私が30前後の頃、奈良にご縁を頂きました。
足かけ3年の住居を奈良にしたこと、
今でも胸がうずく3年です。
その景色の中にいつも興福寺の五重塔がそびえています。
あの階段を昇れば、五重塔の真下にいられたのです。
修学旅行生たちはよくあの階段で集合写真を撮ってきました。
私の中学時代の集合写真もあの階段だったのではなかったでしょうか。
以来、時が流れ、25年余り。
興福 . . . 本文を読む
酒井抱一の画業というのは
どうみても品がよく、崩れることのない安定感、安心感、
えもいわれないはんなりとした色合い、巧みな構成、
その中で煌めく温かみのある美しさ。
時には厳しく、時には荒々しくもなるけれど、
ほとんどから癒やし系のオーラが放たれているのです。
お育ちの良さもさることながら、本来の性格が滲んでいるようです。
こちらがどんな精神状態でも受け入れてくれます。
こ . . . 本文を読む
ちょっと時間が出来たので、
お花の稽古の帰りに上野に行ってきました。
お目当ては興福寺の仏頭展。
そこまでの道のりであっちふらふらこっちふらふら。
芸大美から東博の前庭もiPhoneカメラで画像撮ってきましたので、
ご紹介です。
その前に先日オープンしたばかりの
黒田清輝記念館の上島珈琲店で珈琲ブレイクして
一息つきました。
ぜひ、二階の空間にお立ち寄りをお勧めし . . . 本文を読む
去年から東京美術倶楽部での公開美術講座に参加していますが、
なかなか講座の記事Upに繋がっていません。
お話が多岐にわたっていたり、未消化に終わったまま放置してしまっていたり。
それではいけないと今回はあの、河野元昭先生の軽妙かつ濃密な
スピード感溢れる講義を拝聴したので、
忘れないうちにと思ってひたすらメモをランダムに残しておこうと思います。
9月14日 15時から16時半の予 . . . 本文を読む
サントリー美術館といえば、ガラス展、そんな充実の展覧会の
メンバーズ内覧とスライドレクチャーに参加してきました。
そのためにメンバーになっているといっても良いくらい。
ガラス好きな友と参戦してきました。
ここの美術館でのガラス展覧は何度も通っていますが
どの回も見応えがあって、新鮮な切り口によって
ガラスへの魅力がまた一層深まるのです。
タイトルの副題に
紀元前14世紀か . . . 本文を読む
相変わらず、暑い日々と思いきやホッとするほど涼しい風が吹いてきたり、
秋は近いのだと思いつつ、
今日は上陸した最大級の台風の脅威に怯えます。
日本列島がこの天災に振り回されながらも最小の被害で済みますように。
台風ニュースを片目にあわててブログ記事にします。
6日、東博に行ってきました。
「和様の書」の後期を見なければと勇んで行ってきたのでした。
典雅な琳派を育んだ上流社会 . . . 本文を読む