67camper's Blog

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マッキャンのバラードも意外性があっていいのでは・・・?

2012-04-11 04:11:36 | jazz & vocal

On Time/Les McCann Ltd.
(Pacific Jazz PJ56)

 西海岸を代表するピアニストは誰か?という質問には結構いろいろな回答があるのではと思います。個人的にはハンプトン・ホーズが一番の贔屓ですが、あとは帯びに短し襷に長しと言った感じでたくさんのプレイヤーが存在します。白人プレイヤーが多いのが特徴でしょうが,少なからず黒人プレイやーもいますよね。パシフィックに幾多のアルバムを録音したレス・マッキャンもそんなピアニストの一人ですよね。本日は,やはりパシフィックが売り出したギタリスト,ジョー・パスとの共演盤をアップいたします。

 メンバーはLes McCann Ltd.という当時のレギュラートリオ,McCann(p), Leroy Vinnegar(b) Ron Jefferson(ds)の3人にJoe Pass(g)が客演した格好です。マッキャンのソウルフルなピアノは世に広く知られているところですが、ここではバラードプレイに注目したいですよね。"Yours Is My Heart Alone", "It Could Happen To You", "You're Driving Me Crazy"なんて曲に聴かれるピーターソンを思わせるリラックスしたプレイが良いですね。パスのリリカルなシングルトーン,逞しいビネガーのベース,ジェファーソンの手堅いサポートもさすがです。黒基調のWoody Woodwardのジャケ写がカッコ良いですね。

 所有盤はパシフィックのモノラルオリジナル盤です。マッキャンは我が国では人気薄ですが,本国では結構人気のあるピアニストなのではと推測いたします。