私のつれづれ草子

書き手はいささかネガティブです。
夢や希望、癒し、活力を求められる方の深入りはお薦めしません。

すねる愛車②

2010-03-01 | 13侘ぶ寂ぶ哀しむ
ガソリンスタンドへ着くや否やバッテリーの交換を依頼する妙な客を、スタッフのおにーさんは商品の陳列されたコーナーに案内し、該当サイズのものと値段を提示する。

26,000円也のバッテリーだが、路上で突然ストップし再起動できなくなる恐怖を思えば、嫌も応もない。
直ぐに交換してもらい、安堵して出発するはずだった。

ところが、交換後、スタータースイッチをまわしても一度目はエンジンがかからなかった。
二度目にエンジンは動き始めたが、そもそも新品のバッテリーというものはフル充電の状態なのだろうか?
私の問いにガソリンスタンドのスタッフは即座に当然です…と頷くのであった。

しかし、今まで普通のことだった一度目のスタータースイッチでエンジン始動という状態に、翌日も、翌々日も至らない。

二十数年の我が運転歴の間に、バッテリー交換は幾度もしているけれども、バッテリー交換直後からエンジンがかかりにくいなんて状況は記憶にない。

バッテリー交換から二日目、作業をしてくれたガソリンスタンドに乗り付け「ちょっと見てもらいたいのですけど」と意気込んだが、バッテリーチェッカーはバッテリーの容量を正常値と計測し、エンジンは一度目で始動した。

「最近は、コンピュータ制御が色々からんでいますからね…バッテリーの所為ではなく、クラッチペダルのセンサーとかどこか他の不具合かも」と、穏やかに経験豊富な感じのスタッフが解説してくれる。

それでは…と、翌週に予定されていた車検を待たず、ディーラーの整備工場へ愛車を持ち込んだのだった。
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