先日の教育学会で発表をされたオーストラリアのHiromiMS先生が千葉大を訪ねて下さいました。オーストラリアでも言語管理をされている数少ない研究者の1人です。発表は膨大なデータのうち、日本人の側がオーストラリア人と話すときにどのように規範が揺れるかという、日本人の接触経験の乏しさを指摘した刺激的な発表でした。
この点は食事をしながら、私の中国人日本語話者と日本語母語話者の会話の場合に会話を維持し、発展させようと努力するのが中国人日本語話者のほうだという研究の場合と結局は同じことなのだという点で見事に一致しました。そしてこの日本人についての指摘はじつは20年前のマリオット先生の研究の成果と変わらない、つまり、20年経っても日本人の接触場面に対する不慣れはまったく変わっていないということなのだろうと二人で話していました。
そんなこともあって、接触場面研究、言語管理研究を理解してもらうためには、じつは根本的なところから説明を試みなければならないことが今回、よくわかったというHiromiMS先生の言葉が耳に残りました。
ひさしぶりに日本人の視点を抜け出している人(もちろん、他の社会の同化しているわけでもない)に会って幸せなひとときでした。
この点は食事をしながら、私の中国人日本語話者と日本語母語話者の会話の場合に会話を維持し、発展させようと努力するのが中国人日本語話者のほうだという研究の場合と結局は同じことなのだという点で見事に一致しました。そしてこの日本人についての指摘はじつは20年前のマリオット先生の研究の成果と変わらない、つまり、20年経っても日本人の接触場面に対する不慣れはまったく変わっていないということなのだろうと二人で話していました。
そんなこともあって、接触場面研究、言語管理研究を理解してもらうためには、じつは根本的なところから説明を試みなければならないことが今回、よくわかったというHiromiMS先生の言葉が耳に残りました。
ひさしぶりに日本人の視点を抜け出している人(もちろん、他の社会の同化しているわけでもない)に会って幸せなひとときでした。