RURUのひとりごっち

「博多にわか」な「独り言」と「ごちそうさま」を鍋に放り込んでなんだか煮てみたら・・・ひとりごっちが生まれました。

すっとこどっこいの秋に愛を告げる神経伝達物質

2007-11-19 15:56:47 | そうさくらん

(裏の雑木林じゃあ~秋がけぶるんだよ~すっとこどっこいめ)


海をみる
海がみたいと思う
打ち寄せる波のように
生まれるひと、ひと、ひと
生まれるが
生まれたとたん
平等に一秒一秒死に近付くから
究極の無駄な存在ともいえる
平等に死につつある
この差別的社会で
平等のなんたる無駄遣い
と秋に思う

馬に生まれて
たてがみを逆立て
走る秋はいい
ひとには
すっとこどっこいな秋
紅葉が海の日没の夕焼けの
波の花のキラメキのごとく
かがり火のごとくに
けぶって
時をたてている
秋なんて秋なんて

ぱさりぱさりと時を鳴らす
時を音に替えて
春のなんたるかを知る
なんたるかを

秋の裏側にいるのだ
春はいつもありがとうを持って
裏っかえしになっているのだ
秋と春はリバーシブル
それなのに夏と冬は
結婚してから裏表がなくなって
結局同化してゆく運命
いずれ冬は夏になる温暖化と共に
結婚は自然破壊に似て
今日
時の裏側で春が死んだ
明日
冬が産声をあげ
一秒一秒平等に死に向う
時の音はすっとこどっこいだ

おっちゃんみかん
カゴひと盛りとだいこん一本
入れてんか
寒いからだいこんも甘うなって
おいしかろ
鍋が
鍋が待っててくれるの
あたしを
こんなにも待っててくれるの
海の香りのする
緑の波うつ敷き布団を
鍋の底に敷いて
今宵のシトネにするの
私は柔らかくアミノ酸の羊水に浸り
柔らかく美味しく美しく
立派なふろふき でいこん
立派なふろふき になるからと
今夜待っててと
必ず待っててと
すっとこどっこいに告げたの
これも愛でしょ
裏返ってて ごめん
これも愛だから
春にさようなら
冬にごめんなさい

神経伝達物質グルタミン酸が
過剰摂取の冬に向かう準備
してください
そしてアゴニストとアンタゴニストも
リーバーシブルです
(あごフェチの人のことでなくアゴニストとは生体内の
受容体分子に働いて神経伝達物質やホルモンなどと同様
の機能を示す作動薬のこと。)


大阪に住む母が市内で
今日引っ越しをすることになり
福岡で同居していた時に置いて行った
ベッドとタンスと額や鏡を送って欲しい
というので
引っ越し屋のバイト娘に
会社に安く頼んでちょうだい
と言った
そしたら自分が担当させられたと
昨日の日曜日
朝から引っ越し屋ユニフォームのつなぎを着て
やって来た(戻ってきた?)
若い女の子二人でしゃきしゃき梱包して
重いタンスも女だけで上手に運んで
集金して
お疲れさん
ご利用ありがとう次に行って来ま~す
と言って帰って行った。
ふうむ、なかなかのグッジョブぶりだ
と喜ぶべきだが
我が家は引っ越しと縁がありすぎて
なんか喜べないのさ
母の引っ越しは15回はゆうに越えただろう
(るるは15回だが)
引っ越しなんて
秋と共に
すっとこどっこいなのさ
渡り鳥には愛はいらねぇ
ギターの一本もあれば
よかったのに
Clip Driveの1本でも持って
旅に出るか~






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