サントリー美術館といえば、ガラス展、そんな充実の展覧会の
メンバーズ内覧とスライドレクチャーに参加してきました。
そのためにメンバーになっているといっても良いくらい。
ガラス好きな友と参戦してきました。
ここの美術館でのガラス展覧は何度も通っていますが
どの回も見応えがあって、新鮮な切り口によって
ガラスへの魅力がまた一層深まるのです。
タイトルの副題に
紀元前14世紀か . . . 本文を読む
一階での榮久庵憲司の世界観から全く別世界の染めの世界へ。
世田谷美術館の二階にあがると、
あたたかな、自然から生まれた
大きな旗が天井高く掲げられています。
染織家、柚木沙弥郎の作品群です。
そのプロフィールでなんと91才の現役染織家であると知らされます。
民芸活動の柳宗悦の影響を受け、
染織家、芹沢銈介に師事しますが、
その独特なおおらかさは独特です。
民芸運動の側に . . . 本文を読む
実に久しぶりの世田谷美術館訪問でしたが、
ユニークな展覧カップリングに喜びました。
一つは榮久庵憲司、デザイナーの先駆け、戦後の生活水準を引っ張ってきた
現場監督のような存在というイメージの方。
様々なデザインを手がけてきて、実はこんなものも取り組んできたのかと
驚かされます。
会場入ったすぐに
手がけてきたデザインの品々が同じサイズの四角柱のショーケースに入り
整列してい . . . 本文を読む
野中ユリ、その人の作品には澁澤龍彦のまわりをうろちょろしていると
ひっかかってきます。
去年、千葉の川村美術館で開催されていた
「FLOWER SCAPES」展でも
思わぬ独立コーナー出現に感嘆しました。
その図録も丹念に美しく仕上がっていてお気に入りの図録となりました。
あぁ、野中ユリ展が神奈川の近美で開かれるのかと、
ワクワクしていましたが、
なにしろ、鎌倉ですから道連れ . . . 本文を読む
今回鎌倉に行ったのはこの松田正平展と野中ユリ展を梯子する、それが願望で
旧友達が参加してくれたので
酷暑もなんのその、鎌倉小町通りをおばさんズであちこちひやかしながら
目的地までなかなかたどり着けない、そんな呑気な道中も楽しく
ふらふら歩いてきました。
鎌倉八幡宮へはお参りもせずに
大谷石に囲まれ、蓮池を目の前にした
近代美術館に入りました。
「生誕100年 松田正平展
. . . 本文を読む
時々思わぬ展覧に出くわします。
意表を突かれたというか、やられた、というか。
その驚きが体全体の血流を元気にします。
そんな展覧に行ってきました。
「福田美蘭展」
どういった方なのでしょう?
何も知らないで見るという事のワクワク度は想定外で
それも目に入る景色が一々面白いので
どんな人かは後で検索します。
同時開催のルーブル展と同じチケット売り場ではないので注意 . . . 本文を読む
先週、久しぶりに東京国立博物館の東洋館に行ってきました。
やはり時々見に行かねば、とまた強く感じました。
以前の東洋館へも時々見に行ってましたが、
今年年明けにリニューアルされた東洋館を拝見して、
展示の美しく見やすくなったことの
衝撃が大きかったこと、思い出します。
それで、またカメラOKのところで撮影してきました。
中国の展示に時間を割いてみてきました。
どれも横川民輔氏、 . . . 本文を読む
東京駅のステーションホテルなどリニューアルされたときに
ステーションギャラリーもオープンして
色々な展覧会が開かれてきましたが、
まだ行ったことがない状態に早いところいきたいもんだと
思ってましたが、ようやく念願叶って
雨ザーザーの日に行ってきました。
エキなか美術館で傘いらず、雨の日など悪天候の日に
ホッとさせてくれる空間となること請け合いです。
勿論、アクセス抜群、
ここは . . . 本文を読む
前回の源氏と伊勢物語から変わり、
涼しい青の世界、やきものの展覧が出光美術館で開催中です。
このやきもの、古染付と祥瑞(しょんずい)は中国の
明時代末期、景徳鎮窯のものです。
このやきものを日本人は茶陶としてとても愛してきました。
都内の茶道具を得意とする美術館には必ずこれらの名品を所蔵しています。
天啓時代(てんけいじだい 1621~27)を中心とする“古染付(こそめつけ)
崇 . . . 本文を読む
「有栖川宮・高松宮ゆかりの名品」展に行ってきました。
上野の森美術館は時々はっとする展覧会を開催します。
今回もそんな展覧で、宮家の端正なご趣味を拝見する、そんな気持ちで
会場入りしたのですが、
驚きの作品群ですっかり魅了されてきました。
開催概要 (本展のサイトから)
上野の森美術館の母体である日本美術協会は明治12 年(1879)に龍池会として発足し、
明治20年(188 . . . 本文を読む