RURUのひとりごっち

「博多にわか」な「独り言」と「ごちそうさま」を鍋に放り込んでなんだか煮てみたら・・・ひとりごっちが生まれました。

「七月蝉い」と書いて「せわしない」と読めば夏

2009-07-15 12:37:21 | つぶやき

(塀に止まって鳴く蝉を見たら重要文化財指定)


わしわしわしわし
わしわしわしわし
みみみみみみーみー

わしわしわしわし
わしわしわしわし
ぎぎぎししししし

夏がはじまると
まくらもとで蝉が鳴く
隣りの雑木に来る蝉だ
蝉の鳴き声はせわしない
蝉につられて
心拍数があがる
部屋の中は
冷ややかなのに
耳暑い

真夏までは
まだまだ時間がある

あまり鳴きすぎるな
夏本番になる前に
抜け殻になるよ

抜け殻を拾い集めて
瓶に溜め込んで
お前たちの墓標を造ろう
空に近い
緑なす高原の
小川ながるる大地に
わしわしわしわしと
沢山沢山の墓標を建てよう
ひとつひとつの抜け殻に
君達の鳴き声を詰めて
墓標の銘板にしよう
いずれ
その高原の名は
鳴蝉高原
と呼ばれる様になる
だが
声を眠らせろ
響き渡る蝉たちの心拍数だけを残して
気が狂う前にスイッチを切れ






あの夏
高原の夏
あの声は
2009年の抜け殻に入ってた
君達の声
もう歌わなくなった
あの夏の日の声

高原のゲートには
うすく美しい羽根をつけて
飾ろう
空に浮かべる記念碑だ




それで?

とひはへず
いや
とりあえず
脳ミソ冷やして
鎮魂歌
気取ってみたが

今日から
『七月蝉い』

と書いて

せわしない

と読むことにした

おとといきあがれ

せっかちな七月蝉よ

もう起きますから
眠れてませんから
脳が痛い
ベッドに抜け殻残して
立ち上がる

ベッドの上は
自分の抜け殻でいっぱいだ
我の墓標には多過ぎる
七月蝉い
言葉を詰め込んで

るるるるるるる
るるるるるるる

蝉のいなくなった
雑木林に

眠ろう


(サマーチョコレートのネムり)



小休止

まだまだ
夜明けには時間がある
今週は
毎日午前五時寝
脳が痛いはずだ
昨日
自転車君の母様が入院した
前に手術したヒザが腫れて
熱も有るから
検査と治療の為だ
るるの母も
今は何とか
一人暮らしをしているが
一緒に博多に住んでいた時に
二度の入院と大きな手術をしている

人間は半世紀以上生きてくれば
手術の二度三度は
あって不思議はない

どうか知らないが
るるでさえ
この20数年程の間に
4度は手術室を体験している
すべて
局部麻酔だったから
ホンにたまらん
まあ命にかかわる
全身麻酔の手術はもっといやだけど
二度とあの巾狭い手術台には
のりたくない




お前は何故生きているか
と問われれば
美しい笑いを探す為だ

ふと思う
アルカィックな笑い
でもなく
引きつった笑い
でもなく

美しい笑い
あるとするなら
美しい無垢な笑い
遠慮がちに落ちているに違いない
公園にも街にも




今朝
山笠も終わったらしい

「山笠があるけん 博多たい」
というコピーは
案外存外好きなひとつ

今年も 見れなかったが
祭りの後の街に
何か
落ちていそうな気がする




(で飾り山タイ・・・。)



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