前回に引き続き、Ozakiがメルマガを中心として情報発信をする際に
心がけていることを説明していこうと思います。
ブログやメルマガ、SNS等で情報発信している方に少しでも
参考にしていただければ幸いです。
3.フィードバックを求める
メルマガでも何度か説明していますが、Ozakiはコミュニケーションを
双方向的なものだと考えています。
発信者だけでも受信者だけでもコミュニケーションは成立しません。
発信する側は受信者にわかりやすく、価値ある情報を提供しようとし、
受診する側は発信者の意図をできるだけ汲もうとします。
それでも人間同士のコミュニケーションでは齟齬が生じます。
100%発信者の意図が受信者に伝わることはまれでしょう。
これは読者の皆様も日々実感されているのではないでしょうか?
そのため、Ozakiの文章に疑問があれば質問をしていただきたいですし、
反論があれば、遠慮なくぶつけていただきたいですし、
この文章はこういう意味?という確認や同意も大歓迎です。
こうすることでこのメルマガを発信者=Ozaki、と受信者=読者の皆様、が
共に成長していけるような装置にしたいと思っています。
また、お互いの意見を言いながら主張をぶつけあい、意見を磨いていく。
そんな機能も果たせるのではないか、とOzakiは考えています。
古代ギリシャ時代に行われていた弁証法という方法論があります。
これは双方が意見を述べ、質疑応答しながら真理に迫っていくというもの。
(対話法、問答法とも言うようです)
現代においても、意見を述べ合い、質疑応答をしながら、意思疎通を続け、
お互いが発信した中身を磨きあうという流れは理想的ではないでしょうか?
発信者が一方的に発信していてはその中身は磨かれる機会がありません。
どんなに素晴らしい発信者であっても最初から完璧なアイディア、意見は
なかなか生み出せないもの。
であればこそ、発信者と受信者が質疑応答、意見交換することで
重要な考え方、革新的なアイディアに迫れるのではないかと思います。
ですので、Ozakiは情報を発信したら積極的に意見を求めていくべき
ではないかと考えています。
もちろん批判や反論などは怖いのですが、それ以上に集まってくる
情報や自分では気づかなかった視点をいただけることを経験済み。
できる限り読者からフィードバックをいただき、自分もそして
意見を出していただいた読者の方も成長できるようにしたいところです。
そのため、Ozakiはメルマガを疑問形で終えるように心がけています。
フィードバックの種を読者の皆さんに求める仕掛けですね。
4.具体的な読者を想定する
Ozakiがメルマガをはじめとする記事を書くときには必ず
具体的な読者像を想定するようにしています。
前回お付き合いしたい価値観、人生観を持っている人を惹きつけるように
自分の価値観、人生観を素直に表現するという項目を書きました。
それを情報発信の原則とすれば、こちらは運用方法に該当するものです。
漠然とした価値観、人生観を書いているだけでは毒にも薬にもなりません。
Ozakiが言いたいことを伝えることも難しいでしょう。
そこで、具体的な事例や実際にメッセージを送りたい読者の方を想定して
コラムのテーマ、文章の構成、取り上げる事例などを工夫しています。
誰に向けて書いているか、は明記していませんが具体的に
この人に読んで欲しい
この人からのフィードバックが欲しい
この件に関してこの人の意見を聞いてみたい
そんな意図を持ってテーマを選び、文章を書くようにしています。
意図の通りになっているかどうかはわかりませんが、
こうすることによってテーマが絞り込まれ、
具体的な事例から一般的な話へと論を進めることができます。
特定の業界の話から、社会一般、ビジネス一般に適用できそうなポイントへ。
実際に悩み相談を受けた友人の話から同世代の悩み解決に役立ちそうな論点へ。
具体的にメッセージを届けたい相手を頭の中で思い浮かべ、
その話から読者のみなさんにも分かってもらえるように話を組み立てる。
そんな帰納的な発想を意識してメルマガを書いているのです。
こうすることによって、言いたいことを明確化しつつ、
できる限り多くの読者の方に分かってもらえる文章にしようと努力しています。
5.時間をおいて文章を読み返す
文書を書いているとある種のハイになってくることがあります。
Ozakiの場合、恥ずかしながら稚拙な自分の文章に酔うこともあります。
こういった時に書いた文章は当然のことながら、独善的で、
誤解を生みやすく、意図が不明確もしくは意味不明な文章になってしまいがち。
そんな文章を発信してしまうと読者のみなさんには
Ozakiの文章を何度も読み返していただいたり、主張や意図について
想像、推測する時間を割いてもらうことになってしまいます。
これでは情報を発信する意味がありませんし、読者の皆さんの
貴重な時間を浪費させてしまう結果になりかねません。
Ozakiには世に出版されている書籍やニュース記事と違い、
プロの編集者、校閲者はいません。
しかしながら↑のような目も当てられない結果を避けるためにも
せめて自分なりの編集作業をしたい、Ozakiはそう考えています。
そのための手段、作戦が「時間をおいて読み返す」こと。
このメルマガに限らず情報を発信する前にはたとえ短い時間であっても
別の作業を挟み、いったん頭をリセットしてから読み返しています。
この一連の手続きを経ることで自分の文章を冷静に読むことができ、
誤字脱字、
変換ミス、
論理構成の不明確さ、
分かりづらい言葉づかい、
などを一つ一つ訂正する機会を持てるはず。
読者のみなさんには毎週一回、数分の貴重なお時間をいただくわけですから、
万全ではないにせよ、多少はましな文章をお届けしたい。
(相変わらず文章が下手だなぁと自分でも情けなく思ってはいますが)
そう思って、自分なりの校閲、編集を仕組化するように心がけています。