春のこの時期になると、芝桜が美しいといって観光名所になっているところが多くある。
なかでも、秩父市の羊山公園の芝桜の丘は、有名だ。
一度は行ってみたいところだった。
今回、車で行ってそこを訪ねてみた。
ウイークデーだったので、そんなに混まないのではないかと思っていったが、そう甘くはなかった。
「羊山公園」なる看板を見てから案内に従っていくと、駐車場は公園からだんだん遠ざかりながら山へ登っていく感じ。
やっと臨時駐車場に着いて車を降りてからは、杉などの生えた山道をいくらか歩いて、ようやく見えてきた。
入園料は300円ナリ。
足を踏み入れると、目の前に鮮やかな芝桜のじゅうたんが広がっていた。
キャラクターは、ポテくまくんというらしい。
芝桜は場所によっては、まだまばらに見えるところもあった。
しかし、ここ連休期間中いっぱい芝桜まつりをするのだから、それはまだ今後花咲く株が広がっていくということかもしれない。
芝桜の向こうの木々は明るい新緑だ。
それもまた、よく映える。
だが、一番見栄えがするのは、後方の武甲山が入った写真だ。
明るく華やかな芝桜の花と、どっしりとした重厚感のある武甲山が入ると、奥行きも出ていい感じになる。
写真にあまり人を多く入れたくないと思っていても、来場者が多いのだから仕方がない。
その来場者の話す言葉には、日本語のほかに、中国語も多かった。
インバウンドの旅行者が多いということだし、羊山公園の芝桜も観光名所として知られているということだ。
芝桜というと、色が違うくらいで、そんなに種類はないのだろうと思っていたら、リーフレットには、園内には10種類もの品種があるのだそうだ。
オータムローズ
スカーレットフレーム
エメラルドクッション
アメ-ジンググレース
多摩の流れ、なんていうのもあった。
園内には「秩父こもれびの庭」という場所があった。
そこにはキャラクターの「ポテくま君の家」なるものもあった。
それはきっとこども向けなのだろう。
それよりも、多種のクリスマスローズや
アネモネなどが咲いていたのがよかった。
日陰の場所に座って、陽当たりのいい芝桜を楽しむ人たちも多くいた。
斜面にしているから、上から見下ろすような感じになるのは見やすい。
1時間余りかけて、芝桜の丘をぐるりと1周して見て回った。
芝桜の美しさを充分に堪能した。
ちちぶマルシェと称して、土地の名産物を売っているゾーンもあったが、そこには入らなかった。
その代わりに、さすがと思われる生き物を見た。
なぜ「さすが」なのかは、お分かりのとおり。
ここの公園の名前は「羊山公園」。
その名前の由来にちなんで、飼っているわけですな。
いや、本当は逆で、羊を飼っていたから羊山公園の名になったということらしい。
いずれにしても、羊山公園の芝桜、噂にたがわずよかったです!
結婚したばかりの頃はぐんまフラワーパークや国際バラとガーデニングショウとかにカミサンと行っていましたねぇ。
今となっては「そんな時代もありました」って感じですけど…。(ワンパターンでスイマセン)
これからもよろしくお願いします。
羊山公園の芝桜。綺麗ですが、芝桜そのものは珍しいわけではないから、その規模や内容の充実が求められると考えます。ここは、その要件を満たしているということですね。
「そんな時代もありました」感は、自分にもあり、苦笑いです。過ぎてしまうと、あっという間の時代の変化ですね。いやはや、なんとも…。
ありがとうございました。