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晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

最大の難敵:湿害

2020-11-21 06:04:24 | じねんじょ
じねんじょの収穫時となって徐々に掘り進めているところです。
ただ一気にすべてという訳にいかない。
掘り上げたら洗って軽く土を落として天日乾燥させます。
常温で数日おいておくと水分が抜けてクタクタになってしまうため、
3℃の冷蔵庫で保存するのだが入れる量にも限りがあります。
直ぐに販売したり産直行きであればいいが、
今は予約していただいた12月上旬出荷の量を確保することです。

掘り上げてみて表面の姿見はまあまあであっても、
裏を見ると愕然とします。
例えばこれ一昨日に研修畑で収穫し水洗いしたところです。

一見良さそうだが裏を返すとこんな具合です。



真ん中の2本は途中で他は先端で湿害となって腐りかけています。
2本は軽傷であったため先へ伸びれたが、
他は生長点を痛めてそこで止まっています。

これらはこのままでは商品化できない。
かといって捨てる訳にいかず良いところだけカットして、
真空パック化するかすり下ろして冷凍にします。

ではどうしてこうなるのだろう。
栽培じねんじょは専用の土を入れた筒状の中で育てるのだが、
上からの雨水と下からの湿気が筒の中へ侵入し、
それが抜けきらずある個所で滞留した結果、
多くはその先へ伸びきれなかったものと思われます。

天然の自然薯は山の傾斜地で何年もかけて大きくなるため、
基本的に湿害は起きない。
ただ地土のため色が黒っぽくなり石があったりして真っすぐ伸びれない。

解決法は出来るだけ筒の傾斜をとることと、
大雨が降っても直ぐに排水できるようにすることだがこれが難題です。
平地の畑や田んぼ地は元々水平の土地のため排水しにくい。
筒の傾斜をとり筒の最下部を畝間より高くして、
畝高にするのが一番なものの相当な労力がいります。
来年の最大の課題となりそうです。

< 薯の湿害無くして表裏笑顔 >

コメント (1)
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