フクロウは夕暮れに

接触場面研究の個人備忘録です

春の気配

2010-03-19 23:07:33 | Weblog
入試業務最後の日。やはり春の来ない冬はないのだなあ....あとは引き継ぎ資料を作るのみ。

文学部棟内を歩くと、来週火曜日の修了式の準備が始まっている。キャンパスのハナミズキが咲きはじめる。桜のつぼみはまだ固そう。

<「高校無償化」措置を朝鮮学校に適用することを求める大学教員の要請書>を文科省に提出したとの連絡が入る。なぜハトヤマさんがこんなところでブレてしまったのかナゾ。要は予算を高校に渡すところで気になる人々がいるということなのだが、しかし本来は子育て支援の一環としてあるはずで、高校の指導内容にはかかわらないはず(文科省との話でもそういう理解だったそうだが)。高校の指導内容で予算を措置する措置しないということになれば、「正しい指導内容」をいつ問われるようになるかわからない。
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日録(alibi2)

2010-03-16 23:57:22 | Weblog
先週金曜日は文学部の後期試験が大過なく終了。ほっとする。

少し休んで日曜日は慶応大の日吉キャンパスに行き、社会言語科学会の大会に参加。旧知の方々に遭い、少しばかり談笑。数年前に比べてやや参加人数が少なめか?私の学生も二人発表していたのだが、発表内容の指導の依頼もなかったので、まあじつに独立している。パワハラの1つに学生を「放置」して指導しない、というのがあるのだが、僕の場合は、場合によって放置ではなく、放牧することがある。でもあんまり寄ってこないと、なんだかこちらが放牧されている気がするね。

月曜日は大学の入試関連の今年最後の委員会に出席。最後にそれぞれ挨拶をしたが来年度も委員を継続する教員が半数もいて驚く。このものすごい量の業務を2年続けるというのは酷ではないかと思う。

今日は学部の最後の委員会。20度を越える春の陽気を窓の外に感じながら、引き継ぎのための1年の振り返りをする。すこしずつ「最後の」というものが増えてきて、それと同時に少しずつ肩の荷が軽くなる。と思っていたら、同僚のMさんがソファーを捨てたのを見つけて、もらい受けることにする。部屋の風景が変わって、これもまた旧年度の終わりを感じられる出来事となった。
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日録(alibi)

2010-03-09 23:59:07 | Weblog
3月になっても冬が居座って終わらないので、学校業務も永遠に続くような気持ちになる。

空いている時間で授業コーパスのデータを見て、footingの分析を少し。とりあえずanimator, author, principalという発話の参与枠組みに沿って考えているところ。まだ面白いところまで行っていないけれど、なんだか孤独な作業ではある。学校業務に埋もれるような生活をしていると、さらにその感も増す。

あとは授業のないときの読書というわけで、外岡秀俊の『アジアへ』(傍観者からの手紙2、みすず書房)を見つけて購入。各章ともさまざまな本の引用をしながら政治、文化、社会、歴史の出来事を綴っていく。文芸賞をとった『北帰行』から数十年、少し教養主義が強すぎる気がするが、読書の幅の広さには敬服。さっそくゴードンの『日本の200年』(上・下)をアマゾンに注文した。ついでに岩波文庫の『西遊記』8~10巻。徳大寺有恒の『間違いだらけのエコカー選び』。徳大寺さんのエコカー、自動車税、高速道路無料化に関する意見は傾聴に値するというか、勉強になる。

そういえばオリンピックも通りすぎてしまった。競技の時の國母君、敗退後のチーム青森の目黒さんの涙、そしてやりきったヨナさんが良し。NHKが連呼する「ニッポン」の横で、選手達や元選手の話し手がニホンと発音するのを好ましく聞いていた。彼らのほうがよっぽどグローバルではないか?

今週末にはプロジェクト報告書も刷り上がる予定。
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