ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

ユリノキ(百合の木)は、百合の花がさくわけじゃないのだ

2021-05-21 22:34:43 | 草木花
「百合の木」。
などと書くと、上品な白百合が咲くような木を想像する。
もっとも、百合は百合であって、樹木ではない。
だから、百合の木だなんて、考える方がおかしい。

ところが、である。
百合の木は、本当に存在するのである。
知っている人には常識なのだろうが、私は少し前までその常識を知らない人であったのだ。

もっとも、百合の木は、百合の花が咲く木ではない。
百合の木…ユリノキの花は、こんな花なのである。

ユリというよりは、チューリップに似た花である。


先日、プラタナスの並木だなあ…と思って歩いていたところで、いくつも頭上に花を見つけた。

いやあ、この並木はプラタナスの並木だと思っていたら、そうじゃなかったのであった。
幹に札がついていたので見てみたら、「ユリノキ」とあった。
そうか、プラタナスではなかったのか。

それにしても、この花、うすい黄緑色をした花で、それだけでもいい感じなのに、オレンジ色のかすれた紋様までついている。
なんだか味わいのある花だ。
今まで、この花を咲かせる樹木にはほとんどあったことがなかった。

あとで調べてみたら、ユリノキ(百合の木)には、「ハンテンボク(半纏木)」、「レンゲボク(蓮華木)」、「チューリップツリー」などの別名があるそうだ。
個人的には、最後の「チューリップツリー」が、花の見た目にも合っていて、いいなあと思う。
樹木の花には、予想外に美しい花を咲かせるものもあるのだなあ。

コメント
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