フクロウは夕暮れに

接触場面研究の個人備忘録です

チェコからのアメリカ人研究者

2005-10-10 00:18:22 | today's seminar
10月6日(木)は,お昼にアメリカ人の研究者と落ち合ってお昼ご飯をいっしょに食べました。彼女はなんとチェコのカレル大学で言語管理で博士課程の論文を書いている人です。ネクバピル教授の学生さんですが,私や連れ合いが執筆に参加することになっている計画中の本の共同編集者でもあります。

メールで数回やりとりをしただけで,どんな人なんだろうと思っていたのですが,ごくふつうのアメリカ人女性でした。コネチカット州出身ということで,私にはとても聞きやすい英語でもありました。プラハを訪れてその美しさに憧れて,大学卒業後にカレル大学の大学院に入ったそうです。それから8年の滞在になるそうです。

しかし,どうでもよいことかもしれませんが,英語母語話者であるアメリカ人が言語管理の用語を使って,論文を書いているのを読むのは少し感動します。これも言語管理が,外国人として生きている人にとって,とても魅力のあるものだということのもう1つの証明なのでしょう。連れ合いにしても,リサさんにしても,高さんにしても,皆,外国人として接触場面を生き,さまざまな管理をせざるを得ない環境にいた優秀な人たちが言語管理理論の中心にいるということと,同じことなのだと思います。
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1 コメント

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Unknown (山本容子)
2005-10-10 21:38:13
 こんばんは。いつも村岡先生や今さんの書き込みを楽しみに読んでいますが、なかなか自分の書き込みは苦手で、まったく白紙の状態です。すみません。言語管理のことが話題になっていたので、コメントを投稿したくなりました。私は他大学に通っていた21歳の時にフィリピンに1年留学していましたが、当時はフィリピン人になりきろうと、かなり無理をして生活していたためか、留学中は体調を崩して入院したりしました。規範からの逸脱があるという事実だけで気が滅入っていました。大学卒業後に千葉大大学院で言語管理理論を勉強した後、韓国に来た当初は日々の出来事を自分の頭の中で管理して分析したりすることがよくありました。(管理しきれないこともありましたが、、)21歳の頃よりも、客観的に自分の異文化体験を捉えられるようになった気がします。大学院に3年も通いましたが、その意味は十分にありました。ありがとうございました。きっと、私と同じように感じている方は少なくないのでしょうね。
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