来春、リトアニアを含めたバルト三国に行く予定なのでその準備として。
図書館に杉原千畝関連の本は数冊あったが、まずは一番スタンダードそうなものを。
著者はアメリカ人、海外でも相当杉原の名前は通っているのかな。案の定というべきか、
ユダヤ系のようだ。
訳の方も杉原研究家のようで直訳的なところは目立たず読みやすい。
前半は杉原の生い立ちからリトアニアに赴任するまで、後半がリトアニア領事館での
活動が書かれている。
かなり多くの関係者に話を聞いている。杉原の最初の妻(ロシア人)には
亡くなる直前に会っていて、彼にヴィザを書いてもらった何人もの話も紹介
されている。
第二次大戦が始まってからのドイツ・ポーランド・ソ連・アメリカ・日本・
リトアニアとユダヤ人の関係の複雑さが一回読んだだけでは理解が困難なのは
本が悪いわけではないだろう。未知数がいくつもある方程式を解くのは難しい。
杉原は外務省がユダヤ人にビザを出すなというお達しを無視して出していて
戦後外務省を追われたものかと思っていたのだが、必ずしもそう単純な図式
でもない見方もあるようだ。
他の関連本も読んでか、もう少し理解を深めてからカウナスに行ってみたい。
図書館に杉原千畝関連の本は数冊あったが、まずは一番スタンダードそうなものを。
著者はアメリカ人、海外でも相当杉原の名前は通っているのかな。案の定というべきか、
ユダヤ系のようだ。
訳の方も杉原研究家のようで直訳的なところは目立たず読みやすい。
前半は杉原の生い立ちからリトアニアに赴任するまで、後半がリトアニア領事館での
活動が書かれている。
かなり多くの関係者に話を聞いている。杉原の最初の妻(ロシア人)には
亡くなる直前に会っていて、彼にヴィザを書いてもらった何人もの話も紹介
されている。
第二次大戦が始まってからのドイツ・ポーランド・ソ連・アメリカ・日本・
リトアニアとユダヤ人の関係の複雑さが一回読んだだけでは理解が困難なのは
本が悪いわけではないだろう。未知数がいくつもある方程式を解くのは難しい。
杉原は外務省がユダヤ人にビザを出すなというお達しを無視して出していて
戦後外務省を追われたものかと思っていたのだが、必ずしもそう単純な図式
でもない見方もあるようだ。
他の関連本も読んでか、もう少し理解を深めてからカウナスに行ってみたい。