2012年、この一年はバラエティに富んだ一年だったように思います。
様々、家庭の事情などの足かせもありながら
ワクワクしたことの展覧を思い出しながら
振り返り、ベストテンを上げてみます。
1.美術にぶるっ展 国立近代美術館
近美に通う間にお気に入りの絵との対面が楽しみになってくる。
館の所蔵名品が展示室のリニューアルと共にずらりお目見えした。
今更ながらその収蔵 . . . 本文を読む
前回のトーハク訪問記、続編画像をご紹介します。
秋の色をお楽しみ頂けると思います。
トーハクに新しいキャラクターがお迎えしてくれました。
東洋館が来年2日にリニューアルオープンです。
その入り口にツインの可愛い獅子丸君登場です。
邪気を払ってくれそうです。
庭園開放入り口からすぐに見える景色です。
向こうに見えるのは「春草廬」
(トーハクの説明より)
江戸時代、河村瑞賢(かわ . . . 本文を読む
ふと、今年は紅葉狩りをしていないことに気がついて、
急遽上野まで出かけてきました。
今日は金曜日、トーハクは夜間開館20時までたっぷり見ることが出来る日。
晩ご飯の支度、という主婦の仕事があるので、
閉館までいることは出来ないけれど、
そうだ、トーハクに行こう!と思い立って行ってきました。
上野文化会館前の銀杏の大木は見事な黄色に染まっていました。
字面も黄色に埋まって枯れた葉 . . . 本文を読む
今朝、テレビから一瞬目を疑うテロップが見えて、心そぞろに画面に釘付けになりました。
歌舞伎役者の中村勘三郎さんが
急性呼吸窮迫症候群のため、
5日午前2時33分、文京区の病院で亡くなりました。57才でした。
えぇ‼ちょっと、これ、なに⁈
少し前に人工肺を付けているそうだ、とかとても信じられない状況にいる事を噂にきいていましたが、
たとえどんなに厳しい現実 . . . 本文を読む
昨年開催された図録放出会がとても好評だったので、
やはり第2回はいつでしょう、という声に押された
会の裏方さん達、またまた動いて下さいました。
11月23日祭日。お昼から夕方まで。
新宿の家具屋さんの3階が会場となっての
開催にフクヘンさんとタケさんのトーク企画もあったりで
パワーアップしてきました。
これがみんな、ボランティアで、集まったお金は
東北大震災被災地でのアート活動 . . . 本文を読む
これらの作品が全て朴の木で彫られ、着色され、花となって
姿を現したものだという、それだけでも
興奮します。
花も泰山木の大きな花から、薔薇、ユリ、睡蓮、芙蓉、椿、
それから露草、桔梗、朝顔、小さな雑草、にいたって
多岐なようで、何か通じるものがありそうです。
静かに付き合えるまで、
そのときめきから心放たれるときがいつ来るのかも
. . . 本文を読む
須田悦弘作品を初めて見たのはいつだったでしょう?
何年か前に東京美術倶楽部で開催された「正木美術館展」
その意表を突かれた登場にいまでも驚きを忘れません。
茶室しつらいの場所に多分、蹲というやきものの掛花に白い椿が
生花の代わりに何事もなかったかのように挿してあったのです。
衝撃でした。
お茶の世界で茶花はたった一つ外界との接点で
お茶室に瑞々しい空気を吹き込む使者であるとの認識が . . . 本文を読む
偶然にも先輩知人の友人に写真家、北井一夫さんとの交流があります。
それで、この大々的北井さんの個展を関係者として参加し、
盛り上げようと内覧会にお招き頂き、参加してきました。
旧知の関係は色んな事がめぐってきます。
有り難い事ばかりです。
北井一夫さん、お若い方には余り知名度がないかも知れません。
1944年、中国満州鞍山(あんざん)で生まれ、
すぐに三重県に引き上げます。 . . . 本文を読む
英語のTraces トレース、写し取る、
それを和訳で「痕跡」としたタイトルに感動して上野を歩くたびに喜んでいました。
日本語って美しいな~と思います。
フェルメールの熱狂が夢のようだった夏を懐かしく感じた、
落ち葉が舞い落ちる日に行ってきました。
西美では「手の痕跡」展
西美所蔵作品を中心としたロダンとブールデルの彫刻と素描
が開催されています。
日本において手の . . . 本文を読む
遠来の友とサントリー美術館のメンバー内覧に行ってきました。
御伽草子から一転、クールなデザインの展覧です。
こういった展覧が出来るのはサントリー美ならではの事と思います。
連れの友はギャラリー関係者なので、
デザインににもうるさいのですが、
今まで見ていたガラスってのはどうもうさんくさく思えると
言っていたのが印象に残りました。
ガラスコレクションの美品を数々もっているサン . . . 本文を読む