高速に入ってしばらく走ってのところのサービスエリアで休憩することになったようだ。
乗り遅れちゃいかんから、運転手や乗客の顔を覚えとかなきゃ。
コーヒー飲みたいけどお札が濡れている。
飲み物はあるのでここはお菓子を優先しよう。
手持ちのコインで足りた。
乗客を見失わないようにと注意を払っていたら、
運転手さんが座ってハンバーガー食ってる。
これならあと10分は大丈夫だな。
この内陸を走るルートは7:30のバスのルートかな?
雨は弱まったがまだ降っている。
リエカに行けそうなのはいいが、観光時間はほとんどないだろうな。
元々12:20着予定のバスだが、遅れたしノロノロもあったし引き返したし、
どのくらい遅れるんだろうか。
リエカまでの距離から到着時刻を推測すると15:00もキツいか。
そしてリエカ発(プーラ行き)の予定は17:00。
雨降っていれば目当てのトルサット城に登ってもいい景色は拝めないだろうし、
お昼に予定していたレストランもバスターミナルからは歩く。
残念だがリエカは素通りしよう。
さぁ、運転手はじめみなさんバスに戻って再出発
さすがは高速、雨は降っているものの快調に飛ばしていく。
それで緊張が解けてホッとしたせいか、時折寒さを感じて歯がガタガタする。
大丈夫かな。
このバスは途中いくつかのところで止まることになっていたはず。
ルートを変えてしまったので万が一このバスを待っている人がいたら、
待ち続けたんだろうか?
内陸を走っていたバスだが、再び海が見えてきた。リエカ近しか。
晴れてたらキレイだったんだろうな。
街中に入って少し渋滞に巻き込まれたあと、リエカ到着。
ザダル~リエカ間4時間20分の予定が約7時間で到着。
運転手さんも乗客の皆さんもお疲れ様でした。
出発時の大雨や雷、川のような道路、
途中の引き返しなどを考えると、よく7時間で着いたとも思える。
はいていたズボン(そういう世代なのだ)、乗ったときは全部濡れていて、
この7時間でもものあたりは乾いていたが、裏側や膝より下はまだまだ濡れている。
外に出たら冷えて寒いだろうなぁ~
さらに2~3人が傘さして(水着の人もいる!どっちみち濡れちゃうからってことか?)
出てきている。サブ運転手が車から降りて、出てきた住人と話している。
バスは10分くらい止まったまま動かない。前方は木が倒れているようだし、
それをどかさないことには進めない。
どうやら引き返すようだ。普通の車なら道幅を利用してUターンできそうだが
乗ってるのはバスだ。簡単じゃないぞ・・・
少しバックしたところにスペースがあったようで、住人(カラフルな傘の人)と
サブ運転手が誘導してどうにか折り返せる感じになってきた。
この人、ただこの辺に住んでるだけだと思うし、自分たちの生活もあるだろうに、
この姿勢。頭の下がる思いとはこういうことを言うのだろう。
ここまで、住人と運転手や、乗客同士の会話はクロアチア語。何言ってるのか分からない。
折り返してどうするんだろう?まさかザダル戻るのか?前の人に聞いてみるか。
ザダル戻るんですか?
いや、ルートを変えて行くんだ(英語と指を使って)
ザダル戻るとしたら完全にここまで無駄足だものな。
海を見るために左の座席に座ったけど、今度は山側になる。もはや
この天気ではどっち側もない
折り返し後も雨は降り続く。道路が川のようになっていたり
ここだって川じゃない。道路ですらない。
もし、この先同じように土砂崩れしてるところがあったら、土砂崩れに挟み撃ち
されて孤立だ。そうなったら今度こそ天気が回復して復旧作業が済む
まで動けない。
食料はモスタルで買ったお菓子が少々残っているだけだ。誰か分けてくれるかな?
どうしよう~
と思っていると来た道を曲がって、しばらくすると高速に入ったようだ。
高速は水たまりもなく、今までより速く走っていく。今後何もないことを祈ろう。
しかし、落ちついてカメラを触ってみると、ズームが効かなくなってる。
雨でやられたのか?
乾けば直るのか?
そもそも今日のこれまでの写真が撮れてるのかと思って、確認しようとするも、
撮った写真を確認するボタンが効かない。メモリは大丈夫か?撮るたびに
残りの撮影可能枚数の表示は減るから大丈夫だとは思うが、ダメなら
旅行開始からの写真が全部ボツだ・・・と青くなりながらバスはリエカに
向かって走った。
(ここに載せられるくらいだから撮れてはいたのだが、このときは結構青くなった)
さて、バスはどのくらい遅れるのか?遅れるどころか運休になってたりしたら、完全にこの1時間弱はこの天気を体験するために歩いてきた
ことになってしまう。インフォメーションで聞いてみよう。
8:00のRijeka行きのバス、どのくらい遅れますか?
Peron9にバスが来ているじゃない。あの会社のバスだから、
あれよ!
おーっ、そうですか、ありがとう
やれやれ、遅れながらもどうにかバスは来たようだ。
定刻より20分遅れて8:20出発
雨もあるし、リエカ到着は1時間くらい遅れるかなくらいに思っていた。
バスターミナルを出た後、しばらくはサダル市内を走るがこの様子。
水しぶきがすごいんじゃ~ ノブ
腕や顔は拭いたものの着ている服はバケツの水を掛けられたようにびしょびしょ。エアコンガンガンだったら風邪必至だったが、さすがに弱め。そして足元からは若干温かめの風が来ている。
ポケットの中をごそごそすると、お札(お金はハダカで持っていた)も濡れている。このまま雑に扱ったら破れてしまう。一枚一枚ばらして、前の座席の後ろについている物入れのゴムに挟んで乾かそう。
ニュースでしか見たことのないような光景が続く
車動けない?
市内を抜けても雨は続く。対向車とは水の掛け合い。こっちはバスなのでしぶきの量は圧勝。向こうの車が水を被るような図を見て心配したり。
サダル~リエカ路線は一日に何本かあるのだが、便によってルートが異なる。この8:00発を選んだのは出発時刻がいいというほかに、海沿いを走るルートだからというのが一番の理由。7:30発はリエカ到着もかなり早くて観光時間は取れるんだが、内陸を走るのだ。アドリア海を見るのも観光時間と考えて、8:00を選んだんだが見えるのはこんな色の海。
アドリア海と言っても信じてもらえなさそうな図
このルートは一般道、水がたまって走れないところがあるためか、時折速度を落としたり反対車線に入ることもあったり。
道路の水の量がずっと尋常じゃない。川の中走ってるみたいじゃないか。
これじゃ反対車線走れない!
なんてことが続いていたらとうとうこのバスも止まった。前を見ると土砂崩れで進めそうもない。
とうとうこれまでか。どうするんだ?ここで復旧を待つしかないのか?
復旧といってもこの天気では・・・
乗客の中には前まで来て、土砂崩れ現場の写真を撮ったりしている人がいて意外と平気っぽい。
支度をしている間に雨の音が聞こえるようになってきた。
もう一度雨が降り出したみたいだね~
散歩から帰ってくるときの雨はそんな感じだったが、今はそんな風に歌っていられないくらいの本降りになってきたようだ。
バスは8:00。来た道を戻ればいいし、バスチケットは買ってあるので7:30に出れば十分だと思ったが、7:15には準備完了。雨も降ってるし早めに出よう。
カギはポストに入れてチェックアウト。
結構降ってるぞ( ̄Д ̄;)
それでも、「散歩の時間にこの雨が降っていて散歩行けないのと、今降っているのとどっちがいいかと考えたら、今降っている方がいい」
・・・とこのときは思っていた。
排水溝からの水がこんなでも
道路脇の雨水の流れがこんなでも
門を出るまではやや強めの雨だった。止まって写真を撮る余裕があった。
門を出たら少し風が強くなってきた。それでもまだ写真を撮る余裕があった。
雨が強さを増してきた( ̄ロ ̄lll)
この街の雨はひそやかな音で降るね
いや、全然ひそやかじゃない
さらに、
ピカピカ
ゴロゴロ
ビュービュー
と、まさに三役そろい踏み。
今もまだなじめなくて 聞き逃しそうになる
聞き逃すんじゃなくて、雨の音が消されるほどだ。
おいおい、朝だぜ。
こりゃまずいぞ!グラーツで買った傘は風で瀕死の状態。
この雨・風・雷のなか、傘が飛ばされそうだ。傘を両手で持ちたいが、片手はコロコロに取られている。そんな状態で昨日来た道をどうにか前進。
バスターミナルへはこの道のどこかを左に曲がればいいはずだが。。。
左へ行く道がある。ここ曲がるのか、このもう一つ先を左だったか???
雨も風もがひどすぎて、昨日の景色と違う。景色どころが、
雨風であまり先が見えない!
歩いている人なんて他にいない!
タブレットも地図も出せない!
もう少し長くこの直線を歩いた気がする。しかし、行き過ぎは取り返しがつかなさそうだが、手前で曲がってしまう分にはリカバリーが効くと思い曲がってしまった。
しばらく歩いて、やっぱり間違ったと思った。
ガソリンスタンドがある。ここで雨宿りがてら寄って聞いてみると・・・
案の定、早く曲がってしまったようだ(ノ_-。)
この雨、やむどころか強さを増している!
7:30を過ぎて、普通なら明るくなっているのに車もヘッドライトを付けて。
7:45、もう行かなきゃ。意を決してこの雨の中を歩きだした。
足元はぐちゃぐちゃ。交差点は特にひどい。歩くとくるぶしが完全に水の中。
車道ではさばききれず歩道も数センチの雨水。特に車が通ると、水が流れてきてまたくるぶしの上まで水につかる。
荷物のコロコロもできず、持ち上げないと前に進めない。
もはや今どこにいるのか分からず、数少ない外に出ている人に聞くしか手がない。ガソリンスタンドのあとは、
開いているお店で一回
雨の中歩いているおばさんに一回(おばさん、何でこんな時に外歩いてる?)
アパートの入口で様子を見ている人に一回
聞いたか。これでバスターミナルまで行けるのか?
もう8:00だ。マックを見つけた。バスも遅れているだろう、ここでじっくり位置を見定めようと入って、高校生くらいのお兄ちゃんグループの一人に聞いてみた。
バスターミナルはどっちの方?
この先20mだよ
えっ、20mっていったら隣じゃん!
そうと聞けば、お礼を言ってすぐに「隣」へ。
おーっ、人がいっぱいいる。ここだ!(8:05頃)
止まっているバスは少なく、待っている人が多い。やっぱりバスもこの雨では時刻通りなんて走れないんだろう。Rijeka行くバスのPeronにバスがいないのを確かめて、人でごった返す待合室で休憩。
体はもうびちゃびちゃ。傘さしてきても、それが意味がないくらい濡れている。雨はウィンドブレーカー(出発前日にGUで買った、多分コレ)を通して上半身も濡れていたが、もしスプリットでバスに忘れたままだったら、或いはこれを買わずに薄手のパーカーだったら、もっとひどいことになっていただろう。サッカーで言えば強豪国を相手にして2点くらいに抑えた弱小国のキーパーのような大活躍だ。
まず顔や体を拭こうと思い、コロコロを開けてタオルと取り出すと・・・少し湿ってる。。。ハードタイプのヤツじゃないからな。雨がしみ込んでしまったか。
それでもポケットに入れていたハンカチよりマシだ。頭、顔、腕などを拭いて。
そして停電!これはすぐに戻った。
落ち着いたところで撮った写真。曇ってる。
ところでバス来るのか?
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ここから反省室
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google mapの画像をブログに貼ってはいけないようで、リンクならいいらしい。さらにお絵かきしてそれを貼りつける技を身につけた。
赤が正解ルート・・・曲がるところは間違っていなかったようだが、もう一度曲がらなければいけなかったみたいだ。前日は二度曲がっているはずなのだが完全に忘れていた。赤の先端近くを拡大するとマックがある。ここのマックが見えながらバスターミナルが分からなかったのか。
青が間違いルート・・・先端にガソリンスタンドがある。ここで様子を見た後はどう歩いたのか全然わからない。
(実際には、水の流れが止まったのか何か?)気になって、泊まるのに快適とは
言えなかった。。。夜中に何度か目が覚めた。
場所も分かりにくいし。。。
十分には寝ていないはずだが、それでも朝は元気に起きて、雨降りそうだけど
散歩へ。一応傘持っていこう。
やっぱり海沿いへ
シーオルガンが聴こえる。こんな朝早い時間、誰もいないし、自分のために
奏でてくれているかのよう。
かもめが翔んだとき
太陽への挨拶も輝いている。
ここは掃除のおじさんと二人のもの。
おじさんを追い出して・・・なんてことではなく、おじさんがてきぱきと
掃除を終わらせて太陽への挨拶も独り占め。
自分のために輝いてくれている・・・と思っておこう。
赤系が欲しいなぁと思ったら・・・
すぐかなえてくれた
至福の時、俺だけのシーオルガンと太陽への挨拶
ザダルの海も!
いまの君はピカピカに光って
朝食をとりたかったが、開いているお店がなかなか見つからない。
まだ7時前だものな。この店も食べるところはなく、コーヒーも
ない。NESTEAがあるし、パンだけ買って部屋で食べよう。
小雨が降り始めた。
部屋で朝食
さびしいなぁ。せめてもうちょっと色のついたのにすればよかった。
本屋さんで見つけてしまったので、あまり中身を吟味しないで
買ってしまいましたわ。
チェコが6割、イタリアが第二の特集で2割強ってとこかな。
第一候補はポーランド+チェコってとこなんだが、そうなると
西のボヘミアは回っていられないかな。あるいはチェコに集中
するか。いや、ポーランドはまだ行ったことないから行きたいぞ。
ヨーロッパ旅行し始めのときは、出発時の「世界の車窓から」を
始めとして車内では自分の好きなのを聴いたのだが、最近は
外の風景を見て鉄道の音や車内の音を聴くのが好きになってきた。
今度の週末にはチェコフェアというのがあるらしい。
あったので行ってみたら・・・中は満席。外は席があったが、ちょっと寒い。
ならばsobe探しの時に助けてくれたレストランは・・・もう閉まっていた。
近くの入れそうな店へ。
この気候じゃ飲み物はホットにしよう。coffee with creamというのに
したらこんなの出てきた。
coffee with milk と同じで言い方が違うだけなのかと思ったら
文字通りの with creamだった。ちょっとオーバースペック。
食事は海沿いなのでシーフードを中心に考えていたのに何故かカルボナーラを。
来たっ
すげぇ大盛り、そしておいしそう~
いや、おいしくない・・・いや、まじぃ
みんな、このカルボナーラおいしいと思うのか?
お腹空いていたし、どうにか半分食べたところで投了
味はともかくお腹を満たしたので、もう一度海へ!
太陽への挨拶が輝いている!そこにいる人まで輝いている!
これを見てるだけで楽しいなんて、旅先マジック
BGMはシーオルガン
一人で見てるなんて他にいなかったかもしれないけど
十分楽しんだ。そろそろsobe戻ろう。
昨日のモスタルからスプリットまでのバスで一緒だった子とはこの日で連絡を
取っていて、待ち合わせは「夕暮れ時のシーオルガンのところで」となっていた。
しかし、この天気じゃいつが夕暮れか分からん。
時刻を決めといたほうがいいかなと思い、
街中じゃwifiつながらないので旧市街に戻ったついでに一度sobeへ。
向こうからも来てる。同じこと考えてるのかなと思ったら
「体調が悪いのでsobeに戻ります。夕飯は無理かも。」
でした。
大丈夫かな?いや、体よくフラれましたかね?
それなら時間を気にすることなく再出発。
ザダルの旧市街は半島になっていてそれと本土を結ぶ橋。
半島の本土側の道を歩いて(外側は舗装されて車が走れる?)
階段を上って旧市街へ
ヒッチコックが世界一美しいと言ったザダルの夕陽見れないのかな
それを見るためにザダル泊にしたのに。。。
と、ダメ元でもう一度来てみたら、太陽が落ちるところだけ雲が取れはじめている!
これはいい
僕のカメラとウデではそれほどでもないけど肉眼ではかなりよい(有名人の言葉に弱い)
アゼルバイジャンの夕暮れは 女満別の夕暮れと変わらない
ザダルの雨の夕暮れはいいよ!
太陽が落ちてからは夕陽よりこちらに夢中
結構長いこといたかなぁ~
雨の中のザダルの夕陽ってのも乙なものでした
ザダルは今日だけ。それが雨か・・・
と出かけるが、さっそく忘れ物に気付いた。部屋に戻ろうとしたが、カギが開かない。
例によって建物に入るためのカギと部屋に入るためのカギと2つあるので変えてみるがそれでも開かない。
よく見ると入口がさっきとちょっと違う。。。?
入口を間違っていた!もう一つあったのか!
これNo1
こっちじゃなくて
これもNo1
こっちだった
ちょいと雨は小降りになってきた。
もう迷わないように周りに何があるのかを確かめながら歩いて行こう。
この右のお店の人がsobeの場所を教えてくれた。アリガトウゴザイマス
ナロドニ広場、これがsobeに戻るときの目印になった。
sobeに戻るときは、メインストリートを歩いてここを曲がる。
フォーラム
恥の柱
雨の中、海まで来た。その途中、シーオルガンが聞こえてきた。
うーん、オルガンか
じゃぁ、何だと言われれば困るが・・・ホラ貝
太陽への挨拶・・・って言うけど、今日は挨拶できないんじゃないか?
本来ならもっと観光客でにぎわっているんだろうに。
かもめ(?)が跳んだ
「オルガン」はここで鳴っているらしい。
シベニク~ザダルのバスも当然左側(海側)に。アドリア海の碧い海を見ようとするが、徐々に雲が厚くなってきた気がする。
ザダルに泊まることにしたのは夕陽を見るためなんだ。太陽がんばってくれよ。
鉄道駅が見えてしばらくしてバスターミナル到着。
翌日は8:00のバスでリエカだ。バスによってルートが違うようで、海岸沿いを走るのでこれに乗ることにしたのだ。
パスの時刻調べなどに利用したのはこのサイト。
時刻だけでなく、ルートや止まるところも分かるのでとても便利。
明日朝、チケット売り場が並んでいるとマズいから今のうちバスのチケット買っとこう。"tommorow 8am to Rijeka"
sobeへ。バスターミナルからsobeのある旧市街まではちょっと距離があるが複雑ではない。コロコロさせながら旧市街へ。旧市街に入るまでは舗装されているので、コロコロさせやすい。
しかし雲行きがあやしいぞ。
やっぱり旧市街に向かう途中で雨が降ってきた
壊れかけの傘さそう。
迷うことなく旧市街の入口の陸の門が見えてきた。
sobeの場所はこの門をくぐってまっすぐ歩いて左へ曲がったところ。多分すぐ見つかるだろう。
・・・と思ったが、曲がるところが分からない。通りの名前が出ていないのだ。
細い路地があると、これは地図に出ている道なのかどうか迷ったり。なんてやっているうちに雨も強くなってくる。
泊まるのはApartments & Rooms No.1
これはさすがに行き過ぎだろうというところで、レストランの外に出ていたそこの店員さんに聞いてみるとやっぱり行き過ぎ。曲がるところを教えてもらった。
どうにか(多分)曲がるところが分かってその通りに入ってみるがよく分からない。そもそもsobeなのだ。建物に大きな看板があるとは限らない。
お店があったのでsobeの住所を見せて聞いてみると、この通りだという。
もう一度通りを歩くと、[sobe]の看板があった。インターフォンが4つ並んでいる。どれだ?
全部押してみたけど誰も出てこない。雨も強くなって近くで雨宿りしている人は、明らかに同情の目でコロコロさせながら迷っているこっちを見ている。
"sobe"の向かい側のお店に入って聞いてみた。
この住所はこの向いですよね?
・・・いや、この通りを出て右に曲がってすぐまた右に曲がったところ
なんですと。
地図があるとはいえ、
「門をくぐってしばらくまっすぐ進んで左」
なんてアバウトすぎる。
あばうとに行きます そんなときもあるでしょう
そんなときばかりだよ。ちょっとは改めよう。
お礼を言って傘さしてその通り行ってみると、No1って書いてある。これだ!
インターフォン押すとしばらくしたら傘さしながらオーナー(?)のおばさんがきてくれた。やれやれ。
支払いはキャッシュ(クーナ)で。
旧市街までは迷わず来れて油断してしまったか。ゴルフでいえば、パー5のところ1オン9パットの10打ってところだ