梅雨入りしたのか、空梅雨なのか、
やはり、梅雨だったのかな、という乱調な6月ですが
忘れないうちに、鑑賞メモしておこうと思います。
*東京都現代美術館 桂ゆき展
現美をたまにチェックするとどっきりすること多くて今回も
とても盛り沢山に楽しみ盛り上がりました。
MOTコレがまた充実なんです。古い世界からのつながりも見えて
私の古くなりつつある(なっている)脳みその近代化もできそう . . . 本文を読む
何年か前にも浅草寺の特別展示館と庭園を拝見したことがありましたが、
展示されている 大絵馬のもの凄い迫力に
再会してきました。
庭園では気持ち早かったのですが、しだれ桜や木瓜、椿などの
美しい姿も見ることが出来ました。
チラシが紹介されていますのでご参考に。こちら
こちらからもご案内画像がご覧頂けます。こちら
浅草、上野は徳川家の城下だったことを実感しますし、
なにしろ、歌 . . . 本文を読む
改装のために2年ほど休館だった五島美術館、
去年の秋からようやくリニューアルオープン。
もっと早く訪問したかったけれど、
なかなかタイミングをつかめずにいましたが、
やっと念願叶いました。
オープン記念の展示も第1部からすでに第4部最終、
会期も最終日に近づいていました。
丁度誕生日記念ともぶつかったので、
良い記念の再訪となり、嬉しさも倍増でした。
外観は以前と変わらな . . . 本文を読む
待ちに待った東京国立博物館の東洋館がリニューアルオープンしました。
トーハクを訪ねても静かな東洋館の佇まいに寂しい思いを抱きつつ、
憧れの宝物に思いをはせることもしばしばでした。
表慶館に時々その所蔵品が出てきたり、
本館にも企画コーナーに登場したりしましたが、
あの天井の高い薄暗い建物のなかで醸し出される
一種独特な妖しげなタイムマシンのような
気配の中で見ることがこの上もなく好きでした。
. . . 本文を読む
ふと、今年は紅葉狩りをしていないことに気がついて、
急遽上野まで出かけてきました。
今日は金曜日、トーハクは夜間開館20時までたっぷり見ることが出来る日。
晩ご飯の支度、という主婦の仕事があるので、
閉館までいることは出来ないけれど、
そうだ、トーハクに行こう!と思い立って行ってきました。
上野文化会館前の銀杏の大木は見事な黄色に染まっていました。
字面も黄色に埋まって枯れた葉 . . . 本文を読む
これらの作品が全て朴の木で彫られ、着色され、花となって
姿を現したものだという、それだけでも
興奮します。
花も泰山木の大きな花から、薔薇、ユリ、睡蓮、芙蓉、椿、
それから露草、桔梗、朝顔、小さな雑草、にいたって
多岐なようで、何か通じるものがありそうです。
静かに付き合えるまで、
そのときめきから心放たれるときがいつ来るのかも
. . . 本文を読む
須田悦弘作品を初めて見たのはいつだったでしょう?
何年か前に東京美術倶楽部で開催された「正木美術館展」
その意表を突かれた登場にいまでも驚きを忘れません。
茶室しつらいの場所に多分、蹲というやきものの掛花に白い椿が
生花の代わりに何事もなかったかのように挿してあったのです。
衝撃でした。
お茶の世界で茶花はたった一つ外界との接点で
お茶室に瑞々しい空気を吹き込む使者であるとの認識が . . . 本文を読む
偶然にも先輩知人の友人に写真家、北井一夫さんとの交流があります。
それで、この大々的北井さんの個展を関係者として参加し、
盛り上げようと内覧会にお招き頂き、参加してきました。
旧知の関係は色んな事がめぐってきます。
有り難い事ばかりです。
北井一夫さん、お若い方には余り知名度がないかも知れません。
1944年、中国満州鞍山(あんざん)で生まれ、
すぐに三重県に引き上げます。 . . . 本文を読む
英語のTraces トレース、写し取る、
それを和訳で「痕跡」としたタイトルに感動して上野を歩くたびに喜んでいました。
日本語って美しいな~と思います。
フェルメールの熱狂が夢のようだった夏を懐かしく感じた、
落ち葉が舞い落ちる日に行ってきました。
西美では「手の痕跡」展
西美所蔵作品を中心としたロダンとブールデルの彫刻と素描
が開催されています。
日本において手の . . . 本文を読む
遠来の友とサントリー美術館のメンバー内覧に行ってきました。
御伽草子から一転、クールなデザインの展覧です。
こういった展覧が出来るのはサントリー美ならではの事と思います。
連れの友はギャラリー関係者なので、
デザインににもうるさいのですが、
今まで見ていたガラスってのはどうもうさんくさく思えると
言っていたのが印象に残りました。
ガラスコレクションの美品を数々もっているサン . . . 本文を読む