67camper's Blog

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エルビンのアコギブルース

2014-04-02 00:14:02 | jazz & vocal

Heavy Sounds/Elvin Jones & Richard Davis(impulse A-9160, jp reissue)

 エルビンと言えばコルトレーンカルテットの重要なメンバーであるし、デイビスは言わずと知れたドルフィのクインテットのベースプレイヤーで、ともに実力は折り紙付きです。この2人が主役となったHeavy Soundsは忘れることができない一枚ですよね。この2人が共演するのはFrank Foster(ts)とBilly Green(p)のプレイヤーです。ピアノはさておき、フォスターは時にはコルトレーンスタイル、時にはロリンズを彷彿とさせるプレイもあったりでちょっと地味なbass, drumsが主体のアルバムに彩りを添えていますね。

  A面はフォスターのショーケースです。A-1”Raunchy Rita”はコルトレーン風のスタイルで迫ります。エルビンのドラミングはポリリズムと言われる華麗なスタイルで他のドラマーの追従を許さないところがありますよね。A-2はフォスターの名曲”Shiny Stocking”です。ここのフォスターはロリンズ風に聴こえたりしますよね。アルバム的にはB面が重要です。特にB-1の”Summertime”はデイビスがアルコ、ピチカートと大活躍しますよね。エルビンのトーキングドラムとの対決がこのアルバムの白眉です。個人的にはこの次ぎにくるB-2”Guitar Blues”が好きですよね。アコ-スティックギターで自作のブルースを弾くエルビンが最高です。

 所有盤はVictorが廉価盤で再発したリイシューです。結構、重く黒いアルバムですが評価しているファンが多い一枚だと推測いたします。