この人の前に、白隠というゆるい絵を描いた禅僧がいるけれど、
白隠のゆるさを継承しているような、仙厓。
脱力しすぎていて上手いのか下手なのか、
そんなことを鑑賞するのもどうでもよくなる。
だって、嬉しくなってしまうから。
その絵の横に書かれている言葉が一つ一ついい味。
何しろ厳しい世界の禅の修業を積んだ人なのに、
何でこうなっていったのか?
色々な人生はともかく、
自分の目口鼻からよしあしは出て . . . 本文を読む
サントリー美術館チラシより
サントリー美術館の展覧会で、おしゃれで抜群に素敵な展示品が並ぶ度に歓喜します。
特に、ガラス、日本美術の屏風、絵巻、という得意ジャンルには垂涎ものが居並びます。
今回は、「遊楽図」に絞って、日本で遊ぶことに特化した絵図、絵画を紹介してくれます。
なんて蠱惑的な企画でしょう!
メンバーに届けられるサントリー美術館ニュースの展覧案内からも
素晴らしさが横溢 . . . 本文を読む
いつもアート関連企画をさくっと継続されているTakさんの
特別内覧会企画に参加させて頂きました。
*写真画像アップは美術館の許可を頂いています。
今回は、すぐに行ける場所にありながら、未訪のままだった、
「すみだ北斎美術館」
設計は、あの妹島和世さんのクールなアルミの塊のような、どどーんとした建物に初入館です。
展覧会は「北斎の橋 すみだの橋」というややマニアッ . . . 本文を読む
大変ご無沙汰、の更新となりました。
花見シーズンが終わり、女子高の華道部が始動したり、
新たな文化活動に参加することとなり、
ボランティア活動が3本となりました。
日々慌ただしくなってきまして、ブログ更新がすっかりおろそかに。
学んでいるいけばなの花展もようやく一段落し、家元、諸先生たちの作品を
拝見するシーズンも前半終了期となりました。
その中で寸暇を狙ってアート鑑賞に . . . 本文を読む
熱海、MOA美術館がリニューアルオープンされ、
その素晴らしさを耳にし、目にし、早くこの目で確認できることを
願っていましたが、
ようやく、伊豆高原の両親宅から移動して、
なんとかその時を得て行ってきました。
伊豆方面も夏の景色とは思えない、雨模様続きで、
梅雨へ逆走しているかのようです。
夏休み中の家族連れなどでもっと賑わうはずでしょうに。
それにつけても熱海駅がオシャレ . . . 本文を読む
日本橋の三井記念美術館では
特別展 創建1250年記念
奈良 西大寺展 叡尊と一門の名宝
が6月11日(日)まで開催されています。
こちら
サブタイトルに
元興寺、浄瑠璃寺、白毫寺、法華寺、岩船寺、称名寺、極楽寺他一文寺院の名宝も一同に
とあります。
私が30才の頃、奈良に足かけ3年住んでいたこともあり、
「奈良」に対す . . . 本文を読む
桜が散り、あっという間に新緑、燕子花、藤、躑躅などの花々が咲き乱れる頃となりました。
その百花繚乱の絵画作品を集めて、山種美術館では
[企画展]花*Flower*華 ー琳派から現代へー
が4月22日(土曜日)から6月18日(日曜日)まで開催されています。
山種美術館のサイト
運良く、4月24日にその特別内覧会の機会を得ることができました。
我が家から地下鉄一本で訪問できるこ . . . 本文を読む
あまり抽選にチャレンジできない日常なのですが、
運良く、今回小学館から出版される、
「日本美術全集」の編集委員のお二人の講演会が当選し、驚喜して参加してきました。
会場で、青い日記帳のタケさんにお目に掛かったら、なんと900名を超える募集があったとか!
よく当たりましたね~と驚かれていました。
それもそのはず、会場丸ビルホールには
開場時間前にはすでに長蛇の列、入場も列をつく . . . 本文を読む
今年に入って初入館してきた根津美術館。
ほとけさまの教えを請うために、などという高尚な気持ちは持ち合わせていないのですが、
会場に入ると、美術館というより、
重厚なお寺の宝物館に入ったような気持ちとなりました。
「ほとけの教え、とこしえに。」というタイトルの企画展が
3月31日まで開催中です。
日本美術の上質な作品を鑑賞したいと望むならば、
根津美術館はいつもハイレベルな . . . 本文を読む