スペイン宮廷画物語-王女マルガリータ絵の旅の続編ともいえる
スペイン 十八世紀への招待
前作はラス・メニーナスというかフェリペ四世の娘のマルガリータに焦点を当てて
ハプスブルク家がスペインを統治してからそのマルガリータに至るまでの歴代の王の
移り変わりを肖像画を交えて書かれていた。
今回はハプスブルク家がカルロス二世で途絶えてしまい、その後ブルボン家がスペインを
支配するようになってからゴヤの「裸のマハ」「着衣のマハ」まで。これまで18世紀以降の
スペインにはハプスブルク家時代ほど興味がなかったが、王様の順番くらいはわかるように
なった。
家計図がいろいろ重なっているのはハプスブルク家時代と同様。特に女性の名前は同じような
ものばかりで把握するのが難しい。
とはいっても前作同様、ドラマのナレーションのような文章で読みやすく肖像画もあるので
読みやすい。肖像画はプラド美術館のものが多く、見ているはずなのだが記憶が薄いというか
ないものが半分以上。来年三度目のマドリードを予定しているので、今度はお金を払って
朝から見に行きたいものだ。
著者はスペイン史研究を趣味としている方。前作はベラスケス、今回(といっても2000年発行)は
ゴヤ、となれば時代をさかのぼってエル・グレコの絵にスポットライトを当てて何か書いて
いただけないものか。
明日(12/29)お昼12:00からBS朝日では「世界の名画」でラス・メニーナスが放送されるようです。
スペイン 十八世紀への招待
前作はラス・メニーナスというかフェリペ四世の娘のマルガリータに焦点を当てて
ハプスブルク家がスペインを統治してからそのマルガリータに至るまでの歴代の王の
移り変わりを肖像画を交えて書かれていた。
今回はハプスブルク家がカルロス二世で途絶えてしまい、その後ブルボン家がスペインを
支配するようになってからゴヤの「裸のマハ」「着衣のマハ」まで。これまで18世紀以降の
スペインにはハプスブルク家時代ほど興味がなかったが、王様の順番くらいはわかるように
なった。
家計図がいろいろ重なっているのはハプスブルク家時代と同様。特に女性の名前は同じような
ものばかりで把握するのが難しい。
とはいっても前作同様、ドラマのナレーションのような文章で読みやすく肖像画もあるので
読みやすい。肖像画はプラド美術館のものが多く、見ているはずなのだが記憶が薄いというか
ないものが半分以上。来年三度目のマドリードを予定しているので、今度はお金を払って
朝から見に行きたいものだ。
著者はスペイン史研究を趣味としている方。前作はベラスケス、今回(といっても2000年発行)は
ゴヤ、となれば時代をさかのぼってエル・グレコの絵にスポットライトを当てて何か書いて
いただけないものか。
明日(12/29)お昼12:00からBS朝日では「世界の名画」でラス・メニーナスが放送されるようです。