あべまつ行脚

ひたすら美しいものに導かれ、心写りを仕舞う玉手箱

東京国立博物館 東洋館リニューアルオープン! 

2013-01-16 23:05:58 | 美術展
待ちに待った東京国立博物館の東洋館がリニューアルオープンしました。
トーハクを訪ねても静かな東洋館の佇まいに寂しい思いを抱きつつ、
憧れの宝物に思いをはせることもしばしばでした。

表慶館に時々その所蔵品が出てきたり、
本館にも企画コーナーに登場したりしましたが、
あの天井の高い薄暗い建物のなかで醸し出される
一種独特な妖しげなタイムマシンのような
気配の中で見ることがこの上もなく好きでした。

2013年、このお正月にリニューアルオープンされると聞き、
続々とその建物の感想などをTwitterなどで伺いながらも
早くこの目で見てみたいとじれていました。

今日、いよいよの突撃突入してきました。
昨日の大雪の跡もまた一層博物館全体を美しく飾っていました。
冬の景色として堂々としたその建物に畏敬もささげます。



入り口のドアを越えて右に折れると
なんということでしょう!!







素晴らしいライティングのドラマチックな輝きの下に
あの東洋の仏様達がほほえんでお迎えしてくれたのです。

胸は小躍りしたまま、ぐるぐる廻ります。

iPhoneで沢山画像を撮ってきましたので、
ご紹介します。







ショウケースのガラスの存在を感じさせないことの凄さは
中国絵画の展示でしみじみ実感させられました。
あの紅白芙蓉図がちゃんと映っているのですから。



お茶碗のケースも驚きでした。








中国の堂々たる青銅器のカーブのケースは垂涎ものです。









それと大きな事は地下にも展示室が出来たことです。
クメール彫刻や東南アジアの陶磁器や染色、金銅仏像、などが楽しめます。







時間が許せばミュージアムシアター体験も出来るようになりました。

東洋館は「旅するギャラリー」というだけあって
シルクロードの世界を様々あちこち時代も抜けて
もの凄い集約濃度のなか堪能することが出来ます。

それにしても展示の仕方、照明でこんなにもドキドキワクワクする仕様に
なるなんて!!

上野から日帰りで東洋のタイムトンネルの旅。
大好きな場所が美しく妖しく復活して、この上のない喜びに満ちています。

取り急ぎ、お気に入り画像のご紹介でしたが、
初美術鑑賞がこの東洋館であったこと、本当にありがたい
至福、眼福なエリアとなりました。
ますますトーハク通いが楽しくなります。




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1 コメント

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旅するギャラリー (三日月湖)
2013-01-18 19:42:52
工事に入る前は、展示品と展示期間をチェックした展示室だけを、階段やエレベーターでショートカットして巡っていましたが、...
今回久しぶりに、1階から順に全ての展示室を巡ってみて、改めて、「すごいなぁ~」と思い、ぐるぐるする楽しみを知りました。

今年もぽつりぽつりと、展覧会巡り続けていきますので、よろしくお願いします。
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