36℃の経年優化

日々一歩一歩自然体で成長し、経年優化を実現するための奮闘ブログ

「エースになれる舞台は『ありのまま』で(その3)」

2016-01-16 00:42:26 | 読書


 前回までの二回は変に格好つけることなく、
現時点で自分が実力を発揮できる舞台を大事にしましょう、
というお話を進めてきました。



 シリーズ最終回では、自分を曲げない、飾らない、ことが
自分を応援してくれる人の惹きつける求心力になるというお話をします。



 極端な話から始めてみましょう。

 実はお金を持っていないのにお金持ち自慢をするタイプの人
 一度見た程度でいろいろな有名人と知り合いだと主張する人
 あまり決まっていないにも関わらずリーダー役を演じようとする人

といった人に皆さんは心を開くでしょうか?

 おそらくはつかず離れず、なんだか変なヤツだなぁと思いつつ
それなりの人付き合いをするという選択肢か、
もしくはこういう人間とは付き合いたくない!ということで
距離を置くか、どちらかではないでしょうか?
その理由は、やはりありのままではない、不自然に着飾った自分を
演出しようとする「嘘くささ」「底の浅さ」が見えるからでしょう。



 Ozakiとメルマガを素材にして考えるとすれば、
Ozakiが実力がないにも関わらず「上から目線」で発言をしはじめれば、
過去6年間(!)我慢強くついてきていただいている読者のみなさんを
あっという間に失ってしまうであろうということは容易に想像できます。
(注:このコラムを掲載した当時の状況です。
2016年になった今、おかげさまで7年目に入りました)


 逆に、完ぺきではないし、失敗もよくしているけれども
それを隠さず、至らない点は克服しようと頑張っている人がいれば
その人は「なんとなく憎めないキャラ」ということで多くの人が
集まってくるように思います。
もちろん人のキャラクターと人気の相関は一概に言えませんが、
少なくとも一貫してありのままで自分の舞台に立ち続けている人を
心の底から嫌いになるという方はかなり少数派ではないかと感じるのです。



 なぜこういうことが起こるのかなと少し考えてみたのですが、
これはその人から日々発せられる有形無形のメッセージに
一本軸が通っているからではないでしょうか?



 変に格好をつけている人は意識的な演技、過剰な自慢によって
その人自身の軸がよく見えなくなってしまいます。
反対に、至らない部分も周りに見せるような、ありのままでいる人は
欠点も含めてその人自身の軸がはっきり見えます。
言い換えると、後者の方が

 この人はこういうキャラクターなのだ
 この人はこういう場面で強みを発揮するのだ
 この人の欠点は別のあの人が補えそうだから二人は名コンビかもしれない

とはっきりと周囲の方に特徴が認知されるということになるでしょう。
変に格好をつけるよりも自然体でいる方がいわゆる「キャラ立ち」する
というのは面白い仮説かもしれませんね。



 ネットが急速に発達して様々な情報が溢れるようにして入ってくると
受け取った情報のうち本当に心に残るのはごく一部です。
そのため、自分自身をしっかりと覚えてもらおうと考えた場合、
しっかりとした軸を打ち出して自分はこういう人間ですよ!と
相手の心に残る印象を与えなければなりません。

 そういった印象が積み重なることで

 「ああ○○と言えばAさんだよね」
 「Bさん?あの▲▲がすごいって聞くあの人?」

という口コミで評判が広がるような「エース」と呼ばれる存在に
徐々に近づくのではないでしょうか?

 一時的な評判を得るためであれば奇抜な行動や破天荒な振る舞い、
本来の生活を大きく離れた演出をするのはアリかもしれません。
ただ、逆説的ではあるのですが、ありのまま、格好をつけずに
自分自身が自然体で活動し、自分という存在をPRすることが
長い目でみてエースに近づくのではないかとOzakiは考えています。

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