しあわせな時間

金沢中心でお気に入りのお店を紹介。おいしいはしあわせ♪楽しいもしあわせ♪最近はシニアコーギー龍さんが中心です。

キノコ博士とキノコ狩り2009

2009-10-23 | 能登で観光・祭り

「キノコ博士とキノコ狩り」

能登ふるさと博の一環「能登人と過ごす能登時間」のプログラムで
今年で2回めの「キノコ博士とキノコ狩り」です。



金沢大学のキノコ博士で能登半島里山里海自然学校研究員の赤石大輔先生
案内でキノコ狩りをしてきました。
まずは、集合してから、キノコの生態や珠洲の里山の現状などの講義です。

先生は「キノコを利用した奥能登の里山再生」を提案されていて、
昭和30年頃はマツタケの一大産地だった珠洲の里山を取り戻そうと
地元の森林組合の方々と赤松林の手入れをされています。
昨年は8本、今年はこれまでに9本だそうですが、一歩一歩着実に進んでいます。

珠洲のマツタケは地元の産業と深いかかわりがあるそうです。

珠洲の産業だった能登瓦や塩づくりには、薪が必要です。
そのため、赤松林を伐採管理し、よいサイクルでマツタケの栄養となる若い赤松が育ち、
マツタケの生活によい環境があったのですが、燃料が薪から化石燃料へと取って代わり、
放置されてしまった赤松林は、年老いた松や増えすぎた雑木、積りすぎた松葉で
マツタケの育ちにくい環境になってしまったのだそうです。

- キノコは、産業ともかかわっている -

はじめて知りました。

そして、いよいよキノコ狩り。先生方が手入れされている里山です。
今回は赤石先生の取材でテレビ局や新聞社の方が参加者より多かったです。


完璧初心者の私は、はじめは慣れなくてキノコが見つからないし、
ようやく見つけても小さいうえに、食べてもおいしくないか毒キノコばっか



キノコ狩りをしながら、先生の解説を聞くことができます。
これは完全に毒キノコです ↓


最後に横にしてあった木に大量のヒラタケ。↓これはおいしそうです。

以上で、キノコ狩りは終了です。これより農家民宿へ移動です。

農家民宿の庭でキノコの同定作業。
キノコの名前、特徴、食用か非食用かなどを先生が解説しながら選別してくださいます。

似ているけれども、こちらはおいしいが、こちらは食べれません。見分け方は・・・・
など、丁寧な解説をしながらも、みるみる選別されていきます。


これは、コノミタケ。実家ではネズミノテと言っていました。和名はホウキタケだそうです。
よく煮物に入っていましたが、火を通すとネズミ色なので、
こんなかわいいピンクだとは、おどろきです。
石川県にしか生えていない貴重でおいしいキノコです。


これはシバタケ。和名はアミタケです。
キノコ汁にしたら、おいしそうです。
能登の山では、わりとよく採れるキノコだそうです。

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お昼です。
農家民宿しいたけ小屋ひろ吉」さんでキノコ料理をいただきます。
おくさんのブログ


たくさんのキノコ料理、ひろ吉さんの手打そば(予約のみ)
そして先生が採りたてキノコで作ってくださったキノコ炒めとホイル焼き
↓ 香りもよく、歯ごたえがしゃきしゃきです。↓

いつもは、朝ごはんで食べることができる奥さん特製「手作り豆腐」

ひろ吉さんの庭のイチジクのコンポート
旬の味、おいしいです。

たくさんのキノコ料理をいただいて満腹でした。


能登半島里山里海自然学校のある地区の昔の写真。↑
本当に海に突き出ています。
冬は強風でしょうね。常に波をかぶってそうなくらい海に近いです。
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せっかくなので、珠洲の観光もしてきました。

千本椿は信じられないくらい大木のヤブツバキが
岩に根を回して生えていました。
花が咲いたときに見てみたいです。

由緒ある須須神社         千本椿

夕日が美しい椿展望台
残念なことに、沈む頃に厚い雲でいっぱいになり、夕日は見れませんでした。


能登半島の先端珠洲で能登人と過ごす
ゆっくりゆったりと能登時間を堪能しませんか
本当の贅沢はそんな時間の使い方かもしれません


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