25日の日曜日から27日まで入試業務。今日は午後はひっそりとした研究室で学生さんのもってきた書類に署名したり、科研のアルバイト書類を作成してもらったりしていました。
留学を決めた学生さんは、決め手は何だったかというと、ぼくが以前留学していた人にアドバイスした「今しか出来ないことをしなさい」という言葉だったそうです。ほんとかな?意識していない言葉が心に届くことがあるのですね。
博士課程の人は広島のほうに就職が決まり、今日は少しの間、話をしました。常勤の先生というものは良くも悪くも唯我独尊なので、周りの人間を気にしないで、自分のやるべきことをする、それが大切じゃないのかなあと、こちらはいらぬアドバイス。
入試業務の時に、まわりの先生達と果たして中国でも入試で漢字はテストするんだろうか、という疑問が出ました。漢字の国だもの、あるにきまってるという先生。私は、それはないでしょう、だって中国では漢字は忘れたらもう何も書けないんですからテストする以前のことですよと言ったのです。実際にはやはり大学試験で漢字試験はありません。漢字試験があるのはせいぜい小学校で、先生が発音をして、生徒が漢字を書くわけです。だいたい3歳頃にはもう何百も覚えているので、小学校で漢字教育は終わりなのでしょう。
振り返って、日本の大学入試ですが、国語テストでは必ず漢字問題が出ます。これは果たして意味があるんでしょうか?「国語テスト文化」としてはなかなか味のある問題で、先生達は学生達に点を取らせるためのお情けと思っていたりするんですが、何で今更漢字を試す必要があるのかなあ。大学入試に漢字問題がないと学生達は漢字を学ばなくなるという議論もあるかもしれませんが、大学入試制度で漢字能力が保たれるとしたらこんな次元の低い話もないのでしょうし。
もっと大事なことを聞くべきではないのでしょうかね?
日が長くなってきました。東京湾の湾岸を自転車で疾走すると、西の空低いところがくすんだオレンジ色の帯のまま翳っていきます。寒い日と暖かな日が繰り返していますが、もうじき春がまためぐってくるんだな。
留学を決めた学生さんは、決め手は何だったかというと、ぼくが以前留学していた人にアドバイスした「今しか出来ないことをしなさい」という言葉だったそうです。ほんとかな?意識していない言葉が心に届くことがあるのですね。
博士課程の人は広島のほうに就職が決まり、今日は少しの間、話をしました。常勤の先生というものは良くも悪くも唯我独尊なので、周りの人間を気にしないで、自分のやるべきことをする、それが大切じゃないのかなあと、こちらはいらぬアドバイス。
入試業務の時に、まわりの先生達と果たして中国でも入試で漢字はテストするんだろうか、という疑問が出ました。漢字の国だもの、あるにきまってるという先生。私は、それはないでしょう、だって中国では漢字は忘れたらもう何も書けないんですからテストする以前のことですよと言ったのです。実際にはやはり大学試験で漢字試験はありません。漢字試験があるのはせいぜい小学校で、先生が発音をして、生徒が漢字を書くわけです。だいたい3歳頃にはもう何百も覚えているので、小学校で漢字教育は終わりなのでしょう。
振り返って、日本の大学入試ですが、国語テストでは必ず漢字問題が出ます。これは果たして意味があるんでしょうか?「国語テスト文化」としてはなかなか味のある問題で、先生達は学生達に点を取らせるためのお情けと思っていたりするんですが、何で今更漢字を試す必要があるのかなあ。大学入試に漢字問題がないと学生達は漢字を学ばなくなるという議論もあるかもしれませんが、大学入試制度で漢字能力が保たれるとしたらこんな次元の低い話もないのでしょうし。
もっと大事なことを聞くべきではないのでしょうかね?
日が長くなってきました。東京湾の湾岸を自転車で疾走すると、西の空低いところがくすんだオレンジ色の帯のまま翳っていきます。寒い日と暖かな日が繰り返していますが、もうじき春がまためぐってくるんだな。