36℃の経年優化

日々一歩一歩自然体で成長し、経年優化を実現するための奮闘ブログ

目上の人に何を提供できるか(その1)

2016-06-25 10:27:37 | 人間関係

 今回は目上の人と会う時に、どういうことを意識したほうがよいか、
Ozakiなりに書いてみようと思います。
もちろん、これは実際に面談する方と皆さんの関係性にもよるでしょうし、
確固たる一つの答えがあるとも思っていません。
あくまでOzakiが意識していること、そしてその考え方の背景のご紹介です。



 Ozakiは縁あって「時間単価」が極めて高い方々にお時間を頂く
という機会がしばしばあります。
それは例えば先週ランチに呼ばれた緒方貞子さんであったり、
日本一のメルマガを配信されている
鮒谷周史さん(http://www.2nd-stage.jp/profile/)であったり、
各国大使級の方々、またそのお知り合いの方々等と
ご一緒させていただくこともあります。



 そういう方々の「時間単価」が高いということは想像に難くないですが、
具体的に言えば、上記で取り上げたような方の場合、
2時間の講演をやれば数百万円単位の報酬が必要なケースもあります。
1000人規模の会場を借りて一人数万円の料金でも定員が埋まる人であれば、
会場費用と手数料(スタッフ人件費、広告費等)を差し引いて、
講演者への謝礼はそのくらいになりますよね。



 実際にHPでざっと検索してみましたが
1対1でコンサルティングをやって1時間数十万円というケースや
弁護士報酬の平均が1時間2~3万円、高い人では数十万円なのだとか。
こういった報酬はサラリーマンでいうところの「税込収入」ですので、
その稼ぎに必要なインプットであるデータの収集やプレゼン・文書作成の
手間や経費も含まれています。
正確な「時間単価」ではないのですが、もしその方と1時間なり2時間を
1対1で過ごした時に支払わなければならない金額を考えれば
報酬として支払う必要がある金額がベースになると思います。



 同じ時間でこれだけの金額を得られる人
(=アウトプットとして世界に付加価値を提供できる人)
と無料でお会いできるのであればそれは素晴らしい機会ですよね。
Ozaki自身、このことを強く意識して、面談する目上の方に
少なくとも「損」をさせないように心がけています。



 しかしながら、それだけの時間単価を誇る皆さんのこと、
Ozakiごときが簡単に何かを提供できるわけではありません。
何か提供できるとすれば、お会いする方の専門とは少し違う、
Ozakiが知識や経験を積み重ねてきている分野の話くらいでしょう。
それも人脈が広い方々からすればより詳しい方から直接お話を聞いて
既にある程度は把握済み、というケースもあるかもしれません。



 実際にOzakiが目上の方とお会いするときには
Ozaki独自の知識や経験の隠し味として加えているものがあります。
それは感覚的な表現になってしまいますが、
勢いや若さという言葉で表されるようなものです。
具体的には直線的な発想をぶつけてみたり、直球の質問を投げてみたり、
礼儀は踏まえつつも、「お上品」な会話で終わらないようにしています。



 会社の組織でもそうですが、より上位の役職に就けば就くほど
反論や直言を受けにくくなる傾向にあります。
「時間単価」が高い目上の方も恐らくは日ごろ、
自分とは異なる意見を受けたり、批判されたり、
また「そもそも論」に属するような質問を受けたり、
といった機会が少ないのではないでしょうか?

 もしそうであれば、彼らからすると、時々普段付き合いの少ない
若者との会話に求めている要素の一つとして

 最近のトレンドを聞き取る
 若さを生かしたがむしゃらな生き方を思い出す
 素朴な疑問をぶつけられることで、物事の本質を改めて考える

といったものがあるのではないかと尾崎は感じています。
このため、Ozakiは目上の方とお会いする際には、
自分自身が提供できる付加価値を準備してお会いするとともに、
具体的かつ素朴な疑問を一つ、二つ用意して臨むことを心がけています。



 そして、実はここからが一番大事だとOzakiは考えているのですが、
こういった「時間単価」が高い目上の方にお会いする際、
絶対にやってはいけないことが一つあるのです。



 (次回に続きます)