ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

Covid-19感染症の感染者数増加の中でも考えて行動したい

2021-05-11 21:15:45 | 生き方
covid-19感染症。
変異株によってか、1日の新規感染者数が、新潟県でも増えている。
今日は、今まで最多の1日55人となってしまった。

様々な自由が制限され、毎日マスク生活。
旅行や外出も我慢して暮らしているのに、いっこうに感染の収束の気配が見られない。
そのせいか、たまったうっ憤を、誰かや何かにぶつける行動をとってしまう人もいる。
顕著なのは、SNSでの中傷、アジア系ヘイトクライムなどがある。
された側のつらさに思いがいかないのだ。
五輪出場が有望なスポーツ選手に対して「五輪開催に反対の声を上げてほしい」という意見もあった。
選手たちも深刻に悩んでいるというのに…。
先日、「感染症の克服には、日本国憲法を改憲しないとダメだ」という論調の意見に触れたときには驚いてしまった。

こうしないとダメだ、という凝り固まった意見や極論が飛び交うときは、様々な点から「あぶない」と思ってしまう。

こういうときだからこそ、自分をコントロールして、公平公正な考え方や行動ができなくてはいけない、そう思うことの多いこの頃である。
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WS氏の訃報に接し…

2021-05-10 22:15:08 | ひと
年に一度、氏を囲んで集まる会を20数年続けてきたのは、上司としてのその人柄を慕ってのことだった。
当時、職場のトップにいたのはWS氏であった。
その氏が行った大胆な策が、若手の登用であった。
当時の勤務先では、1学年3学級ずつあった。
普通なら、配置する人材の中で最年長者を主任とするのだが、WS氏は違った。
学年のほとんどを30代の若い人を主任にしたのだ。
経験豊富な年輩者に任せるのではなく、若い人にやる気をもたせて、活性化を期待したのだった。
それまで、そんな大胆な人員配置を見たことがなかった。

自分の責任は重い。
なんとかしなくては。

私をはじめ主任を任された若者たちは、本気になって仕事に打ち込んだ。
ただし、WS氏は年輩者を軽んじた訳ではない。
年輩者には、「若手のそばにいて支え、力を伸ばしてほしい」という注文を付けていたのだった。
この一年で、勤務先はさらに生き生きとした職場になった。

氏のこの手法は、簡単には真似ができない。
自分もトップに立ったとき、その大変さがよくわかった。

そんな経営をしてくれたWS氏の訃報が届いた。
心からご冥福をお祈りしたい。

合掌。



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開幕から13試合連続負けなしも、初の無得点試合 ~ホーム松本山雅戦、0-0に終わる~

2021-05-09 20:58:21 | アルビレックス新潟
サッカーJ2リーグ第13節、アルビレックス新潟は、松本山雅を相手にホーム戦。

ここまで10勝無敗2引き分けという戦績をおさめ、首位を行く新潟。
ここまでくると、他チームから分析されて、対策を施される。
それをたっぷり感じた一戦が、今日の松本山雅戦だった。

今まで新潟を苦しめたチームは、とにかく前からプレスをかけてくる。
松本も、DFの千葉や舞行龍、そしてGKの阿部に対して、ボールを奪おう、あるいはミスを誘発させようと迫ってきた。
しかし、新潟の選手たちにミスは出なかった。
最後尾からボールを回し、チャンスをうかがった。
前では本間と谷口のポジションを変えたりして、工夫してもいた。
それでも、松本の堅守はなかなか崩せず、決定的なチャンスをつかめないまま、前半が終わった。

後半になると、松本の攻勢が目立つようになった。
連続して攻められ、バーに助けられるような場面もあった。
3連戦の最終戦ということもあり、疲れが出てきたのか、少し動きが鈍ってきた感もあった。

それでも、ホームの意地。
後半は、新潟の積極的な攻めの姿勢が見続けられた。
谷口をトップに戻し、本間がいつもの左から敵陣を崩しに出た。
後半途中で、星を三戸に代え、さらに攻撃力を高めようとした。

たびたび谷口が前線から飛び出したが、オフサイドにかかった。
本間が、他のメンバーとのボールの交換から飛び出すなど、左からの攻撃も活性化した。

ただ残念なことに、最後までゴールは生まれなかった。
毎試合ゴールを奪っていた新潟だったが、今季初めてノーゴールに終わった。
0-0の引き分け。

堅守松本の術中にはまったとも言えるが、まあ、こんな試合もあるだろう。
シーズンの3分の1近くが終わるまで、毎試合先制ゴールを奪っていたのだから、すごいじゃないか。

得点は奪えなかったものの、開幕から13戦連続負けなしは立派な成績だ。


図らずも、2位琉球の引き分けに付き合った形になった。
これからの試合ではJ2上位のチームとの連戦が続く。

とりあえず、連戦の疲れをとったり、けがで欠場していた選手たちの復帰が早まるようにしたりしてほしい。

【高木も場内1周では足を引きずり気味であった】

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紫の花を美しく咲かせる野草たちに会う

2021-05-08 20:37:29 | 草木花
最近走ったとき、気に入った紫の花に、次々に会った。
一番は、ムラサキサギゴケ。

その姿は、まるで地面をはうように飛ぶ鳥のよう。
かたまってたくさん咲いていたところは、地面がそこだけぱあっと明るく見えた。
華やかな感じにしてくれていた。
野草の花に興味を持ち始めたころ、最初に好きになったのが、この花だった。
(しかし、漢字変換したら、「紫詐欺後家」だって!?面白すぎる!)

次は、カキドオシ。

ムラサキサギゴケが、地面をはうように飛ぶ姿に見えるのなら、カキドオシは立体的。
まるで鳥が1階建て、2階建てに住むように、上方に向かって伸びていく中で飛んでいるイメージ。

それから、ジュウニヒトエ。

ジュウニヒトエとはよく言ったもので、何枚も重ね着したイメージの花。
キランソウに似た花だが、地に近いキランソウと違って、上に花を重ねていく。

最後に、マツバウンラン。

細い茎だけど、上部に花を咲かせて、そこだけリッチ。
これまた鳥のようにも見える。
撮影した場所は、長年住んでいても、この場所で見かけたことはなかったという場所。
何らかの方法で、種を飛ばしたのだろう。
こんな近くでお目にかかれて光栄です!

こんなふうに、花との出会いを楽しんでいると、10kmくらい走るのは、ちっとも苦痛ではない。
ただ、体にガタが来ていて、走った後に痛む部位が多くなってきたのが悩みなのだが…。

この時期は、紫の美しい野草の花たちに会える季節。
いい気持ちにさせてくれてありがとう、パープル・フラワーズ!
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うれしいはがき

2021-05-07 21:41:58 | 「育」業
1通のうれしいはがきが届いた。

中学生になりました。
はじめはきんちょうしながら学校に行っていましたが、今は学校にも慣れてきて、毎日楽しいです。
部活は陸上部に入り、高跳びや短距離をがんばっています。
部活で大変な時もあります。
特に、部長に長距離をやれと言われたとき。
でも、小学校とちがい、先輩がいて楽しい時もあります。
クラスは、Sくんといっしょです。
それに、新しい友だちもできました。
小学校とはちがう環境ですが、先生みたいにぼくもがんばります。
先生も、お元気でお過ごしください。


そうかあ。
元気でやっているようで、私もうれしいなあ。

1月末から3月末まで。務めたのは、最終学年の担任だった。
野球でいえば、「先発がすごくがんばって試合を続けてきたところを、アクシデントがあって最終回9回一死で急きょ交代のショートリリーフ」を任されたようなものだった。
わずか2か月弱ではあったが、高齢者一歩手前の身ながら精いっぱいの仕事をさせてもらった。
4月の間中、あの子たちはどうしているかな、とずっと気になっていた。
しかし、「便りの無いのは良い便り」と言う。
「先発だった方」の無念の思いや「自分の力で生きていく姿」への期待の心をもち、あえて知ろうとはしないで、「大丈夫。きっとみんな元気でやっているさ」と、心に言い聞かせていた私だった。
だから、今日のはがきは、本当にほっとさせてくれるものだった。
すぐに返事を書いて、投函してきた。

これからも、自分なりにがんばっていって、目の前の道をどんどん切り開いていってほしいな。

それが私の、たった一つの願いなのだ。
コメント (2)
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イチゴの花の色は…?

2021-05-06 22:12:08 | 草木花
「みんな、イチゴの花って何色か、知ってる?」

「赤!」
「ちがうよ、白!」
「黄色だよ。」
「ピンクかもしれない。」

「正解はね、白。」

「これはね、わが家の庭に咲いた、普通のイチゴの花。ね、白いでしょ。」

「そして、野原にも『イチゴ』と名前の付く花がいろいろあるんだよ。たとえば、この花は、『クサイチゴ』と言うんだよ。」


「ぶら下がって咲いているようなこの花にだって、モミジイチゴという名前がついているんだ。」


「ね、みんなわかった?イチゴは、白い花でしょ。」

「でもさあ、先生。ぼく、黄色い花のイチゴ、知ってるよ。」

「ほら、これ、ヘビイチゴの花。花びら黄色だよ。」

「…。」

「先生、わたしの家の花だんには、本当に赤やピンクのイチゴの花が咲いているよ。」

「ね。きれいでしょ。『ピンクパンダ』とかなんとかお母さん言ってたけどね。」


「先生。イチゴの花は、白ばかりじゃないってわかった?ちゃんと勉強してね。」

「はあい⤵…。」
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「勝者のメンタリティー」をビシビシ感じたアウェイ大宮戦

2021-05-05 17:59:03 | アルビレックス新潟
J1でもJ2でも、数多く対戦してきた、“オレンジ・ダービー”。
戦績は、20勝20敗18引き分けと、まったくの互角。
サッカーJ2リーグ第12節、大宮アルディージャ対アルビレックス新潟。
今季の順位こそ、20位と低迷している大宮だが、「能力が高い選手がそろっている。油断はできない。」と戦前アルベルト監督は語っていた。

試合が始まると、それを証明するかのように、ボールを保持して試合を進めようとする新潟に対して、大宮は前線から人数をかけてきた。
相手がこういう戦術でくるのは、最近は当たり前になっている。
首位新潟をたたこうと、どのチームも対策をしっかりしてきているのだ。
だが、時間が進むと、慣れてきた新潟は、苦しみながらも、我慢強くボールをつなぐ戦い方を貫く。

その我慢が実ったのは、15分。
コーナーキックから高木の蹴ったボールは、ゴール前からファーへ。
そこに走りこんだ早川の肩先に当たって、新潟先制ゴール!
早川は、J初ゴール。
入団してから、白血病を発症し、それを克服してついに試合で初ゴールを決めた!
新潟は、開幕から12戦連続先制ゴールで、負け知らず。

対する大宮は、新潟と同じサッカーを展開しようとしているようにも見えたが、後手に回ることが多く、時に前線に早いボールを放り込んで、一発を狙う作戦。
これが実って、31分、FWが抜け出しに成功して、同点ゴール。
同様に、後半58分、高い位置でボールを奪うと、やはり速攻で逆転ゴールを決めた大宮。
1-2。新潟は、負け試合のピンチを迎えた。

開幕から負け知らずもここまでか、と思われたが、いやいや首位の新潟がこの窮地をどう切り抜けていくのか、期待して見守ろう、と考えを変えた。

すると、監督は、矢村→星、島田→三戸と、思い切った交代策をうつ。
それが当たる。
まずは、本間至恩が、やはりすごい!
高木の芸術的なパスを受け、一人でペナルティーエリアに進入すると、DFの隙間をすり抜けるようにシュート!
これが見事にゴールネットを揺らして、同点に追いついた。

ここからは、大宮が意気消沈したのか、中2日の疲れが出てきたのか、新潟がボールを素早く回して支配し、次々にチャンスを作った。
そして、81分、至恩からのパスを受けた星が、2度、3度とゴール前で相手DFとせり合いながら粘りながら、最後にはゴールを決めた。

3-2。新潟、再逆転!

この後は、短く速いパスをつなぎ、大宮にチャンスらしいチャンスを与えずに、ゲームを締めた。

相手の戦術にはまって逆転を許しても、信じた再逆転を実現して見せるこの強さ。
本間至恩の絶対的な高度なプレー。
毎回ヒーローが変わるこのチーム力。
そして、前半、大宮の選手が倒れて動けなくなったときに、最初に懸命に介抱の措置を行ったのも、新潟の選手たちだった。
このフェアプレー精神の発揮。
様々なシーンで、これこそアルベルト監督の言う、「勝者のメンタリティー」だと思うものをいくつも感じた。

確かに、応援する側としても、こういうチームを応援していることが、誇らしい。
これからの試合でも、このような「勝者のメンタリティー」を感じる試合をたくさん見ていきたい。

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オオイワカガミの花見を楽しむ

2021-05-04 22:10:53 | 草木花

不思議な咲き方をする花だなあと思うものはいろいろあるが、この時期、イワカガミもその一つに当たる。
そのイワカガミ(オオイワカガミ)の花見を楽しんだ。

このイワカガミは、だいたい、どれが花びら?と思ってしまう。
ややうつむき加減に咲いているものが多いが、よく分からない。


一般に、花の色はピンク。
だが、時々その色が濃いものがある。
もちろん、逆にうすいものもある。
花の色に濃淡あるのも楽しい。


この辺で見かけるものは、だいたいオオイワカガミらしい。
もっとも、高山で見かけるコイワカガミとの違いはよく分からない。

それでも、花を見かけるのは、斜面ばかりだ。イワナシ同様に斜面はかりなので、名前に「イワ」が付く訳が分かる。

今年は、完全に真っ白い花が咲いているものを見ることができたことに、一番のうれしさがあったね。
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ただの菜の花ではなく

2021-05-03 21:37:31 | 草木花
菜の花の季節も、そろそろ終わり。
わが家でもその最後を飾るように、菜の花の仲間が咲いた。


菜の花は、その名のとおり、「なっば」の花だ。
とはいえ、この花のなっぱは食べない。
なぜなら、この葉は食用ではなく、観賞用だから。
だって、これは、ハボタンの花だから。
片仮名で書くより漢字で書いた方がわかりやすいかな。
「葉牡丹」


わが家では、地面に根を下ろし、毎年「首」を長くして咲いていくものだから、葉牡丹より菜の花のイメージの方が強くなってしまった。


でも、貴重な春を彩る花として、今年も、庭を華やかにしてくれている。

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「未来へつなぐ千年桜」(大沼英樹著;玄光社)

2021-05-02 20:13:46 | 読む

これは、仙台に住む写真家、大沼英樹氏の撮った写真と文章とで構成されている写真集である。
撮った対象は、東日本大震災の被災地に咲いた桜が中心である。

前書きにあたる「桜の陰で」に始まって、「静かな桜 あとがきにかえて」までの文章の間に、2011年から2020年までの、被災地で撮った桜が入った写真たちと、それらにまつわるエピソードの数々が綴られている。

2011年、震災が起こった年、悲惨な状況の中でも咲いている桜の風景には、心打たれるものがある。
毎年同じ桜を追いかけていると、それを取り巻く人たちの状況が変わっていったり、桜が伐採されたりする現実の厳しさにも遭遇する。
そういうことを文章で、写真で、私たちに伝えてくれる本だ。

しかし、あとがきには、そんな著者でも、大震災が起こった年には、悲惨な被災地の現実から逃れたくなって、西日本に行ったことが書いてある。
西日本の各地で、例年と変わらない春の桜の風景を撮るにつけ、逃げている自分に胸が苦しくなっていった。
阪神淡路大震災で大きな被害を受けた神戸市長田区で、家族で花見をして笑い合う風景を見て、「東北も必ず蘇るんだ」と心に言い聞かせ、東北に帰ったのだそうだ。

震災直後に被災地で逞しく咲いている桜から、「どんなに厳しい環境でも微笑みを忘れてはいけない」という声が聞こえたと言う。
また、本書の写真を見ていると、それが蘇えるとも書いてある。

震災被害を受けた東北の人たちの話と桜の写真から、「生」をたくさん感じる。
毎年美しく咲く桜。
その近くで、生き続けて暮らす人たち。
震災後、復旧工事のために切られてしまった桜も多いそうだ。
震災後に出会ったのに、亡くなられた方もいるという話もある。
すべて「生」につながっていく。

こういう形で、いつまでも忘れないように残していくのも、非常に貴重なことだと思うのだ…。


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