補助金を出すとし、2020年度予算で84億円を計上した。この制度は「病床削減支援給付金」と名付けられているが、ようは、病院側に「ベッドを減らしたらご褒美にお金をあげる」と持ちかけて病床を削減しようというものだ。言うまでもないがその「ご褒美」の原資は我々の税金である》。さらに、この人災のドサクサ紛れに壊憲を喚きたてる異常さ…「《神さま》気取りのアベ様にこんなお願いする気? ―――「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限…緊急事態条項の創設」」。

 コロナ禍で、病床のダウンサイジングに税金を注ぎ込む異常な自公政権…《病院側に「ベッドを減らしたらご褒美にお金をあげる」と持ちかけて病床を削減…言うまでもないが、その「ご褒美」の原資は我々の税金》。一億歩譲って、税金を悪用しsたアベ様らによるその「政」が〝正しかった〟として、COVID19禍でそれを強要することは〝正しい〟のか? 政府や自公お維の無為無策無能さ、冷酷さを曝け出している。検査検査検査…・追跡・保護十分な補償・経済的人的物的支援という《手を打つ》気も全く無し。しかも、《増税時、政府は「増収分はすべて社会保障財源に充てる」と説明していたが、このコロナ禍で、よりにもよって医療サービスを削減するために消費税を使うとは、まさしく常軌を逸した政策としか言いようがない》。

   『●憲法の日に違憲に壊憲したいと言う…松元ヒロさん「私たちがこう言えば
       いいじゃないですか。『憲法に合わなかったら、政府を”変える“』」
   『●《「国家」の構成要素のうち、統治機構の安泰しか頭にない人々に
       「安全保障」を、いわんや国民の命の選別を論ずる資格などない》
    「《ただでさえ「尊厳死」の名のもとに、医療費削減を目的とする
     “死なせる医療”が正当化されつつある時代》…以前も引用したが、
     「病床のダウンサイジング」」

   『●「〝安楽〟な訳がない。死ぬんだから、殺すんだから。やる方も
          やられる方も〝安楽〟な訳がない」…〝尊厳死〟も死語
    「《ただでさえ「尊厳死」の名のもとに、医療費削減を目的とする
     “死なせる医療”が正当化されつつある時代》…以前も引用したが、
     「病床のダウンサイジング」。リテラの記事【安倍首相がコロナ医療
     危機を無視し「病院のベッド数削減」政策の維持を宣言! しかも削減
     するため予算644億円を投入】…によると、《そもそも安倍政権は、
     医療費削減を狙った「地域医療構想」を掲げ、その実現のためとして
     「病床のダウンサイジング」を打ち出した。これはその名の通り、
     入院ベッド数を減らすことで医療費を削減しようというものなのだが、
     さらに政府は昨年9月に「再編統合の議論が必要」だとする全国424の
     公立・公的病院を名指ししたリストを公表。名指しした病院がある
     都道府県に2020年9月までに統廃合の結論を出せと迫り、一方、
     統廃合や病床削減をおこなう病院には全額国費で補助金を出すとし、
     このために2020年度予算で84億円を計上。これらの施策により、
     2025年度までに全国の急性期病床を約20万床減らすという》。
      自公は、アタマ大丈夫か? 地域の医療の統合・効率化という名の
     「病床のダウンサイジング」、そこに税金。しかも、COVID19人災の今、
     それを議論する? 《そもそも医療資源をあえて貧しくしたのは政府》。
     《非常時だからと容認すれば、それはコロナ終息後も決定的な身分制度
     として定着していくだろう》という斎藤さんの予言」。

   『●《ああ、すべては東京五輪のために。…国威発揚と利権漁りの国策
     サーカスが、人間の生活にも生命にも優先されるのが、現在のこの国だ》
   『●中小零細事業も潰し、《死なせる医療》も正当化し、超監視社会へも
      誤誘導…何処まで冷酷陰湿強権な利権漁りカースーオジサンなのか?
   『●アベ様「ここ1、2週間が極めて重要な時期」、《自助》大好き
     政策スカスカオジサン「この3週間が極めて重要な時期」…無為無策無能
   『●病床のダウンサイジング…《病床削減のために195億円もの巨額が
     計上…しかも、その病床削減のための財源は、消費増税分で賄われる》
   『●COVID19変異株による第4波に対して何を? 「#打つ手なし」で
     非常事態宣言解除 ―――― 無為無策無能過ぎるカースーオジサン
   『●大阪「ト」知事《「大阪は第4波に入った」「一足早く緊急事態宣言を
      解除したので、そのリバウンドもあると思う」…他人事のように分析》
   『●《命をかけさせられるのはまたも大阪府民なのである》(リテラ)
     ――― お維を支持していない大阪の皆さんに、とても同情する……
   『●ボイコフ教授《新型コロナウイルスのパンデミックのさなか、聖火
     リレーは五輪の虚飾のため、公衆衛生を犠牲にする危険を冒している》
   『●《五輪利権をむさぼり尽くさずにはいられない豚の卑しさと…中国に
     「証し」とやらのマウントを取られたくないド腐れ猿の哀れすぎる性》

 超テキトーな政権。「社会ファースト」(有森裕子氏)ではなく、自公政権・自民党ファースト。
 リテラの記事【西村担当相が「マスクつけても感染」を認めたのに…「マスクしていれば濃厚接触者じゃない」の定義を変更しない菅政権の無責任】(https://lite-ra.com/2021/05/post-5874.html)によると、《昨日4日までの全国の重症患者数が1114人で過去最多となったように、深刻さが増している新型コロナの感染拡大。菅義偉首相は本日、「短期集中」と位置づけていた緊急事態宣言の延長を「今週中に判断する」と述べたが、一方、福岡県や徳島県、北海道が「まん延防止等重点措置」の適用を要請するなど、感染拡大は全国規模となってきている。だが、緊急事態宣言を延長するか否かという判断を下す以前に、この連休中も菅首相のコロナ対応の杜撰さ、支離滅裂ぶりが浮き彫りとなっている。それは、新型コロナ担当の西村康稔・経済再生担当相が連休中に口にしはじめた「屋外でマスクを付けていても感染する」という問題だ。…ちょうど1年前の昨年5月4日、当時の安倍晋三首相が「感染拡大を予防する新たな生活様式」として密集・密接・密閉の「3密」を回避することを国民に提唱し、菅首相も耳にタコができるほど「マスクの着用や手洗い、3密の回避」と繰り返してきた。ところが、「3密」を回避しても感染は起こると、ここにきてコロナ担当の大臣が明言したのである。いや、それ以上に重要なのは、「屋外でマスクを付けていても感染が確認される事例の報告が相次いでいる」という発言だ。 ■聖火リレーで陽性者が出ても「マスクを着用していた」という理由で濃厚接触者なし》。
 リテラの記事【菅首相が「人流は間違いなく減少」と真っ赤な嘘! 東京駅前は昨年の1.8倍、大阪駅前も2.6倍、感染者減少も検査数が大幅に減っただけ】(https://lite-ra.com/2021/05/post-5875.html)によると、《記者から「今回の緊急事態宣言はゴールデンウィークの短期集中を掲げておこなわれましたが、その効果についてどのように分析していますか」と質問されると、菅首相はこんなことを言い出した。「あのー、大きな流れのひとつでありました、人流については、間違いなく減少していると考えています」 記者はさらに「感染者の数についてはどのように分析をしていますか」と質問を重ねたが、そこでもこう答えたのだ。「あのー、きょうの数字はみなさんご承知だと思いますけども、人口……あの……人口が、あの、減少している、ま、そうした効果は出始めてきているのではないかなというふうに思っています」 「人口が減少している」ってどういう意味だよ、とツッコまざるを得ないが、こう述べると菅首相は足早に立ち去ってしまったのだ。この「人口」というのは「人流」の間違いだと思われるが、ようするに菅首相は「人流は間違いなく減少している」「人流が減少した効果が感染者数にも出始めてきている」と主張したのである》。

 (青木理さん)《オリンピック、出来ないと思いますよ…直感的に考えて、出来ると思います?》 このニッポンの有様を見て、選手を派遣する国はあるのかね? アメリカが選手派遣をしませんと言えば、即中止決定でしょうね。
 沖縄タイムスのコラム【[大弦小弦]「疑問の灯」リレー】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/748072)によると、《聖火リレー会場を覆い隠す白い幕の外側で、「まれに見る珍妙な光景だ」と男性が苦笑した。1日の名護市。カメラを向けた人は警備員に止められた ▼囲いの内側は秘密かというと、そういう訳でもない。行ったり来たりが5回あり、ネット中継された。厳戒態勢は見物客を集めないようにする新型コロナウイルス対策だった ▼県はスタッフやランナーだけでなく、ランナーが招待した家族の分までPCR検査費用を負担した。合計約1600人分。...》
 琉球新報のコラム 【<金口木舌>国民は下衆ですか?】(https://ryukyushimpo.jp/column/entry-1315531.html)によると、《▼国民の不安をよそに開催に固執するのはなぜか。民放の朝の情報番組で、コメンテーターが「オリンピックがなくなると政治的につらい状況になるから何としてもやりたいという話なのか」と疑問を投げ掛けた ▼「下衆の勘繰り」と返したのは政権中枢に人脈のある政治ジャーナリスト。だが「五輪は政権の生命線」と官邸幹部は言う。成功を次期衆院選の追い風にしたい考えなのだろう。勘繰られる振る舞いは政府側がしているのだ ▼「パンとサーカス」は古代ローマで民衆から政治を遠ざけるために使われた。祭典で新型コロナ対策の不備を帳消しにするほど国民は愚かではない》。

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https://lite-ra.com/2021/05/post-5873.html

大阪で昨年度123の病床が削減! コロナ医療崩壊でも菅政権が強行「ベッド減らした病院に税金でご褒美」制度による医療カット
2021.05.04 07:15

     (厚労省HPより)

 4月29日44人、5月1日41人、2日16人、3日19人、本日4日20人と、コロナによる死者数が凄まじい数になっている大阪府。この数字は、大阪ではコロナに感染して重症化しても満足な治療を受けられず、見殺しにされてしまう状況になっていることを物語っている。

 それだけではない。大阪ではコロナ以外の医療も逼迫。救急拒否や診察遅れ、手術延期などが相次ぎ、普通なら助かるはずの患者が命を落としたケースも相当な数にのぼるだろうといわれている。

 こうした医療崩壊の最大の原因はもちろん、本サイトが再三指摘してきたように、吉村洋文知事の怠慢にある。

 昨日おこなわれた会見では、吉村知事が酒の持ち込みを許可する飲食店に「コロナを軽く見ている」と発言、SNS上では「軽く見ていたのはお前だろう」とツッコミの嵐になったが、それも当然だろう。

 吉村知事はこの間、医療提供体制や検査体制を強化することほとんどやろうとせず、変異株の危険性が指摘されていた2月末には逆に緊急事態宣言の前倒し解除を要請。3月1日に宣言が解除されると、重症病床の確保数を「215床」から3割減の「150床」まで縮小することを各病院に通知したのだ。いったんコロナ専用病床をなくしてしまったら、元に戻すのは新規に設置するのと同じだけ手間がかかる。実際、現場の医療関係者や専門家からは反対の声があがっていたが、吉村知事は言うことを聞かず、重症病床を減らしてしまったのである。

 この吉村知事の「コロナを軽く見ていた」愚策が、いまの大阪の医療崩壊の大きな原因になっていることは間違いない。

 しかし、大阪の医療体制をめぐっては、もうひとつ信じられないことが起きていた。コロナ感染が拡大の一途をたどった2020年度、大阪府内の病院では、一般病床がなんと「123床」も削減されていたのだ。

 病床を削減した病院と、削減病床数のリストを以下に列挙してみよう。

   ・高槻市 高槻赤十字病院 45 床(急性期病床)
   ・富田林市 済生会富田林病院 40 床(急性期病床)
   ・寝屋川市 医療法人道仁会道仁病院 7床(急性期病床)
   ・堺市 医療法人淳康会堺近森病院 12 床(急性期病床)
   ・枚方市 田ノ口診療所 19 床(慢性期病床)

 ほとんどが地域医療の中核を担っている病院で、高槻赤十字病院は救急指定病院、そして第二種感染症指定医療機関でもある。削減された病床はコロナ病床ではないが、123床中104床が急性期病床だ。急性期病床というのは、急性発症した病気や怪我、慢性疾患の急激な容体悪化の治療を目的とする入院ベッドのこと。コロナの感染拡大で他の疾病や外傷での急性期治療が圧迫されているというのに、その感染拡大のさなかに急性期病床をコロナと無関係にさらに削減するというのは、正気とは思えない


■コロナ再拡大で菅首相が「勝負の3週間」と言ったその日に、各都道府県に病床削減周知の通知

 しかし、これは大阪だけの話ではなかった。2020年度には全国で一般病床の削減が実施されており、合計約2700床が減らされているのだ。

 いったいなぜか。すでにお気付きの読者もいると思うが、これは、安倍政権時代から始まった政府の病床削減計画がコロナ禍でも強引に推し進められた結果だ

 2014年、安倍政権は「地域医療構想」なる制度を開始するのだが、これは実際には、医療費を削減するため、公立・公的病院の統廃合を進め、病床数を20万床減らすという医療カット制度だった。

 そして、このカット実現のために、2019年9月に「再編統合の議論が必要」だとする全国400以上の公立・公的病院を名指ししたリストを公表

 また、統廃合や病床削減をおこなう病院には全額国費で補助金を出すとし、2020年度予算で84億円を計上した。この制度は「病床削減支援給付金」と名付けられているが、ようは、病院側に「ベッドを減らしたらご褒美にお金をあげる」と持ちかけて病床を削減しようというものだ。言うまでもないが、その「ご褒美」の原資は我々の税金である

 余分な税金を使って医療をカットするとは、意味不明としか言いようがないが、もっと愕然とするのは、2020年にコロナ感染が広がり、医療逼迫が叫ばれるようになっても政府がこの政策を撤回しなかったことだ。

 いや、それどころか、昨年11月26日、厚労省は、各都道府県知事あてに、改めて「令和2年度地域医療構想を推進するための病床削減支援給付金の実施について」という通知を出し、そこで「貴管内関係者に対しては、貴職から周知されるよう御配慮願いたい」と念押ししていた。

 ようするに、全国の知事に「病床削減」に応じる病院を早く集めるよう催促したのだが、この通知がなされた11月26日というのは、感染再拡大を受けてコロナ担当の西村康捻・経済再生担当相が「勝負の3週間」と称する感染防止のための短期間の集中した取り組みを宣言した翌日、そして同じ言葉をぶら下がり取材で菅首相が口にした当日である。

 一方で、感染再拡大を受けて国民に行動の自粛を呼びかけながら、裏では医療逼迫にあえぐ病院にさらに病床を削減しろ、と迫るめちゃくちゃとしか言いようがないが、その結果が、前述した大阪の123床削減、全国での約2700床削減なのである。


■今年度は倍以上の全国で1万床削減、しかもご褒美の補助金は消費税から

 この一般病床削減が医療崩壊にどう拍車をかけたかについては、別途、検証が必要だが、普通に考えれば、影響がないわけがない。

 というのも、コロナ病床のほとんどは、特例を除いては一般病床を転用するかたちでおこなわれているからだ。批判が高まったことで吉村知事らは最近「コロナ病床の確保につとめている」と自己宣伝に努めているが、これは全体の病床を増やしているわけではない。そのぶん一般病床を削っているのである。そのうえ、「病床削減支援給付金」制度が実施されているのだから、一般病床は二重に減っているということになる。これでは、コロナ以外の医療が危機に陥るのも当然だろう。

 だが、驚いたことに、政府は2020年度に続いて、今年度もこの病床削減計画を進めるつもりだ。厚労省は2021年度予算に「自主的な病床削減や病院の統合による病床廃止に取り組む際の財政支援を実施する」として、昨年の2倍以上の195億円の予算を計上した。

 この問題を4月26日の参院厚労委員会で追及した日本共産党の倉林明子参院議員によると、この予算規模で病床削減がおこなわれれば、削減は1万床規模に及び、医師1600人、看護師5800人に影響が出るという

 さらにとんでもないのが、今年度の「病床削減支援給付金」の財源だ。政府は今年度より消費税を財源にできるよう今国会で法改正を進めているのだ。増税時、政府は「増収分はすべて社会保障財源に充てる」と説明していたが、このコロナ禍で、よりにもよって医療サービスを削減するために消費税を使うとは、まさしく常軌を逸した政策としか言いようがない。

 当然、こうした信じがたい政府の方針には、自治体の首長らからも批判が起こっている。

 たとえば、昨年12月25日におこなわれた厚労省の社会保障審議会医療部会では、全国知事会の新型コロナ緊急対策本部長代行で、コロナ対応の評価も高い平井伸治・鳥取県知事が「今、年末年始に向けて病床の確保をしようと一生懸命なわけであります。その病床の確保をしようとしている相手方の病院の皆様に、再編整理の話を持ちかける、あるいは調整するなどということは全くナンセンスであります」と指摘。久喜邦康・埼玉県秩父市長も「私ども市長会のほうとしても地域医療崩壊を加速させるおそれがあるのではないかということで大変懸念しております」と危機感を表明している。

 さらに、2月22日に日本記者クラブで会見をおこなった全国知事会長の飯泉嘉門・徳島県知事も、はっきりとこう述べている。

「もし、これ(再編統合)をやっていたら、今回のコロナとの闘いで、日本は確実に敗れていた」


■国民をコロナから守ることより、医療費カットを優先する菅首相と吉村知事の新自由主義思想

 だが、ここまで大きな批判が起こっても、菅政権はいまだに病床削減や公立・公的病院の統廃合を撤回する様子はまったくない

 3月4日の参院予算委員会では、追及を受けた田村憲久厚労相が地域医療構想の病床削減計画について見直す必要はないと明言。菅首相も「厚生労働省の田村厚労大臣のもとで、地方自治体と医師会とも連携しながら、地方医療制度というのは考えていく」と答弁し、撤回しようとしなかった

 さらに、4月26日の参院厚労委員会では、前出の倉林議員が「感染症対応と病床削減とは両立するのか」「感染拡大期の一般医療へのしわ寄せが避けられない」と追及したが、田村厚労相は一般病床をコロナ病床に対応できるようにする」「(病床削減しないと)平時に収益が上げられなくなると強弁し続けた

 繰り返すが、一度減らした医療体制を元に戻すのは、新規につくるのと同じように時間と手間がかかる。現に、新型コロナの発生によってその役割の重要性が再認識された保健所も、90年代の行政改革のなかで「地域保健法」を施行し保健所が統廃合された結果、1992年には全国852カ所あったのが2020年4月には469カ所と約半分にまでなった(「住民と自治」 2020年10月号)。田村厚労相は「保健師については2年間で1.5倍にする」などと言っているが、危機が起こってから対応していては遅いのだ

 にもかかわらず、「平時の収益」を持ち出してこんな愚策を進める──。それは、いまの菅政権の最優先事項が医療費カットであり、国民の生命をコロナから守ることなんて二の次だからだ。実際、今回の一般病床削減だけでなく、この間のコロナの後手後手対応、医療や検査の拡充の拒否は、まさにそうした政権に染み付いている医療カット優先の姿勢がもたらしたものと言っていいだろう。

 これは、非常事態宣言解除と同時にコロナの重症病床を大幅に減らし、政府の一般病床削減計画を率先して受け入れた大阪府の吉村知事も同様だ。医療コストの意識だけで動いているから、こんな府民の生命を危機に晒すような判断が平気でできてしまうのである。

 しかも、連中に共通するのは、そうやって医療費をケチって、医療や検査体制の拡充を放棄した結果、ひどい感染拡大を招き、さらに多大なコストがかかるという最悪の事態を引き起こしているのに、その責任をとろうとせず、国民や憲法に責任転嫁をはかろうとしていることだ

 本サイトでも指摘したように、吉村知事はこのところしきりに私権制限をわめきたて、菅首相も、昨日、日本会議系の改憲集会に「新型コロナへの対応を受けて、緊急事態への備えに対する関心が高まっている」などというビデオメッセージを寄せた。また、両者の応援団である橋下徹・元大阪市長にいたっては、何の関係もない「国民皆保険制度」の話を持ち出し、「普段はいいんだけれども、いざ有事になったときには、みんなそれぞれお医者さんの自由が、やっぱり前提になって、なかなかこれ政治が力を発揮できない」などと、めちゃくちゃな主張をしていた。

 ようするに、連中はいまなお、コロナを封じ込めるための検査や医療体制の整備をするつもりがないのだ。それはおそらく、この新自由主義政治家たちがめざししているのが、金持ちだけが自由に先進医療にかかることができて、カネもコネもない貧乏人には最低限の医療も受けられないような国をめざしているからだろう。そして、その代わりに、憲法を改正して、国民の私権を制限することで、国民の不満を封じ込めることのできる体制をつくろうとしているのだ。

 これは妄想でも誇張でもない。いまの日本や大阪のコロナをめぐる対応をきちんと見れば、このディストピアがすでに目の前に迫っていることがよくわかるはずだ。

野尻民夫
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●《豚の卑しさ...》…金(カネ)色の五つの輪利権をむさぼり、GoTo《勝負》を再開する気満々なカースーオジサンや自民党幹事長ら

2021年05月14日 00時00分02秒 | Weblog

[※歴代自民党内閣は「国民のために働」いていなかった!? 縁故主義・政権の私物化もアベ様から《継承》 (日刊ゲンダイ 2020年10月14日)↑]


// (2021年05月02日[日])
日刊ゲンダイのコラム【室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」/GoToトラベル再開で経済効果あり? 適当なことをいうなっ】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/287665)。
日刊ゲンダイのコラム【適菜収 それでもバカとは戦え/聖火ランナーも競技もロボットにやらせるのはどうか】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/287715)。
日刊スポーツのコラム【【政界地獄耳】菅、小池、バッハ強引な歩調一致】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202104240000053.html)。

 《BSテレ東番組に二階氏が出て、『GoToトラベル』を再開すべきだとの話をしたときの彼の言葉。経済効果がある? 適当なこというなっ。コロナが広まって一年が経つが、情けないことに、コロナ感染症対策、政府はまだまだあたしたちの意識頼りだ。その中で、聖火リレーからはじまる東京五輪を強行しようとしてるのだ。でもって、『GoToトラベル』まで再開したいとは。》
 《利権と保身により引き返せなくなった人々が、新型コロナ下における狂気の東京五輪に突き進もうとしている。3月25日には福島県で聖火リレーが始まり、約1万人のランナーが121日をかけて全国を走るとのこと。バカなんですかね?
 《一方、東京はオリンピック(五輪)を実現させる命題を抱えているため、なおさら政治的だ。今回の緊急事態宣言を来月11日までとしたのも同月17、18日のIOCバッハ会長来日まで抑え込み、五輪開催問題なし演出したいもくろみだ》。

 《五輪利権をむさぼり尽くさずにはいられない豚の卑しさと…》。
 リテラの記事【菅首相が緊急事態宣言を出さないのは五輪開催を強行するため! ワクチン接種も五輪出場選手を優先させる計画が…】(https://lite-ra.com/2021/04/post-5849.html)によると、《またも会見をおこなわず、ぶら下がり取材もわずか約6分で終了させたからだ。さらに、菅首相がぶら下がりで「集中的な対策」として打ち出したのは、「飲食店の20時までの営業時間短縮」「罰則の適用」「すべての飲食店の見回り」。つまり、国民にだけ締め付けを強いるものだけだった。…だが、このような状況にあるにもかかわらず、東京都では変異株のスクリーニング検査がわずか24.7(3月29日〜4月4日)しかおこなわれていない上、そもそもの陽性者を発見するための検査実施件数自体が少ない。事実、4月1日〜7日の検査実施件数のうち、もっとも多かった5日でも1万1081件、もっとも少なかった4日は2022件。均すと1日あたりの検査数は7110件にとどまっている。いや、それどころか、感染者は先週よりも増えているのに、検査実施件数は先週より減少しているのである》。…そりゃ、異常な感染率に慣らされるわな。7%とか、8%とか。

 金(カネ)色の五つの輪開催、GoTo《勝負》を再開する気満々な利権漁りオジサンらの醜悪さ。そして、《五輪利権をむさぼり尽くさずにはいられない豚の卑しさと...猿の哀れ》。

 日刊スポーツのコラム【【政界地獄耳】決断できない菅政権 コロナ対策は五輪対策でしかない】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202104260000088.html)によると、《★ところが菅政権は明確なメリハリと決断ができず、五輪開催こそが成功だと考える。また政府内には国民の7割以上が常に五輪開催に反対しているものの、いざ東京で始まれば反対していた人たち誰もがテレビで競技にくぎ付けになり、メダルラッシュに沸けば誰も「反対」などと言わなくなると思っている。だが参加者の少ない五輪のメダルでは国内アスリートたちも複雑だろう。それは国民にもすぐ伝わる。25日に行われた衆参の補選と再選挙は軒並み投票率が下がっている。コロナ禍の総選挙にも課題を残す。23日、国際オリンピック委員会(IOC)のへーリー・ウィッケンハイザー委員(カナダ)は開催の判断は医療と健康の専門家によってなされるべきで、企業や大規模なビジネスによってなされるものではない明確で透明性のある説明が必要と当然の指摘をしている》。

   『●《五輪利権をむさぼり尽くさずにはいられない豚の卑しさと…中国に
     「証し」とやらのマウントを取られたくないド腐れ猿の哀れすぎる性》
   『●金(カネ)色の五つの輪、《中止になって「万歳」でなく、
     3兆6000億円をどぶに捨てたのは誰だと責任追及しなければならない》
   『●《豚の卑しさ...猿の哀れ》――《世界のメディアから「『最悪の
     タイミング』であり、日本と世界にとって『一大感染イベント』」》
   『●《一方、政官財マスコミの大利権で、北京より早く開催する国威発揚
        ・愛国イベントだけは、どれほどの犠牲を生もうと遂行する――》

 《豚の卑しさ...猿の哀れ》――《世界のメディアから「『最悪のタイミング』であり、日本と世界にとって『一大感染イベント』」》だというのに、いつまでたっても、金(カネ)色の五つの輪に執着。
 《国民にひたすら自粛を求め、何もせずウイルスの自壊を待っているだけ》…無為無策無能過ぎる政権。絶対に開催など無理です。以前も引用しましたが、もう一度。【大竹まこと ゴールデンラジオ!「大竹メインディッシュ」2021年4月23日 青木理 室井佑月】(https://www.youtube.com/watch?v=v1T1S6rJvoo)によると、《オリンピック、出来ないと思いますよ…直感的に考えて、出来ると思います?》《政治の無能さ、愚かさ…何も学んでいない》《吉村知事…謝らないですよね。自分の判断が間違っていたとか、申し訳なかったとか、謝った気配が無い》《コロナ対応…政治の通信簿、オール1》《メディア業界の劣化》《それを、アンダーコントロールって言ってんだから…》。

   『●金子勝さん《抜本的なコロナ対策こそ、最大の経済対策なのだ》…
     検査検査検査・追跡・保護と社会的検査による無症状感染者の炙り出し
   『●厚労相「義務ではない」扶養照会…カースーオジサン、躊躇わずに
     生活保護を申請できるようにしてから「生活保護がある」と言ってくれ
   『●意図的に《検査件数が大きく減っている…東京都は都内の保健所に
      対し、「積極的疫学調査」の対象を絞るよう、通知を出している》
   『●《菅政権は、規制改革を政策の重点事項としている。だったら、
     国民生活を危機に陥れている感染症の利権を最優先の改革対象とすべき》
    「マガジン9のコラム【森永卓郎の戦争と平和講座 第92回:ゼロコロナ
     への政策転換を(森永卓郎)】…《しかし、私は、政府が採っている
     ウィズコロナ政策よりも、ゼロコロナ政策のほうが、ずっと即効性があり、
     コストが安く、確実で、安全だと考えている》」

   『●COVID19変異株による第4波に対して何を? 「#打つ手なし」で
      非常事態宣言解除 ―――― 無為無策無能過ぎるカースーオジサン
   『●教訓を得ない、無為無策なカースーオジサン…森永卓郎さん《菅政権の
     特徴を一言にまとめると、「新しいことを何もしない」ということだ》

 《豚の卑しさ...猿の哀れ》――《都内の幼稚園児や小・中・高校生など約81万人を動員》、都内の皆さん大丈夫? 正気ですか? バッハ会長の言葉にしても、戦時中なのか?、とさえ思ってしまう。金子勝さん《太平洋戦争の「失敗の本質」から何も学ばず、国民を犠牲にする構図がいよいよ鮮明になってきた》。小池百合子「ト」知事による《戦時中さながらの「灯火管制」》など、何かの冗談かとさえ思える。斎藤貴男さん《アニミズムの国に絶望しつつ、それでも私は叫ぶ。東京五輪こそ不要不急であり、最大の不安要因だ強行はすなわち破滅への一本道である》。

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/287665

室井佑月 作家
1970年、青森県生まれ。銀座ホステス、モデル、レースクイーンなどを経て97年に作家デビュー。TBS系「ひるおび!」木曜レギュラーほか各局の情報番組に出演中。著書に「ママの神様」(講談社)、「ラブ ファイアー」(集英社文庫)など。

室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」
GoToトラベル再開で経済効果あり? 適当なことをいうなっ
公開日:2021/04/09 06:00 更新日:2021/04/09 06:00

     (二階幹事長(C)日刊ゲンダイ)

『恐れていたら何もできない。みんなが家に引きこもっていたら、日本の経済が止まってしまう。経済効果がある』(二階俊博・自民党幹事長)

 先週につづき、また二階氏の発言を取り上げる。これは、4日放送のBSテレ東番組に二階氏が出て、『GoToトラベル』を再開すべきだとの話をしたときの彼の言葉。

 経済効果がある? 適当なこというなっ。

 新型コロナウイルスの感染対策は、頼みの綱のワクチン普及が遅れに遅れている。検査をして、無症状陽性者や、新たな変異株についてを考えなきゃいけないのに、その数はまだまだ足りてない。

 コロナが広まって一年が経つが、情けないことに、コロナ感染症対策、政府はまだまだあたしたちの意識頼りだ。

 その中で、聖火リレーからはじまる東京五輪を強行しようとしてるのだ。でもって、『GoToトラベル』まで再開したいとは。

 いうまでもないが、ウイルスは閉じ込めないといけない。密になる機会を、勧めてどうする?

 こんなことをやっていれば、感染者が増え、緊急事態宣言、感染者が増え……のくり返しになる。一瞬の経済効果とやらは、長く安定した経済効果にならない。むしろ、逆だろ。

 それでも二階氏が『GoTo』を再開したいのは、旅行団体から献金をもらいたいから。『GoTo』事業で血税をまわし、その褒美として、献金をもらう。パーティー券なども買ってもらう。選挙の応援もしてもらう。

 そして、「恐れていたらなにもできない」などと、放言を吐く

 国民を守ることより先に、私腹を肥やそうとする人が、政権与党の幹事長

 人としては、下の下だろう卑しいといっていい

 いつまでこんな人を、のさばらせておくんだろう。それが今の日本のヤバさの元だと、あたしは思う。
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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/287715

適菜収 作家
近著に「日本人は豚になる」「ナショナリズムを理解できないバカ」など。著書40冊以上。購読者参加型メルマガ「適菜収のメールマガジン」も始動。詳細は適菜収のメールマガジンへ。

それでもバカとは戦え
聖火ランナーも競技もロボットにやらせるのはどうか
公開日:2021/04/10 06:00 更新日:2021/04/10 06:00

     (国民の約8割が中止・延期を求めているのに
      (沿道の人たちに手を振りながら故郷の三重県津市を走る
       聖火ランナーの吉田沙保里さん)/(C)共同通信社

 利権と保身により引き返せなくなった人々が、新型コロナ下における狂気の東京五輪に突き進もうとしている。3月25日には福島県で聖火リレーが始まり、約1万人のランナーが121日をかけて全国を走るとのこと。バカなんですかね?

 組織委員会は、安全・安心を最優先に掲げ、沿道の観客に対し密集を避けるように呼びかけたが、だったら最初からやらなければいいだけの話。ではなぜこのような不要不急の感染拡大イベントをやるのか?

 結局はカネとプロパガンダだろう。これはうがった見方ではない。聖火リレーは、ナチス総統のアドルフ・ヒトラーがプロパガンダを目的に始めたものである。1936年のベルリン・オリンピックでギリシャから火が運ばれたのは、「ゲルマン民族はヨーロッパ文明の源流たるギリシャの後継者である」と主張するためだ。要するにオカルト

 国民の約8割が中止か延期を求めているのに、それでも五輪を強行しようとするのは莫大なカネが動くからだろう。実際、福島県のリレーでは、ランナーよりスポンサー企業の宣伝車両が目立っていた。改造車が大音量で音楽を流し、荷台にはDJが乗り込みマスクをつけずに叫んでいたという。

 東日本大震災の被災地や白血病を乗り越えた選手を「感動のネタ」として利用するのも不謹慎極まりない。


■もはや汚れ仕事

 しかし、こんな危険な汚れ仕事をなぜ生身の人間にやらせるのか。今は部屋掃除もロボットがやる時代である。聖火ランナーも競技もロボットにやらせるのはどうか。各国は現地から遠隔操作すればいい。科学技術を競うことで国威発揚にも使えるし、中止よりは経済的ダメージが少ない。そしてなによりも新型コロナの感染拡大により人が死ぬ危険性が減る。こうすれば確実に「安全・安心」な東京五輪になるだろう。

 このまま突き進めば、地獄が待っているだけだ。台風並みの風雨でも「絶対に消えない聖火」との触れ込みのトーチは、風も強くなかったのに初日に2回も消えた。群馬県のリレーでも2回消えている。

 これは神様が警告を発したのだろう。ギリシャの神々の怒りを買った可能性もある。天に唾すれば、われわれ人類は、必ず報いを受けることになる
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https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202104240000053.html

コラム
政界地獄耳
2021年4月24日9時15分
菅、小池、バッハ強引な歩調一致

★コロナ禍は1年前の緊急事態宣言当時よりも事態が悪化しているだけでなく変異種の広がりによってこの1年間のデータを生かすというよりも新しいコロナ禍との闘いが始まったといっていい。3度目の緊急事態宣言発令は大阪府、兵庫県、京都府、東京都の4都府県にわたる。この政府の判断も日米首脳会談のため訪米日程を優先したために政府決定が1週間遅れたのではないか。

★しかしその判断は自治体の現状認識がベースになる。ほんの少し感染者人数が減れば解除を叫び、手の施しようがなくなると早く宣言を発令しろとその場しのぎの対策に明け暮れる自治体のさまを見ていると、コロナ禍は極めて人災であると感じる。ことに近畿地方の医療逼迫(ひっぱく)は大阪府知事の胆力のなさを際立たせた。一方、東京はオリンピック(五輪)を実現させる命題を抱えているため、なおさら政治的だ。今回の緊急事態宣言を来月11日までとしたのも同月17、18日のIOCバッハ会長来日まで抑え込み、五輪開催問題なし演出したいもくろみだ

★結局、東京と政府、IOCの利害は「何が何でもやる」で一致している。20日夜、首相・菅義偉は緊急事態宣言の五輪への影響を問われ「オリンピック(への影響)はないと思っている。安全・安心な大会になるように政府として全力を挙げていきたい」。都知事・小池百合子は21日夜、「大型連休を前にして、このタイミングで緊急事態宣言をビシッと出すことも必要ということから、国の判断をお願いしたい」。21日バッハは「日本の緊急事態宣言について、東京オリンピックに関係するものではない」とした。3人の強引さはバッチリ歩調が合っているが国民や都民、アスリートたち、世界の人たちとのずれが広がった。五輪は「参加することに意義がある」から「政治的に参加させることに意義がある」に変容した。(K)※敬称略
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●《一方、政官財マスコミの大利権で、北京より早く開催する国威発揚・愛国イベントだけは、どれほどの犠牲を生もうと遂行する――》

2021年05月13日 00時00分42秒 | Weblog

[※歴代自民党内閣は「国民のために働」いていなかった!? 縁故主義・政権の私物化もアベ様から《継承》 (日刊ゲンダイ 2020年10月14日)↑]


(2021年05月02日[日])
日刊ゲンダイの二つのコラム【斎藤貴男 二極化・格差社会の真相/不要不急の五輪を強行 結婚式や葬式を制限する狂気の独善】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/288501)と、
金子勝の「天下の逆襲」/ウソを重ね国民に犠牲を強いる菅政権の「失敗の本質」】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/288184)。

 《戦時中さながらの「灯火管制」については周知の通り。…強烈な違和感がある。いや、この連中はいったい何なんだ? たかが行政に私たち魂を湛えた人間さまの営みが、どうしてここまで指図されなければならないのか。コロナ封じ込めを謳うなら、五輪の強行はまったく筋が通らない》。
 《安倍前首相にならい、菅首相も国会追及から逃げて外遊に出たが、リモート会談で事足りる内容だ。ウソをつくのも安倍と同じ。…五輪ありきで無症状者の検査を怠り、今なお失敗を重ねては失敗の上塗り政府はひたすら責任から逃れ、国民に犠牲を強い続けている。こうした構図は、原発事故処理にも見て取れる…太平洋戦争の「失敗の本質」から何も学ばず、国民を犠牲にする構図がいよいよ鮮明になってきた》。

   『●《五輪利権をむさぼり尽くさずにはいられない豚の卑しさと…中国に
     「証し」とやらのマウントを取られたくないド腐れ猿の哀れすぎる性》
   『●金(カネ)色の五つの輪、《中止になって「万歳」でなく、
     3兆6000億円をどぶに捨てたのは誰だと責任追及しなければならない》
   『●《豚の卑しさ...猿の哀れ》――《世界のメディアから「『最悪の
     タイミング』であり、日本と世界にとって『一大感染イベント』」》
   『●《東京五輪、もはや「詰んだ」状況ではないのか》、メディアは分かって
        いるのに書けない…だって、金(カネ)色の五つの輪のスポンサー

 《豚の卑しさ...猿の哀れ》――《世界のメディアから「『最悪のタイミング』であり、日本と世界にとって『一大感染イベント』」》だというのに、いつまでたっても、金(カネ)色の五つの輪に執着。
 《国民にひたすら自粛を求め、何もせずウイルスの自壊を待っているだけ》…無為無策無能過ぎる政権。絶対に開催など無理です。以前も引用しましたが、もう一度。【大竹まこと ゴールデンラジオ!「大竹メインディッシュ」2021年4月23日 青木理 室井佑月】(https://www.youtube.com/watch?v=v1T1S6rJvoo)によると、《オリンピック、出来ないと思いますよ…直感的に考えて、出来ると思います?》《政治の無能さ、愚かさ…何も学んでいない》《吉村知事…謝らないですよね。自分の判断が間違っていたとか、申し訳なかったとか、謝った気配が無い》《コロナ対応…政治の通信簿、オール1》《メディア業界の劣化》《それを、アンダーコントロールって言ってんだから…》。アメリカが選手の派遣を止めれば、一発で吹っ飛ぶ

   『●金子勝さん《抜本的なコロナ対策こそ、最大の経済対策なのだ》…
     検査検査検査・追跡・保護と社会的検査による無症状感染者の炙り出し
   『●厚労相「義務ではない」扶養照会…カースーオジサン、躊躇わずに
     生活保護を申請できるようにしてから「生活保護がある」と言ってくれ
   『●意図的に《検査件数が大きく減っている…東京都は都内の保健所に
      対し、「積極的疫学調査」の対象を絞るよう、通知を出している》
   『●《菅政権は、規制改革を政策の重点事項としている。だったら、
     国民生活を危機に陥れている感染症の利権を最優先の改革対象とすべき》
    「マガジン9のコラム【森永卓郎の戦争と平和講座 第92回:ゼロコロナ
     への政策転換を(森永卓郎)】…《しかし、私は、政府が採っている
     ウィズコロナ政策よりも、ゼロコロナ政策のほうが、ずっと即効性があり、
     コストが安く、確実で、安全だと考えている》」

   『●COVID19変異株による第4波に対して何を? 「#打つ手なし」で
      非常事態宣言解除 ―――― 無為無策無能過ぎるカースーオジサン
   『●教訓を得ない、無為無策なカースーオジサン…森永卓郎さん《菅政権の
     特徴を一言にまとめると、「新しいことを何もしない」ということだ》

 《豚の卑しさ...猿の哀れ》――《都内の幼稚園児や小・中・高校生など約81万人を動員》、都内の皆さん大丈夫? 正気ですか? バッハ会長の言葉にしても、戦時中なのか?、とさえ思ってしまう。金子勝さん《太平洋戦争の「失敗の本質」から何も学ばず、国民を犠牲にする構図がいよいよ鮮明になってきた》。小池百合子「ト」知事による《戦時中さながらの「灯火管制」》など、何かの冗談かとさえ思える。斎藤貴男さん《アニミズムの国に絶望しつつ、それでも私は叫ぶ。東京五輪こそ不要不急であり、最大の不安要因だ強行はすなわち破滅への一本道である》。
 リテラの記事【正気か? 東京都が東京五輪の観戦に小中学生ら81万人を動員計画! 感染拡大最中に各学校に通達、観戦拒否すると「欠席扱い」】(https://lite-ra.com/2021/04/post-5868.html)によると、《いよいよ五輪が日本を殺しにかかってきた。昨日28日、東京五輪の5者協議がおこなわれ、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長が「へこたれない精神を日本国民が持っていることは、歴史を通して証明されています」「厳しい状況下にあってもそれを乗り越える日本人の力が五輪を可能にするなどと発言したからだ。これまでも安倍晋三や菅義偉をはじめとした政治家たちが科学的根拠ゼロの精神論を振りかざして五輪を強行開催しようとしてきたが、ついにIOC会長まで同じような精神論を口にして開催を正当化しようとは……。だが、ワクチン接種も進まず感染が拡大の一途を辿っている日本国内だけではなく、インドの感染爆発を見ても、とてもじゃないが五輪を開催できるような状況にないのは明々白々だ。…この状況下で開催を強行しようというだけでなく、観客を入れることに執着する──。いや、そればかりか、さらに絶句するような言語道断の計画が進んでいることまで新たに判明した。なんと、東京五輪の競技観戦に、都内の幼稚園児や小・中・高校生など約81万人を動員しよう、というのだ》。

   『●汚染水の海洋放出…《避難したままの人たちは、いまだ4万人を
     超える。どれだけ多くの人たちがさらに傷つけられればいいのか》?
   『●シンキロウ「元首相…現職時の2000年総選挙で「無党派層は
     寝ていてほしい」」…《眠り猫》は間接的に自公お維を支持することに

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/288501

斎藤貴男 ジャーナリスト
1958年生まれ。早大卒。イギリス・バーミンガム大学で修士号(国際学MA)取得。日本工業新聞、プレジデント、週刊文春の記者などを経てフリーに。「戦争経済大国」(河出書房新社)、「日本が壊れていく」(ちくま新書)、「『明治礼賛』の正体」(岩波ブックレット)など著書多数。

二極化・格差社会の真相
不要不急の五輪を強行 結婚式や葬式を制限する狂気の独善
公開日:2021/04/28 06:00 更新日:2021/04/28 13:54
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     (3度目の緊急事態宣言で、前回よりも苛烈な要請を
      強いられている飲食店(C)日刊ゲンダイ)

 3度目の緊急事態宣言が東京、京都、大阪、兵庫の4都府県で発令された。飲食店に対する時短要請が主だった前回より対象が広く、かつ苛烈で、「短期集中で人の流れを閉め、感染拡大を抑え込む狙い」だというのだが。

 たとえば東京都は、結婚式場にも、法令に基づくとして「酒類及びカラオケ設備の提供停止」と「20時までの時短」を要請。また法的根拠のない「協力依頼」の形で、1時間半以内の開催と、客数を50人か(当初予定の)50%以下に制限することまで求めている。

 ちなみに、葬祭場にも「酒類提供の自粛」の「協力依頼」があった。戦時中さながらの「灯火管制」については周知の通り。

 強烈な違和感があるいや、この連中はいったい何なんだ?

 たかが行政に私たち魂を湛えた人間さまの営みが、どうしてここまで指図されなければならないのか。コロナ封じ込めを謳うなら、五輪の強行はまったく筋が通らない

 人生の門出を祝う結婚式や、故人に別れを告げる葬式を踏みにじるのが正義なのか一方、政官財マスコミの大利権で、北京より早く開催する国威発揚・愛国イベントだけは、どれほどの犠牲を生もうと遂行する――

 狂気の独善ドグマを、政府は隠そうともしていない。コロナ禍も、はや1年余り。私権制限にばかり熱心で、有効な対策など打つ気もない異様な権力どもが、この期に及んでなお、全能感にとりつかれたままでいる。

 価値判断の基準から命の軽重まで、世の中の何もかもを差配できると思い込んでいるのだから恐ろしい。と同時に、正当性のかけらもない、秘密結社のような金権暴力無能集団与党の地位を与え、自らの人権も尊厳も奪われ尽くされてそれでも支持してやまない有権者たちは、もっと恐ろしい

 つくづく思う。この国では哲学も思想も成立し得ない。原始宗教としての「アニミズム(万物に霊魂が宿っているという考え方)」が国是であり続けている社会なのだ、と。

 あの戦争も、特攻隊も原爆も、幾度もの大震災も、原発事故も、だから何の反省もない

 五輪がより強力なコロナ変異株を培養し、世界中に拡散させるテコになるに違いなく、またぞろ孤立させられるのも必定だが、それもまた国内では、何もなかったことにされてしまう、のではないか?

 アニミズムの国に絶望しつつ、それでも私は叫ぶ。東京五輪こそ不要不急であり、最大の不安要因だ強行はすなわち破滅への一本道である
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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/288184

金子勝 立教大学大学院特任教授
1952年6月、東京都生まれ。東京大学経済学部卒業、東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。法政大学経済学部教授、慶應義塾大学経済学部教授などを経て現職。慶応義塾大学名誉教授。文化放送「大竹まことゴールデンラジオ」などにレギュラー出演中。近著「平成経済 衰退の本質」など著書多数。新聞、雑誌、ネットメディアにも多数寄稿している。

金子勝の「天下の逆襲」
ウソを重ね国民に犠牲を強いる菅政権の「失敗の本質」
公開日:2021/04/21 06:00 更新日:2021/04/21 06:00

 新型コロナウイルスの流行は変異株の感染拡大によって第4波に突入した。安倍前首相にならい、菅首相も国会追及から逃げて外遊に出たが、リモート会談で事足りる内容だ。ウソをつくのも安倍と同じ。英仏で全国的な学校閉鎖を招いた変異ウイルスは、子どもや若者にも感染し、高齢者を重症化させやすい傾向がある。国会では野党が学校や保育園での定期検査を求めたが、大阪府内では府立17校が休校に追い込まれているのに、菅政権はエビデンスがないと拒否だ。子どもは無症状感染のケースが多く、感染経路がつかみにくく、家庭内感染を広げている可能性がある。だからこそ厄介なのに、現実から目をそらし、ウソを重ねている

 ワクチン接種ペースはOECD(経済協力開発機構)加盟国の中でも最下位グループ。接種率が1%にも満たない日本が先進国と言えるのか。河野ワクチン担当相は、日本は比較的死者数が少ないのでワクチンが入ってこないとデタラメを言う始末。9500人以上が犠牲になり、死者数は世界で35番目に多い。第3波以降に死者が急増している事実をごまかそうとしている。政府の新型コロナ対策分科会の尾身茂会長にいたっては、感染状況を示す「ステージ」の指標をいまさら見直し。泥縄の典型だ

 東京五輪開催まで100日を切り、緊急事態宣言の3度目発令は何としても避けたい。それで、まん延防止等重点措置の適用対象は10都府県に拡大したが、飲食店の時短営業するくらいしか手だてがなく、感染拡大は泥沼化。五輪ありきで無症状者の検査を怠り、今なお失敗を重ねては失敗の上塗り政府はひたすら責任から逃れ、国民に犠牲を強い続けている

 こうした構図は、原発事故処理にも見て取れる。菅政権は東京電力福島第1原発の汚染水の海洋放出を決定。この経緯もデタラメだ。赤字に陥った鹿島建設を救済するため、350億円を投じて凍土遮水壁を建設。維持費も鹿島に入っているにもかかわらず、遮水は極めて部分的で、冷却水の漏れや遮水壁陸側で水位低下が起きている。旧民主党の馬淵元国交相は1000億円を投じて本格的遮水壁を造るべきだと主張したが、経産省が主導権を握って頓挫。その結果が、汚染水の垂れ流しであるこれも誰ひとり責任を取らず、福島県民を苦しめ、国際問題をも引き起こしている

 太平洋戦争の「失敗の本質」から何も学ばず、国民を犠牲にする構図がいよいよ鮮明になってきた
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