今夏の八月は受験生がいるとはいえ、
割合と彼方此方に出掛けられて楽しかった日々でした。
しかし、酷暑厳しい日々でした。
*福田美蘭展 東京都美術館
ブログ記事に詳細を上げましたが、
本当に楽しめたし、その視点のユニークさと画力に驚くばかりでした。
今夏一番のお気に入り展覧会です。
*ルーブル美術館展 東京都美術館
福田美蘭展をカップリングした影響を受けて
見 . . . 本文を読む
一階での榮久庵憲司の世界観から全く別世界の染めの世界へ。
世田谷美術館の二階にあがると、
あたたかな、自然から生まれた
大きな旗が天井高く掲げられています。
染織家、柚木沙弥郎の作品群です。
そのプロフィールでなんと91才の現役染織家であると知らされます。
民芸活動の柳宗悦の影響を受け、
染織家、芹沢銈介に師事しますが、
その独特なおおらかさは独特です。
民芸運動の側に . . . 本文を読む
実に久しぶりの世田谷美術館訪問でしたが、
ユニークな展覧カップリングに喜びました。
一つは榮久庵憲司、デザイナーの先駆け、戦後の生活水準を引っ張ってきた
現場監督のような存在というイメージの方。
様々なデザインを手がけてきて、実はこんなものも取り組んできたのかと
驚かされます。
会場入ったすぐに
手がけてきたデザインの品々が同じサイズの四角柱のショーケースに入り
整列してい . . . 本文を読む
鎌倉に着いて吸い込まれるように小町通りをふらつくことにしました。
小町通りに来たのは何年ぶりでしょうか?
思い出せないほど遠い昔になってしましましたが、
この賑わいには驚きました。
まるで小京都、三年坂辺りの楽しい小さなお店が建ち並び、
真っ直ぐ進めないではありませんか。
一々のお店に立ち寄っていては目的地にいつ着ける事やら。
それでも気になるお店が腕を引っ張ります。
美味 . . . 本文を読む
野中ユリ、その人の作品には澁澤龍彦のまわりをうろちょろしていると
ひっかかってきます。
去年、千葉の川村美術館で開催されていた
「FLOWER SCAPES」展でも
思わぬ独立コーナー出現に感嘆しました。
その図録も丹念に美しく仕上がっていてお気に入りの図録となりました。
あぁ、野中ユリ展が神奈川の近美で開かれるのかと、
ワクワクしていましたが、
なにしろ、鎌倉ですから道連れ . . . 本文を読む
今回鎌倉に行ったのはこの松田正平展と野中ユリ展を梯子する、それが願望で
旧友達が参加してくれたので
酷暑もなんのその、鎌倉小町通りをおばさんズであちこちひやかしながら
目的地までなかなかたどり着けない、そんな呑気な道中も楽しく
ふらふら歩いてきました。
鎌倉八幡宮へはお参りもせずに
大谷石に囲まれ、蓮池を目の前にした
近代美術館に入りました。
「生誕100年 松田正平展
. . . 本文を読む
「再興院展100年記念 速水御舟ー日本美術院の精鋭たちー」展 関連講演会
「速水御舟と院展の画家たち」としての講演会に参加してきました。
講師は、山崎妙子山種美術館館長が務められ、
御舟の研究で博士号を取得されたご専門ならではの、濃厚なお話を伺ってきました。
当日はなんと御舟のお孫さん達がこの日のために来日し、来場されていました。
手描きの花柄をあしらった和服姿の館長からのご紹 . . . 本文を読む
時々思わぬ展覧に出くわします。
意表を突かれたというか、やられた、というか。
その驚きが体全体の血流を元気にします。
そんな展覧に行ってきました。
「福田美蘭展」
どういった方なのでしょう?
何も知らないで見るという事のワクワク度は想定外で
それも目に入る景色が一々面白いので
どんな人かは後で検索します。
同時開催のルーブル展と同じチケット売り場ではないので注意 . . . 本文を読む