JR東京駅の丸の内駅舎の保存改装でずっと休業状態だった東京ステーションホテルがこの10月初めに開業になりましたね。クラシックホテル好きの管理人がずっとターゲットのしていたホテルなのです。都内では山の上ホテル,軽井沢の万平ホテル、日光金谷ホテル、箱根富士屋ホテルなどと並ぶ歴史あるクラシックホテルはレトロな雰囲気が管理人の琴線を刺激しまくりな訳ですが、たまたま開業3週目の土曜日と言うプラチナ予約が成功し宿泊することができました。ある意味とても変わった構造のホテルなので久しぶりのブログアップのネタにさせていただきます。トップ画像は正面から見た丸の内駅舎です。さすがの首都の玄関口,これを壊して近代的なビルを建てようとした方がおられること自体、自分にとっては大疑問です。それにしてもすばらしい佇まいですね。「休日の丸の内にこんなに人がいるなんて・・・」と思わせる観光スポットとなっています。
さて問題のホテルです。基本的に丸の内駅舎という限られた横長の空間に客室を配する構造と一カ所のレセプション、そして駅と言う不特定超多数の人間が行き交う空間との隔離の必要性から生まれた超長~い廊下が特徴です。廊下を歩いていると鏡のように思える錯覚すら覚えます。2F、3Fが客室となっています。
自分が宿泊した部屋は丸の内北口にあるドームにレイアウトされた"Dome Side"と呼ばれるお部屋でした。レセプションからは前述の長い廊下を端っこまで進まなければなりません。部屋は高い天井が特徴でカーテンを開けると駅北口の喧噪と美しく復元されたドームのレリーフを眺めることができます。
新しい内装も素晴らしいですが,やはりこのロケーションが秀逸です。フロントが遠いので北口側には宿泊者専用エレベーターと地上への出口が設けられカードキーで出入り出来ます。
4Fには宴会場があり,ここが宿泊者の朝食会場となっていました。ビュッフェタイプで食事の味は別にとりたてて素晴らしい訳ではなかったですが、ここも高い天井が印象に残ります。
一泊の滞在でしたので,隅々まで探検できた訳ではありませんが,やはり重要文化財の中に宿泊する醍醐味はそれなりに味わえるのではないでしょうか?東京と言えば今はスカイツリーが注目ですが,この駅舎そしてホテルも重要な観光スポットであることにかわりはありません。大阪遷都を強く主張する方がおられますが,皇居からこの駅舎、至近距離の銀座を含めた一帯はやはり大阪ではとても真似出来ないディストリクトであると思います。
この度、ホテルの宿泊にサポートしてくださったO社の皆様,この場を借りて厚く御礼申し上げます。祝復活,東京ステーションホテル!!!