36℃の経年優化

日々一歩一歩自然体で成長し、経年優化を実現するための奮闘ブログ

白鳥は見えないところでバタ足をする

2011-12-18 14:13:59 | 仕事術

 どんな天才でも何も努力せず、最初から結果が出せるなんてことはないはずです。
本当に「天才」であればそういう人がいるのかもしれませんが、少なくともOzakiはそういう人に遭ったことがありません。



 ではOzakiが知っている「すごい人」はどういう人か?
ほとんどが、卓越した専門性を持っておられる方ですが、Ozakiがすごい!と感じる人に共通しているのは「努力する才能」が突き抜けていること。周囲から見ればすでにあの人に任せておけば大丈夫!と言われるレベルにあるにも関わらず、おごらず、自分が納得できるまで技術や知識を積み重ねていく、そんな人です。
 

 わかりやすい具体例を挙げるとするならば、野球のイチロー選手や将棋の羽生さん。
このお二人の名前は野球にも将棋にも興味がなくても名前くらいは知っているはずです。そのくらい大多数の日本人(もちろん世界でも名前が知られているはずですが)が認める「すごい」存在にも関わらず、彼らはまだまだ勉強することがあると言って努力を続けています。周囲がうらやむようなスター性を持った白鳥が水面下ではかなり激しくバタ足をしているのと同じです。



 しかも彼らをはじめとするOzakiが尊敬するすごい人たちは目に見えないところで努力を続けています。ものすごく忙しいであろう経営者の方や、仕事が忙しいのに勉強を続ける同世代の仲間たち。月に1度必ず海外に出ると決めていて、ただでさえ時間がないはずなのに仕事もプライベートも充実している小学校の同級生。

 どこでそんな時間を!と感じる以上に彼らの見えないところでの努力にはいつも敬意を持っています。Ozakiも当然負けないようにいろいろ頑張っているところですので、同世代の仲間たちにはお互いいい刺激になっているのではないかと思います。

 

 どんな世界でも、やり始めた瞬間からうまくいくことなんかあり得ません。特に専門分業が進んだ現代では、1つのことを突き詰めるまでにかなりの時間が必要です。そして、1つの専門分野を突き詰めてもそれだけで一生食べていけるほど世の中甘くありません。コアとなる技術、知識、ノウハウを極めた上で、それをアップデートし、他のことにも応用していく。もしくは別のものと組み合わせて新しい付加価値を生み出していく。そういうことができなければ生き残ることができない、それが現在の社会環境だと考えています。

 そういう厳しい世界で生きていくには何が必要なのか?
アイディアや人脈(コネ)、天才的なひらめき、お金、…いろんな要素が必要かもしれません。
ただ、どんなに条件がそろっていても自分の努力が足りなければやはり時代の流れに置いていかれてしまうでしょう。みんなが見ている公の場での努力(職場での仕事ぶりなどはこちらですね)だけでなく、誰も見ていないけれども(=さぼろうと思えばさぼれる)努力を続けていくこと。



 今の日本は世界の大部分と違い、まだまだ飢えて死ぬということは稀な国です。白鳥と違って動かなければ溺死するということもありません。ただ、前に進むためには見えないところでバタ足をしなければならないことは間違いないでしょう。外見は優雅、でもその裏側ではちゃんと行動している、それが白鳥の姿だと思います。



 誰かに評価されるからではなく、自分との約束を破らないために、自分でやりたい!と感じるから、やらなければまずい!と思うから水面下で必死になって努力する。そういう努力を大切に、Ozaki自身も毎日「バタ足」を続けているところです。 

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