久しぶりにパナソニック汐留ミュージアムに出かけてきました。
以前訪ねたのは濱田庄司展だったでしょうか。
こちらの展示はいつもコンパクトで見やすい構成になっていて、
毎回会場の作りに工夫が感じられます。
最近のパナソニックとしての経営不安は
昭和の電気屋さん、ナショナルから親しんできた人には
風前の灯火かと心配がよぎる厳しい経営状態で
こちらのミュージアムのお宝所蔵は安泰かと
ヤ . . . 本文を読む
三井記念美術館で開催中の
「河鍋暁斎の能・狂言画」展にいってきました。
暁斎、といえばプライスコレクションの
「妓楼酒宴図」が印象的で、宴会中の様々な表情に、
線の上手い人だな~と思った以来のご贔屓な作家、絵師さんです。
「狩野派決定版」という狩野派を網羅した別冊太陽でも
浮世絵師と狩野派絵師との狭間で取り上げられ、
新しいところでは山口晃氏近著の「ヘンな美術史」の中でも
「 . . . 本文を読む
ひょんなことから山口さんを知りました。
そして、作品を見てキュンと癒やされ、やられたのでした。
美術とは芸術とは、などどいう悩ましいことは一切問わずに
ひたすら愛らしい、命へのいとおしさに心が充満してきます。
だって、かわいいんだもん。
そういう素直な気持ちを思い出させてくれます。
その山口裕子さんの個展が始まっています。
青山、骨董通りの路地を入ったところの
新 . . . 本文を読む
根津美術館がリニューアルされて何年が経ったことでしょう。
まだその国宝の燕子花図屏風のお披露目とともに
庭園で咲き乱れる燕子花を観賞しないままでいました。
いつかはきっと、と願っていたことがようやく叶いました。
会期も迫ってはやる気持ちで入りました。
先ず展示室をスルーして庭園観察することにしました。
地下のお茶室のある出口からすり抜けるように、
めぐっていくと、
一 . . . 本文を読む
出光美術館では5月19日まで
「源氏絵と伊勢絵」展が開催中です。
一月ちょっとの短い会期に見逃せないと、行ってきました。
行ってきたのは、ゴールデンウィーク始まってすぐです。
会期末が迫ってきたので、慌ててUpします。
出光の展覧にはぶれがなく、落ち着いてその展示品と向かい合えることが
鑑賞者の一番ご贔屓の要因点ではないでしょうか。
展示品数も50点あまり。
とてもゆっ . . . 本文を読む
清水三年坂界隈の修学旅行生や、海外からの観光客のうねりを
遠ざけて坂を下りて
次に建仁寺を目指すことにしました。
移動する道すがらも、さすがの京都、
どこを見ても絵になります。
建仁寺と言えば、あの、俵屋宗達の国宝、風神雷神図を
所蔵する禅寺です。
京都には何度も通いましたが、
意外や意外建仁寺にはまだ拝観したことがありませんでした。
お寺のパンフレ . . . 本文を読む
清水寺の近く三年坂に小さな美術館、七宝を代表とする工芸の美術館があると
知って一度訪ねたいと思っていました。
智積院から市バスで五条坂に出て、
ひたすら上り坂をあがり、清水寺の麓に出て
清水詣でをせずに(もはや昔式にイケメンgetの意欲なく)
三年坂に折れてしばらくでその小さな美術館が現れました。
清水三年坂美術館。
サイトはこちら
「幕末・明治の七宝、金工、蒔絵、京 . . . 本文を読む
京都国立博文館の「山楽・山雪展」で
濃厚な鑑賞を経て外に出ると
いつのまにか外は熱気と太陽光線の激しさで驚きましたが、
すぐ近くの智積院へお参りすることとしました。
なにしろ、長谷川等伯の国宝障壁画がこのお寺の寺宝ですし、
狩野永徳時代、突如強敵現るだった、等伯という存在ですから
ぜひに拝見したく思いました。
若葉の緑が瑞々しい庭園横の収蔵館に入ると
下界から遮蔽された中に
. . . 本文を読む
そうだ、京都に行こう、ってことで、
ふつふつと山楽・山雪展に行きたい熱をお腹に抱えてすごしていましたが、
GWも終わるし、ここらでちょいと日帰りしようと作戦練ってましたが、ついに決行してきました。
家族には意外な位あっさりと認可され、大人な受け入れに感謝です。
愚息は当日塾で遅くなる日。
彼の帰宅前に帰宅できるわけです。
早朝7時過ぎには新幹線の中。
10時前に京都駅にいました。
新幹線、エライで . . . 本文を読む
ゴールデンウィーク前半に
大学時代の旧友が上野に出てくるというので、
東博に行くことにしました。
お目当ては「大神社展」
その感想記事の前に本館など足早にまわったので、
画像残しておくことにしました。
丁度東博の花、ゆりの木の花が咲いていました。
とても立派な大木になんと可愛らしいオレンジ黄色系の暖色の花。
こちらは東博に入ってすぐ右手の藤棚。
後ろに見える像とコラボし . . . 本文を読む