阿部ブログ

日々思うこと

山口組若頭、宅見勝氏と西城秀樹のお姉さん

2012年04月15日 | 日記
個人的には暴力団と言うか、所謂「やくざ」の存在を否定しない。
同じ日本人であり人間であり、それぞれの人生を生き抜く権利が明確にある。
暴力団排除は日本国憲法違反であり、著しい人権侵害だ、と考えている。
勿論、一般国民の認識とは大きく異なる事は理解しているが、それぞれの縁で、それぞれの環境で、我々は生きている。生きる現実は単純ではないし、娑婆で生きるのは辛いものだ。

「やくざ」の中でも、特に宅見勝氏に自分は多大なる関心を持っている。
この宅見氏と瀬島龍三、元大本営参謀であり伊藤忠商事の会長となる彼との緊密な関係を詳細に書いた本が出版されている。

『瀬島龍三と宅見勝「てんのうはん」の守り人』と言う書籍で鬼塚英昭氏が著者である。
当ブログでも「昭和天皇 と ロッキード事件」で言及している。

ワタクシは、鬼塚氏の著書を愛読している。鬼塚氏は、鬼の塚を守る血脈だ。彼の血が彼に天皇に関する本を書かせるのだ。
さて前書きはさておき、鬼塚氏の同書の121ページに面白い記述がある。それが掲題の西城秀樹氏のお姉さんに関する記述である。
  

『宅見勝が山口組直参となったのは1978年、41歳のときである。直参となる前は福井組の最高幹部を務めていた。この時代に宅見に愛人ができた。大阪市南区玉置町にあるクラブ「朱雀」でホステスとして働いていた木本絵里子(在日朝鮮人。歌手・西城秀樹の実姉)である。
二人の間に1979年、男の子が生まれる。絵里子には4歳になる女の子がいた。1982年宅見勝は自分の父方の伯母と養子縁組させ、絵里子に宅見姓を名乗らせた。』

ペタ・ペタ時代の到来と並列処理の壁~コンピュータ・サイエンスの課題~

2012年04月15日 | 日記

ペタ(フロップス)とペタ(バイト)と言う時代の到来により、今までのなーんちゃって並列処理では解決不可能な本当の並列処理の壁と言う問題が現出している。 

特に問題なのは、ペタフロップ(PetaFlop=1015Flop)性能の時代へと入ろうとしていること。
トランジスタの性能とプロセッサの性能にギャップが生じ始めましたのは2002年と言われるが、プロセッサの性能を向上させるのには、構造がシンプルで熱を出さないプロセッサが必要で、必然的にマルチコアにすると言う発想となる。

こうしてCPUとかGPUとかが並列化すると、性能は単純に向上するのか?と言う事であるが、これが大きな問題なのだ。

勿論、今のCPUには並列処理の仕組みは取り入れられいる。所謂ブランチ予測とかブランチとかのハードウェア的な技術は実装してきているし、今までは性能向上に有効であった。但し、ペタペタ時代を迎えるこれからの時代では不十分である。
ハードウェアでは無くソフトウェア自身が並列化されなければならない状況にある。
ここを真剣に考える必要がある。

ハードウェアの並列処理技術と同時にソフトウェアの並列化が行われていれば。問題は生じなかったが、ソフトウェアの分野で真剣に並列処理に対応する措置が行われ、提供される事はなかった。
また現在も真剣に問題として捉えられていない。これがジレンマとなっている。

最新鋭のインテルCore i7プロセッサには、トランジスタが8億ものトランジスタが実装されている。将来的なロードマップによれば、10年後には150億のトランジスタが実装される事になるが、真意稠密で並列分散処理を行えるアーキテクチャはどのようなもので、真の並列処理を実行できるプログラミング・コードを我々は書くことができるのか?

我々は150億のトランジスタを実装したCPUから最大限の処理性能を引き出す事が出来るか?
表現を変えると、今の並列化コンパイラはハードウェアの性能向上を上回るパラレルパフォーマンスを提供できるのか?

これは非常に難し問題だろう。

最大の原因は、今のプログラミング言語にある。
今、一般に多用されているC言語はC++、Javaといったオブジェクト指向言語はハードウェア寄りの言語であり、これら言語ではアプリケーションが本当はどのような問題を解決しようとしているのかを認識する事は出来ない。

ただ、コンピュータ登場した後の黎明期には、関数型言語Lispや、Algolといった人間の思考により近い問題を解くことを指向する言語が存在していた。

さて、これから本当の並列分散処理環境が出現するが、現用のCとかJavaとか汎用言語の利用を止める事。また、データを転送しながらの処理と最適化、組織化、そして蓄積が必要。
つまりデータ中心のアーキテクチャに移行する必要があり、データの流れを統制しつつ、必要な組織的な処理を施し、必要とされる人/組織に提供し、これを必要期間蓄積すると言う一連のストリームを如何にスムーズに適切、かつ俊足に実施するか~

本質的には、コンピューティングのアーキテクチャなるものは、CPUやGPUなど計算ユニットとデータストアと言う2つのバンド幅、所謂「レイテンシ」を解決する事にあるが、実は今のコンピューティングの最大の問題である性能処理向上の障害が、将に事の点に存在する。

コンピュータの性能を並列処理により向上させていくには、このレイテンシのバリアを乗り越える必要がある。これの問題解決の鍵は、ハードウェアでは無く、ソフトウェアにある。

最新の研究では、現在のソフトウェア、今のプログラミング言語により実装されたソフトウェア言語では、如何にマルチコア化してもリニアに性能は向上しないことが実証されている。非並列化言語により16コア以上では、その処理性能が逆に減少する!

この問題解決をソフトウェアが解決しなくてはならない~
この答えは、多分サー・マイケル・ホーア教授が知っているだろう。

CIAのベンチャー「In-Q-Tel」(インキュテール社)

2012年04月15日 | 日記

「In-Q-Tel」(インキュテール社)は、米国の対外情報機関CIAが1999年に設立した投資会社で、本社は、ヴァージニア州のアーリントン。
ホームページは、http://www.in-q-tel.org 

「In-Q-Tel」と言う名前は、映画「007」シリーズに登場するMI6の科学者「Q」からきている。
蛇足ながら、英国の防諜機関MI5が、2009年に国家の安全を守る任務達成にハイテク技術で協力する科学技術顧問の募集を実際に行っている。
MI5によると募集する「Q」は、優れた科学・技術アドバイスを行い、MI5内で科学技術開発をまとめ主導する科学顧問で、世界的に通用する科学分野での専門知識・技術、および関連する科学・技術分野での評価が出来る人物を求めている。

そもそもの「In-Q-Tel」発足の動機は、CIAの情報分析官を育成するCIAのシンクタンクSherman Kent Centerに2001年からから1年間在籍した研究者ブルース・ベルコウッツ(Bruce Berkowitz)が、CIAの情報通信システムの利活用の実態調査をCIAの情報本部(Directorate of Intelligence)の関係者約100名を対象に調査を行い報告書を作成した。

「In-Q-Tel」事がその実態をまとめ、ITに対する取り組みが遅れていると指摘した調査書「The DI and ''IT''---Failing to Keep Up With the Information Revolution」を発表した。

またCIAのホームページ
でもその調査報告の内容を知る事が出来る。

ブルース・ベルコウッツの報告を受け、CIAが対応した施策の一つが「In-Q-Tel」の設立。
「In-Q-Tel」は、米国の諜報コミュニティが必要とするセキュリティ関連ソリューションについて、民間における最新の研究開発の成果を速やかに取り入れる事を目的とし、「In-Q-Tel」は積極的にベンチャー企業に投資を行い、ビジネスプランの募集も行なっている。

「In-Q-Tel」は、1999年の設立以来、約7500件以上のビジネスプランを審査したと言われ、実際に約150の企業・団体に資金援助を実施した。
「In-Q-Tel」の活動の結果、米国の諜報コミュニティが求める技術・サービスが民間企業によって約300件程の技術が開発され、CIAなどの情報組織によって採用されている。

当初「In-Q-Tel」は、国家に重要なセキュリティ技術を持つベンチャー企業に投資するための組織として、5年間の期間限定的な実験的会社だったが、911以降、恒久的な会社組織と位置づけられ今日に至っている。

補足情報として米国のNPOであるBENS(Business Executive for National Security)が、2001年年8月7日に「In-Q-Tel」に関するレポートを公開しているが、今は参照出来ない。
 エラーとなるがURLは → http://www.bens.org/highlights_080701_NQTel.htm

※参考としてURLを参照。

水素爆弾の寿命は12.3年 ~日本に核融合実験装置が誘致されなかった理由~

2012年04月15日 | 日記

過去ブログでも述べているトリチウムについて。

トリチウムは、リチウム6に中性子を照射して生産する。リチウム6は、リチウム7の7.5%しか存在しない希少な資源である。
この希少で貴重なリチウム6から得られたトリチウムはベータ線を放出する放射性物質で、半減期が12.3年、年間消耗率は5.5%。

水素爆弾の寿命は、このトリチウムが消耗することによる。水素爆弾をアクティブにしておくためには、減衰したトリチウムを補充しなくてはならない。この為、米国では、トリチウムを年間7キロを生産し続けている。因みに軍用プルトニュウムの生産も続けており年間の生産量は約2トン。

しかし、これ以外の軍用核物質、即ち 
 ①核分裂物質:ウラン235、ウラン238
 ②核融合物質:デュテリウム(重水素)、リチウム6
これら①②の生産は現在は行われていない。

①の核分裂物質、②の核融合物質のストックの大部分は1960年代半ばまでに生産されており新規の生産の必要が無いからである。

リチウム6は1960年代に早々に生産を終了し、ウラン235は1964年、デュテリウムは1982年に生産を停止している。
①②の核物質が必要な場合には、待機生産施設での生産、貯蔵ストックや退役核弾頭の核物質のリサイクルでまかなわれる。

さて、現在の核兵器にはトリチウムが用いられている。それは核爆弾の小型化と最大効率化を得る為に必須な核心物質である事による。
このトリチウムはプルトニュウムの1000分の1の量が使用されているが、このトリチウムは代替の効かない、しかも減衰する期限付きのこの物質が、現在プルトニュウムと並ぶ最重要物質であるのだ。

このトリチウムが、日本に核融合実験施設ITERの誘致が行われない最大の理由であり、日本の核武装推進派からすればITERの誘致が成功すれば、トリチウムを公に保持する正当性を得る事が出来る。しかしこれは阻止された。核武装したい人達には残念なことだったろう。

もし、日本に核融合実験施設ITERが誘致されれば、年間数キログラムのトリチウムを使用するので、トリチウムが日本国内に輸送される事となる。1回の実験には、25kgのトリチウムが必要となり、非核国である日本に核保有国から、トリチウムを格納した50g入り容器が必要量と予備を含め輸送されることとなる。
日本にとっては、既に十分な軍用プルトニウムの備蓄があるので、トリチウムを国内に保持する事と成れば、トリチウムで強化した核兵器を製造する能力をついに持つこととなる。

もし日本にITER設置が決まっていれば、優秀な我が国の技術者諸君は、トリチウムに関する技術を極め、既に備蓄されているプルトニュウムによる、より強力で小型化した第4世代核兵器を、核実験なしに簡単に作ってしまうだろう。既に世界最高速を誇るスーパーコンピューター「京」を保有しており、必ずしも核実験は必要ではない能力を保有している。
世界が日本を準核武装国としている理由は、この辺りが根拠となっている。

核融合の研究開発が、核兵器拡散をもたらす事が一般には理解されていない。特に北東アジアにおいては、日本や韓国が多数の軽水炉を持ち、しかも核廃棄物の減量/消滅に関する核変換の研究がなされている。またこれを理由にして高エネルギー陽子加速器の開発が進められているが、これはトリチウム生産につながるものだ。

この極めて危険な核物質であるトリチウムは、福島第一原発事故でトリチウムが検出されたと東京電力が報告している。

軽水炉の炉心は普通の水で満たされるが、放射線の反応によりトリチウムが生まれる。このトリチウムは酸素と結合して重水となり、地下水や海水に混じって周囲に放射能汚染を引き起こす。

トリチウムをなめてならない。2kgのトリチウムの放射線量はチェルノブイリ事故時に放出された放射線量に匹敵するのだ、
トリチウムが地球環境や我々人&動物の健康に直結する極めて「水」を根底から汚染する。