RURUのひとりごっち

「博多にわか」な「独り言」と「ごちそうさま」を鍋に放り込んでなんだか煮てみたら・・・ひとりごっちが生まれました。

鑑真さまの後頭部のしわがなあ今日の松風どす

2007-08-31 00:25:29 | ほなそないしまひょ

(天平の甍「唐招提寺」平成の大改修は平成21年までかかるぞ)

ドルゴルスレン・ダグワドルジ君も
モンゴルに療養に里帰りしましたが
もって?何って?云うとね

国宝の「鑑真和上坐像」も1955年に
里帰りをしていたそうです
今日(あ・・・もう昨日じゃ)
天竺会のソンさん
(ひさびさ登場もちろん日本人)
と二人で行って来ました
その国宝を見に、福岡市博物館まで
唐招提寺金堂平成大修理記念「鑑真和上展」
キャッチコピーは

世界の「大事」を見に行く。

国宝9件26点、重要文化財34件69点
その他、唐招提寺に関する貴重なブツ(天平芸術)140点
見てきました、しのしの降る雨の蒸し暑い中を百道浜まで
鑑真和上坐像の前には誰やらが置いていったお賽銭?の
小銭や千円札がござったり、拝んでいる老人がいたり
博物館の中はもう寺参りの詣・・もうでだこ状態
しかしこのお賽銭は
天平の甍「唐招提寺金堂」(国宝・世界遺産)
の修理にかかる費用に生かされるでしょう
平成7年の大震災で傾いた柱のため創建以来
初めての大改修

おほてらの ましろきはしらの つきかげを
つちにふみつつ ものをこそおもえ

と、会津八一も詠んだ美しき列柱です
費用も並大抵じゃないだろうなあ
だから寄附を募っていました
文化財保護に関心のアルお金持ちさん
よろしくお願いいたします。

るるは高校生の頃
古建築同好会なる所に所属してましたから
学生時代に神社仏閣は良く行きました
特に奈良の寺は結構見ています唐招提寺にも行っています
けれど鑑真和上坐像は見たのかどうか覚えていなかった
年に1度くらいしか確か、公開されていないから
見ていないのか?
いや見たはずだいや・・・とまあどっちでもいいけど
とにもかくにもです
さすがに国宝の肖像彫刻群は素晴らしい迫力と臨場感
立体物は写真ではわからない、やっぱり生で見なければ
しかも、かぶりつきまじかで見ることなんてもうありえません
それに年を食っていなければわからない線形というものがある

その円熟ぶりの持国天・増長天・梵天・帝釈天立像や
金堂の天井支輪板・軒支輪板・所用瓦(もちろん国宝)
及び
日本最古の肖像彫刻「鑑真和上坐像」の
後頭部のしわを見逃したら
そりゃまっことあ~たどんならんほど大損ですがな
かならず横にまわって後頭部を見ましょう
ところで
平成の大改修の説明ビデオコーナーで横に座っていた
小学生低学年男子がビデオが終了して立ち去る時
「ああ~おもしろかった~」と一言
ふ~む見所のアル青年・・・いや少年じゃ~と
後姿を見送る、るるでした

9月2日まで開催中です、あと3日しかあらへんがな
見れなかったら改修終了後
平成21年以降に近鉄橿原線に乗って
奈良まで唐招提寺を見に行ってください

ということで
今日のお歌はこれしかない
季節はずれではありますが
るるが小学校のころから
そらで暗唱できる詩だから
いまだに時々
リバースな脳内歌として
君臨している



唐寺    北原白秋作

ここはなあ、唐寺や、
唐招提寺 言やはりまん。

寒い日どすえな、
扉が 閉まってありまっしゃろ。

御像がなあ、あんさん、
鑑真さまがな、

おめめをつむってなあ、こうして。
松風どす。






最新の画像もっと見る

コメントを投稿