朝鮮半島のかたちを半島の人々は兎になぞらえるらしい。最初は納得しなかったけれど、何度も見ているうちに兎が見えてきたのは面白い。
ソウルのあたりはへこんでいて脇のあたり、その上の突き出たところが前足、遼東半島のカーブの途中、鴨緑江の河口あたりが口、そしてそこから北東に頭と耳が続く。中国の延吉はその耳先の西に位置していることになる。
仁川のアシアナ航空の機内に入りパンフレットを見ると、飛行機はまっすぐ延吉まで飛ぶように書いてある。つまり北朝鮮の真上を飛ぶわけで、これはどうなるのだろうと期待したわけだが、実際はやはりそんなことにはならなかった。写真は座席のモニターを写したものだが、遼東半島の手前まで海を飛んで大きく右旋回、兎の鼻先をかすめて行った。2時間の滞空時間は、この迂回によるものだったわけだ。
現実の東アジア共同体は、奇妙な迂回とともにある。
ソウルのあたりはへこんでいて脇のあたり、その上の突き出たところが前足、遼東半島のカーブの途中、鴨緑江の河口あたりが口、そしてそこから北東に頭と耳が続く。中国の延吉はその耳先の西に位置していることになる。
仁川のアシアナ航空の機内に入りパンフレットを見ると、飛行機はまっすぐ延吉まで飛ぶように書いてある。つまり北朝鮮の真上を飛ぶわけで、これはどうなるのだろうと期待したわけだが、実際はやはりそんなことにはならなかった。写真は座席のモニターを写したものだが、遼東半島の手前まで海を飛んで大きく右旋回、兎の鼻先をかすめて行った。2時間の滞空時間は、この迂回によるものだったわけだ。
現実の東アジア共同体は、奇妙な迂回とともにある。