名画で読み解く ブルボン王朝１２の物語

以前、「名画で読み解く　ハプスブルク家１２の物語」に続いての本。

時代的にはルイ１３世の母、マリー・ド・メディシス以降。

いつもながら家系図を見るといとことかおじと姪とか入り組んでて
把握するのが大変。本を読んだ後は分かったつもりになってもしばらく
すると忘れてしまう。

こういうの見るとまたルーブルとかオルセーとか行きたくなってしまうな。

ハプスブルク家の悲劇

エリザベートやその息子のルドルフなど、ハプスブルク家末期に起こった変死、暗殺を取り上げた本。

他にはルートヴィヒ二世やマクシミリアンなど。

この中ではヨハン大公失踪事件というのは初めて知った。しかし、このヨハン大公ルドルフの従兄弟となっているが、レオポルト二世（マリア・テレジアの息子）の息子となっている。時代が違いすぎるので、どっちかが間違いなんだろうと思ってwikiで調べたが、このヨハン・サルバドールという人物は出ていない。

wiki先生にもgoogle先生にも分からないことを書いてある本ということで。

ハプスブルク家秘話

エリザベートに続いて旅行準備の意味もあってハプスブルク家本。

著者の江村洋さんはハプスブルク関連の本を何冊か出しているが、
この本はいわば脇役的な人たちをかなり取り上げている。

岩倉具視などが欧米に行ったとき、フランツ・ヨーゼフに会ったとか
サラエボ事件のフランツ・フェルディナントが日本に来ていたという
のも初めて知った。

wikiで見ると江村洋さん、故人のようだ。これまでも何冊か読んで
いるが、とても読みやすく分かりやすい書かれていて、今存在する
本以外に読むことができないのは非常に残念だ。


間違ってトイモードで撮ってしまった

エリザベート

GWの中欧旅行に向けて読みたかった本。

副題が「ハプスブルク家最後の皇女」。
エリザベートと言ってもシシィではなく、孫にあたるエリザベートの話。
シシィの息子でマイヤーリングで自殺したルドルフの娘。

５歳で父親が自殺したあとは祖父のフランツ・ヨーゼフにかわいがられたようだ。

前半は彼女の波乱の人生についてだが、中盤から後半にかけては戦中・戦後の
オーストリア・ウィーンの歴史書でもある。戦後、ソ連に乗り込まれたにも
関わらず中立を維持できたり、ドイツのように分裂されそうなのを避けたり
したのはレンナーなる政治家が頑張ったことなど全く知らなかったことも多かった。
ギリギリのところで東側に取り込まれずに済み、逆にギリギリのところで取り込まれた
のがチェコスロバキアだったようだ。

塚本哲也さんによるメッテルニヒ、マリー・ルイーゼに続いて
ハプスブルク三部作を読んだことになる。

この方、元々は新聞記者らしく、文学的な表現はなく文章が読みやすい。
wikipediaによるとご健在のようだが８５歳。できることならもう一人くらい
取り上げていただけないものか。

世界ふれあい街歩き

先週、NHKの「世界ふれあい街歩き」でドブロブニクをやっていた。

前回も述べたが、世界紀行番組が多い昨今、特に現地の人と日本語の
ナレーションで会話する形式のものも多いが、これが先駆けか。

去年、クロアチアに行ったとき、夜になるとこの番組のエンディングの
雰囲気を重ね合わせ、ナレーションは中嶋朋子さんがいいなぁなどと
思ったが、果たして今回のドブロブニクはその中嶋朋子さん。



「NHKに人がここを見て彼女に割り当てた」・・・とは思えんが
一応１０カノッサくらい賭けたい。

スロヴァキアのVISA

BSを中心に海外の紀行番組が多い昨今である。子供の頃は日曜朝の
「兼高かおる世界の旅」だったかな、あれくらいしかなかったんじゃないかと
思う。

・ちょっと贅沢欧州列車旅行
・欧州鉄道の旅
・世界の名画
あたりが好きかな。世界の名画は有名な絵や画家ののバックグラウンドが
分かるのがいい。要潤のナレーションも落ち着いていていい。

そんな中、たまに夜中にNHKでやっていた「行ってみよう世界の旅」。
今度行くスロヴァキアをやっていた。スロヴァキアは行く人も少ないせいか
情報も少ない。これは必見とタイマーをセット。

翌日早速見てみると早々に「スロヴァキアはヴィザが必要」とか
言ってる。

ホントか・・・？

再生を止めてネットで調査・・・しかし、そんな情報はない。うーんとうなったまま
再生開始。しばらくすると「独立してから７年・・・」ってことは２０世紀の
情報ですかい。だったらテロップとか出してくれよ。

温泉のロケでタオルを巻いて入って「撮影のためにタオルを巻いて・・・」とか
分かりきってる情報は出すくせになぁ。スロヴァキアにヴィザがいらないってのも
分かりきってる情報ってことですかい。