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晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

寝つき薬に

2020-11-12 06:05:21 | 人生
寒くなるにしたがって新型コロナの感染が拡大しています。
北海道や大都市を中心に医師会会長の話によれば、
既に第三波に入っているとのことです。
人の動きを止めればかなり減らせるのだが、
経済活動を止めるわけにいかず難しい判断が求められています。

夏のいつ頃だったか忘れたが夜ベッドに入って、
寝入るまでのしばらく読書している。
我が家には30年程前にいつかは読もうと購入した、
日本と世界の文学全集が本棚に鎮座しています。
数年前に「世界」の方から読み始めたのだが、
登場人物の名前や文脈の難しさから数冊でとん挫していました。

ならば今度は「日本」でいこうと、
今まで「坊ちゃん」と「みだれ髪」を読んで、
現在は「細雪」に挑戦中です。

谷崎潤一郎が書いたこの本は上中下とあってかなり長編です。
内容は戦前の裕福な家庭で四姉妹のうち下二人の婚活を中心に、
二女の目から描いたもので読みやすい。
主人公は谷崎の妻との評論もあるが、
当時の時代風景や気質などが垣間見えて飽くことはない。

戦時中は軍部から戦後は進駐軍から発刊を止められたとのことだが、
内容はそんな批判的な文章などほとんど無いのに、
時の権力者はこんな文化芸術の分野まで口を出していたとは驚いた。
「学術会議」問題も根っこは同じだろう。

一夜で50頁が限度です。
根気の無さもさること本が400頁以上あって重すぎて、
寝ながら読むにはこの辺りが限界で且ついい眠りにつけます。
 
< 秋の夜長枕にせり文学集 >
コメント (2)
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