阿部ブログ

日々思うこと

トヨタ会館を訪問

2015年04月28日 | 雑感
トヨタ自動車の事務棟にお邪魔した。豊田市を一望でき展望は抜群だ。
帰りにトヨタ会館に立ち寄ろうと言う事となり、閉館まで15分しかないながら一回りする事が出来た~感謝。
                          
トヨタ生産システム(TPS)の紹介コーナーもある。大野耐一さんの写真も。
                        
2010年のニュルブルクリンク24時間耐久レースに参加したレクサス。レースの激しさを物語っている。
            
これは、Gazoo Racing Carとか、オープントップのクロスオーバー車とかレクサスの自転車とか色々~
                                   
ポケモン的黄色のLFA。3750万円。
            
トヨタ会館には、お土産屋さんもある。お土産はカレーとトヨタ会館特注の柿の種にした。
        

武藤工業の指向性エネルギー積層方式の3Dプリンタ

2015年04月27日 | 雑感
三軒茶屋に本社がある「武藤工業」が指向性エネルギー積層造形方式による3Dプリンタを販売している。
指向性エネルギー積層造形は、金属粉体を供給しつつレーザーなどで溶融させて堆積させる技術で結合させる技術。武藤工業の3Dプリンタはアーク溶接の原理でアルミやマグネシウム、チタンなど金属材料を溶かして積層するもので、積層時間が極めて短いのが特徴。積層後は、切削する必要があるが、この時間を勘案しても武藤工業の3Dプリンタを使った方が早く安いだろう。
              
指向性エネルギー積層方式の3Dプリンタは、DMG森精機やヤマザキマザテックが製造販売しているが両社はレーザーで材料を溶かしている。今後は、武藤工業も複合加工マシンへとシフトし、より大型で早く安く造形できる3Dプリンタの開発が期待される。前述のDMG森精機やヤマザキマザテックや松浦機械製作所の複合加工マシンは、積層しつつ切削する方式で、出来上がりはピカピカ。少し補正して射出成形機にかけて製品を打つ事が出来る。実際に松浦機械製作所の複合加工機で金型を作って製品製造に使っている会社がある。パナソニック。いや、松下電工だ。門真方面で、我々に言及する時は松下電工と言って欲しい、との強い要請があった。空気清浄機の金型に使っているようだが、10万ショットはいけるようだ。目指すは100万ショットとの事。因みに松浦機械製作所の3Dプリンタは松下電工が供与したパテントで製作しているもの。

クリス・アンダーセンの「MAKERS」はオバマの2012年大統領教書をトリガーとした3Dプリンタの第3次ブームは既に去ったが、実は本格的な開発競争が始まっている。2016年以降は、エプソンやキャノンがインクジェット方式の3Dプリンタの販売を開始するとしているし、リコーは3Dプリンタのサービスをスタートさせている。いよいよ日本勢が参戦するが、故障が多い現状の3Dプリンタには不満が多い。品質の高い日本製3Dプリンタの登場は、国内はどうかわからないが、世界では期待されている。武藤工業にも頑張ってもらいたい。

情報通信配線技術フォーラム2015 予選会(3)

2015年04月08日 | 雑感
2015年4月9日(木)午後に東京ビッグサイトで開催されている『高機能金属展』を観に出かけた。
会場内の一角では『情報通信配線技術フォーラム2015』が行われていた。
         
丁度、「情報ネットワーク施工」職種予選会(光)に遭遇。
                        
この予選会には、5名の選手が参加。
(1)株式会社エクシオの牧野直征さん
(2)株式会社きんでんの下津文昭さん
(3)株式会社きんでんの塩見烈さん
(4)株式会社ミライト・テクノロジーズの市位元気さん
(5)株式会社関電工の佐藤翔太さん

このように日々技巧を磨き、共に切磋琢磨する技術文化が、今の日本の屋台骨を支えているのだなぁ~とつくづく感じ入った次第。

三井物産本店の仮移転 ~大手町1-2丁目開発~

2015年04月03日 | 雑感
大手町の三井物産ビルが大手町1-2丁目再開発で移転。
大手町1-2丁目には、三井物産本店ビルと別館、それと大手町一丁目三井ビルディングと大手町パルビルがある。サラ金のプロミス本社が入居していたパルビルが売りに出た時に三井物産と三井不動産が2011年3月にプロミスから共同購入。プロミスは、三井住友フィナンシャルグループの一角を占めるSMBCコンシューマーファイナンスである。三井住友銀行は三井以外に売る気は最初から無かった。譲渡額は約720億円(三井物産50%、三井不動産50%)で、譲渡後もプロミスの本社として賃貸されていたが、同社は現在、東銀座に移転済み。大手町一丁目三井ビルディングも、三井不動産が2007年11月に1,175億円で信託受益権を取得し、ビル名を「三井生命大手町ビル」に変更している。
三井物産と三井不動産が確保した大手町1-2丁目の敷地は、20,846㎡。但し、将門の首塚は除く。将門の首塚は再開発の対象外。元々この地は神田明神が鎮座していた土地。また明治・大正期には官庁街で、大蔵省や内務省があった場所である。
                      
2013年8月8日、三井物産と三井不動産は、大手町一丁目2番街区の一体開発事業を共同で行うことで合意し、基本合意書を締結。この大手町一丁目2番街区には、三井物産本社、「大手町一丁目三井ビルディング」(三井不動産所有)、並びに「大手町パルビル」(三井物産及び三井不動産による共同所有)があるが、これを一体で建替えする開発。これは敷地面積2万平方メートルを超える開発事業となるが、この敷地には、総延べ35万2000平方メートル規模のビル2棟(A、B棟)を建設する。A棟は地下5階地上30階建て(高さ155メートル)、B棟は地下5階地上41階建て(高さ200メートル)だ。現在、三井物産ビルは解体作業が始まっているが、解体費を含む総事業費は約1700億円。この費用は三井物産が約1200億円、三井不動産が約500億円をそれぞれ負担する。しかし東京オリンピックの影響で費用が嵩むと予想されている。

三井物産ビルは、日建設計の設計で重厚感のある100メートル×100メートルの構造体の存在感は他を圧倒している。江戸から続く三井の名に恥じない建造物で個人的には大好きだ。
                                    
三井物産の1階受付。それとタリーズも閉店となった。15年の営業だった。
                        
三井物産ビルの「かるがも広場」の一角に不空成就如来座像が鎮座していることは、新任の社長も知らないだろう。本社ビルの再建に際してもきちんと如来への供養を続けて欲しい。
        
三井物産は、仮移転している。日本生命ガーデンタワービルとJAビルに分散しているが、拠点は日本生命ガーデンタワーだ。
                  
仮移転先の日本生命ガーデンタワーは以前、AIGのビルがあったが、戦前は憲兵隊司令部、東京憲兵隊本部があった土地である。三井住友銀行本店ビルは日本生命のビルで視界が遮られ、「前は東京タワーが見えたのに・・・」と知り合いが言っていたが、その通り、この和田倉門は皇居、丸の内、霞ヶ関・国会などを遠望する景観は抜群だ。しかしレーザーによる電子盗聴や無線LANのセキュリティ破りなど問題はある。