あべまつ行脚

ひたすら美しいものに導かれ、心写りを仕舞う玉手箱

2012年度 アート鑑賞ベスト10

2012-12-25 23:52:17 | アート鑑賞記録
 2012年、この一年はバラエティに富んだ一年だったように思います。  様々、家庭の事情などの足かせもありながら  ワクワクしたことの展覧を思い出しながら  振り返り、ベストテンを上げてみます。     1.美術にぶるっ展 国立近代美術館    近美に通う間にお気に入りの絵との対面が楽しみになってくる。    館の所蔵名品が展示室のリニューアルと共にずらりお目見えした。    今更ながらその収蔵 . . . 本文を読む
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東京国立博物館の秋の庭園開放 続編

2012-12-10 22:05:26 | デジカメ、アイフォン画像
前回のトーハク訪問記、続編画像をご紹介します。 秋の色をお楽しみ頂けると思います。 トーハクに新しいキャラクターがお迎えしてくれました。 東洋館が来年2日にリニューアルオープンです。 その入り口にツインの可愛い獅子丸君登場です。 邪気を払ってくれそうです。 庭園開放入り口からすぐに見える景色です。 向こうに見えるのは「春草廬」  (トーハクの説明より)  江戸時代、河村瑞賢(かわ . . . 本文を読む
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東京国立博物館 本館・秋の庭園開放 ・東京国立博物館 

2012-12-07 23:19:47 | 美術展
 ふと、今年は紅葉狩りをしていないことに気がついて、  急遽上野まで出かけてきました。  今日は金曜日、トーハクは夜間開館20時までたっぷり見ることが出来る日。  晩ご飯の支度、という主婦の仕事があるので、  閉館までいることは出来ないけれど、  そうだ、トーハクに行こう!と思い立って行ってきました。  上野文化会館前の銀杏の大木は見事な黄色に染まっていました。  字面も黄色に埋まって枯れた葉 . . . 本文を読む
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中村勘三郎 逝く

2012-12-05 23:18:03 | 歌舞伎
今朝、テレビから一瞬目を疑うテロップが見えて、心そぞろに画面に釘付けになりました。   歌舞伎役者の中村勘三郎さんが   急性呼吸窮迫症候群のため、   5日午前2時33分、文京区の病院で亡くなりました。57才でした。 えぇ‼ちょっと、これ、なに⁈ 少し前に人工肺を付けているそうだ、とかとても信じられない状況にいる事を噂にきいていましたが、 たとえどんなに厳しい現実 . . . 本文を読む
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アート好きによるアート好きのための図録放出会 Vol.2

2012-12-04 14:54:25 | 
 昨年開催された図録放出会がとても好評だったので、  やはり第2回はいつでしょう、という声に押された  会の裏方さん達、またまた動いて下さいました。  11月23日祭日。お昼から夕方まで。  新宿の家具屋さんの3階が会場となっての  開催にフクヘンさんとタケさんのトーク企画もあったりで  パワーアップしてきました。  これがみんな、ボランティアで、集まったお金は  東北大震災被災地でのアート活動 . . . 本文を読む
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須田悦弘展・須田悦弘による江戸の美・千葉市美術館 (あべまつ写真画像編)

2012-12-03 22:35:37 | 美術展
 これらの作品が全て朴の木で彫られ、着色され、花となって  姿を現したものだという、それだけでも  興奮します。    花も泰山木の大きな花から、薔薇、ユリ、睡蓮、芙蓉、椿、  それから露草、桔梗、朝顔、小さな雑草、にいたって  多岐なようで、何か通じるものがありそうです。    静かに付き合えるまで、  そのときめきから心放たれるときがいつ来るのかも . . . 本文を読む
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須田悦弘展・須田悦弘による江戸の美 ・千葉市美術館

2012-12-03 22:12:52 | 美術展
 須田悦弘作品を初めて見たのはいつだったでしょう?  何年か前に東京美術倶楽部で開催された「正木美術館展」  その意表を突かれた登場にいまでも驚きを忘れません。  茶室しつらいの場所に多分、蹲というやきものの掛花に白い椿が  生花の代わりに何事もなかったかのように挿してあったのです。  衝撃でした。  お茶の世界で茶花はたった一つ外界との接点で  お茶室に瑞々しい空気を吹き込む使者であるとの認識が . . . 本文を読む
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いつか見た風景 北井一夫展 ・東京都写真美術館

2012-12-03 16:09:13 | 美術展
  偶然にも先輩知人の友人に写真家、北井一夫さんとの交流があります。  それで、この大々的北井さんの個展を関係者として参加し、  盛り上げようと内覧会にお招き頂き、参加してきました。  旧知の関係は色んな事がめぐってきます。  有り難い事ばかりです。  北井一夫さん、お若い方には余り知名度がないかも知れません。  1944年、中国満州鞍山(あんざん)で生まれ、  すぐに三重県に引き上げます。 . . . 本文を読む
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手の痕跡 Traces of Hands ・国立西洋美術館

2012-12-03 12:55:23 | 美術展
   英語のTraces トレース、写し取る、  それを和訳で「痕跡」としたタイトルに感動して上野を歩くたびに喜んでいました。  日本語って美しいな~と思います。  フェルメールの熱狂が夢のようだった夏を懐かしく感じた、  落ち葉が舞い落ちる日に行ってきました。    西美では「手の痕跡」展  西美所蔵作品を中心としたロダンとブールデルの彫刻と素描  が開催されています。  日本において手の . . . 本文を読む
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森と湖の国 フィンランド・デザイン展 ・サントリー美術館

2012-12-02 17:02:01 | 美術展
 遠来の友とサントリー美術館のメンバー内覧に行ってきました。  御伽草子から一転、クールなデザインの展覧です。  こういった展覧が出来るのはサントリー美ならではの事と思います。  連れの友はギャラリー関係者なので、  デザインににもうるさいのですが、  今まで見ていたガラスってのはどうもうさんくさく思えると  言っていたのが印象に残りました。  ガラスコレクションの美品を数々もっているサン . . . 本文を読む
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